#author("2021-05-04T16:46:59+09:00","","")
*5色 [#yc57ccf3]
#author("2023-07-22T21:48:14+09:00","","")
*5&ruby(しょく){色}; [#yc57ccf3]

5つの[[文明]]を持った[[多色]][[カード]]、または5つの文明で作られた[[デッキ]]のこと。

**5色カード [#ra339d77]

1枚で5[[文明]]すべてを有する[[多色]][[カード]]。[[DM-27]]で登場。
詳しくは[[5色レインボー]]を参照。

2〜3[[色]]の[[多色]][[カード]]と同様、[[マナゾーン]]には[[タップ]]して置かれる。
ただし、今までの[[多色]][[カード]]とは違ってカードの下の数字が''「0」''になっている為、[[マナコスト]]を支払うときにこの[[カード]]を[[タップ]]して[[マナ]]を生み出すことは基本的にはできない。

ただし、必要な[[コスト]]の[[マナ]]に加えてさらに5色カードを[[タップ]]することで、任意の[[文明]]を1つ追加することができる。
また、マナゾーンに置かれたカードの枚数としてカウントする事もできる。

このことから、色基盤としてはかなり有力だが、[[マナ基盤]]としては[[無色]]より敬遠される。

5色は、基本的には以下の種類の能力を個々で持つ。
-各文明の能力を持ち合わせたカード([[《ラスト・バイオレンス》]]など)
-能力で全文明を参照するカード([[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]など)
-文明を判別するのが難しい、もしくは全文明を代表するような能力を持つカード([[《時空の支配者ディアボロス Z》]]など)
-[[ゴッド]]関連のカード([[《鎧亜の神将ゼフィス》]]など)

#region2(5色カードの一覧){{
-[[メインデッキ]]の通常[[クリーチャー]]
--[[《星龍パーフェクト・アース》]]
--[[《星龍グレイテスト・アース》]]
--[[《超越男》]]
--[[《晶鎧亜スペクトライト》]]
--[[《ミラクル・ルンバ》]] 
--[[《ウルトラ・ミラクルッピー》]]
--[[《鎧亜の神将ゼフィス》]
--[[《逆襲の支配者 ニュー・ディアボロス》]]
--[[《五元のロードライト》]] 
--[[《バリバリ・ミラックル》]]
--[[《天気君》]]の11種
-[[進化クリーチャー]]
--[[《愛の無限オーケストラ》]]の1種
-[[エグザイル・クリーチャー]]
--[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル~カツドンと仲間たち~》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]の1種
-[[NEOクリーチャー]]
--[[《ギガントウサギロボ・フューチャーX》]]の1種
-リンクせずに5色カードである[[サイキック・クリーチャー]]
--[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]/[[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]の2種(1種) 
-[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]
--[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]、[[《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》]]の2種
-[[サイキック・フィールド]] 
--[[《エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!》]]の1種
-[[ドラグハート・ウエポン]]
--[[《伝説の救世主 ワタル》]]の1種
-リンクせずに5色カードである[[進化]]ではない[[ドラグハート・クリーチャー]]
--[[《五邪王 ニガ=ヴェルムート》]]の1種
-リンクした5色カードである[[ドラグハート・クリーチャー]]
--[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]の1種
-[[進化ドラグハート・クリーチャー]]
--[[《龍神丸》]]の1種
-[[GRクリーチャー]]
--[[《愛魂憎男》]]の1種
-[[呪文]] 
--[[《ラスト・バイオレンス》]]
--[[《「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクするところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》>《「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》]]
--[[《ジョー!ジョー!友ジョー!》]]
の3種
-[[フィールド]]
--[[《友情の誓い》]]の1種
}}



