#author("2023-02-16T08:47:34+09:00","","") #author("2023-10-11T22:08:45+09:00","","") *《カルマ&ruby(だいしきょう){大司教}; ゾロスター》 [#o86e59eb] |カルマ大司教 ゾロスター SR 光文明 (2)| |クリーチャー:オラクル 3000| |誰も超次元ゾーンまたは超GRから、クリーチャーをバトルゾーンに出せない。| |相手はS能力を使えない。| |相手のターン中にシールドが墓地または山札に置かれる時、かわりに持ち主の手札に加える。| [[DMEX-12]]で登場した[[光]]の[[オラクル]]。 お互いに[[超次元ゾーン]]と[[超GR]]から[[クリーチャー]]を[[出せない]]状態にし、相手のみ[[スーパー・ボーナス]]の使用を禁止する。 さらに相手の[[ターン]]中にどちらかの[[シールド]]が[[墓地]]か[[山札]]に送られる時、かわりに[[手札]]に加えさせる[[能力]]を持つ。 1つ目の能力はクリーチャーのみが対象のため、[[ウエポン]]や[[フォートレス]]は出すことができる。[[ドラグハート]]に関しては、クリーチャー側が直接バトルゾーンに出されることは少ないため、ほぼほぼ[[サイキック]]メタとしてしか機能しない。 しかし、逆に[[ドラグハート]]主体の[[デッキ]]に、このクリーチャーを[[サイキック]][[メタ]][[クリーチャー]]として投入は検討できるだろう。 [[セル]]や[[サイキック・フィールド]]もメタの対象外だが、そもそも[[セル]]は単一ではバトルゾーンに存在できず[[サイキック・フィールド]]は直接出す方法がない。 2つ目の[[スーパー・ボーナス]]封じだが、あくまでも防ぐのは[[スーパー・ボーナス]]の部分だけであり、[[スーパー・S・トリガー]]自体は使える。 おまけ程度の能力と思っていいだろう。 3つ目の能力は、短い一文だがさまざまな影響がある。前提として、S・トリガーは使えないと書かれていない「[[シールドを手札に加える>シールド回収]]」は、S・トリガーを使うことができる。 まず、相手ターンの[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]や[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]などの[[シールド焼却]]を、ただの擬似[[ブレイク]]にできる。山札への移動も対象なので[[《オールデリート》]]を使われても[[S・トリガー]]などの[[防御札]]に賭けることができる。しかし、[[置換効果]]は連鎖できないため、[[置換効果]]による[[シールド焼却]]([[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]、[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]など)には無力である。そのため、[[《煌龍 サッヴァーク》]]、[[EXライフ]]のような置換効果で自分の[[シールドカード]]を身代わりにする能力と組み合わせることも不可能。 また、[[《古代楽園モアイランド》]]、[[《地獄極楽トラップ黙示録》>《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》]]のような[[墓地]]でも[[山札]]でもない[[ゾーン]]を介した[[シールド焼却]]にも無力。 自分の[[S・バック]]能力で出した[[《デュアルショック・ドラゴン》]]や、[[S・トリガー]]で唱えた[[《ボルカニック・アロー》]]の[[シールド焼却]]の[[デメリット]]を、これで緩和、または[[暴発]]に使うことができるようになる。 しかし、相手のシールドも対象なのはなかなか無視できない[[デメリット]]であり、逆にこの能力を利用される危険がある。先の[[《デュアルショック・ドラゴン》]]や[[《ボルカニック・アロー》]]も、相手に使われると完全な利敵行為になってしまう。それ以外にも、[[《暗黒鎧 ザロスト》]]や[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]((《ドルマゲドンX》のシールド焼却部分は置換効果に当たらない。))のようなシールド焼却をコストにして使うカードや、[[《堕呪 ウキドゥ》]]や[[《雷雲ドワン》>《ジギー“TND”ボルト/雷雲ドワン》]]のように山札との[[シールド交換]]が[[手札補充]]になってしまうカードなどが一定数いるため、取り扱いには注意が必要。特に[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]は一手で多大な[[アドバンテージ]]を稼がれてしまう。 -[[コスト]]2で[[パワー]]3000の[[攻撃]]可能な[[システムクリーチャー]]だが、特に[[アンタッチャブル]]なども無いため[[《超次元ボルシャック・ホール》]]などで簡単に処理できてしまうのが悲しいところ。 