#author("2025-06-18T23:11:31+09:00","","")
#author("2025-06-18T23:50:04+09:00","","")
*《“&ruby(バッド){罰怒};”ブランド》 [#top]

|“罰怒”ブランド MAS 火文明 (7)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 9000|
|''マスターB・A・D''(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない)|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|
|自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)|

[[DMRP-02]]で登場した[[火]]の[[ビートジョッキー]]。

マスター契約によって真の姿を現した[[《“罰怒”ブランド Ltd.》]]。

[[B・A・D]]の上位[[能力]]である[[マスターB・A・D]]を持っており、通常の[[B・A・D]]と同じ自身の[[召喚]][[コスト軽減]]に加え、同じ[[ターン]]中に他の[[火]]の[[クリーチャー]]を[[召喚]]することでさらに[[召喚]][[コスト]]を2ずつ下げることができる。
これにより最低でも5マナ、軽量[[クリーチャー]]の事前の展開次第でさらに3マナ、1マナと軽いコストで[[召喚]]することができる。

この[[能力]]は自分の火の[[クリーチャー]]すべてに[[スピードアタッカー]]を与える、2つ目の[[常在型能力]]と大変噛み合っており、奇襲性能は抜群。
[[コスト]]を軽減する[[《一番隊 チュチュリス》]]や、後述する[[《ダチッコ・チュリス》]]などと組み合わせることで、序盤から小型獣と共に猛攻を仕掛けることが可能。

また、[[マスターB・A・D]]は通常の[[B・A・D]]と異なり、他の[[クリーチャー]]を[[破壊]]することで[[バトルゾーン]]に留まることができる。[[B・A・D]]で出した[[自壊]]が確定している味方を破壊すると効率的だろう。
ただし、これは[[自壊]]がどれか1体の[[破壊]]に成り代わることになるので、《“罰怒”ブランド》自体が除去された場合は、ターンエンドを迎えると着実に[[フィールドアドバンテージ]]を1つ損することになる。わざわざ[[破壊]]が確定している[[B・A・D]]を[[S・トリガー]]などで狙う相手は少ないだろうが、[[《オリオティス・ジャッジ》]]などに対する耐性は他の[[B・A・D]]より脆弱である。

**ルール [#rule]
-[[着地置換効果]]や特定の[[ゾーン]]を[[離れない]][[効果]]によって結果として「[[召喚]]」のみを行い「[[出す]]」を行わなかった場合でも、その召喚した分が[[マスターB・A・D]]で参照される。

**他のカード・デッキとの相性 [#tea6cebe]
-[[《ダチッコ・チュリス》]]とは好相性。《ダチッコ》で3、[[マスターB・A・D]]で4、それぞれ軽減されるので、[[《ダチッコ・チュリス》]]を出すだけで1マナで召喚することが可能になる。余裕があれば[[《ダチッコ・チュリス》]]の軽減を他のクリーチャーに割り振っても同様に1マナで召喚できる。

-[[《アッポー・チュリス》]]や[[《TEKUTEKU・ボンバヘイ》]]を破壊すれば[[pig]]を能動的に[[誘発]]できる。

-[[《我我我ガイアール・ブランド》]]と一緒に並べたが[[《我我我ガイアール・ブランド》]]が[[攻撃]]する前に自軍が[[オールタップ]]を喰らわされてしまった場合には、自壊能力で[[《我我我ガイアール・ブランド》]]を指定すれば疑似的な[[警戒]]として扱える。

