#author("2024-07-03T15:36:53+09:00","","")
#author("2024-10-11T00:19:13+09:00","","")
*《オールデリート》 [#w466a244]

|オールデリート P(VR) 闇文明 (11)|
|呪文|
|各プレイヤーは、バトルゾーン、手札、シールドゾーン、墓地にある自身のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。|

[[DMX-21]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。

4つもの[[ゾーン]]に一度に干渉する、非常に豪快な[[リセット]][[呪文]]。

各プレイヤーは[[バトルゾーン]]、[[手札]]、[[シールドゾーン]]、[[墓地]]のカードをすべて[[山札]]に戻さなければならない。
[[マナゾーン]]と[[山札]]を除いてその他の[[ゾーン]]は空になるため、[[リセット]]としては最大級の威力である。

[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]の[[龍解]]時能力から更に[[シールドゾーン]]が含まれたことによって、より確実な[[シールド焼却]]が可能となった。しかし、普通に使うと自分も[[バトルゾーン]]、[[手札]]、[[シールドゾーン]]を含むあらゆるリソースが[[リセット]]されてしまい、この呪文を[[唱えた>唱える]]後に取れる行動が原則皆無になってしまう。
それどころか、そのまま相手に[[ターン]]が渡って[[今引き]]で[[スピードアタッカー]]などをひかれて[[ダイレクトアタック]]をくらう恐れもある。

だが、何らかの方法で[[アタッカー]]を用意できれば、ガラ空きとなったところに[[ダイレクトアタック]]を決められる。

[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]などの[[離れる]]ことを[[置換効果]]で免れる[[能力]]と併用することで、確実な[[ダイレクトアタック]]が可能。
他には、同時に複数の[[呪文]]を[[唱える]]ことができる[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]と併用するべきだろう。うまく[[超次元]][[呪文]]が唱えられれば[[《ガイアール・カイザー》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]を出すことができる。

他には相手が[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]のような[[クリーチャー]]を出している場合は要注意。[[離れない]]・あるいは[[離れる]]ことを置換する[[ブロッカー]]が1体場にいただけで、その[[ターン]]中の[[ダイレクトアタック]]が極端に難しくなることを意味している。

後に登場した[[《禁断〜封印されしX〜》]]との組み合わせは強力。[[リセット]]と同時に全ての[[封印]]が外れて[[禁断解放]]が行われるので、結果として自分の[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]だけが[[バトルゾーン]]に残り、即座に[[ダイレクトアタック]]を決めることができるようになったためである。仮に[[バトルゾーン]]に相手が[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]などを残していたとしても[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の[[能力]]によって[[封印]]してしまえる。このカードと[[《禁断〜封印されしX〜》]]を使った詳しい構築は、[[【オールデリート】]]を参照。

**ルール [#l22f2861]
-この[[カード]]による[[除去]]は、[[カード指定除去]]である。そのため、[[進化クリーチャー]]や[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]に対しては、そのオブジェクトを構成している[[カード]]一枚一枚に対して[[山札送り]]の[[効果]]が適用される。

-基本的な裁定は、同じく[[全体除去]]タイプの[[カード指定除去]]である[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]や[[《ハイドロ・フォーメーション》]]と同一なのでそちらを参照されたし。この頁では[[シールドゾーン]]が絡む事象のみ取り上げる。

-[[唱えた>唱える]]この呪文そのものは[[山札送り]]にはならない。唱えている最中は[[保留状態]]であり、[[効果]]の処理がすべて終わった後で[[墓地]]に置かれるため。

-「呪文を唱える」効果を持つ呪文Aによって呪文Bを唱えている間、呪文A、B共に、保留状態である。そのため、[[《ラッキー・ダーツ》]]や[[《ホーガン・ブラスター》]]によってこの呪文を唱えた場合、《ダーツ》や《ホーガン》は[[山札送り]]にはならず[[効果]]の処理がすべて終わった後でこの呪文と共に[[墓地]]に置かれる。

