#author("2023-08-02T08:28:19+09:00","","")
*【&ruby(あおまどうぐ){青魔導具};】 [#i1bba10a]

**概要 [#pe0d0706]
[[DMRP-08]]で登場した[[《卍 新世壊 卍》]]と[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を軸にした、[[水]]の[[魔導具]][[呪文]]のデッキ。

デッキの半分以上は[[水]]の[[魔導具]][[呪文]]が採用されており、[[《卍 新世壊 卍》]]の持つ[[無月の門99]]から[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を唱えて[[ドルスザク]]を展開する。そのデッキタイプの特異性から、得手不得手が大きく分かれており、環境に左右されやすいデッキの典型。

デッキ成立当初は[[【新世壊ガ・リュミーズ】]]と呼ばれていた。


|卍 新世壊 卍 VR 水文明 (2)|
|無月フィールド|
|自分の魔導具を持つ呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このフィールドの下に置いてカードを1枚引いてもよい。|
|自分の魔導具またはドルスザクを持つ呪文を唱えられなくする能力を無視する。|
|無月の門99:自分のターンの終わりに、このフィールドの下に4枚以上カードがあれば、ゲーム中で一度、水のコスト99以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。|

|月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 SR 水文明 (99)|
|呪文:ドルスザク|
|ドルスザクを4体まで、自分の手札または墓地からコストを支払わずに召喚してもよい。|
|このターンの後で、自分のターンをもう一度行う。|

**主要カード [#r2678f46]
|[[《卍 新世壊 卍》]]|核。[[無月の門99]]で[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を唱える。[[魔導具]]と[[ドルスザク]]への[[呪文ロック]]を無視|
|[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]|核。[[ドルスザク]]を展開し、[[追加ターン]]を得る|

**魔導具の候補 [#ec8a0700]
|[[《堕呪 ゾメンザン》]]|1[[コスト]]の[[バニラ]]|
|[[《堕呪 バレッドゥ》]]|[[手札交換]]|
|[[《堕呪 ゴンパドゥ》]]|~|
|[[《堕呪 ウキドゥ》]]|[[シールド交換]]|
|[[《堕呪 シュノドゥ》]]|低コストの[[S・トリガー]]|
|[[《堕呪 ギャプドゥ》]]|低コストの[[スーパー・S・トリガー]]|
|[[《堕呪 カージグリ》]]|[[S・トリガー]]持ちの[[バウンス]]|
|[[《堕呪 エアヴォ》]]|[[S・トリガー]]持ちの[[カード指定除去]]|
|[[《堕呪 ザフィヴォ》]]|[[ドロー]]と[[非クリーチャー]]の[[コスト踏み倒し]]|
|[[《卍堕呪 ゾグジグス》]]|[[ドロー]]、[[バウンス]]、[[呪文]]の[[ロック]]。[[無月の門]]と相性がいい|
|[[《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]|[[アタックトリガー]]と[[ブロック]][[トリガー>誘発]]で1[[ディスカード]]する[[ブロッカー]][[スレイヤー]]/&br;自分か相手の[[墓地]]を[[リセット]]&1[[ドロー]]。|

**ドルスザクの候補 [#m75e6415]
|[[《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》]]|味方に[[アンブロッカブル>ブロックできない]]を付与。呪文側は低コストの[[ドロー]]|
|[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]|互いの[[シールド]]を[[ブレイク]]|
|[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]|相手の[[マナ]]を[[ロック]]。呪文側は条件付き[[S・トリガー]]|
|[[《ガル・ラガンザーク》]]※|[[夢幻無月の門]]。[[ブロッカー]]と[[アンタッチャブル]]を持つ着地置換型[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]|[[無月の門・絶]]持ちの最大級ドルスザク。[[《卍 新世壊 卍》]]が引けない際のサブプランとしても|