-召喚扱いで踏み倒せる[[G・ゼロ]]との相性もかなりのもの。特に、ややデッキ構築が専用的なものになるものの、[[《無重力 ナイン》]]との組み合わせは特筆すべきものがある。踏み倒しメタの[[《単騎連射 マグナム》]]や防御札の[[《終末の時計 ザ・クロック》]]は自然とデッキに投入できる[[アウトレイジ]]なので、[[G・ゼロ]]の条件を達成しやすい。
変わり種では1マナで召喚できる[[《飢えと乾き ケローラ》]]や、もう1つの[[G・ゼロ]]を持った[[アウトレイジ]]である[[《百万超邪 クロスファイア》]]辺りも候補に入るか。
-同じく召喚扱いの[[S・バック]]とも相性が良く3ターン目に[[《斬斬人形コダマンマ》]]を利用して[[《デュアルショック・ドラゴン》]]を出すことにより、1マナで《罰怒ブランド》を出せる。2ターン目までにクリーチャーを並べておくことができれば、そのままトドメまでいけるためかなり強力。
-同じく召喚扱いの[[S・バック]]とも相性が良く3ターン目に[[《斬斬人形コダマンマ》]]を利用して[[《デュアルショック・ドラゴン》]]を出すことにより、1マナで《罰怒ブランド》を出せる。2ターン目までに他のクリーチャーを並べておくことができれば、3ターン目に[[1ショットキル]]を狙えるためかなり強力。

-能力の性質上、火のクリーチャーであれば[[G・ゼロ]]などを手札に溜め込めば溜め込むほど威力を発揮する。そのためプレイング次第では、返しのターンに出すことを前提とした[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]が全く刺さらないケースもある。

**環境において [#meta_game]
このカードが登場して成立した[[【赤単ブランド】]]は当初から十分な3ターンキルのルートを持っていた。また、[[【赤青ブランド】]]での活躍も顕著で、2018年3月1日の殿堂レギュレーション改訂までトップメタの一角に鎮座した。

[[新章デュエル・マスターズ]]期のトップメタである[[【緑単ループ】]]は典型的な[[チェイン・コンボ]]であり、せいぜい防御札がピン挿しの[[《光牙忍ハヤブサマル》]]と1〜2枚の[[《光牙忍ライデン》]]、多くて2枚積みの[[《革命の巨石》]]程度しかなかったため、[[ループ]]が始まる前に殴りさえすればそのまま勝てた。

その後、[[【“轟轟轟”ブランド】]]のサブフィニッシャーとして利用されたが、[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]への発展によって一旦環境から姿を消した。

[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期に確立された[[《GIRIGIRI・チクタック》]]軸の[[【赤単ブランド】]]が環境に進出し、再び真剣勝負でよく見かけるカードとなった。この頃になると[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]と同時に1体ずつ並べることで[[《テック団の波壊Go!》]]をケアできるカードとしての個性が際立った。

2020年1月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂で[[【“B-我”ライザ】]]が環境上位に躍り出るとそちらのサブフィニッシャーとして活躍するようにもなった。時にはこれを出しても攻撃せずに一旦ターンを渡し、スピードアタッカー化手段が複数並んでから[[1ショットキル]]を始めるいうプレイングも取られる。

[[【赤単ブランド】]]を発展的解消させた[[【我我我ブランド】]]でも永らく5枚目以降のフィニッシャーとして使われたが、[[《“逆悪襲”ブランド》]]が登場した辺りから立場が揺らぎ、遅くとも[[DMRP-20]]期になるとこのクリーチャーの代わりにサブフィニッシャーとして[[《“逆悪襲”ブランド》]]を使い、このクリーチャーを不採用とする構築がざらになった。

しばらくすると4枚積みする構築がまた主流化したが、[[DMBD-18]]終期頃になると、[[《希望のジョー星》]]でほぼ[[腐り>腐る]]、単体では役に立ちにくい上に[[《我我我ガイアール・ブランド》]]より[[打点]]を用意しづらく[[G・ストライク]]に脆弱なこちらを2枚に抑えた構築が目立つようになった。

[[アドバンス]]では[[GR召喚]]で打点形成には困らないため、圧倒的に[[《“逆悪襲”ブランド》]]よりも採用率が高かった。その後、2022年1月1日に《ジョー星》が殿堂入りすると、オリジナルでもこちらの採用率が回復した。