この[[カード]]に属する[[クリーチャー]]の[[種族]]は以下の28種類。''太字''は5色カードのみが存在する。
-[[ロスト・クルセイダー]]
-[[スピリット・クォーツ]]
-''[[レインボー・ドラゴン]]''
-[[レインボー・コマンド・ドラゴン]]
-[[エイリアン]]
-[[ハンター]]
-''[[ワールド・ドラゴン]]''
-''[[ワールド・バード]]''
-[[ワールド・コマンド]]
-''[[ワールド・コマンド・ドラゴン]]''
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[アウトレイジ]]
-[[アウトレイジMAX]]
-[[ヘドリアン]]
-[[シノビ]]
-[[ダイナモ]]
-[[チルドレン]]
-[[カレーパン]]
-[[ピアニスト]]
-[[ワールドアイドル]]
-[[スペシャルズ]]
-[[ワンダフォース]]
-[[トリックス]]
-[[デリートロン]]
-[[フィッシュ]]
-[[ガーディアン]]
-[[ジャイアント]]
-[[ゼノパーツ]]

[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]などを除き、いずれも[[多色]]専用の[[種族]]あるいは複数の文明にまたがって存在する[[種族]]が多い。
全ての[[文明]]が揃うという、[[多色]]の極致ともいえる[[カード]]ならではの趣向といえる。



なお、上記のうち[[レインボー・コマンド・ドラゴン]]は[[覚醒リンク]]後の[[クリーチャー]]のみが持つ。

使うまでの[[文明]]を揃える手間を考慮して、当然ながら全体的にかなり[[スペック]]が高めである。

5色デッキを組む際には、常に考慮に入れておきたい。



***5色カードを扱う上で重要なルール [#pe6f5663]

-「[[光]]であり[[水]]であり[[闇]]であり[[火]]であり[[自然]]である」[[カード]]なので[[《セブ・コアクマン》]]や[[《ストリーミング・チューター》]]などに引っかかりやすく、[[《聖霊王アルカディアス》]]など「(特定の文明)以外」と書いてある効果をすり抜ける。

-前述の通り、今までの[[多色]][[カード]]と違ってマナコストを生み出せない。やることがないからといって1[[ターン]]目から[[マナゾーン]]に置くのは、序盤の展開を遅らせるので基本的には避けたい。
--この欠点が祟り、強力なカードであっても[[1枚積み]]、2枚積みに留められる事が多い。何種類もの5色カードが積まれるのは本当に稀。


-基本的にこれ等でマナを支払うことはできないが、[[《不知火横綱ニバイ・ニバーイ》]]や[[《友情の誓い》]]の能力によってマナコストの(数字の)支払いに充てることができる。
--類似能力の[[《神誕の大地ヘラクレス》]]は「''1のかわりに''2となる。」なので不可能。

-[[O・ドライブ]]の場合は、5色カードを[[タップ]]すれば任意の[[文明]]を1枚[[タップ]]したことになる。[[マナコスト]]を支払うのではなく、指定された[[文明]]の[[カード]]を指定の枚数[[タップ]]することが必要となるため。
--この性質を利用すれば5色カードを大量に積んでもデッキが動かない、といった欠点を克服出来るかもしれない。例として、5色カードが3枚マナゾーンにあっても、他に火と闇のカードが一枚ずつあれば[[《闘竜炎霊パイロン》]]のフルスペックを発揮できる。
--現在は[[インフレ]]が進み、高速化した環境に適応できる[[O・ドライブ]]も限られてきているが。

-[[マナ武装]]や[[《母なる星域》]]はあくまで[[マナゾーン]]の枚数を参照するため、マナコストを支払えない5色カードもカウントされる。



***その他 [#zffbe8dd]

-[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《獰猛なる大地》]]などの[[コスト踏み倒し]]を利用すれば、[[文明]]の制約を無視して[[5色]]以外で使用することも可能。[[《湧水の光陣》]]から[[《星龍パーフェクト・アース》]]や[[《愛の無限オーケストラ》]]を出したり、[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]で[[《ラスト・バイオレンス》]]を[[唱える]]ことも可能。

-「すべての[[文明]]を持った」[[カード]]なので、[[《五連の精霊オファニス》]]の[[G・ゼロ]]の条件を満たしたり、[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]や[[《豪獣王ディス・オルトロス》]]の[[進化元]]にするのに便利。


-5色なので当然[[光]][[文明]]を含むのだが、[[パワー]]の下三桁が500の5色クリーチャーは未だに存在しない。

-[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]は[[バトルゾーン]]と[[墓地]]にある間、5色カードとなる。



