#author("2020-01-24T21:08:11+09:00","","")
#author("2020-01-25T02:09:38+09:00","","")
*フィオナの&ruby(もり){森}; [#z60700c0]

[[自然]][[文明]]の本拠(生息域)となる広大な森。

[[ビーストフォーク]]や[[ホーン・ビースト]]、[[ツリーフォーク]]らが多数生息している。

[[《インビンシブル・パワー》]]にも描かれる巨大な世界樹 があり、それから発生する超重力に対抗するため、[[自然]][[文明]]の[[クリーチャー]]たちは強靭な肉体となっている。
森の深部には長大な滝壺があり[[アース・ドラゴン]]はそこから蘇った。さらに最奥には「[[仙界]]」と呼ばれる未踏の秘地が存在する。

基本的に[[DM]]世界のマップには木々の生い茂った地域はここしか存在しなかった。[[転生編]]以前の[[カードイラスト]]や[[フレーバーテキスト]]中にそれらしき描写(森)が書かれていたらほぼこことみて間違いない。

ワールドマップでは、世界樹の周りに円形に森が広がっており、この秘境は「王の墓所」といわれる。ここには歴代の[[巨人>ジャイアント]]の王が葬られており、[[闇]][[文明]]の侵略の際には[[ジャイアント]]が目覚めて戦ってくれた。
東には「東方血土・賢者の門」があり、[[闇]][[文明]]とつながっている。重火器を積み上げられてできているらしく、[[火]][[文明]]の力を借りて作られたものの可能性が高い。「フィオナの森」と「東方血土・賢者の門」の間には「逢魔が原」戦場後があり、[[ジャイアント]]の一撃で抉られた地形と吹き飛ばされた[[《殺戮の羅刹デス・クルーザー》]]、横たわる[[《哀哭の超人》]]が確認できる。

[[不死鳥編]]では[[ドリームメイト]]の本拠地「星命樹」から離れた下流にて、荒れ地に世界樹がポツンと残った状態で現存。「ユニバース」に今にも飲まれそうな状態であり、止む無く他所へ移った[[自然]]の住人から望郷の思いを込めて「フィオナの涙」と呼ばれた。
[[《驚天の超人》]]1人のみが目を閉じて座っており、なんとも悲哀に満ちた状態になっている。

[[極神編]]では、おそらく[[ゴッド]]の世界改変により復活。ワールドマップを見るに旧世界は[[ゴッド]]によって崩壊しているため、地理的には全く異なる場所だとおもわれる。
「[[仙界]]」が[[ゴッド]]によって「[[神殿ロマネスク>仙界]]」に作り替えられ、その元で「フィオナの森」は繁栄。[[ドリームメイト]]達も「フィオナの森」内にある「[[ミンメイ村>《華憐妖精ミンメイ》]]」にて工芸に励んでいる様子。
「[[神殿ロマネスク>仙界]]」は[[ゴッド]]と[[多色]][[クリーチャー]]の居城となっており、そこから流れ出る「仙界の湧き水」は「レインボーフォールズ」となって「フィオナ」の森に流れ出、神秘的な生命の源になっている。[[自然]][[文明]]自身も[[多色]]軍と手を組んでいることが明らかになっている。
過去の世界樹は消滅してしまったのだろうが、代わりに「仙界の湧き水」によって巨大に育った樹「仙霊樹」があり、それは生命を育む不思議な力があることが分かっている。

[[神化編]]では[[DM-35]]の段階で、五大[[文明]]間における和平条約「フィオナ協定」のむすばれた場所となっている。ワールドマップでは存在は確認できないが、[[フレーバーテキスト]]では確かに存在するようだ。
世界樹の代わりに「超大樹[[ダヴィンチ>《宇宙巨匠ゼノン・ダヴィンチ》]]」とその上に建てられた「[[パンゲア>《神羅パンゲア・ムーン》]]宮」、周りに広がる「オーラの森」が[[自然]]の本拠地となっている。


その後登場した一部のカードのフレーバーテキストから、[[覚醒編]]時点で「フィオナの涙」の名は消え、「[[フィオナの森]]」という当初の呼び名に戻っていると思われる。