**その他 [#others]
-アニメでは第11話で[[ボルツ]]が[[《“罰怒”ブランド Ltd.》]]に対して契約を打診し、それを受諾されたことで[[《“罰怒”ブランド Ltd.》]]からこのカードに書き換わった。声優は強化前と同じく[[林大地]]氏。

-漫画版でも同様に使用した。

-[[《“必駆”蛮触礼亞》]]の[[フレーバーテキスト]]を始めとして、一人称には[[ボルツ]]と同じように「俺ちゃん」を使っている。

-[[双極篇背景ストーリー]]では[[自然文明]]に乗り込み、[[《キングダム・オウ禍武斗》]]と対峙。だが[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]の前に敗れたことで、[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]と共に修行場へと向かう。その結果、[[新たな必殺技>マスターG・G・G]]と[[新たな姿>《“轟轟轟”ブランド》]]を手に入れた。
--[[王来篇背景ストーリー]]では[[《ガイゼキアール》>《魔帝連結 ガイゼキアール》]]の力によってかこの形態に戻っていた。[[《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]と共に[[《ガイゼキアール》>《魔帝連結 ガイゼキアール》]]を倒し、そして[[ガイアール・カイザー>《ガイアール・カイザー GS》]]の魂と共鳴して、[[レクスターズ>《“罰星怒”ブランド》]][[となった>《我我我ガイアール・ブランド》]]。

-後のフィニッシャー系のブランド群はパワー9000に統一されており、その後の[[火力]]系[[防御札]]もそのラインを一定の指標として調整されている感がある。

-デュエチューブによると、カード名の由来は"Brand-new(真新しい)"から連想した"Brand-bad"という造語。意訳すると「マジでBAD」になるとのこと。
--また、「Brand」という英単語には「焼印」という、ちゃんと火文明らしい意味もある。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#plays]

|“罰怒”ブランド MAS 火文明 (7)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 9000|
|マスターB・A・D|
|W・ブレイカー|
|自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。|

[[DMPP-31]]で実装。

[[注釈文]]が省略されたのみで、[[能力]]などはTCG版から変わらない。

[[マスターB・A・D]]の[[スーサイド]]は実際に出した順番にかかわらず他の[[B・A・D]]より先に[[解決]]される。そのため[[自壊]]が確定しているクリーチャーを破壊して[[デメリット]]を抑える運用はTCGから引き続き可能。

[[文明の解放>TCG版との差異点 (デュエプレ)]]システムによる恩恵が凄まじい。コスト1→コスト1→《“罰怒”ブランド》や[[《一番隊 チュチュリス》]]→コスト2→《“罰怒”ブランド》など、[[ウィニー]]で[[コスト軽減]]を稼ぐあらゆる動きに[[火]][[マナチャージ]]が1回しか必要なくなった。他[[文明]]の[[S・トリガー]]である[[《終末の時計 ザ・クロック》]]や[[《閃光の守護者ホーリー》]]を採用した構築が早速結果を残している。
デッキの4割以上が[[防御札]]という事例がザラで、防御札が4枚から8枚程度がデフォルトの構築であったTCG版当時を遥かに凌ぐ[[受け]]水準という自身に立ちはだかる壁を、自身も受けを固くするというTCG版ではほぼ考えられない逆転の発想で越えたのである。
同弾では[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]][[《ドドンガ轟キャノン》]]も登場したが、それらは《ホーリー》などと比べた場合の強みが1ターン目の[[マナ基盤]]になる点くらいとなり、思わぬライバルが出現する形となった。
一方で、低ランク帯では色事故が起こりようがなく安定して早期キルを狙える純正の赤単構築の需要も根強い。その辺のランク帯にはTCG版で[[フルパワー構築>デッキビルディング#full]]が流行していた時期を参考にした防御札0枚の3ターンキル特化型も存在する。フィニッシャー格の最速着地が【無色ジョーカーズ】よりも早期であり、除去を受け付ける前にある程度ビートダウンできるため、【赤単ブランド】自体が【無色ジョーカーズ】と比べて環境で分がある。