**5色デッキ [#f15e497a]

[[光]]、[[水]]、[[闇]]、[[火]]、[[自然]]の全ての[[文明]]を採用した[[デッキ]]の総称。(基本的に[[超次元ゾーン]]は除く。)

全文明を採用する=すべてのカードを使う機会が生まれるため、[[グッドスタッフ]]性が非常に高いのが特徴。

[[極神編]]以前は組む意義が乏しく一部の使用者がいるだけだったが、[[DM-27]]で5色に関するカードが多数登場。[[【5色フェアリー・ミラクル】]]を初めとした5色デッキが[[メタゲーム]]に登場した。「色」の頭文字(''C''olor)を取って「5C」と呼ばれる事も多い。

5色デッキが作られる主な理由は、大きく分けて三つが挙げられる。
+5色カードである[[《星龍パーフェクト・アース》]]や[[《五元のロードライト》]]、[[《ラスト・バイオレンス》]]などを使う為。
+デッキ構成が5色であることを参照する[[《失われし鎧亜の秘術》]]や[[《フェアリー・ミラクル》]]、[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]を使う為。&br;特に[[《フェアリー・ミラクル》]]は[[マナゾーン]]に5つの[[文明]]が揃っていれば3マナで2マナも増やすという破格の[[スペック]]を発揮する。
+[[グッドスタッフ]]のカードを集めた結果、自然にそうなった為。[[DM-27]]で上述のようなパターンのカード群が増加するまではこのパターンが殆どだった。
+デッキ構成が5色であることを参照する[[《失われし鎧亜の秘術》]]や[[《フェアリー・ミラクル》]]、[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]を使う為。&br;最も古いものでは[[DM-10]]の[[《聖断の精霊エリクシア》]]が該当。&br;特に[[《フェアリー・ミラクル》]]は[[マナゾーン]]に5つの[[文明]]が揃っていれば3マナで2マナも増やすという破格の[[スペック]]を発揮する。
+[[グッドスタッフ]]のカードを集めた結果、自然にそうなった為。[[DM-27]]で上述のようなカード群が増加するまではこのパターンだった。

5色デッキだからと言って、5色カードが必ずしも投入されるわけではない。それぞれ文明の違う[[2色]]や[[3色]]カードを投入することで、5文明揃えることが多い。

代表的なデッキタイプとしては、[[《フェアリー・ミラクル》]]や各種[[フィニッシャー]]を使用する[[【5色フェアリー・ミラクル】]]や、呪文を中心にした[[【5色ランデス】]]が挙げられる。
いずれも、素早い[[マナブースト]]から各[[文明]]選りすぐりの[[グッドスタッフ]]を使用することが可能。[[ドローソース]]をあまり使用せずとも、[[トップデック]]のみで十分に戦っていくことができる豪快さが魅力である。

弱点は[[速攻]]などの[[ビートダウン]]。[[S・トリガー]]を多く入れたり、低[[コスト]][[ブロッカー]]の層を厚くするなどの対策は採れるが、そうした場合今度は[[コントロール]]に分が悪くなるので匙加減が大事である。その後、[[DMR-16極]]にて[[スーパーS・バック]]を持つ[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]が登場したことにより多少改善された。
弱点は[[速攻]]などの[[ビートダウン]]。[[S・トリガー]]を多く入れたり、低[[コスト]][[ブロッカー]]の層を厚くするなどの対策は採れるが、そうした場合今度は[[コントロール]]に分が悪くなるので匙加減が大事である。
その後、[[DMR-16極]]にて[[スーパーS・バック]]を持つ[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]が登場したことにより多少改善された。

また、通常の[[デッキ]]以上に[[色事故]]が起きやすいという欠点もある。特に[[汎用性]]の高い[[速攻]]対策の[[カード]]は[[単色]]に偏りがちなため[[事故]]の可能性が高まる。[[《フェアリー・ミラクル》]]を安定して撃ち込むためにも、[[多色]][[カード]]は慎重に選びたい。
また、通常の[[デッキ]]以上に[[色事故]]が起きやすいという欠点もある。特に[[汎用性]]の高い[[速攻]]対策の[[カード]]は[[単色]]に偏りがちなため[[事故]]の可能性が高まる。
[[《フェアリー・ミラクル》]]を安定して撃ち込むためにも、[[多色]][[カード]]は慎重に選びたい。