裏を返せば[[軽量>軽い]][[除去]]の少ない[[環境]]では相手の[[サイキック]]・[[GR]]を完封できる。大した耐性がないデザインであるのは、過去に碌に耐性を持たない[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]が活躍したことを鑑みてのことだろう。 [[《知識と流転と時空の決断》]]や[[《DROROOON・バックラスター》]]など、[[GR召喚]]後に[[除去]]を行うカードには強い。 相手がGRクリーチャーを出す前に《カルマ大司教》を出せれば、[[《*/零幻ルタチノ/*》]]など「付けた時」にトリガーする[[オレガ・オーラ]]も封殺することができる。 **ルール [#p47165db] -[[超無限GR進化]]で進化元になる[[超GR]]のカードは、クリーチャーとしてバトルゾーンに出るわけではないので、《カルマ大司教 ゾロスター》がいても、[[《ガチャレンジ ガチャロボ》]]は問題なく[[超GR]]のカードを進化元にすることができる。 -[[出せない]]だけであって、[[GR召喚]]自体を封じることはできない。挙動としては、[[GR召喚]]時に超GRの上を見てそのまま戻すことになる。 -''要塞化した城は、シールドではない''ため、このクリーチャーの置換効果の対象外 -[[S・トリガー]]および、[[S・バック]]、[[サバキZ]]は[[置換効果]]ではないため、この[[クリーチャー]]の[[能力]]で[[墓地送り]]や[[山札送り]]になるかわりに[[手札]]に加える[[シールドカード]]でも、その能力を使うことも可能。 --「[[捨てる]]」という行為は、「カードを手札から墓地に移動させる」ことを意味する。《カルマ大司教 ゾロスター》の置換効果はシールドから墓地への移動で発動するので、[[S・バック]]、[[サバキZ]]で捨てるカードが手札に戻るということにはならない。 ***裁定不明なルール [#m5e698ea] -相手が[[スーパー・S・トリガー]]の[[使用宣言]]してから、[[スーパー・ボーナス]]の解決タイミングに入る前に、自分の《カルマ大司教 ゾロスター》が除去された場合、[[スーパー・ボーナス]]が使えるか。 **環境において [#edf94189] GRメタなこともあって、事前評価はかなり高かったが、ちょうど[[《ヨミジ 丁-二式》]]、[[《マリゴルドIII》]]、[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]といったGR関係のカードが[[殿堂カード]]になったことによって、[[DMEX-12]]後は[[GR召喚]]を多用しないデッキが増え、このカードが刺さり辛い環境となってしまった。ついでの如く、[[シールド焼却]]能力を持った[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]も[[殿堂入り]]している。 また、このカードの入りそうな[[白赤]]系統はGR召喚を得意とする配色であり、自分のGR召喚も封じるこのカードより[[環境]]に刺さるデッキが多い他のメタクリーチャーが優先されている。 [[超天篇]]で出ていれば活躍していたであろうスペックで、いささか遅い出生と言える。 [[【連ドラグナー】]]が環境を席巻した頃には、[[非クリーチャー]]の[[ドラグハート]]に刺さらないという欠点が重くなった。 後に[[DMRP-17]]でより[[コスト踏み倒しメタ]]としての性能が高い[[《検問の守り 輝羅》]]が登場。一応パワーやシールド焼却等へのメタなどで差別化は可能。 **その他 [#e3378bea] -2つ目の能力は[[スーパー・ボーナス]]をアイコンで表現しており、またそのアイコンがスーパー・ボーナスの事だとテキスト内では明記されていない。 [[スーパー・S・トリガー]]を持つカード自体がそこまで多くないのも相まって初見では分かりづらいテキストとなっている。 -フレーバーテキストにある「裏オラクルの教祖」の存在は、[[DMEX-08]]版[[《禁術のカルマ カレイコ》]]でも言及されている。DMEX-08やDMEX-12で語られる内容から推測するに、[[彼>《魔壊王 デスシラズ》]]の事だろうか。 -フレーバーテキストにある「[[裏オラクルの教祖>《魔壊業皇 デストピア》]]」の存在は、[[DMEX-08]]版[[《禁術のカルマ カレイコ》]]でも言及されている。 //DMEX-08やDMEX-12で語られる内容から推測するに、[[彼>《魔壊王 デスシラズ》]]の事だろうか。 -裏教祖のいない間にカルマの力を極めていたらしく、その力を以って裏教祖になり替わろうとする姿は[[欲のあまり人をも捨てる>《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》]]ゾロスターらしい行動である。