#author("2020-04-09T00:31:46+09:00","","")
#author("2023-05-05T13:20:23+09:00","","")
*&ruby(しんかもと){進化元}; [#y0b317e1]

[[クリーチャー]]あるいは[[クロスギア]]を[[進化]]させる際、下に重ねられる[[カード]]のこと。俗に「[[種]]」とも言われる。

|レジェンダリー・デスペラード UC 水文明 (6)|
|進化クリーチャー:リヴァイアサン 6000|
|ブロッカー|
|手札進化−水のクリーチャーを1体自分の手札から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが破壊される時、このクリーチャーの一番上にあるカードだけを墓地に置き、その進化元であったカードをすべて手札に戻す。|

進化元の条件は[[進化クリーチャー]]が持つ[[テキスト]]で定義されている。多くは[[種族]]や[[文明]]が参照される。
進化元の条件は[[進化]]能力が持つ[[テキスト]]で定義されている。多くは[[種族]]や[[文明]]が参照される。

また、進化元は[[進化クリーチャー]][[の下]]にあるカードのことを指す。混同される事もあるが、あちらは場所(ゾーンではない)を指す。
[[進化クリーチャー]]として[[バトルゾーン]]に出す場合は必ずその能力通りの進化元を要求する。[[進化V]]の場合は2体、[[進化GV]]の場合は3体必要である([[《超神龍バリアント・バデス》]]は例外)。[[進化クロスギア]]の場合も、進化元となる[[クロスギア]]が必要である。
進化元を必要としないと定義された進化クリーチャーも存在する。[[王来篇]]〜[[王来MAX]]には[[禁断スター進化]]、[[S-MAX進化]]、[[鬼S-MAX進化]]の3種類が登場した。

[[進化クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す場合は必ず進化元を要求する。[[進化V]]の場合は2体、[[進化GV]]の場合は3体必要である([[《超神龍バリアント・バデス》]]は例外)。[[進化クロスギア]]の場合も、進化元となる[[クロスギア]]が必要である。
また、進化元は[[進化クリーチャー]][[の下]]にあるカードのことを指す。混同される事もあるが、これは「カードの''状態''」を指す。
進化元であった[[過去の状態を見る]]こともある。[[《大作家シバ》]]は実際に進化元ごと墓地に置かれてから、[[pig]]でかつて自身の進化元状態にあったカードを選んで[[リアニメイト]]する。

進化クリーチャーとしてコストを支払う段階でも進化元の概念は存在する。というより[[ソウルシフト]]は召喚コストを支払う間しか進化元を参照せず、バトルゾーンに出てからは進化元は一切見ない。

[[退化]]は「元々バトルゾーンにあったカードが姿を変えた」すなわち「出したわけではない」オブジェクトである。[[2021年3月16日ルール改訂]]以降は正しい進化元がなくとも進化クリーチャーとしてバトルゾーンに残すことができる。
ちなみに、その裁定変更前は正しい進化元を用意していないとバトルゾーンに残すことができなかった。裁定変更前は[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]は[[退化]]戦術でもアタッカーにするのが難しかったのである。

**進化元のルール [#eeeb4296]
-[[進化クリーチャー]][[の下]]にある間、進化元の[[能力]]・[[特性]]は全て無視される。ただし、カードを指定する場合、特性は参照される。(2019年6月18日以降の裁定)
-[[進化クリーチャー]][[の下]]にある間、進化元の[[能力]]・[[特性]]は全て無視される。ただし、カードを指定する場合コストなどの特性は参照される。(2019年6月18日以降の裁定)

-進化元が[[進化クリーチャー]]ともども他のゾーンに置かれた場合、「[[バトルゾーン]]から離れた時」という能力は一番上の進化クリーチャーのものしか誘発しない。また、[[進化クリーチャー]]が[[破壊]]された場合、進化元は破壊されたという扱いにならない。
-進化元が他のゾーンに置かれた場合、「[[バトルゾーン]]から離れた」「[[破壊]]された」扱いにならない。これは進化クリーチャーのゾーン移動に伴って移動する場合、[[メテオバーン]]や[[カード指定除去]]で進化元のみ移動する場合どちらでも同じ。これはバトルゾーンの進化元は原則的に無視されるため。
-「どこからでも墓地に置かれ''た''」の能力は墓地で誘発するため、進化元であっても誘発する。

