#author("2025-10-16T08:35:55+09:00","","")
#author("2025-10-16T08:42:21+09:00","","")
*《「これ&ruby(いじょう){以上};、&ruby(ちくせき){蓄積};された&ruby(まりょく){魔力};を&ruby(ふ){増};やしてどうするのです?」》 [#top]

|「これ以上、蓄積された魔力を増やしてどうするのです?」 C 無色 (2)|
|呪文|
|''S・トリガー''(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)|
|カードを1枚引く。|
|自分のマナゾーンにあるカードを1枚、裏向きにしてもよい。(マナゾーンにある裏向きのカードは、マナの数字が1の無色カードとして扱う。その持ち主はそれをいつでも見てもよい)|

[[DM25-EX2]]で登場した[[無色]]の[[呪文]]。 

1[[ドロー]]の後、[[任意]]で[[水晶マナ]]を作る[[S・トリガー]]。久々に登場した[[蓄積された魔力]]のカードである。

[[手札]]を減らさずに水晶マナを作って次の[[ターン]]の[[《シャングリラ・クリスタル》]]に繋げられるが、同じ役割の[[初動札]]には[[《水晶設計図》]]が存在する。そちらはS・トリガーこそ持たないものの[[サーチ]]によって[[再現性]]を担保できる。

他にも[[無色]]では[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]][[《策士のシダン ニャハン》]]など、[[有色]]では[[《戦攻のシダン アカダシ/「いいダシがとれそうだ」》]]の[[サイクル]]や[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]など、同コスト帯の競合相手が非常に多い。

[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]のページでも解説されているが、S・トリガーの水晶マナ作成は[[クリスターナル・K]]や[[水晶武装]]S・トリガーと相性が良く、それらの[[防御札]]が強い[[環境]]でサポートの役割を持てる。
また、[[《シャングリラ・クリスタル》]]にアクセスできる確率を少しでも上げたい場合は[[《水晶設計図》]]の5枚目以降、[[水]]入りでも[[《戦攻のシダン アカダシ/「いいダシがとれそうだ」》]]に次ぐ候補として一考の余地がある。

[[《ウラNICE》]]と同様[[《神化のカルマ シフォン》]]がいれば[[実質コスト]]0でサーチなどではない純粋な1ドローができる呪文でもある。

**[[背景ストーリー]]について [#story]

[[蓄積された魔力]]のための[[ネタカード]]のような存在だが、%%(ネタカードだからこそ?)%%しっかりとした[[背景ストーリー]]が存在する。

ソース:https://youtu.be/6ITNnLknyJ4?t=28m52s

-場面としては[[DM24-BD6]]版[[《グレート・流星弾》]]で言及されていた[[セレス世界>並行世界#Celes]]への介入と同一だが、配下を送ったというそちらの記述とは裏腹に、[[《ウィズダム・シュタイン》>サファイア・シュタイン]]自身が[[《「俺獅」の頂天 ライオネル》]]および[[イラスト]]には描かれていないが[[《偽りの希望 鬼丸「終斗」》]]との対話に臨んでいる。
[[デュエチューブ]]では、世界への干渉を避ける彼女の思想とかけ離れた行動について「ライオネルたちを説得するため」と解説されている。

-カード化する際に便宜上、一瞬の出来事が抜粋された形となっているが、実際には何十倍もの長さで終わった世界の美しさについて語っている。また、説得に応じなかった場合は武力によって強制的に世界の再始動を止めさせるつもりでいる。武力行使は自身の眷属が行うとのことなので、[[《グレート・流星弾》]]のフレーバーテキストとも辻褄が合う。

-ちなみに[[上位存在]]である自身がクリーチャーたちの前に現れたり戦いを起こしたりすることで生まれる物語については「必要経費」と捉えており、最悪[[弟>《サファイア・ペンダット》]]の力で歴史を改変すれば語られなくなると考えているらしい。

-以上の内容は[[《ウィズダム・シュタイン》>サファイア・シュタイン]]の異常な行動ではなく、世界の再始動を止める手順として淡々と説明されている。監視者としての名声を得るまでに、同じ方法で無数の世界の再始動を阻んできたのだと思われる。