-と言うように、基本的に5色デッキというのは元々を《フェアリー・ミラクル》を使いたいがためのデッキだった、と言い換えてしまってもいい。一気にマナを伸ばして強力なファッティで制圧する、というコンセプトは長らくメタゲーム上の5色デッキの基本であった。即ち、5色デッキというのは[[【5色フェアリー・ミラクル】]]であり、イコール[[【5色コントロール】]]だったのである。&br;しかしながら、[[革命ファイナル環境]]においてこの傾向に大きな変化が訪れる。[[【5色ドギラゴン剣】]]の登場である。多色カードをふんだんに使いつつも、そこまで過剰にマナを伸ばす必要のないこのデッキの[[《フェアリー・ミラクル》]]の採用率は低い。また、デッキタイプもコントロールというよりは中速のビートダウンに近い。
-と言うように、基本的に5色デッキというのは元々は《フェアリー・ミラクル》を使いたいがためのデッキだった、と言い換えてしまってもいい。一気にマナを伸ばして強力なファッティで制圧する、というコンセプトは長らくメタゲーム上の5色デッキの基本であった。即ち、5色デッキというのは[[【5色フェアリー・ミラクル】]]であり、イコール[[【5色コントロール】]]だったのである。&br;しかしながら、[[革命ファイナル環境]]においてこの傾向に大きな変化が訪れる。[[【5色ドギラゴン剣】]]の登場である。多色カードをふんだんに使いつつも、そこまで過剰にマナを伸ばす必要のないこのデッキの[[《フェアリー・ミラクル》]]の採用率は低い。また、デッキタイプもコントロールというよりは中速のビートダウンに近い。

//表現を若干変更。『中級者以下は〜』などの棘のある表現、偏見により一般性のない表現を改めました。特に内容自体は変更されていません。
-5色デッキの[[コンセプト]]は、あくまで[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《ラスト・バイオレンス》]]などの5色でのみ扱えるカードを使用することである。単に[[グッドスタッフ]]を組む場合は4色以下で組む方が安定しやすい。

-よって、[[リアニメイト]]などで出す前提の[[クリーチャー]]、または防御用の[[シノビ]]などが入ることで5色になっているデッキは「〜〜[[タッチ]]○○」と呼ぶことが多い。
--例えば、[[1枚積み]]の[[《ニコル・ボーラス》]]の他に[[火]]または[[闇]]もしくはその両方が入っていない[[【チェンジザドンジャングル】]]は5色デッキとして扱われることは少ない。

-[[超次元ゾーン]]や[[超GRゾーン]]が多色カードで占められていても、基本的に自分のマナゾーンには一切干渉しないため、5色デッキとして扱われない。

-[[ガチデッキ]]として組む場合、[[シングルカード]]市場で高価な[[グッドスタッフ]]を多用することになるため、構築費用は自然と高くついてしまうのも難点と言える。

-『デュエル・マスターズ パーフェクト ルール BOOK』など公式ガイドブックでは、重量級しか入っていない5色がダメなデッキの典型例として挙がっている。

-[[無色]]カードは[[文明]]を持たない扱いなので、5色に[[無色]]の有無は関係ない。もっとも、各種[[ゼニス]]を[[フィニッシャー]]として採用している[[デッキ]]は多い。

**参考 [#wf057eca]
-[[用語集]]
-[[多色]]
-[[文明]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/5色デッキ]]
-[[【カシオペア・ストーリー】]]
-[[【5色アーク・セラフィム】]]
-[[【5色フェアリー・ミラクル】]]
-[[【5色ロードライト】]]
-[[【5色ランデス】]]
-[[【無限オーケストラ】]]
-[[【薫風武装】]]
-[[【5色ジャックポット・エントリー】]]
-[[【5色ドギラゴン剣】]]
-[[【5色ドギラゴン閃】]]
-[[【5色蒼龍】]]
-[[【5色グレンモルト】]]
-[[【5色ディスペクター】]]

&tag(用語集,色,5色,5色レインボー);