-[[進化クリーチャー]]の一番上の[[進化クリーチャー]]だけが[[除去]]されて[[進化元]]が残った場合、それらは分離して別々の[[クリーチャー]]になる。それらは元々[[バトルゾーン]]にいたという扱いになるため、[[召喚酔い]]は起こらず、[[cip]]も誘発しない。また、[[タップ]]状態は引き継がれる。&br;[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]や[[《ロイヤル・ドリアン》]]を使う場合、このルールが重要になってくる。
-[[進化V]]や[[進化GV]]といった複数のクリーチャーを進化元にした場合、一度進化させると任意では順番を入れ替えることができない。([[2021年3月16日ルール改訂]])

-[[進化クリーチャー]]の一番上の[[進化クリーチャー]]だけが[[除去]]されて[[進化元]]が残った場合、それらは[[進化]]・非進化問わず1体の[[クリーチャー]]としてバトルゾーンに留まる。進化元が2体以上いた場合は進化・非進化の特性を無視して進化Vのような束となって1体のクリーチャーとして残る。(順番は任意で入れ替えられない)(2021年3月16日ルール改訂)
それらは元々[[バトルゾーン]]にいたという扱いになるため、[[召喚酔い]]は起こらず、[[cip]]も誘発しない。また、[[タップ]]状態は引き継がれる。
[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]や[[《ロイヤル・ドリアン》]]を使う場合、このルールが重要になってくる。

//-[[進化クリーチャー]]の一番上の[[進化クリーチャー]]だけが[[除去]]されて[[進化元]]が残った場合、それらは分離して別々の[[クリーチャー]]になる。それらは元々[[バトルゾーン]]にいたという扱いになるため、[[召喚酔い]]は起こらず、[[cip]]も誘発しない。また、[[タップ]]状態は引き継がれる。&br;[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]や[[《ロイヤル・ドリアン》]]を使う場合、このルールが重要になってくる。

-進化元が1体でも[[タップ]]されていた場合、[[進化クリーチャー]]は[[タップ]]状態で出てくる。

-2014/01/17の裁定変更によって、「バトルゾーンにあるカードを1枚選ぶ」時、[[進化元]]も1枚として数えるようになった。よって、[[進化クリーチャー]]を剥がしたり、進化元だけを引き抜くことができる。

-2014/02/21の裁定変更によって、[[召喚酔い]]している[[クリーチャー]]から[[進化]]して、そのターン中に、[[進化クリーチャー]]の一番上のカードがバトルゾーンを離れた場合進化元の[[クリーチャー]]は''[[召喚酔い]]している状態となる''。反対に、[[召喚酔い]]していない[[クリーチャー]]から[[進化]]して、そのターン中に、[[進化クリーチャー]]の一番上のカードがバトルゾーンを離れた場合進化元の[[クリーチャー]]は''[[召喚酔い]]しない''。
--公式サイトの告知では上記の2例しか記載されていなかったが、事務局回答によると[[墓地進化]]などバトルゾーン外から進化元を用意する[[進化クリーチャー]]を出したり、[[《時空の庭園》]]などで[[進化クリーチャー]][[の下]]に[[クリーチャー]]を追加したときも、そのターン中に[[進化クリーチャーの一番上]]がバトルゾーンを離れた場合、その進化元は''召喚酔いする''扱いとなる。(進化元を追加した場合はその追加した進化元のみ)
---これらの裁定変更は上記のカードを選ぶ効果の裁定変更により、[[《センジュ・スプラッシュ》]]と[[墓地進化]]によって大型クリーチャーが最速4ターン目に召喚酔いせず現れるようになったことに対する調整であると考えられる。

-[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]で[[進化クリーチャー]]を[[バウンス]]すると、当然[[進化元]]も[[手札]]に戻る。ただし、進化クリーチャーの方を引き当てないと、追加効果の[[シールド焼却]]はできない。

