#author("2024-08-27T19:25:08+09:00","","")
#author("2024-10-16T22:56:47+09:00","","")
*《「&ruby(せんりつ){戦慄};」の&ruby(いただき){頂}; ベートーベン》 [#ub26208d]

|「戦慄」の頂 ベートーベン VIC 無色 (10)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 13000|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが召喚によって出た時、ドラゴンまたは無色呪文を合計3枚、自分の墓地またはマナゾーンから手札に戻す。自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、このクリーチャーをタップしてもよい。|
|相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|
|自分のドラゴンとコマンドすべてに「エターナル・Ω」を与える。(「エターナル・Ω」を持つクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)|

[[DMR-07]]で登場した[[ビクトリー]]を持つ[[無色]]の[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。

強力な3つの[[能力]]を併せ持つ[[フィニッシャー]]である。

まず、自身を含む[[コマンド]]と[[ドラゴン]]に[[エターナル・Ω]]を[[付与]]する[[常在型能力]]。両種族共に大型の[[クリーチャー]]が多いため、一見地味ながら非常に強力。
[[フィニッシャー]]格の[[クリーチャー]]が[[除去]]されても[[手札]]に戻ってしまうということであり、相手からすると非常に恐ろしい状態となる。

特に[[《威牙の幻ハンゾウ》]]と組み合わせると凶悪であり、[[ニンジャ・ストライク]]を使って[[山札の下]]に行ってしまう[[シノビ]]を手札に戻せるため、毎ターン使うことが出来る。

[[自壊]][[能力]]を毎ターン使い回すことも出来る。[[《龍神ヘヴィ》]]、[[《黒神龍アバヨ・シャバヨ》]]、[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]を使い回せば、瞬く間に相手の陣営は壊滅状態となるだろう。

次に、[[攻撃]]対象を《ベートーベン》自身に固定するという[[常在型能力]]。[[攻撃]]を強要させるわけでないものの、《ベートーベン》が[[タップ]]されていると、相手は必ず[[攻撃]]対象に選ばなければならないため、[[ビートダウン]]への牽制になる。
[[パワー]]が13000もあるため、[[除去]]の手段が無い[[速攻]][[デッキ]]では詰みに近い状態となるだろう。

さらに、[[召喚]]して[[バトルゾーン]]に出したとき、[[ドラゴン]]か[[無色]]呪文を合計3枚、[[墓地]]と[[マナゾーン]]の片方または両方から回収しつつ、3マナ増やし、自身を[[タップ]]することができる[[誘発型能力]]。

[[マナゾーン]]の損失なしに3枚もの[[手札補充]]ができるため、この[[能力]]も非常に強力。[[フィニッシャー]]の[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]を[[回収]]したり、この[[クリーチャー]]を[[召喚]]するのに使用した[[《戦慄のプレリュード》]]と別の《ベートーベン》を[[手札]]に加え、更なる展開を行うのもいい。

また、専用[[アタック・チャンス]]呪文である[[《運 命》]]を意識したものとなっており、スムーズに[[コスト踏み倒し]]の準備を整えることができる。手札枚数を調節すれば、狙った[[ドラゴン]]を一気に展開することも可能。
[[召喚]]時の[[能力]]は誘発しないものの、普通に[[マナコスト]]を払って唱えた[[《運 命》]]から《ベートーベン》を出しても十分に強力だろう。

自身を[[タップ]]する[[能力]]は、[[攻撃]]対象を固定する[[能力]]を意識したものになっている。
[[シールド]]0枚の状態でも、このクリーチャーを[[召喚]]すれば、除去されるか[[パワー]]13000以上の[[クリーチャー]]に[[攻撃]]されない限り1ターン耐えることが出来る。
[[任意]]なので、[[《メッサダンジリ・ドラゴン》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]等で[[スピードアタッカー]]を得ている場合は[[タップ]]させなくてもよい。

[[【ターボゼニス】]]に入れてもいいが、相性のいい[[デッキ]]を組んで使うのも十分に強力だろう。

専用デッキについては「[[【ベートーベン】]]」を参照のこと。

-[[召喚]]した時の[[カード]]の[[回収]]は[[強制]]かつ3枚固定である。[[ドラゴン]]・[[無色]][[呪文]]が3枚以上[[マナゾーン]]もしくは[[墓地]]にあれば、それらを3枚回収しなければならない。回収できるカードが2枚以下しか無い場合は可能な限り[[回収]]する。

-[[無色]][[呪文]]なら何でも[[回収]]できるため、[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]や[[《黄泉秘伝トリプル・ZERO》]]などを[[回収]]してもよい。[[《神豚 ブータンPOP》]]や[[《神聖牙 UK パンク》]]と組んで[[《トンギヌスの槍》]]を連打するのも強力だろう。