**その他候補カード [#ga6f3095]
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|どのタイミングで引いても確実にターンを強制終了する[[S・トリガー]]|
|[[《異端流し オニカマス》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《Wave All ウェイボール》]]|[[《卍 新世壊 卍》]]を引けなかった時のサブプラン|
|[[《ローズ・キャッスル》]]|[[【青黒退化】]]の[[《死神術士デスマーチ》]]や、[[【我我我ブランド】]]の1[[コスト]][[クリーチャー]]などの対策。全ての相手のクリーチャーのパワーを-1000する。|
|[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|大量[[手札補充]]。回収できなかった[[ドルスザク]]も[[墓地]]に落ちて無駄がない|
|[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]|[[《ガ・リュミーズ》>《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を捨てれば実質全体除去|
|[[《零分後の世界》]]|[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]と似たような能力だが、除去したクリーチャーは手札に。|
|[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]※|貯め込んだ手札から打点増強|
|[[《お届け!スタートデッキ》]]|何としても2ターン目に[[《卍 新世壊 卍》]]をプレイしたいなら|
|[[《月下旋壊 ド・リュミーズ》]]※|実質的にノーコストかつ最大ノーディスカード3ドローの呪文。[[《ガル・ラガンザーク》]]や[[《$スザーク》>《「無月」の頂 $スザーク$》]]の下準備にも|
|[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]※|クリーチャー面はほぼオマケ/宣言コストの[[召喚]]、[[詠唱>唱える]]ロック|
|[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]|[[山札回復]]と[[リセット]]による[[墓地利用メタ]]。&br;[[《ポクチンちん》]]とは[[ブロッカー]]や[[G・ゼロ]]で差別化|
|[[《B.F.F. モーメント》]]|[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]を選ばずに除去できる|
|[[《ア・ストラ・センサー》]]|[[《ガリュミーズ》>《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]や各種魔道具呪文を探しに行ける|
|[[《神の試練》]]|[[ライブラリアウト]]のケアや、[[《ブラッドゥ》>《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]と合わせて[[追加ターン]][[ループ]]も|
**超GRゾーン [#ie7897d1]
|[[《“魔神轟怒”ブランド》]]|条件付き[[スピードアタッカー]]|
|[[《ソニーソニック》]]|~|
|[[《王子》]]|[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]の効果で大量に[[GR召喚]]したときに[[GRクリーチャー]]の上に進化して攻撃する。|
**このデッキの回し方 [#pdc850d1]
最初は[[《卍 新世壊 卍》]]を場に出すために、[[ドロー]][[カード]]や[[サーチ]]カードを使って[[《卍 新世壊 卍》]]を手札に加える。
[[《卍 新世壊 卍》]]を用意する前は[[除去]]呪文と各種[[ドルスザク]]を戦力として凌ぐ。
《卍 新世壊 卍》を場に出した後は、[[無月の門99]]の条件を満たすために[[魔導具]][[呪文]]を唱えていきつつ、[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]から展開する[[ドルスザク]]も準備する。
[[無月の門99]]の準備が整ったら、[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を唱えて[[ドルスザク]]を展開して殴り勝つ。

**長所 [#p2be2d3f]
低[[コスト]]の[[手札補充]][[呪文]]が豊富な為、[[コンボパーツ]]を揃えるのは容易。[[《卍 新世壊 卍》]]以外は墓地にあっても問題ないため、[[コンボデッキ]]にしては[[ハンデス]]への耐性がかなり高い上に、更に[[《卍 新世壊 卍》]]の効果で[[呪文ロック]]を無効化でき、この[[カード]]自体を[[除去]]する方法も限られているのでとにかく自分の動きを妨害されづらい。

また、[[《卍 新世壊 卍》]]が引けなくとも、[[《ガル・ラガンザーク》]]や[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]による[[コントロール]]プランによってかなりの時間を稼ぐことができる。

[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]による[[踏み倒し]]は[[召喚]]扱いなので[[《異端流し オニカマス》]]を無視することができる。召喚扱いの踏み倒しにも反応する[[コスト踏み倒しメタ]]は事前に[[バウンス]]すれば問題ない。

[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]によって出た相手の[[S・トリガー獣]]は、運次第で自分が[[S・トリガー]]で唱えた[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]で処理することが可能。そうすることで、相手の[[手札]]と自分の[[シールド]]の状況によっては1ショットキルに失敗しても返しのターンに殴り切られにくい。

//[[【青黒退化】]]/[[【青黒緑退化】]]の必勝パターンである[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]と[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]の組み合わせに対しても魔導具呪文S・トリガーによる防御で抵抗できる。特に[[《堕呪 ギャプドゥ》]]の[[スーパー・ボーナス]]は最高の[[カウンター]]。そこまで極端な例でなくとも、[[《堕呪 カージグリ》]]でも捲れれば上々で、[[リソース]]系の[[ウィニー]]の[[ダイレクトアタック]]なら[[《堕呪 ザフィヴォ》]]や[[《堕呪 シュノドゥ》]]程度でも防げる。