防御札の枚数・質の水準がより高い[[All Division]]では[[New Division]]より立場が悪い。特に[[5色]]系統対面では多くの場合で[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]でのカウンター、あるいは[[《超次元リュウセイ・ホール》]]からの始動による[[《百族の長 プチョヘンザ》]]への革命チェンジで総崩れになる。

机上論では、【赤青ブランド】で[[《飢えと乾き ケローラ》]]→[[《無重力 ナイン》]]と動くことで最速2ターン目に《“罰怒”ブランド》を出せた。しかし、《ケローラ》は[[DMPP-31]]時点で未実装であり、コスト1[[アウトレイジ]]を入れる場合《ケローラ》に比べると使い勝手に難のある[[《勇気の爪 コルナゴ》]]を採用せざるを得ない。

2025年6月中旬頃になると、[[《ラウド “NYZ” ノイジー》]]に加えて[[《ボワー汽艦 ゴリンゴリ》]]を採用したリソース重視型の【赤単ブランド】が開発され、ND環境の前線に浮上。
**関連カード [#related]
-''Prev''
--[[《“罰怒”ブランド 1st》]]

-''Next''
--[[《“轟轟轟”ブランド》]]

-[[《“罰怒”ブランド Ltd.》]]
-[[《“罰星怒”ブランド》]]

-[[《オプティマスプライム》]]([[別名]]にこのカードを持つ)

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《ギアード・エクストリーム》]]
--[[《勇愛の天秤》]]
--[[《“必駆”蛮触礼亞》]]
--[[《“破舞”チュリス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-RP4]]、[[DM23-RP4X]]、[[DMPP-31]]([[Sec1>シークレットカード]])&br;'''仲間とともに闘い、仲間を鼓舞する。それがリーダーの資質だ。'''
-[[DMPP-31]]、[[DMPD-13]]&br;'''オレが[[火文明のマスター]]、“罰怒”ブランド様だ!オレちゃんのマジでバッドな戦いを見てくれ!――“罰怒”ブランド'''
-[[DMPP-31]]([[Sec2>シークレットカード]])&br;'''“罰怒”ブランドが火山の力を得たとき、その真の力が発揮される!'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMRP-02 「デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!」>DMRP-02]]
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](M㊙︎7/M㊙︎10)
--[[DM24-SD1 「いきなりつよいデッキ 攻めの王道」>DM24-SD1]](3/12)
-illus.[[出水ぽすか]]
--[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]](17A/20)
-illus.[[ikeda_cpt]]
--[[DM23-RP4 「アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝」>DM23-RP4]](TR2/TR9)
--[[DM23-RP4X 「アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝」超刺激パック>DM23-RP4X]](TR2/TR9)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-CV:[[林大地]]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMPP-31 「自由の弾丸 -HERE COMES NEW WORLD!!-」>DMPP-31]](通常)([[Sec1>シークレットカード]])([[Sec2>シークレットカード]])
--[[DMPD-13 「ボルツのブランド・アクション・ダイナマイト」>DMPD-13]]

**参考 [#reference]
-[[ビートジョッキー]]
-[[マスターB・A・D]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[マスターカード]]

-[[【赤単ブランド】]]
-[[【赤青ブランド】]]
-[[【ビートジョッキー】]]

&tag(クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト7,ビートジョッキー,猿人,パワー9000,マスターB・A・D,B・A・D,W・ブレイカー,スピードアタッカー付与,《“罰怒”ブランド》,ブランド,MAS,マスターカード,20thレア,20thSPレア,クリエイターズコラボ,Yuukoo009,出水ぽすか,ikeda_cpt,クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト7 (デュエプレ),ビートジョッキー (デュエプレ),パワー9000 (デュエプレ),マスターB・A・D (デュエプレ),B・A・D (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),スピードアタッカー付与 (デュエプレ),《“罰怒”ブランド》 (デュエプレ),MAS (デュエプレ),マスターカード (デュエプレ),シークレットカード (デュエプレ),Yuukoo009 (デュエプレ));