#author("2024-10-25T16:06:31+09:00","","")
#author("2024-10-25T16:06:51+09:00","","")
*《お&ruby(さわ){騒};がせチューザ》 [#y91ddfa7]

|お騒がせチューザ UC 火文明 (4)|
|クリーチャー:ドリームメイト 2000|
|このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。|
|このクリーチャーがタップしていれば、すべてのプレイヤーは呪文を唱えられない。|

[[DM-20]]で登場した[[火]]の[[ドリームメイト]]。

[[タップ]]されていれば全ての[[呪文]]の詠唱を禁止する。

ひとたび[[攻撃]]を始めれば[[【ミラクルとミステリーの扉】]]などの[[呪文]]を主体にした[[デッキ]]を完封することができる。
[[攻撃]]は[[メインステップ]]の後なので、自分のターン中はほぼ問題なく[[呪文]]を使える点が優秀である。

カードとしての欠点は、このクリーチャーをタップさせて相手にターンを返した場合、自分のシールドにある[[S・トリガー]]などの方法でも呪文も使えなくなってしまうというデザインになっている。
とはいえ、《お騒がせチューザ》がタップしたターンに[[ワンショット]]を決めてしまう、自分のデッキ構築で[[S・トリガー]]や[[S・バック]]系のカウンター呪文に依存しない方法で防御札を積むといった方法で簡単にデメリットを帳消しにすることが可能。[[S・トリガー獣]]や[[ブロッカー]]を駆使したい。

ただし、可能であれば毎[[ターン]][[攻撃]]しなければいけないため場持ちが悪い。[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]と同じく相手がブロッカーを出していても攻撃を強いられてしまう。出たターンは[[召喚酔い]]で自力ではタップ状態になれず能力の発揮までにタイムラグも生まれる。それら弱点をサポートしてやる必要がある。
使用の際はこのカードに合わせてうまく[[デッキ]]を組んでやる必要があるので、非常に玄人向けな[[カード]]と言える。

**ルール [#y21fb9a8]
《お騒がせチューザ》をタップさせることを[[代替コスト]]や[[コスト軽減]]にして呪文を唱えようとした場合、唱えられなくなる前に「唱える」ことが確約されるため、そのまま唱えることができる。[[《シンクロ・チューン》]]、[[《カエルB ジャック》]]効果、[[ムゲンクライム]]呪文などが該当。

#region2(旧裁定){{
過去には、唱えることが確約される前にタップされるが、《チューザ》をタップした瞬間に呪文を唱えられなくなる効果が有効になり、結果として「クリーチャーをタップするというコストを支払った後に唱えることが不発になる(手札に戻す)」という裁定が出ていた。

この場合、なぜ唱えられない呪文にコストだけを支払うことができてしまうのか。[[非公開ゾーン]]にあった呪文の場合、結果的に唱えられない呪文はから見せてから戻すのか、あるいは見せないで不発に終わって戻すことになるのかの疑問が生じる。
}}

**他のカード・デッキとの相性 [#o76ada72]
-この[[クリーチャー]]が[[タップ]]されている限りは自分も[[呪文]]は使用できないので、([[プレミアム殿堂]]カードだが)[[《ベイB ジャック》]]の効果でこのクリーチャーをマナとしてタップしたり、攻撃時の[[アタック・チャンス]]も使えなくなってしまう。[[攻撃]]する際は順序をしっかり考えるようにしたい。

-[[《死皇帝ベルフェギウス》]]とは相性が良い。毎[[ターン]][[攻撃]]しなければならない[[デメリット]][[能力]]を無効化し、さらに場持ちの悪さもある程度改善できるためである。
また、自分が[[呪文]]を唱えたい時に任意でこの[[カード]]を[[破壊]]できるのも良い。だが《ベルフェギウス》そのものが[[除去]]され易い事が難点か。

-[[《護法の精霊アムシオン》]]とも相性が良い。《アムシオン》の[[能力]]によって[[ブロック]]されても[[破壊]]されず、[[殴り返し]]も《アムシオン》の[[能力]]による[[パンプアップ]]で大幅な耐性が付けられ、さらに相手は[[除去]][[呪文]]を唱えることができない。

-存在が[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]に対する牽制として機能する。[[殴り返し]]でほぼ確実に倒されてしまうだろうが、少なくとも[[メインステップ]]中の呪文まではロックすることができる。

-これと[[《単騎連射 マグナム》]]や[[タップ]]状態の [[《式神シシマイ》]]があれば、相手の[[S・トリガー]]をほぼ完封できる。だが実現は難しく、よりコストの小さい[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]を使った方がやりやすい。もっとも此方は無制限、《サグラダ》は[[殿堂入り]]という差があり[[文明]]も異なるため一応の差別化はできている。
--先述の[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]では《マグナム》とこちらが普通に投入されるため、かの[[単騎ラフルル>《音精 ラフルル》]]を彷彿とさせるこの光景もしばしば起こりうる。

-[[《その子供、可憐につき》]]でスピードアタッカー化できるため、[[【可憐メタビート】]]にも投入を検討出来る。ただし、役割上[[《正義の煌き オーリリア》]]とは競合する。