-兄である[[《サファイア・バンキッシュ》>バンキシー]]はその性格について、自分の興味の対象には[[母親>《サファイア・ミスティ》]]譲りの苛烈な執着を見せるとされていた。[[《ウィズダム・シュタイン》>サファイア・シュタイン]]もまた、自分が美しいと感じるものについて延々と語り続け武力行使も辞さないという姿勢から、兄とよく似た厄介な性格が窺える。

**[[イラスト]]などについて [#illust]
-「サファイア家」長女として[[背景ストーリー]]に登場していた[[《ウィズダム・シュタイン》>サファイア・シュタイン]]の姿が初めて描かれた。背後からのアングルではあるが、[[《サファイア・バンキッシュ》>バンキシー]]を思わせる銀の体色と[[《サファイア・ミスティ》]]のブーツのような脚装甲が確認でき、既存[[スターノイド]]のデザインを集合させたクリーチャーと言える。

-上記の[[背景ストーリー]]とは全く無関係に、[[蓄積された魔力]]の[[名称カテゴリ]]を増やしても仕方がない、というメタ発言とも解釈できる。この名称カテゴリをサポートする新規カードは2018年以降登場しておらず、ほとんど忘れ去られた[[コンセプト]]となっている。同弾でサポートカードが[[再録]]されることもなかった。

--このカードのフレーバーテキストも、「『''無意味''([[蓄積された魔力]]のテーマデッキは無いに等しい)』に『''無意味''(需要の薄いテーマに強化札を配る)』を重ねるの?」と自虐していると受け取られても仕方ない書き方をされている。

--シュタインは、「終わった物語は美しい」と考えているため、美しいものに蛇足を加えようとすることを辞めさせる説得に「無意味に無意味を重ねないで」と発言するのは、流石に違和感が大きい。(無駄なことをしないでと言いたいのなら「これ以上、無意味なことを続けてどうするのです?」で良いはず。すなわち「〜〜に無意味を重ねるの?」の「〜〜」部は何かしらの暗喩、例えば「終わった物語」の置き換えなど何らかの意図を含むはずだが、ここで矛盾が起こる。)
--シュタインは、「終わった物語は美しい」と考えているため、美しいものに蛇足を加えようとすることを辞めさせる説得に「無意味に無意味を重ねないで」と発言するのは、流石に違和感が大きい。(余計なことを継続していることに脅しをかけるのなら「これ以上、無意味なことを続けてどうするのです?」で良いはず。すなわち「〜〜に無意味を重ねるの?」の「〜〜」部は何かしらの暗喩、例えば「終わった物語」の置き換えなど何らかの意図を含むはずだが、ここで矛盾が起こる。)

**その他 [#others]
-有色呪文の[[《記憶喪失魔法 アブラカタブーラ》>《埋没のシダン オリーブオイル/記憶喪失魔法 アブラカタブーラ》]]と比較すると、コスト+1の増加で[[キャントリップ]]/[[S・トリガー]]/文明の支払い免除([[無色]])の[[メリット]]を得ているため、やや[[コストパフォーマンス]]が良い。

-本家[[《蓄積された魔力》]]からは追加[[ドロー]]が水晶マナ作成に変化している。

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#related]
-[[《水晶設計図》]]

-[[《ウラNICE》]]
-[[《堕呪 ギャプドゥ》]]

-[[《蓄積された魔力》]]
-[[《蓄積された魔力 パーノレ》]]
-[[《蓄積する者 アルコウス》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《「俺獅」の頂天 ライオネル》]]
--[[《ウィズダム・シュタイン》>サファイア・シュタイン]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM25-EX2]]&br;'''無意味に無意味を重ねるの? -[[ウィズダム・シュタイン>サファイア・シュタイン]]'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DM25-EX2 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」>DM25-EX2]](86/105)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[S・トリガー]]
-[[キャントリップ]]
-[[水晶マナ]]

-[[蓄積された魔力]]

&tag(呪文,無色,コスト2,S・トリガー,ドロー,キャントリップ,水晶マナ化,《蓄積された魔力》,C,コモン,MITSUAKI MATSUMOTO);