#author("2022-12-13T19:02:56+09:00","","")
#author("2023-02-07T12:23:30+09:00","","")
*&ruby(ゲームボーイアドバンス){GBA}; デュエル・マスターズ&ruby(スリー){3}; [#s6130437]

2004年12月16日に販売された[[デュエル・マスターズ]]のゲームソフト。[[デジタルカードゲーム]]の一種である。現在は絶版。
[[闘魂編]]のカード全種と黎明期のカード60種、一部の[[ゲームオリジナルカード]]を合わせた環境で戦う事が出来る。
前作のGBA2よりストーリーが充実しており、キャラクター達のやり取りは必見である。

**あらすじ [#k38bd028]
成績優秀、スポーツ万能なサッカー少年[[伍大 翔]]は友人のメガ吉が持っていたカードゲーム「デュエル・マスターズ」に興味を持ち、多くのライバルと通じて最強のデュエリストを目指していく。しかし、その裏には[[Dr.ルート]]の弟子、''ミスターサイン''と''メカデュエリスト軍団''による暗躍が行われていたのだった。

**キャラクター紹介 [#kf5291e2]
-[[伍大 翔]]
主人公。自信過剰気味だが、真っすぐな心の持ち主。
因みに名前は変更可能である。

-[[切札 勝舞]]
ご存じ日本一のデュエリスト。

-[[白凰]]、[[黒城 凶死郎]]、[[黄昏 ミミ]]、[[ジョージ]]、[[邪藩 牛次郎]]他
お馴染みのライバル達

-メガ吉
翔の友達。勝舞でいう処のれく太枠に入る。

-[[Dr.ルート]]
最強デュエリスト決定戦を開き、パズルカード9枚を揃えた者に伝説のカードを与えてくれるという。

-メカデュエリスト軍団
メカ勝舞、メカ白皇、メカミミ、メカジョージの4人組。
強制的にデュエルを仕掛けては、レアカードやパズルカードを巻き上げている。
見た目はステレオタイプのロボットで本物とは似ても似つかないが、作中のキャラクター達は皆騙されてしまっている。
元々はDr.ルートが勝舞達の練習相手として作ったのだが、酷く人気が無かったので倉庫に仕舞われていた。
ちなみに本物と''全く同じデッキ''を使ってくる。

-ミスターサイン
本作のラスボスにして、メカデュエリスト軍団に悪しき心を与えた張本人。
元々はDr.ルートの様に優れた科学者だったが、デュエルの才能が無く、周囲からバカにされ続けるという不遇の日々を送っていた。
結果、あと少しで強くなれるという時にデュエマに嫌気が刺し、Dr.ルートの元を離れてしまう。
その後はオリジナルより強く、絶対に敗北しないメカデュエリスト軍団によるデュエル・マスターズの支配を目論み、その為なら命を削ってまで自らにサイボーグ手術を施す程。全てのデュエリスト叩き潰すという彼の野望を止める事が本作のストーリーである。
その後はオリジナルより強く、絶対に敗北しないメカデュエリスト軍団によるデュエル・マスターズの支配を目論み、その為なら命を削ってまで自らにサイボーグ手術を施す程。全てのデュエリストを叩き潰すという彼の野望を止める事が本作のストーリーである。

**対戦環境について [#z87864c6]
本作は前述の通り独自のカードプールで戦われるが、一部のカードが使えない事や、ストーリーが進むにつれてカードが徐々に解禁されていくシステム故に、ストーリーモードを普通に戦っても意外と勝てないので難儀する。
その為、ここでは各章毎に有力なカード・戦術について紹介する。