**環境において [#jbe3b1e8]
当初は毎ターン殴らないといけないデメリットで場持ちが悪い性質をケアするのは難易度が高いと考えられており、[[殴り返し]]でも簡単に処理されてしまうことから評価はマチマチであった。[[《アクア・サーファー》]]で相討ちになるパワーラインであるのは如何ともし難かった。

ところが、2006年公式大会である「サマーギャラクシーリーグ」で意表を突くかの如く登場し、見事優勝した[[【チューザビートダウン】]]の主要パーツとして知られるように。
当時は[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]を[[《インフェルノ・ゲート》]]で呼び出すデッキが流行っており、このクリーチャーを速攻で出せば一方的に出来る状況を作れたのである。
【サファイア】系に強い[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]なども、《チューザ》を一度立ててしまえば動きの大部分を封じ込めることができた。
天敵である[[《アクア・サーファー》]]が《サファイア》の流行によって採用率を落としていたこと、日本一決定戦は最上級者同士の対戦であり[[地雷]][[デッキ]]と遭遇しにくかったことも有利に働いており、正に[[環境]]をよく読んだ故の勝利であると言えよう。

[[エピソード3環境]]で[[【シューゲイザーワンショット】]]のパーツとして需要が拡大。[[【ガネージャビート】]]で使われることもあった。

[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]殿堂入り前、[[【イメンループ】]]におけるフィニッシュ手段として利用されることがそこそこあった。

その後、革命編以降は手軽な[[呪文ロック]]が普及したため存在感が薄れる。特に[[《音精 ラフルル》]]の存在が痛かった。

2020年1月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂により[[《音精 ラフルル》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されると立場は一変。[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]における[[ロック]]手段として需要が高まり、チャンピオンシップでもよく見かけるカードとなった。【BUNBUN・ヴァイカー】の場合は[[1ショットキル]]なので、相手の防御札が呪文だけである時点で安全に詰めることができるのである。自軍を[[スピードアタッカー]]にする[[《チキチキ・JET・サーキット》]]や味方をタップさせる[[《爆烈マグマロイヒ》]]もテンプレパーツとして搭載されているので、タイムラグという欠点はこちらのデッキでは目立たない。

[[DM24-EX1]]発売を機に成立した[[【白赤緑ドリームメイト】]]でも[[色]]と[[種族]]の合う[[呪文ロック]]であるため採用される。[[【白青天門】]]や[[【シールドプリズン】]]に対してよく刺さる。[[ハイパー化]]コストにすることでタイムラグなしに呪文ロックが可能。だが、呪文ロックなら[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の方が高い[[汎用性]]を持つ上に、呪文ロックが無くとも[[《ベイB セガーレ》]]や[[《単騎連射 マグナム》]]で十分詰められるため、少なくとも[[DM24-EX1]]発売直後時点における需要はマチマチ。しかし2024年8月に入ると、新進の[[【白赤緑ドリームメイト】]]や[[【白緑ドリームメイト】>【白赤緑ドリームメイト】]]、[[【白黒赤ファイアー・バード】]]との対面で、唱えられさえすれば[[《テック団の波壊Go!》]]が劇的に刺さるということでそちらが流行し、[[【白赤緑ドリームメイト】]]や[[【白緑ドリームメイト】>【白赤緑ドリームメイト】]]にこのカードが1〜2枚積まれる事例が増加。横展開には貢献しないためあまり枚数を増やしたくないカードではあるが、[[光臨]]で引っ張り込めるため、[[1枚積み]]しておくだけで[[銀の弾丸]]として機能する。
そもそも王道篇から数えて約18年前の[[呪文ロック]]が環境でよく見かけられるようになった時点で、種族がどれほど重要かということと同時に、呪文ロックという行為自体がいかに協力課が窺い知れる。
そもそも王道篇から数えて約18年前の[[呪文ロック]]が環境でよく見かけられるようになった時点で、種族がどれほど重要かということと同時に、呪文ロックという行為自体がいかに強力かが窺い知れる。

-[[殿堂ゼロデュエル]]では[[【赤緑ギフト】>【ギフトミランダ】]]に4枚積みされる。[[《フェアリー・ギフト》]]で2ターン目に出せば、呪文主体のデッキに対して即死級の妨害を仕掛けることができる。

**その他 [#ta2c527c]
-[[絶版]]状態が長く続いたが、[[DMX-12]]にてめでたく[[再録]]。[[フレーバーテキスト]]上では[[《パーロック》]]の壮大なストーリーの一部に組み込まれている。&br;ただし、選択肢にある[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]は収録されていない。
//天に召されているのであたりまえといえば当たり前なのだが、今後[[DMX-12]]に変化が起こる可能性があるということだろうか。
ちなみに[[DMX-12]]では
[[《お宝猫ニャンジロー》]]↓
[[《ガガ・ピカリャン》]]↓
[[《襲撃者ディス・ドライブ》]]↓
[[《レイジング・バンブー》]]↓
''《お騒がせチューザ》''↓
[[《自爆屋ギル・メイワク》]]↓
[[《リアルとデスの大逆転》]]↓
[[《緊急再誕》]]↓
[[《《パーロック〜陰謀に立ち向かえ!〜》》]]
といった具合につながっている。