-この[[能力]]は[[攻撃]]を[[強制]]するのではなく、[[攻撃]]目標を自身に限定するものである。つまり、相手は「[[攻撃]]しない」という選択肢を取ることも可能。[[《龍神ヘヴィ》]]や[[《悪魔聖霊バルホルス》]]の[[能力]]と混同しないように注意。「[[可能であれば攻撃する]]」の項も参照。

-名前の由来は言うまでも無く、ドイツの作曲家「[[ルードヴィヒ>《偽りの王 ルードヴィヒ》]]・[[ヴァン>《戦場のピアニスト VAN・ビート》]]・ベートーヴェン」。「戦慄」は「旋律」にかかっていると思われる。また、左手に持っている盾は、音楽記号であるト音記号をかたどっているようである。

-漫画「ビクトリー」では[[オサムライ・ヴァン・オサム]]が[[切札 勝太]]戦で使用したが、この[[クリーチャー]]で[[シールド]]を[[ブレイク]]する時には[[T・ブレイカー]]ではなく[[W・ブレイカー]]になっていた。
アニメ「ビクトリーV」でも同様に使用し、こちらは[[シールド]]を[[ブレイク]]する時には正しく[[T・ブレイカー]]になっていた。

-[[背景ストーリー]]では、[[ゼニス]]によってさらわれた希望の双子の片割れである。また、実は鎧が本体であり、《「戦慄」の頂 べートーベン》の力を増幅させるために、[[修羅丸>《真実の名 修羅丸》]]が中身に選ばれていた。

-伊原しげかつ氏によって描かれた[[背景ストーリー]]漫画『STORY OF DUEL MASTERS』のうち、エピソード2に相当する「〜覇王鬼丸伝編〜」では、第3話に登場。[[ドラゴン>キング・コマンド・ドラゴン]]達の奏でるオーケストラと共に[[鬼丸>《希望の覇王 鬼丸「刀」》]]らゴールデン・エイジの前に姿を現わし、[[ゼニス]]の進める「ゼロ計画」を明かす。絶大な力によってゴールデン・エイジを蹂躙する。
《ベートーベン》に挑んだ鬼丸は、胸のトライストーンの中に自身と瓜二つの姿がいることに驚く。
鬼丸の姉である[[プリンセス・プリン>《好奇心 プリンセスプリン》]]によってその本名が[[修羅丸>《真実の名 修羅丸》]]であることが明かされる中、姉に免じて去って行った。
--また、この作品では《「戦慄」の頂 ベートーベン》及び《黄金龍 鬼丸「王牙」》は、「ゼニスの力で作り出した巨大な鎧を、胸部のトライストーンの中から修羅丸(鬼丸)が操っている姿」として見上げるような巨体で描かれている。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#l8d99a8c]

|「戦慄」の頂 ベートーベン VIC 無色 (10)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 13000|
|ビクトリーアイコン|
|T・ブレイカー|
|召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の墓地またはマナゾーンからドラゴンまたは無色カードを合計3枚まで手札に戻す。自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、このクリーチャーをタップしてもよい。|
|相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|
|自分の、種族にドラゴンまたはコマンドを持つクリーチャーは、すべて「エターナル・Ω」を得る。|

[[DMPP-19]]で実装。

[[墓地>墓地回収]]・[[マナ回収]]の対象が[[無色]]呪文から無色カードに拡大した。また、回収枚数3枚「まで」となったことでマナを減らしたくない場面でもデメリットが発生しなくなり、墓地が空でも回収枚数を抑えれば[[マナブースト]]としても利用可能になった。
また、[[《運 命》]]のノイズになるカードを回収せず、確実に出したいドラゴンのみを手札に残すプレイングも可能になった。

[[《戦慄のプレリュード》]]を唱えてから《「戦慄」の頂 ベートーベン》を召喚すると、唱え終わって墓地にある[[《戦慄のプレリュード》]]を手札に戻せる上、墓地回収で結果としてマナ回収をせずにハンドアドバンテージを得つつマナブーストの恩恵を得られる。

[[《メッサダンジリ・ドラゴン》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]といった[[スピードアタッカー]]付与は、[[《運 命》]]の[[アタック・チャンス]]起動と相性が良い。
非[[召喚]]で《「戦慄」の頂 ベートーベン》を出した場合においても、スピードアタッカーなら攻撃のルールで自発的にタップ状態になれるので[[攻撃誘導]]も活用できる。

[[《龍仙ロマネスク》]]などと違い、ブーストが疑似[[タップイン]]に変更されていない。ブーストで得た使用可能マナで[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]をすぐクロスし[[《運 命》]]の[[アタック・チャンス]]に繋げるといったコンボが狙える。

[[【バルガライゾウ】>【バルガライゾウ】 (デュエプレ)]]では、肝心の[[《超天星バルガライゾウ》]]が引けないまま10マナ以上に到達することは少なくないため、今引きで受け札兼リソース補充になるこのドラゴンも採用が検討できる。
純粋に[[《フェアリー・ギフト》]]で早出しし、0〜3枚回収と3ブーストで手札とマナ数を整え、次のターンに暴れる準備としても運用できる。