小型[[水]][[魔導具]]にフル投入クラスのテンプレカードが無いため、デッキの微調整が楽で、ある意味自由度が高い。

**短所 [#v885a3f8]
[[《卍 新世壊 卍》]]に依存したデッキのため、早期にバトルゾーンに出すことが出来なかった場合、劣勢に陥りがち。

また、同様の理由で[[《卍 新世壊 卍》]]を除去できる[[カード指定除去]]には滅法弱い。除去された[[《卍 新世壊 卍》]]を直接[[回収]]する手段はないため、これは致命的な弱点である。[[《種デスティニー》>《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》]]程度の軽量除去でも容易にどかされてしまう。 

//[[ドルスザク]]の展開を[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]に任せてしまっていたり、[[デッキ]]の大半が[[呪文]]なので、ゲームを決めきれるほど[[クリーチャー]]を展開できない場合もある。

[[呪文]][[コスト加重]]は直接呪文の詠唱を禁止している訳ではないため、[[《卍 新世壊 卍》]]では防げない。

そして、[[コンボデッキ]]の宿命か、ゲーム展開が早い[[【速攻】]]などには不利になる場合が多い。[[《卍 新世壊 卍》]]を出せたとしても[[無月の門99]]の条件を満たす前に負けてしまう場合がある。
[[《拷問ロスト・マインド》]]などの大型[[ハンデス]]を採用している[[デッキ]]に対しても不利になる場合がある。[[ドロー]][[カード]]は多めに採用されてはいるが、[[墓地]]から[[呪文]]を回収する手段に乏しい。

[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]にも弱い。敵軍総ブロッカー化はもとより、[[追加ターン]]取得後のターン初めに[[Dスイッチ]]を起動されるとほぼそのまま相手にターンを返す羽目になる。幸い、現在《Dの牢閣 メメント守神宮》は殿堂入りだが。


しかし、この[[《卍 新世壊 卍》]]への依存度が高いという短所は[[《ガル・ラガンザーク》]]等の優秀な[[ドルスザク]]の登場により幾分かは解消されている。詳しくは後述。

*【ゼニスザーク&ruby(あおまどうぐ){青魔導具};】 [#s0d65a26]
[[DM22-EX1]]で新規獲得した[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]を主軸とした型。
これまでの主要[[ドルスザク]]であった[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]や[[《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》]]等を全抜きし、《ゼニスザーク》と[[《ガル・ラガンザーク》]]に特化する事で長期戦型のコントロール軸デッキへと変化させた。

|「無月」の頂 $スザーク$ SR 闇文明 (10)|
|クリーチャー:ドルスザク/マフィ・ギャング/ゼニス 15000|
|''無月の門・絶'':各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。|
|相手の墓地に、どこからでもカードが置かれた時、カードを1枚引いてもよい。|


**主要ドルスザク [#i4861518]
|[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]|核。[[無月の門・絶]]。[[召喚]]時or[[攻撃]]時に1体破壊&ランダムハンデス。相手の墓地が増える毎にドロー|
|[[《ガル・ラガンザーク》]]※|核。[[夢幻無月の門]]。[[ブロッカー]]と[[アンタッチャブル]]を持つ着地置換型[[コスト踏み倒しメタ]]|

**その他主要カード [#p1c7b2dc]
|[[《神の試練》]]|更なる[[エクストラターン]]を得つつ[[ライブラリアウト]]をケア。《ウキドゥ》+《ブラッドゥ》でLOループも可能|
|[[《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》]]|~|
|[[《CRYMAX ジャオウガ》]]|ワンショット時の[[フィニッシャー]]。場のカード3枚を犠牲に除去耐性や敗北回避が可能。|
|[[《希望のジョー星》]]☒|フィニッシュ補助。全カードを[[無色]]化し、文明参照の効果を台無しにする&br;自分の[[無月の門99]]にも影響が及ぶため、発動する前に《エアヴォ》で戻す必要がある。|

**このデッキの回し方 [#q75823f2]
最初の動き方は大きく2つに分けられる。
1つは従来通り、[[《卍 新世壊 卍》]]からの[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]詠唱を狙う方法。
ただしこの型の場合は[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]又は[[《ガル・ラガンザーク》]]を場に出してからが本番であるため、たとえ出せる数が少ない場合でも1体でも出るならば初回の《ガ・リュミーズ》は早々に使用した方が良い。
2ターン目までに[[《卍 新世壊 卍》]]を引けて尚且つ速度的にも余裕がある場合はこちらを狙う。