-[[《緑神龍ジオブリード》]]のイラスト右下で宝玉のような物体に閉じこめられている。

-アニメ「ビクトリーV」での「[[切札 勝太]]VS[[亜部 真理亜]]」にて勝太が使用。[[S・トリガー]]で出た[[《緊急再誕》]]によって[[《霞み妖精ジャスミン》]]を破壊し、場に出た後、[[《アクア・マスター》]]によって公開されていた[[《スローリー・チェーン》]]の発動を封じた。

-[[DMEX-17]]の[[フレーバーテキスト]]は、2006年公式大会「サマーギャラクシーリーグ」で[[【チューザビートダウン】]]が意表を突くかの如く登場して優勝したことそのままを表現している。
--[[DM24-RP1]]版はデュエプレからの逆輸入。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#jc7e9f79]
[[DMPP-20]]で実装。能力は変更無しで、レアリティが[[レア]]になった。

この色で呪文を対策できるのは貴重で、[[【ドリームメイト】>【ドリームメイト】 (デュエプレ)]]や[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]などで動員されることがあった。

[[DMPP-25]]には[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]や[[《音速 ガトリング》]]のデッキに採用されるようにもなった。

コマンドシナジーは皆無だが[[DMPP-25]]の[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]によりタイムラグなしに[[呪文ロック]]することができるようにもなっている。2ターン目に[[《一撃奪取 トップギア》]]や[[《フェアリー・ライフ》]]といった行動があれば、最速3ターン目から動き始める。

-上述の2006年公式大会の優勝者、ささぼー氏がCVを担当している。「バケモン」という表現は氏の口癖。

**関連カード [#pb096672]
-[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]
-[[《式神シシマイ》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《緑神龍ジオブリード》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#gf58a9b0]
-[[DM-20]]&br;'''「もうもうもう誰なんだよ! 危険が迫らないと効かないお札とか作るなんて!」――お騒がせチューザ'''
-[[DMX-12]]&br;'''「みんなー!聞いてくれ![[パーロック>《パーロック》]]に見捨てられたと思った[[レディ・パーロック>《海賊の祈祷師 レディ・パーロック》]]は……」《チューザ》が大声でみんなに叫んでいる。その声を聞いて、近づく影……&br;1.影の正体は《ギル・メイワク》だった。→[[《自爆屋ギル・メイワク》]]へ&br;2.影の正体は《キング・アルカディアス》だった。→[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]へ'''
-[[DMEX-12]]&br;'''[[フィオナの森]]は何度でもよみがえる自然文明の生命の象徴。そして、[[フィオナ・フォレスト>《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]を称える祭りは、「フィオナフェス」と名付けられその永遠の力を受け継ぐ祭となった。'''
-[[DMEX-17]]&br;'''[[除去コントロール>【白青黒赤ライブラリアウト】]]にあらずんば、デッキにあらず。[[除去デッキ>【除去サファイア】]]が環境を支配し、クリーチャーデッキが存在できないと思われた世界でデュエキングとなったのは、[[誰も見たことのないネズミ>【チューザビートダウン】]]だった。 - 『サマー・ギャラクシー・リーグ』'''
-[[DM24-RP1]]&br;'''逃げろ!バケモンだ!! ーーお騒がせチューザ'''
-[[DMPP-20]]&br;'''もうもうもう誰なんだよ、こんなバケモンと戦えだなんて!え、全然いい?そんなわけなーい!――お騒がせチューザ'''

**収録セット [#e77cfd04]
***[[デュエル・マスターズ]] [#f20ea1e9]
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[DM-20 「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団(ジ・アルティメット・ノヴァ)」>DM-20]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]
--[[DMEX-12 「最強戦略‼︎ ドラリンパック」>DMEX-12]] (66/110)
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](W5/W20)
--[[DM24-RP1 「王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン」>DM24-RP1]](T7/T12)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#zfa420f1]
-CV:[[ささぼー]]
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨- 」>DMPP-20]]

**参考 [#e0a58b9c]
-[[ドリームメイト]]
-[[可能であれば攻撃する]]
-[[タップ]]
-[[呪文ロック]]

-[[【チューザビートダウン】]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.[[《夢罪放免》]]を「ムゲンクライム」で唱える際、''《お騒がせチューザ》''をタップしたらどうなりますか?&br;類似例:[[《シンクロ・スパイラル》]]
A.カードを使う事が禁止されていない状況であれば、コストを支払う手順を完了することで、呪文は唱えられたことになります。なので、''《お騒がせチューザ》''をタップしたとしても[[《夢罪放免》]]の効果を解決できます。
#region2((総合ルール 601.1f)){{
:601.1f |プレイヤーはマナコストを支払います。カードを使うことに際して行うべき処理があればその処理を実行します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39136]](2020.12.15)

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