しかし、オラクル教団の信仰の強さは[[オラクリオンのドラゴン>オラクル・ドラゴン]]、[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]を降臨させてしまい、彼の支配から脱した《エモーショナル・ハードコア》に[[神罰を与えられそうになる>《湧水の光陣》]]。 //-名前の由来は古代ペルシア発祥の宗教であるゾロアスター教か。 //さすがに初代ゾロスターに書くべきかと -[[《師団の先導者 ツラトゥストラ》]]とは衣装を意図的に似せていることが[[公式から示唆>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1281531599608139776]]されている。《ツラトゥストラ》は《ゾロスター》とは世界線を異にする[[クリーチャー]]であるが、[[オラクル]]の指導的階級に立ったという点で一致している。 **関連カード [#j2ad2416] -[[《策士のイザナイ ゾロスター》]] -[[《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》]] -[[《右神のイザナイ ゾロスター》]] -[[《Disゾロスター》]] **[[フレーバーテキスト]] [#e0bfe38e] -[[DMEX-12]]&br;'''カルマの力を真に極めた私が裏[[オラクル]]の教祖となり替わろう。 ― カルマ大司教 ゾロスター''' **収録セット [#l0d09f69] -illus.[[kawasumi]] --[[DMEX-12 「最強戦略!! ドラリンパック」>DMEX-12]](S5/S20) **参考 [#hd3d551a] -[[オラクル]] -[[超次元ゾーン]] -[[超GR]] -[[出せない]] -[[メタ]] -[[スーパー・S・トリガー]] -[[スーパー・ボーナス]] -[[墓地]] -[[山札]] -[[置換効果]] -[[手札]] -[[ゾロスター]] ---- [[公式Q&A]] -1つ目の能力について >Q.''《カルマ大司教 ゾロスター》''がバトルゾーンにいる状況でオレガ・オーラを使い、GR召喚することを選びました。処理はどうなりますか。 A.超GRの一番上を表向きにしますが、そのクリーチャーはバトルゾーンに出ることができないので超GRに留まります(裏向きに戻します)。また手札から使ったオレガ・オーラはそのまま手札に留まります。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38593]](2020.7.17) -3つ目の能力について >Q.''《カルマ大司教 ゾロスター》''の3番目の能力で、シールドが墓地または山札に置かれるかわりに手札に加わる時、そのシールドが持つ「S・トリガー」は使えますか? A.はい、使えます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38594]](2020.7.17) >Q.バトルゾーンに自分の''《カルマ大司教 ゾロスター》''がいます。相手のターン中、表向きで自分のシールドゾーンに置かれた[[《凄惨なる牙 パラノーマル》]]がブレイクされる時、「シールド・ゴー」によりかわりに墓地に置かれますが、それを''《カルマ大司教 ゾロスター》''の能力で手札に加えることはできますか? A.いいえ、「シールドゴー」の能力により、持ち主の墓地に置かれます。&br;置換効果は連鎖しないので、''《カルマ大司教 ゾロスター》''による置換効果を適用することはできません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38636]](2020.7.17) >Q.バトルゾーンに自分の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]が付いたGRクリーチャーと、''《カルマ大司教 ゾロスター》''がいます。相手のターン中、自分のシールドが墓地に置かれる場合、どうなりますか? A.どちらも置換効果なので、好きな方の効果を選んで適用することができます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38651]](2020.7.17) >Q.自分の''《カルマ大司教 ゾロスター》''の3番目の能力は、相手プレイヤーのシールドにも影響しますか? A.はい、相手のターン中であれば、どちらのプレイヤーのシールドが墓地または山札に置かれる場合でも、かわりに持ち主の手札に加わります。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38658]](2020.7.17) &tag(クリーチャー,光文明,白単,単色,コスト2,オラクル,パワー3000,超次元メタ,超GRメタ,出せない,ロック,スーパー・ボーナスメタ,シールド焼却メタ,ゾロスター,SR,スーパーレア,kawasumi);