そしてもう1つは、敢えて最初から[[《卍 新世壊 卍》]]を展開せずに墓地へ[[魔導具]]を溜めて[[無月の門・絶]]や[[夢幻無月の門]]での降臨を狙う方法。
[[《堕呪 バレッドゥ》]]や[[《堕呪 ウキドゥ》]]といった墓地肥やしが可能な魔導具呪文を2ターン目から積極的に使用する事で、《ガル・ラガンザーク》は3ターン前後、《ゼニスザーク》ならば4ターン前後での登場を目指す。
[[《卍 新世壊 卍》]]を引けなかった場合は勿論の事、[[革命チェンジ]]等で踏み倒しを多用するデッキや[[【絶望神サガループ】]]等の早期にループへ突入するデッキに対しては、こちらの方法で《ガル・ラガンザーク》の早期着地を狙う方が確実。

いずれかの方法で《ゼニスザーク》の着地まで辿り着いたら、《ゼニスザーク》の破壊+ハンデス効果による妨害とドロー効果によるリソース確保&山札掘削を織り交ぜて相手をコントロールしつつ2枚目以降の[[《卍 新世壊 卍》]]完成や[[《神の試練》]]の効果で連続エクストラターンを確保し、適宜並べたドルスザクでワンショットキルに持ち込んだり、[[《堕呪 ブラッドゥ》>《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]で[[《神の試練》]]と[[《堕呪 ウキドゥ》]]を使い回して相手を[[ライブラリアウト]]させ勝利する。

**ライブラリアウトループの手順 [#b7bc4f7a]
先に[[《神の試練》]]で山札0枚&LO回避の状況を作り、手札に[[《堕呪 ウキドゥ》]]・[[《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]・《神の試練》が1枚ずつ、
墓地に《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》と《神の試練》が1枚ずつ、マナゾーンに使用可能なマナが9枚以上でループ開始。
+2マナ使用。手札の《堕呪 ウキドゥ》を相手に唱え、見たシールドを墓地へ置かせて山札の上から1枚補充させる。
+2マナ使用。手札の《堕呪 ブラッドゥ》を自分に唱え、墓地の《ウキドゥ》・《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《神の試練》を山札へ戻して1枚ドロー。
この時点で自分の山札が残り2枚、墓地には先程使用した《ガシャゴン/ブラッドゥ》が1枚。
+5マナ使用。手札の《神の試練》を唱え、残り山札を全て開示し手札へ加える。《神の試練》効果でエクストラターン獲得。
この時点で山札0枚、手札に《ウキドゥ》・《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《神の試練》が1枚ずつ、墓地に《ガシャゴン/ブラッドゥ》と《神の試練》が各1枚。
+ターンエンド。エクストラターンを開始し、再び1.へ戻る。

以上の手順を相手の山札が0枚になるまで行う。

**長所 [#h1783b81]
長期戦を見据えたコントロール軸に仕上がった事で、以前まで最大の弱点であった「[[《卍 新世壊 卍》]]を最速展開できなかった、または途中で除去された場合の立ち回りの弱さ」をほぼ完全に克服。[[《ガル・ラガンザーク》]]・[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]の両者共[[夢幻無月の門]]や[[無月の門・絶]]での降臨が可能であるため、普通に墓地へ[[魔導具]]を溜める動きでも立ち回りに衰えが生じにくい。
同時に、《ゼニスザーク》も《ガル・ラガンザーク》も単体で特化した強さを持つため、これらを1~2体出すためだけに[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を早々に発動しても全く痛手とならない。

[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]着地後は破壊+ハンデスによる妨害と相手の墓地が増える度にドローする能力で圧倒的なリソース差をつける事が可能。その気になれば[[《卍 新世壊 卍》]]が無くとも山札をいとも簡単に掘り尽くしてしまう。
またその関係上、デッキに1~2枚程度採用しているカードも盾落ちしていない限り勝手に引き込んでしまう。

墓地に魔導具を溜めるプランが現実的となった事で、[[《卍 新世壊 卍》]]の完成を急ぐ必要が無くなったのも利点の1つ。ある程度下に魔導具を埋めてある状況ならば、むしろ《卍 新世壊 卍》を除去された方が墓地に魔導具が落ちてより強く立ち回れる事すら有り得てしまう程である。