**被害の歴史 [#g33c92a0]
[[デュエル・マスターズ]]初期から[[背景ストーリー]]上では何度も[[闇]][[文明]]の侵攻に遭っていることで有名である。その悲惨さは公式もやはり認知しているらしく、クリエイターズ・レターにて言及されている程。[[フレーバーテキスト]]では度々この森が被害を受ける様子が記されている。

[[基本セット]]時代では[[《魔将ダーク・フリード》]]率いる[[闇]]の軍団が[[キマイラ]]と[[パラサイトワーム]]を引き連れて襲撃している。それに対して[[《銀の拳》]]率いる[[銀髭団]]が応戦。[[《銀の拳》]]は戦死するが、[[ジャイアント]]の復活もあり、なんとか撃退に成功する。

[[闘魂編]]では先述した[[闇]][[文明]]の敗北が[[覇王ブラックモナーク]]の逆鱗に触れ、[[デスパペット]]や[[キマイラ]]、[[ヘドリアン]]など新[[種族]]を従えて再度侵略を受けている様子。決着は不明だが[[《飛行男》]]や[[《滑空男》]]の爆撃を受けているようだ。

[[転生編]]終盤では[[DM-17]]での[[最終魔導具>進化クロスギア]]による世界崩壊により、ごく一部を除いて大部分が消滅してしまった。僅かに残った場所は「フィオナの涙」と呼ばれており、それも「ユニバース」に飲まれんばかりの状態なのが確認できる。

[[極神編]]のワールドマップでは豊かさを取り戻しており、[[神化編]]や[[覚醒編]]でも[[フレーバーテキスト]]で名前が登場、和平条約「フィオナ協定」のむすばれた場所になるなど、平和の象徴として扱われているようである。
もっとも、その「フィオナ協定」は[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]によって破り捨てられてしまうのだが。

しかし、[[エピソード1]]の[[DMR-03>DMR-03 「エピソード1 ガイアール・ビクトリー」]]で登場した[[《悪魔神ザビ・リブラ》]]や[[《光神龍オメガ・アルティメット》]]の[[フレーバーテキスト]]によると、[[エイリアン]]の侵攻を受け再び森が燃やされたようである。
しかし、[[エピソード1]]の[[DMR-03]]で登場した[[《悪魔神ザビ・リブラ》]]や[[《光神龍オメガ・アルティメット》]]の[[フレーバーテキスト]]によると、[[エイリアン]]の侵攻を受け再び森が燃やされたようである。

以下、時系列不明
-[[DMD-24>DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」]]で[[再録]]された[[《アポカリプス・デイ》]]の[[フレーバーテキスト]]では、世界の終わりとともにフィオナの森も燃えていることが語られている。
-[[DMD-33>DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]では[[大地の力>《大地と悪魔の神域》]]を標的に[[覇王ブラックモナーク]]復活の儀式の場にされてしまい、穢され呪われの大惨事が起きた。さらに[[《悪魔神バロム・クエイク》]]に大地をたたき割られ、地中の[[ジャイアント]]が呪いを受けた結果とおもわれる[[忌々しき姿の超人>《無敵死神ヘックスペイン》]]が生まれてしまった。[[自然]][[文明]]も踏んだり蹴ったりである。

**その他 [#ka6058a1]
-「フィオナ」ではなく「フィアナの森」と記述されているフレーバーテキストが[[《暗黒巨兵マギン》]]や[[《銀の拳》]]など3種存在するが、[[DM-03]]の[[《腐卵虫ハングワーム》]]の記述を最後に、以降のテキストは全て「フィオナ」で統一されている事を考えるとフィオナの森で正しいだろう。恐らくは英文から翻訳した際の表記ブレと思われる。同様の誤訳やミスは初期のカードにはよく見られた。
-[[神化編]]では、[[自然]]の本拠地は「超大樹[[ダヴィンチ>《宇宙巨匠ゼノン・ダヴィンチ》]]」とその上に建てられた「[[パンゲア>《神羅パンゲア・ムーン》]]宮」になっている。「[[パンゲア>《神羅パンゲア・ムーン》]]宮」の祭壇にあるマナでできた剣「[[生命の剣>《ゴッド・サーガ》]]」はあらゆるものに生命を吹き込む力を持つが、これを[[ゴッド]]に奪われ、[[ゴッド]]再誕に利用されてしまったことが明らかにされている。やはりというか、ろくな目にあっていない。

**参考 [#qf54e40b]
-[[背景ストーリー]]