なお、パスワード入力で''いきなりEXパック60種と一部のプローモーションカードを除いた全カードを4枚ずつ揃える事も可能''。
その場合は「4.EXパック・[[闘魂編第4弾>DM-09]]環境」まで飛ばして読んでも問題無い。
***1.[[闘魂編第1弾>DM-06]]環境 [#ab61edb9]
初期デッキは「サベッジ・ヒート」または「ヘイロウ」がお勧め。
「サベッジ・ヒート」は単純なビートダウンだが、当時の狭く単純なカードプールでは殴っているだけで相手が追いつけずに終わることも多く、単純な突進力だけでも強力である。ゲーム初期時点で[[《襲撃者エグゼドライブ》]]や[[《エグゼズ・ワイバーン》]]、[[《バザガジール・ドラゴン》]]を複数枚確保できるのが大きい。
「ヘイロウ」は[[《スパイラル・ゲート》]]や[[《エナジー・ライト》]]など基礎的かつ強力なカードの枚数が確保されており、[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]2枚に[[《閃光の求道者ラ・ベイル》]]及び[[《ゼータ・トゥレイト》]]を1枚ずつと、SRの収録状況も豪華。デッキ内容自体も豊富なドローやマナ回収及び高パワー獣でのタップ&キルに支えられ、純粋に強いコントロール系デッキになっている。[[サバイバー]]系のクリーチャーもある程度組まれており、現環境ではめったに拝めないサバイバーを体験できる貴重な機会にもなる。
逆にお勧めできないのは「サングラス」。光8枚対自然32枚とドローソースやマナ回収などがないにも拘らず文明バランスが異様に悪く、
収録されているSRも[[《大昆虫ガイアマンティス》]]と[[《閃光の求道者ラ・ベイル》]]1枚ずつとイマイチ。あまりお勧めはできない。

-切札格カード:[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]、[[《大昆虫ガイアマンティス》]]、[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]、[[《バザガジール・ドラゴン》]]
-防御型カード:[[《エグゼズ・ワイバーン》]]、[[《ブルーレイザー・ビートル》]]、[[《スパイラル・ゲート》]]
-初動用カード:[[《フェアリー・ライフ》]]、[[]]、[[]]
-速攻役カード:[[《襲撃者エグゼドライブ》]]、[[《火炎流星弾》]]、[[]]
-その他カード:[[《無垢の宝剣》]]、[[]]、[[]]

[[《ヘル・スラッシュ》]]は凶悪無比だが、このパックのカードだけで8マナまで耐え凌ぐのは一苦労。
[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]も強力だが、やはり同様の理由で活かすのは工夫が要る。
後に[[除去]]カードが充実してくる終盤が本領発揮だろう。
その点[[《バザガジール・ドラゴン》]]は重くはあるが即効性があり強力な除去札兼アタッカーになる為、ファッティの中では使いやすい。

ただ、守りのカードは意外とこの時点で充実しているため、ファッティを活かしたデッキもけして組めないというほどではない。
進化クリーチャーやスピードアタッカーの少ないこの環境であれば[[《デス・スモーク》]]が機能しやすい他、[[《スパイラル・ゲート》]]が早くも使える。
[[《クライシス・ボーラー》]]や[[《死の宣告》]]もカードプールが乏しく横並びの厳しいこの環境であれば刺さりやすく、
[[《ブルーレイザー・ビートル》]]に[[《エグゼズ・ワイバーン》]]と殴り返し要員も充実している。

本作ではカード枚数が絶対的に少ない為、[[《無垢の宝剣》]]は進化元として非常に役立つ。[[火力]]に弱い都合上「強い」カードとは言い切れないが、多くの[[進化クリーチャー]]が最低限実用的になる点で「楽しい」カードである。同じカードばかり使っているのも飽きてしまうので、その際はこのカードに頼って他の切札に触れるのも一考だろう。


***2.[[闘魂編第2弾>DM-07]]環境 [#h7c80f1a]
-切札格カード:[[《呪紋の化身》]]、[[]]、[[]]
-防御型カード:[[《チェイン・スラッシュ》]]、[[《地獄万力》]]、[[《ライトニング・チャージャー》]]
-初動用カード:[[]]、[[]]、[[]]
-速攻役カード:[[]]、[[]]、[[]]
-その他カード:[[]]、[[]]、[[]]
第二章前半に解禁。