[[《神の試練》]]が使用可能となったおかげでライブラリアウトを恐れずに《ゼニスザーク》のドロー効果をガンガン使用できる。最後に[[《神の試練》]]で山札を0枚にすればエクストラターンを獲得できる上、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]や[[《秩序の意志》]]による[[封印]]もまるで脅威にならない。

ワンショット時は[[《希望のジョー星》]]や[[《CRYMAX ジャオウガ》]]が光る。前者は全てのカードを無色化する事で[[マナ武装]]や[[シビルカウント]]は勿論の事、[[侵略]]や[[革命チェンジ]]、厄介な[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]や[[《百鬼の邪王門》]]等もまとめて機能不全に陥らせる。コントロールの最中に出しても十分脅威である。
後者は登場時のシールド焼却と攻撃時の破壊+2枚ハンデスで安全に勝ちに行ける他、[[鬼S-MAX進化]]特有の除去耐性&敗北回避に[[《卍 新世壊 卍》]]や[[ドルスザク]]の下に置いた魔導具も使用できるため、最終的には4~5回程の除去耐性や敗北回避が可能となる。
また受けの強いデッキが相手でも上述のLOループを利用して一方的に勝つプランも取れる。

[[墓地リセット]]魔導具の[[《堕呪 ブラッドゥ》>《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]から強力な[[コスト踏み倒しメタ]]の[[《ガル・ラガンザーク》]]へ早期に繋げられる関係上、どちらにも脆弱な[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]や[[【絶望神サガループ】]]に対しても強気に出られる。
また【サガループ】対面で先攻2ターン目に[[《卍 新世壊 卍》]]を展開した場合でも、3ターン目に《堕呪 ブラッドゥ》と[[《堕呪 ゾメンザン》]]でループ始動を妨害しつつ2枚埋め、4ターン目にコスト2の魔導具呪文を2枚使用すれば[[無月の門99]]を起動可能。

**短所 [#nb4f01b5]
デッキの回し方が大幅に変化した事で、デッキ自体の使用難易度も以前より高まってしまっている。
最初に取れる選択肢が増えたが、逆に言えば初動の選択肢を間違えると中々融通が利かず以降の立ち回り方に多大な影響が及んでしまう。
少なくとも2ターン目までには[[《卍 新世壊 卍》]]の完成 or [[夢幻無月の門]]又は[[無月の門・絶]]発動を見据えた墓地肥やしのいずれを優先するか決めておき、中途半端に優先順位を変えない様注意しなければならない。

1~2枚採用のカードが増えた関係上、手札の維持も大変。フィニッシュまでの道筋を見据えた取捨選択の判断も非常に重要となってくる。

相変わらず[[【速攻】]]は苦手な部類。長期戦を見据えた分フィニッシュまでの速度も遅くなっているため、従来型よりも不利な部分がある。

[[《ガル・ラガンザーク》]]や[[《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]といった[[多色]]カードも多用するため、思わぬ色事故には注意。
また[[《希望のジョー星》]]の効果は自分の[[無月の門99]]にも影響が及んでしまうため、起動する直前に[[《堕呪 エアヴォ》]]で戻す手間が生じる。

[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]には要注意。万が一山札0枚の状態で出されると[[《神の試練》]]のLO回避効果が消滅し、即座に敗北となってしまう。

従来との最大の違いとして、ワンショット時は普通に相手シールドへ攻撃する形となっている。そのため相手の[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を引いてしまうと[[無月の門99]]発動のタイミングが訪れず1ターン消費してしまうのは大きな弱体化点である。

**環境において [#ie9f1dde]
成立からしばらくは可も不可もない評価であったが、[[DMBD-10]]の発売により[[【青黒緑デッドダムド】]]が成立すると立場が一変。そちらに速度で勝てる上に[[《無修羅デジルムカデ》]]すらも[[ダイレクトアタック]]要員さえ事前に立てておけば[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]のブレイクによってケアできることから、環境の2番手に名前が挙がった。
ただし、運次第では[[《超奇天烈 ギャブル》]]によって[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を逆利用されるので、絶対的有利とは言い切れない。
『[[超CSIII in 山形>超CS]]』においては決勝ラウンド進出者128人中15人が使用と、使用率2位を記録。優勝したプレイヤーもこのデッキを使用していた。

この活躍から[[《熱血龍 メッタギルス》]]や[[《龍脈術 落城の計》]]が再評価され、多くのデッキが露骨に[[カード指定除去]]でこの[[デッキ]]に[[メタ]]を張るようになった。