-[[置換効果]]によって移動したカードは、見かけ上この呪文の干渉からは省かれてしまう。したがって、相手の[[《真・天命王 ネバーエンド》]]が存在するときに《オールデリート》を唱えて[[真・エスケープ]]を使われ、その[[シールドカード]]の中に[[攻撃]]に耐えうるだけの[[ニンジャ・ストライク]]や[[革命0トリガー]]が含まれていたとすると、[[《真・天命王 ネバーエンド》]]の[[フリーズ]][[能力]]も相まって、この呪文を使用した自分の敗北を確定させる結果となる。

**その他 [#ff50e972]
-上述の通り、どんな時でも[[《禁断〜封印されしX〜》]]がある状態で唱えれば絶対に勝てるカードはないということは最低限頭に入れないといけない。さもなければ、痛い目に遭うのは自分である。
--[[《テック団の波壊Go!》]]で望まぬ[[禁断解放]]が易化したので、状況次第では[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]をそのまま[[除去]]してしまうパターンもあるだろう。[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]等のカウンター札が充実しているのも、強気なプレイングの裏付けとなる。ただし、[[《謎帥の艦隊》]]等では《ドキンダムX》を選べないので注意。[[ミラーマッチ]]での勘違いは自滅につながりかねない。

-[[マナゾーン]]の[[カード]]にだけは一切干渉しない。この点は、同じく豪快な[[リセット]][[呪文]]として知られる[[《神々の逆流》]]とは対照的である。故に相手によるカウンターの憂き目に遭いやすくなっている、とも言えるが。

-登場当時は派手だがやや実用性に欠ける事もあり、[[シングルカード]]でのレートは特別高いわけでは無かった。しかし上記の[[《禁断〜封印されしX〜》]]が登場すると市場価格が急激に上昇した。のちに[[DMX-24]]で[[ベリーレア]]として[[再録]]されると、入手が幾分か楽になったこともありレートは落ち着きを取り戻した。
//--因みに[[DMX-24]]版は[[《レアリティ・レジスタンス》]]に引っ掛かるため、[[DMX-21]]版の[[下位互換]]である。[[【オールデリート】]]の場合は、手札から踏み倒す型がないため、なおさらレアリティの違いという点が重い。

-余りにも[[《禁断〜封印されしX〜》]]との相性が良いので、このカードが使われるのは[[アドバンス]]環境である事が多い。
--しかし、[[オリジナル]]環境でも[[バトルゾーン]]を離れない[[《純潔の翼 メダロス》]]や、[[除去]]されても[[進化元]]がバトルゾーンに残る[[スター進化]]等と組ませれば[[ダイレクトアタック]]を狙える。

-[[DMART-15]]版は[[《覇王ブラックモナーク》]]の復活とその光景を目撃した[[《暗黒の騎士ザガーン》]]のイラストとなっている、ちなみにイラストを担当した[[金林洋]]氏は自身のXで勘違いで書いてしまったカラーバージョンを公開している。((https://x.com/KANEBAYASHIYOH/status/1807977747194826780/photo/1))
-[[DMART-15]]版は[[《覇王ブラックモナーク》]]の復活とその光景を目撃した[[《暗黒の騎士ザガーン》]]のイラストとなっている。ちなみにイラストを担当した[[金林洋]]氏は自身のXで勘違いで書いてしまったカラーバージョンを公開している。((https://x.com/KANEBAYASHIYOH/status/1807977747194826780/photo/1))

-漫画『FE』の第二回世界大会において、[[ガルド]]を総動員させてデュエリストの抹殺を企んだ[[ザキラ]]が「全消(オールデリート)」と発言したのが元ネタと思われる。

-アニメ「VSR」では第28話で[[ザキラ]]が[[バサラ]]戦で使用。[[《禁断》]]による[[ロック]]を解除する為に唱え、直後に勝負を中断した。
ザキラが大きく写っているためか、[[カード]]が黒く隠されていたのだが、後に同じくイラストが隠されていた[[《イッツ・ショータイム》]]と異なり、[[能力]]が説明されず、その後にザキラが再登場する事もなかったので、このカードの能力を事前に把握していなかった当時の視聴者は一体何が起こったかわからない状態になってしまった(一応場の[[クリーチャー]]と[[墓地]]の[[カード]]が[[デッキ]]に戻る演出はあるが)。
--なお、[[スピードアタッカー]]が入ったバサラのデッキにこの呪文を撃つのは得策とは言えず、[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]や[[《黒神龍グールジェネレイド》]]などの[[墓地]][[アドバンテージ]]をリセットするためこの時のザキラのデッキとも相性は良くない。もっともこれはバサラの[[《禁断》]]も同様な上、そもそも両者共に速攻デッキとは思えない程に勝負が間伸びしていたという謎もあるが。
--これに関しては、[[コマンド]]の入っていないザキラのデッキで[[《禁断〜封印されしX〜》]]を[[禁断解放]]するための手段という考察もある。