当時の環境を見れば分かるが、ずば抜けて強力なカードは少ない。
一応、この時点では[[《デーモン・ハンド》]]がまだ解禁されていない都合[[《チェイン・スラッシュ》]]が確定除去として強力。
[[《地獄万力》]]、[[《ライトニング・チャージャー》]]辺りもコントロールカードとしては悪くなく、また[[《呪紋の化身》]]の登場によりビートダウンがよりやりやすくなる。
進化元がまだ少ない[[《大昆虫ガイアマンティス》]]を主軸にした自然デッキが[[《ランチャー・スパイダー》]]を得るのも地味ながらありがたい変化かもしれない。

***3.[[闘魂編第3弾>DM-08]]環境 [#aeba0649]
-切札格カード:[[《超竜バジュラ》]]、[[《幻想妖精カチュア》]]、[[]]
-防御型カード:[[《予言者マリエル》]]、[[《スケルトン・バイス》]]、[[]]
-初動用カード:[[]]、[[]]、[[]]
-速攻役カード:[[《肉弾兵ウルティモ》]]、[[《怒髪の豪腕》]]、[[《日輪の守護者ソル・ガーラ》]]、[[《機怪人形ガチャック》]]
-その他カード:[[]]、[[]]、[[]]
第三章前半に解禁。
[[《超竜バジュラ》]]を筆頭に強力なカードが出てくる。
…が、より厄介なのは[[《怒髪の豪腕》]]に[[《日輪の守護者ソル・ガーラ》]]といった軽量級パンプアップクリーチャーの台頭。
簡単にパワー4000,7000と上がってくるため、この時点のカードプールではかなり厄介な存在になる。
その他、相手が闇文明を投入したデッキの場合[[《スケルトン・バイス》]]はほぼ確実に入っている上、結構な確率で4T目、即ち最速で撃ってくる。
闇文明を使ってくる相手の場合、それを見越した立ち回りが必要である。

***4.[[闘魂編第4弾>DM-09]]環境 [#u4280a8f]
-切札格カード:[[]]、[[]]、[[]]
-防御型カード:[[《サウザンド・スピア》]]、[[《時空の守護者ジル・ワーカ》]]、[[]]
-初動用カード:[[《誕生の祈》]]、[[]]、[[]]
-速攻役カード:[[]]、[[]]、[[]]
-その他カード:[[《ロスト・チャージャー》]]、[[]]、[[]]
第三章後半にEXパックが、第四章前半に[[闘魂編第4弾>DM-09]]解禁。
しかし、パスワードで揃えられない上、高価なEXパックのカードを集めるのはクリア後でも難しい。ましてや狙い目のカード4枚揃えるのは相当の根気が必要。
したがって、この欄では闘魂編第4弾を中心に説明する。

この時期の偶数弾は弱めなことが多いとも云われているが、とにかく除去札の充実が凄まじい。
[[《ロスト・チャージャー》]]で切り札を全抜きされるのは当たり前、相手が火文明使いならほぼ[[《サウザンド・スピア》]]がフル投入と凄まじい殺意になる。
基本的に、これらの呪文はDM-08の[[《スケルトン・バイス》]]含め全て使われることを前提にデッキを組むべきである。
[[《時空の守護者ジル・ワーカ》]]も強力なストッピングパワーを持ち、全体的にコントロール向けの札が揃う。
一方で速攻向けのカードはあまり追加されていないが、そちらは同時期に入手できるEXパックでかなり補完される。