ただ、[[DMRP-11]]期あたりから[[【ミッツァイル】]]系統にデッキのシェアを奪われ、若干勢いが衰えた。

[[DMEX-08]]で[[《堕呪 ゾメンザン》]]と[[《お届け!スタートデッキ》]]を獲得して強化された。
[[《堕呪 ゾメンザン》]]登場まで[[魔導具]][[呪文]]の最低コストは2であったが、1コスト[[魔導具]][[呪文]]の登場により、3マナで[[《堕呪 ゾメンザン》]]+他の魔導具呪文、4マナで魔導具呪文2枚の計4枚を唱えられるようになり、2ターン目に[[《卍 新世壊 卍》]]を設置できれば4ターン目に[[無月の門99]]を使用できるという強化を受けた。
[[《お届け!スタートデッキ》]]はカードの種類を問わないサーチ呪文であり、1ターン目1マナの状態で撃つことで2コストの[[《卍 新世壊 卍》]]のサーチが可能。[[《堕呪 ゾメンザン》]]の軽さを活かせる2ターン目[[《卍 新世壊 卍》]]展開のサポートとして採用されることがある。

[[DMEX-08]]発売から1ヶ月が経過した頃、[[【バーンメアジョーカーズ】]]など受け札の厚いデッキに対応した[[《奇天烈 シャッフ》]]型が[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞を果たす結果を残した。

[[DMRP-15]]で[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]が登場すると、[[呪文]]の空打ちまでは[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]による規制を受けず[[《卍 新世壊 卍》]]の[[無月の門99]]使用に支障が出ないこと、踏み倒し候補である呪文やドルスザクが[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]で規制されるコスト帯ではないことから、相対的に立場が向上した。

[[DMRP-17]]期になると、[[【鬼羅.Star】]]や[[【青黒緑デッドダムド】]]によく使われる[[《奇天烈 シャッフ》]]が事実上効かないデッキであることから、[[アドバンス]]・[[オリジナル]]を問わずとみに入賞数が増加。特にオリジナルの場合、2021年のゴールデンウィークの相場では[[《全能ゼンノー》]]2枚をシングルカードで購入できる程度の予算があれば十分組めるほど構築費用が安く、安く組めることが周知されて使用者が増えたことから入賞数が増えたのかもしれない。

[[DMBD-16]]以降は[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]が登場し、[[《希望のジョー星》]]対策に採用するデッキが急増。
[[《卍 新世壊 卍》]]も除去対象に入ってしまう為、現在では向かい風となっている。

[[DMRP-20]]期には[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]と[[《“必駆”蛮触礼亞》]]のセットで詰めの性能を高めた型が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]優勝を果たした。

2022年1月1日より適用の[[殿堂レギュレーション]]において、[[《希望のジョー星》]]が[[殿堂入り]]したことで、相対的に[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]の重要度が低下。さらに[[《“龍装”チュリス》]]が殿堂入りしたことによって環境が若干低速化したことで、[[《卍 新世壊 卍》]]が破壊されたり[[無月の門99]]の起動前に倒される事が少なくなった結果、再び環境に姿を現し始めた。呪文ロックを無効化する機構が[[【JO退化】]]の主力である[[《アルカディアス・モモキング》]]に強いのも増加した一因である。

[[DMEX-18]]期には[[マナ基盤]]に[[キング・セル]]を取り入れた型が結果を残した。[[キング・セル]]のおかげで[[火]]の[[カード]]の[[プレイ]]が安定するのである。

[[DMSD-20]]・[[DMSD-21]]期には[[色]]の合う[[《裏斬隠 カクシ・レシピ》]]を[[【我我我ブランド】]]対策として2枚投入した型がオリジナルのチャンピオンシップを準優勝をしている。

[[DMRP-22]]に激増した[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]に対してリソースで余裕を保てること、カード指定除去が環境にかなり少なくなったこと、[[《ガル・ラガンザーク》]]が覿面に通ることなど、環境に対する相性が極めて良いため、この頃のオリジナル環境で[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]、[[【グルメ墓地ソース】]]と共にトップメタに立った。この頃の環境ではデッキパワーこそ然程ではないが、最も重視すべきなのはその不利を覆すほど[[《ガル・ラガンザーク》]]の環境での有効性が高いということである。