-「デュエマTV」#49では[[デュエマスター タカ]]が使用。1ターン目から[[《ラッキー・ダーツ》]]を使ってこの呪文を唱え、[[《禁断〜封印されしX〜》]]を[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]へ[[禁断解放]]してシールドが0となったミスターキングにそのまま[[ダイレクトアタック]]をした。
--なお、その時唱えた[[《オールデリート》]]をすぐ[[墓地]]へ置いて[[山札]]に戻しシャッフルしていたが、上述したように《オールデリート》は山札に戻してから墓地に置かれるため、これはルール上不適切である。

**関連カード [#de7cdd5d]
-[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]
-[[《Dの隠家 ザトー・オブ・ウラギリガクレ》]]

-[[《オールサンライズ》]]

-イラストに描かれているクリーチャー
--[[《覇王ブラックモナーク》]]([[DMART-15]])
--[[《暗黒の騎士ザガーン》]](〃)

**[[フレーバーテキスト]] [#n05a1c00]
-[[DMX-21]]&br;'''ふたたび[[王>《暗黒王デス・フェニックス》]]の力を手に入れ、貴様たちをオールデリートしてやる。 ---[[ザキラ]]'''
-[[DMX-24]]&br;'''[[覇王>《覇王ブラックモナーク》]]の復活が世界の消滅を導く。'''
-[[DMEX-15]]&br;'''デュエルマスターを守るための組織、[[ガルド]]。その長にして「Z」の称号を持つ[[ザキラ]]は、その運命に抗うべくデュエルマスターとなるという野望を抱き、全決闘者の抹殺へとのりだした。'''
-[[DMRP-20]](11A/20)&br;'''[[闇文明]]の[[象徴となりし存在>《覇王ブラックモナーク》]]も、[[五龍神]]の[[復活>《Volzeos-Balamord》]]を前にしては「[[つまらん>《暗黒の騎士ザガーン》]]」とも言っていられない。'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''蒼狼の一族は5柱の[[神>ゴッド]]を呼び出した。そのうち1柱は、支配が行き詰った時に世界をリセットして再構築する神だった。彼らはその神にあえて「[[起源>起源神]]」の名を与えた。'''

**収録セット [#z8b631af]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」>DMX-21]](26/70)
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](8/54)([[MODE→CHANGE]])
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](29/130)
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]/[[ShoPro]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](40/50)
-illus.[[otumami]]
--[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]](11A/20)、(11B/20)
-illus.[[金林洋]]
--[[DMART-15 「神アート 激筆!!超獣戯画」>DMART-15]](3/5)

**参考 [#c14d1886]
-[[リセット]]
-[[山札送り]]
-[[全体除去]]
-[[カード指定除去]]
-[[ハンデス]]
-[[シールド焼却]]
-[[ザキラ]]

-[[MODE→CHANGE]]

□[[アドバンス]]環境の構築
-[[【オールデリート】]]
--[[【ターボデリート】]]
--[[【ネオンクスデリート】]]
--[[【ダーツデリート】]]
--[[【ガチャガチャデリート】]]
--[[【サイケデリカデリート】]]
--[[【クランヴィアデリート】]]
--[[【ダンダルダデリート】>【青緑ジョーカーズ】#ydce462c]]

□[[オリジナル]]環境の構築
-[[【スペル.Starデリート】]]

&tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト11,除去,全体除去,確定除去,ハンデス,オールハンデス,ディスカード,シールド焼却,自己シールド焼却,両者シールド焼却,墓地利用メタ,山札回復,山札送り,全体山札送り,山札送り後シャッフル,シャッフル,リセット,P,レアリティなし,VR,ベリーレア,Shigenobu Matsumoto,TUBAKI HALSAME,ShoPro,otumami,金林洋);