***5.プロモーションカード [#td6e7f86]
-切札格カード:[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]、[[《石臼男》]]、[[《無規律の超人》]]
-防御型カード:[[《沈黙の使徒カザミラ》]]、[[]]、[[]]
-初動用カード:[[《カンナビス》]]、[[]]、[[]]
-速攻役カード:[[《刹那の影ハカナゲ》]]、[[《ゲットのスリング》]]、[[《火焔漁師ガンゾ》]]
-その他カード:[[《再生の使徒ノルカ・ソルカ》]]、[[《ハリケーン・フィッシュ》]]、[[]]
いずれもゲームバランスを崩壊させる程のカードパワーを誇り、これらを採用したデッキを作ればCPU相手に高い勝率を出せるだろう。
中でも[[《沈黙の使徒カザミラ》]]は最強レベルの防御性能を持ち、[[《ディメンジョン・ゲート》]]で何度か呼び出せば殆ど攻撃を止め切ってしまえる。[[cip]]と[[バウンス]]を繰り返す[[《ハリケーン・フィッシュ》]]は味方を巻き込んでしまうものの、工夫さえすれば[[《バキューム・クロウラー》]]に匹敵するドローソースと除去要員になる。



***6.各文明の総合的な特徴(EXパック解禁前) [#u86ed706]
-[[火]] :
-[[自然]]:
-[[光]] :
-[[水]] :小型[[ブロッカー]]や[[バウンス]][[呪文]]が揃っているので序盤を凌ぎやすい。一方でアタッカー格が不足気味。
-[[闇]] :[[《ロスト・チャージャー》]]や[[《スケルトン・バイス》]]など凶悪な呪文が揃う一方で、[[ブロッカー]]が[[《カース・ペンダント》]]や[[《砕骨の刺客ゾルバス》]]程度しか無い。いずれもコストが中途半端なので、速攻デッキと戦うなら、こちらも速攻で挑む勢いが必要。

***6.各文明の総合的な特徴(EXパック、各プロモ等解禁後) [#eb220b3c]
基本的にどの文明も、解禁前に足りなかった部分が大幅に改善される。
本編カードだけだとややコントロール有利寄りだったが、ここまで含めると速攻系もなかなかのレベルになる。
残念ながら[[《アストラル・リーフ》]]などは使えないが、それ以外の当時のデッキは大体再現できる。

-[[火]] :[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]や[[《解体屋ピーカプ》]]など速攻札が大幅に増加。一方で[[《ストームジャベリン・ワイバーン》]]や[[《バースト・ショット》]]等も追加されコントロール面も強化された。
-[[自然]]:[[《青銅の鎧》]]や[[《スナイプ・モスキート》]]等、全体的に軽量なクリーチャーが増える。[[《大勇者「ふたつ牙」》]]や[[《大昆虫ガイアマンティス》]]などがものすごく使いやすくなる。
-[[光]] :当時の環境で欲しいカードは大体持ってきている。[[ホーリー・スパーク]]によるいざという時の防御、[[《雷光の使徒ミール》]]によるタップに[[《聖霊王アルカディアス》]]や[[《ダイヤモンド・カッター》]]でのフィニッシュまでなんでもござれ。
-[[水]] :これまで[[《アクア・ライダー》]]しか[[進化元]]が居なかった[[《クリスタル・ジャベリン》]]が一気に使いやすくなる。[[《サイバー・ブレイン》]]は流石に来なかったが[[《アクアン》]]は解禁されるなどドローも確実に強化されており、[[《コーライル》]]や[[《一角魚》]]などコントロール力の増加も見られる。
-[[闇]] :[[《ブラッディ・イヤリング》]]の解禁で耐久性が格段にアップ。[[《デーモン・ハンド》]]で汎用除去も大幅にやり易くなったほか、[[《荒廃の巨王ジェノサイド》]]による殴り返し、更に[[《ロスト・ソウル》]]も使用可能と、ことコントロールに関してはほぼ当時の環境における完成を見る。


**その他 [#ye86a6f0]
-余ったカードは第三章後半に解禁されるDr.ルートの研究所で他のカードに変換して貰える。何が当たるかはランダム。

**関連 [#j489abd8]
-[[闘魂編環境]]
-[[ゲームオリジナルカード]]
-[[伍大 翔]]