その後[[殿堂入り]]による環境の変化で[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]が更に勢力を拡大したことにより、それに強いこのデッキも入賞数を伸ばし、ある時期ではCS入賞数2位にランクイン。その勢いのまま、[[公認グランプリ]]2022([[オリジナル]])にて優勝を果たす快挙を成し遂げた。ベスト128にも予選突破デッキ中7位の6人を送り出している((公式発表上は7位に【青黒緑ハンデス有象夢造】(6人)がランクインしているが、2位(10人)を記録した【青黒緑CRYMAXジャオウガ】構成が類似するため合算して考えることもできるとの見解が示されている。そのため、公式発表上【青魔導具】は使用率8位だが、ここでは合算して順位を1つ繰り上げるものとする。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmgp2022b_bd/]]))。

[[DM22-EX1]]では[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]を獲得。その強力なリソース差を付ける能力により[[《ガル・ラガンザーク》]]と合わせて[[《卍 新世壊 卍》]]に頼らないゲームメイクが安定するようになり、いよいよ[[カード指定除去]]で大した被害を受けなくなったため、[[コントロール]]としてのデッキパワーが格段に上昇した。この頃になると[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]も[[《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》]]も不採用がざらとなり、主要ドルスザクは上記2体にほぼ完全特化する形が主流となった。→【ゼニスザーク青魔導具】
圧倒的な有利対面の場合はワンショットに拘らず打点を出しながら[[《ガル・ラガンザーク》]]でビートダウンすることも。
この頃になると展開力とリソース確保力が大幅に増したこともあり、[[《神の試練》]]や[[《希望のジョー星》]]といった[[魔導具]]でも[[ドルスザク]]でもないコントロール札を投入する型も増加している。

[[【絶望神サガループ】]]が環境に進出すると、そちらに対して[[《ガル・ラガンザーク》]]や[[《堕呪 ブラッドゥ》>《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]によって明確に有利に立てるデッキとして地位を上げた。《堕呪 ブラッドゥ》で《神の試練》をループさせ、[[《堕呪 ウキドゥ》]]を延々と使うことで安全かつ手堅くフィニッシュできるようになった。

『[[DMGP2022>公認グランプリ]]』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」([[アドバンス]]&[[オリジナル]])では予選のアドバンスで参加者31人中6人が使用。オリジナルでも2人使用していたが、決勝トーナメント進出の8人には残らなかった。

2023年3月20日付で[[《ガル・ラガンザーク》]]が殿堂入り。2枚目以降の[[《ガル・ラガンザーク》]]を失ったことで猶予を稼ぎにくくなった。
しかし、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]で妨害力を、[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]で防御力をリペアしたり、[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]で出力を上げたりすることで環境に留まることに成功。

『[[DMGP2023-1st>公認グランプリ]]』Day1([[アドバンス]])では予選通過者128人中5人使用と[[【青黒赤緑邪王門】]]と共に予選使用率9位タイを記録。
Day2([[オリジナル]])では予選通過者128人中9名(使用率4位タイ)を記録、最終的に準優勝という結果となり、前回の[[GP>公認グランプリ]]に続き大きな戦果をあげ、[[《ガル・ラガンザーク》]]の[[殿堂入り]]をものともしない活躍を見せた。

[[DM23-SP1]]期辺りになると対[[【絶望神サガループ】]]におけるプレイングが成熟した影響か、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]を2枚積みに留めた構築が目立つように。

5月4週時点では[[《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]とそこそこの速度、無限ターンを狙える最高出力のおかげもあってか、どの型の[[【絶望神サガループ】]]系統にも微有利である。だが一方で[[【我我我ブランド】]]が苦手であり、あまりそちらに厚くし過ぎると今度は[[【絶望神サガループ】]]系統への勝率が疑わしくなる。[[DM23-RP2]]発売前最終週末辺りになるとカード指定除去に対して2枚目以降を使えるようにか、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]を2枚から3枚に増量した型が一般化。[[DM23-RP2]]期時点では相変わらず[[《神の試練》]]での無限ターンを活かして[[《堕呪 ウキドゥ》]]で安全に勝ちに行く型が主流。