-実装に先立つ[[DMPP-18]]期の[[レジェンドバトル]]「ゼロの邂逅」のストーリーに登場した。[[カノン]]の能力により顕現した[[ゼニス]]の一柱であり、[[カノン]]が[[ウェディング]]を姉のように慕っているのを、何か思うところがありそうな様子が描かれた。

-後にメインストーリーでも登場した。その動向などは[[修羅丸]]の頁を参照。

-2024年8月29日メンテナンス前の4つ目の能力テキストは以下の通りだった。
|自分のドラゴンとコマンドはすべて「エターナル・Ω」を得る。|
コマンド・クロスギアの[[《天装 タイショウ・アームズ》]]も[[エターナル・Ω]]を得ていたが、エターナル・Ωの効果が「この''クリーチャー''がバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す」なので、実際にバトルゾーンを離れる時は手札に戻せなかった。今後は、エターナル・Ωを得ることすらなくなるが、それによる挙動の変更はない。

-[[シークレット版>シークレットカード]]があり、入手すると[[修羅丸]]の[[スキン]]等が使用可能になる。

-[[デュエマシティの日常]]では30話から登場。暇を持て余す[[ライオネル>《「俺」の頂 ライオネル》]]に付き合ういいコンビといった具合だが、不味いケーキを食わされたりしている。%%「受難」の頂%%

**[[サイクル]] [#v1c9b05d]
[[DMR-07]]の、専用の[[アタック・チャンス]][[呪文]]を持つ[[クリーチャー]][[サイクル]]。
-[[《黄金龍 鬼丸「王牙」》]]/[[《王牙秘伝ゴールデン・ビクトリー》]]
-''《「戦慄」の頂 ベートーベン》''/[[《運 命》]]
-[[《真実の名 ワクワク・チャップルン》]]/[[《守護秘伝ウィング・スパーク》]]

**関連カード [#t7196011]
***修羅丸 [#ubf3b98b]
-''《「戦慄」の頂 ベートーベン》''
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]
-[[《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》]]
-[[《真実の名 修羅丸》]]

***希望の双子二人一組 [#qb61c45a]
-[[《希望の絆 鬼修羅》]]

***希望の双子の融合形態 [#rbdaf950]
-[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]

***派生カード [#mecb14ce]
-[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]
-[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]

//-[[《運 命》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#mf68a7ce]
-[[DMPP-19]]&br;'''戦慄の旋律を奏でる者、それが「戦慄」の頂なり。'''
-[[DMPP-19]](シークレット)&br;'''お前の運命はここに決した!――[[修羅丸]]'''
-[[DM23-EX3]]&br;'''かつては希望の双子。今は戦慄の戦鬼。'''

**収録セット [#bf0efdeb]
***[[デュエル・マスターズ]] [#n92b3397]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」>DMR-07]](V2/V2)
--[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」>DMX-25]](V5/V12)
--[[DM23-BD4 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ドラドラドラゴン龍幻郷」>DM23-BD4]](11/60)
--[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](TR5/TR15)
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](46/50)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#t4241736]
-CV:[[梅原裕一郎]]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]、[[hatapug]]([[シークレット>シークレットカード]])
--[[DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」>DMPP-19]]

**参考 [#jfec0500]
-[[キング・コマンド・ドラゴン]]
-[[アンノウン]]
-[[ゼニス]]
-[[召喚]]
-[[cip]]
-[[ドラゴン]]
-[[無色]]
-[[呪文]]
-[[墓地回収]]
-[[マナ回収]]
-[[山札の上]]
-[[マナブースト]]
-[[タップ]]
-[[可能であれば攻撃する]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[コマンド]]
-[[エターナル・Ω]]
-[[付与]]
-[[ビクトリー]]
-[[DASHゴールデンリスト]]
-[[【ベートーベン】]]

----
[[公式Q&A]]

-4つ目の能力について
--[[エターナル・Ω]]も参照のこと

>Q.バトルゾーンに自分の''《「戦慄」の頂 ベートーベン》''と[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]がいます。&br;[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]が破壊される時、''《「戦慄」の頂 ベートーベン》''の能力によって与えられた「エターナル・Ω」と、「スター進化」の置換効果はどちらが優先されますか?
A.[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]の持ち主がどちらの置換効果を適用するか選べます。&br;「スター進化」を適用した場合、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]のみが墓地に置かれ、進化元のクリーチャーはバトルゾーンに残ります。「エターナル・Ω」を適用した場合、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]とその進化元を含む構成カードがすべて、手札に戻ります。&br;置換効果は各イベントにつき1回しか適用されないので、両方を適用することはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40288]](2021.9.22)

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