-[[サイキック]]・[[ドラグハート]]・[[GR]]の特性を持つクリーチャーも進化元にでき、[[進化クリーチャー]][[の下]]にある間はバトルゾーンにとどまる。[[除去]]や[[メテオバーン]]で[[バトルゾーン]]を離れた場合は超次元ゾーンや超GRゾーンに戻る。

-[[G・リンク]]した[[ゴッド]]を進化元にした場合、[[進化クリーチャー]][[の下]]にある間は別々のカードに分離する。[[《ロイヤル・ドリアン》]]などで1番上のカードを剥がした場合、元々[[G・リンク]]していたならばリンクした状態で[[バトルゾーン]]に残せる。

-[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]を進化元した場合、一枚一枚の[[サイキック・セル]]としてそのクリーチャーの下に置かれる。[[サイキック・セル]]は[[クリーチャー]]として扱われないので、何らかのカードによって、そのクリーチャーの「下にある''カード''」を参照する場合は[[サイキック・セル]]も含まれるが、「下にある''クリーチャー''」を参照する場合は[[サイキック・セル]]は含まれない。詳しくは[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]の項を参照。

-「[[クリーチャー]]に含まれる[[カード]]」の数を数える時、[[進化クリーチャー]]の場合、1番上のカードと進化元の合計になる。

-[[進化クリーチャー]][[の下]]には[[クリーチャー]]以外の[[カード]]も置かれうる。上記の[[サイキック・セル]]の他に、[[呪文]]や[[コア]]のような単体で[[バトルゾーン]]に存在できない[[カード]]でも進化元としてならとどまることが可能。
--[[パック進化]]や[[オレ進化]]等、進化元が[[カード]]ではないケースも稀に存在する。

**参考 [#i34867c6]
-[[用語集]]
-[[退化]]
-[[進化]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[の下]]
-[[進化クロスギア]]
-[[進化V]]
-[[進化GV]]
-[[シンカライズ]]
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公式Q&A
>Q.「フシギバース」で進化クリーチャーをマナゾーンに置く時、その下に重ねてあった''進化元''のカードもタップ状態でマナゾーンに置かれますか?
A.はい、クリーチャーの下に重ねてあったカードは全てタップ状態でマナゾーンに置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33412]]

>Q.[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]の能力で、バトルゾーンにある進化クリーチャーの下に''進化元''としてあるコスト4のクリーチャーを選ぶことは出来ますか?
A.はい。そのカードは墓地に送られますが、進化クリーチャーは''進化元''なしでバトルゾーンに残り続けます。クリーチャーの下に重ねられているカードが直接墓地に置かれる場合は、破壊として扱われません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31579]]

>Q.[[《アッカン・ペロケット》]]で''進化元''のクリーチャーカードを選ぶことはできますか?
A.いいえ、[[《アッカン・ペロケット》]]の能力はカード指定で「クリーチャー」という特性を参照しているので、''進化元''のクリーチャーは選べません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33293]]

>Q.自分のマナゾーンに水と火の文明がある状況で[[《夜露死苦 キャロル》]]から進化した進化クリーチャーが[[《デーモン・ハンド》]]で破壊されました。この[[《夜露死苦 キャロル》]]の「墓地に置かれる時」の置換効果は解決しますか?
A.いいえ、[[《夜露死苦 キャロル》]]の置換効果は解決できず、墓地に置かれます。進化クリーチャーの下に置かれている場合は特性が無視されており、移動する直前に特性が無視されている場合はその移動に対する置換効果を適用できません。(総合ルール 200.3a 609.2)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34346]]

>Q.[[《テック団の波壊Go!》]]を唱えて「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」能力を選択しました。
コスト6以上の進化クリーチャーの下に[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]がある状況で、その呪文側のコストを参照して手札に戻す事はできますか?
A.はい、手札に戻せます。カードの下に置かれているカードの、呪文側のコストが5以下のツインパクトカードは[[《テック団の波壊Go!》]]の「►バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」の効果によって、手札に戻せます。(総合ルール 200.3a 808.1)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34398]]