『[[超CSV in 新潟>超CS]]』(オリジナル)では予選通過128人15人が使用と、予選実績4位を記録。しかしベスト8進出は逃している。

『[[超CSV in 大阪>超CS]]』(オリジナル)では3位入賞を記録。

[[DM23-EX1]]初週のオリジナルでは、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]を2枚入れた型がチャンピオンシップ3位入賞を果たした。
**サンプルレシピ [#e6c1a0e0]
戦績:「デュエル・マスターズ グランプリ2022 Day1 オリジナル」優勝・入賞
|■カード名|文明|枚数|
|■クリーチャー|| |
|[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]|[[闇]]|3|
|[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]|[[水]]|1|
|[[《ガル・ラガンザーク》]]|[[水]]/[[闇]]|4|
|■呪文|| |
|[[《堕呪 ゾメンザン》]]|[[水]]|4|
|[[《堕呪 ゴンパドゥ》]]|[[水]]|4|
|[[《堕呪 ギャプドゥ》]]|[[水]]|4|
|[[《堕呪 バレッドゥ》]]|[[水]]|4|
|[[《堕呪 カージグリ》]]|[[水]]|4|
|[[《堕呪 エアヴォ》]]|[[水]]|4|
|[[《堕呪 ウキドゥ》]]|[[水]]|1|
|[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]|[[水]]|3|
|■フィールド|| |
|[[《卍 新世壊 卍》]]|[[水]]|4|

*【&ruby(まどうぐ){魔導具};ミラダンテ】 [#madomira]
**主要カード [#k988b74b]
|[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]※|フィニッシャー|
|[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|[[マッドネス]]、必須の[[革命チェンジ]]元|
|[[《音精 ラフルル》]]☒|強力無比な[[呪文ロック]]。[[手札交換]]によって引き込もう|
|[[《ソー☆ギョッ》]]|マッドネス起動、打点補強|

デッキが成立した同じ[[DMRP-08]]期に発祥。同期のチャンピオンシップで4位入賞して話題になった。

通常の構築を[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]のマッドネス起動、そこからなる[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]への革命チェンジに寄せたもの。

呪文ロック対策がされているこのデッキは[[ディスカード]][[呪文]]を封じられにくいが、[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]によって[[召喚]]を伴う[[コスト踏み倒し]]を封じられると比較的脆い。

*【ターミネーターシャコガイル】 [#dcf048de]
[[《世界の果て ターミネーター》]]の[[山札圧縮]]で[[《水上第九院 シャコガイル》]]のエクストラウィンを確実に発動するデッキタイプ。このコンボは[[《水上第九院 シャコガイル》]]登場時点からすでに考案されていたが、[[DMBD-11]]・[[DMBD-12]]期にチャンピオンシップ4位入賞を果たして話題になった。

通常通り[[無月の門99]]を発動することを目指すが、発動したら唱える水の呪文が[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]ではなく[[《イッツ・ショータイム》]]である点から、普通の【青魔導具】と異なる。

**主要カード [#o2ee3dfb]
|[[《水上第九院 シャコガイル》]]|フィニッシャー|
|[[《世界の果て ターミネーター》]]|[[山札圧縮]]の要|
|[[《イッツ・ショータイム》]]|[[コスト踏み倒し]]手段|
|[[《正体不明》]]|クリーチャーを好きなだけ[[手札]]から[[踏み倒し]]|

**候補カード [#n5704e33]
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|相手の[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]の[[解決]]を打ち切り|

**このデッキの回し方 [#r5e16e48]
+[[無月の門99]]を発動。[[《イッツ・ショータイム》]]を唱える。
+[[《イッツ・ショータイム》]]で[[《正体不明》]]を踏み倒す。
+[[《正体不明》]]のコスト踏み倒しを解決。[[《水上第九院 シャコガイル》]]と[[《世界の果て ターミネーター》]]を踏み倒す。
++《シャコガイル》の能力「自分の[[墓地]]にあるカードをすべて[[山札]]に加え、[[シャッフル]]する」が待機。
++《ターミネーター》の能力「自分の[[山札]]を下から5枚を残してすべて[[墓地]]に置く」が待機。
+《シャコガイル》の能力を解決。[[墓地リセット]]。
+《ターミネーター》の能力を解決。[[山札]]残り5枚。

この順に[[cip]]を解決すれば自分の[[山札]]が5枚以下の状態で相手の[[ターン]]を迎えることが出来るため、《シャコガイル》の[[置換効果]]による[[エクストラウィン]]に持ち込むことができる。

相手の[[コスト踏み倒しメタ]]をケアしたい場合は[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を挟めばよい。

なぜ[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]を使わないかというと、そちらは[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]などの[[ドラゴン]][[メタ]]に引っ掛かるからである。

**参考 [#xa3a87be]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[デッキ集/1ショットキル]]
-[[DMBD-20 「開発部セレクションデッキ 水闇魔導具」>DMBD-20]] 

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