#author("2024-04-13T11:20:41+09:00","","")
#author("2024-04-27T11:51:13+09:00","","")
*《ギガジャドウ》 [#oe463fd9]

|ギガジャドウ R 闇文明 (8)|
|クリーチャー:キマイラ 14000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて墓地に置く。このようにして墓地に置いたシールド1枚につき、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊し、それができない場合、このクリーチャーは相手のシールドを1枚ブレイクする。|
|T・ブレイカー|

[[DM-34]]で登場した[[キマイラ]]。
[[cip]]で自分の[[シールド]]を全て[[墓地]]に置き、その数だけ[[選ばせ除去]]を放ち、足りない分はその数だけ相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]する。

自身の[[シールド]]5つ全てが健在であったならば、最大5体破壊の破壊ができ、選ばせ除去とはいえもはや[[全体除去]]に近く、[[アンタッチャブル]]の[[破壊]]も狙いやすい。[[シールド]]狙いなら、他に味方クリーチャーがいればそちらとの打点で[[ワンショット]]も狙える。

自分の[[シールド]]が残っていないと、ただの[[ブロッカー]]&[[T・ブレイカー]]であり、[[ビートダウン]]相手だとどのみち8マナ溜める暇はほとんどないため、基本的に終盤まで殴ってこない[[コントロール]]相手が主な仮想敵になる。特に[[シールド送り]]を除去手段にしている相手には大ダメージを負わせやすい。

しかし、このカードをまともに運用しようと思えば課題は山積み。まず、[[強制]]で自分の[[シールド]]が空になるというのはかなり大きな[[デメリット]]である。

[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]のように[[S・トリガー]]を使えるわけでもなく、それどころか手札にも加わらないため能力使用後の隙を[[ニンジャ・ストライク]]や[[革命0トリガー]]で補うのは難しい。
一応、出た時の[[破壊]]に加え、自身が[[ブロッカー]]のため、相手の[[打点]]をある程度は削げるが。

そして、そこまで大きな[[デメリット]]に対する見返りも勝利に直結しやすいとは言い難い。

相手のクリーチャーが多いほど、相手のシールドを減らすことはできず、相手のクリーチャーがいなくても「ブレイク」なため、当然[[S・トリガー]]を踏んでカウンターされて負ける危険が高い。[[S・トリガー]]抜きにしても、この[[クリーチャー]]が出せるだけの[[マナ]]が相手側にも溜まっているなら、増えた[[手札]]を使った[[スピードアタッカー]]や[[除去]]、ないしはそれを内包した[[フィニッシャー]]で押し切られる可能性も高い。

総じて、このカードを使いこなすには[[デッキ]]構築の段階からかなりの手腕を要するだろう。

-[[《獰猛なる大地》]]や[[《父なる大地》]]には要注意。デメリットを相手に良いように利用され、状況次第では一気に勝負を決められかねない。


**環境において [#dcefe045]

そのクセの強い能力からそれなりの知名度があったが、やはりその[[デメリット]]の重さから[[環境]]での使用率は乏しかった。

[[コントロール]]相手に、相手のシールドが少ない状態で相手の[[ブロッカー]]に攻めあぐねている時に、このクリーチャーでブロッカーごと相手のシールドを全壊させるために、[[ビートダウン]]で使われることがあったが、状況が限定的過ぎることから採用されても[[1枚積み]]が精々であった。

2024年4月の64人規模の[[チャンピオンシップ]]で、このカードを2枚投入した[[【白緑巨大天門】]]が優勝。
採用に至ったのは「[[ブロッカー]]」を持っているクリーチャーという部分で、[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]の能力で踏み倒すのが目的である。踏み倒し前提では左上のコストは飾りとなるが、そのコスト8という重さのお陰で[[《巨大設計図》]]で手札に加えることができるメリットがあった。このクリーチャーの破壊効果は[[ミラーマッチ]]でかなり効く。[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]と[[1枚積み]]された[[《闘うべき時!!》]]を組み合わせて[[エクストラウィン]]を獲得する戦術も使われた。

**ルール [#p0f9e126]
-テキストではやや分かりづらいが、「相手が自身のクリーチャーを1体選んで破壊できない場合」1回につき1つのシールドをブレイクできる。例えば、自分のシールドが4つ、[[バトルゾーン]]にある相手のクリーチャーが1体の場合、このクリーチャーは3つのシールドを[[ブレイク]]する。

-クリーチャーの破壊やシールドブレイクは同時に行われる(総合ルール400.7.)。例えば相手のクリーチャーが2体とシールドが3つある状況で《ギガジャドウ》が自身のシールドを5つ焼却した場合、その2体の破壊とT・ブレイクは同じタイミングで発生する。
--同時の[[選ばせ除去]]は、除去耐性を持つクリーチャーでも1回分しか被害を抑えられない。

**相性の良いカード・デッキ [#o93518ba]
-[[シールド]]を増やす効果と相性がいいため、[[《英霊王スターマン》]]によって増えすぎたシールドを消費するにはうってつけ。このクリーチャーを召喚して自分のシールドがなくなった後でも、《スターマン》の効果で追加することで保険となるだろう。

-[[《無頼聖者スカイソード》]]とは好相性。自身の[[重い]][[コスト]]を支払う為に必要な[[マナ]]を貯めつつ、自身の[[効果]]に必要な[[シールド]]を増やす事が出来る。

-[[コスト踏み倒し]]による早期の使用を考慮するなら[[《黙示聖獣カラドリウス》]]や[[《セツナノ裁徒》]]も候補。これらは[[破壊]]されるとシールドを墓地に置くことになるが、[[《光の使徒メリーアン》]]や[[《襲来、鬼札王国!》]]で[[リアニメイト]]する準備になるかもしれない。

-[[《崩壊と灼熱の牙》]]と相性がいい。相手の[[クリーチャー]]が並んでいるところに組み合わせれば[[破壊]]、[[ランデス]]、[[シールド焼却]]という強力な3つの効果を使うことができ[[1ショットキル]]も夢ではないが、いかんせん合わせて12マナと重すぎるので何らかの工夫が必要。

-[[《デジロン》]]で呼び出してみるのもいい。タイミングが難しいが、うまくいけば突然の逆転もあり得る。

-[[ターボラッシュ]]と相性が良い。[[《紅神龍ジャガルザー》]]なら[[S・トリガー]]等が来ない限り、[[ターン]]中に勝負を決められる。

-互いのシールドを一気に減らせるため、[[革命]]や[[鬼タイム]]とも高相性。

-[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]はこのカードのサポートとして格別の相性の良さを誇る。あちらの[[置換効果]]によりシールドを墓地に送る必要がなくなり、その上でシールドの枚数分[[効果]]を適用できる。
-旧裁定では[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]はこのカードのサポートとして格別の相性の良さを誇った。あちらの[[置換効果]]によりシールドを墓地に送る必要がなくなり、その上でシールドの枚数分[[効果]]を適用できた。
--[[裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31661/]]で「このようにして墓地に置いた」と明記されている《ギガジャドウ》は、結果的に1枚も墓地に置いていないのなら何も起こらなくなった。

**その他 [#m0f23f2c]

-当時の闇クリーチャーの中では超大型。加えて闇文明ではそれなりにパワーがマイナスされる[[ブロッカー]]まで持っているため、このクリーチャーが持つ能力がやはりとんでもない[[デメリット]]として計算されていることがわかる。
また、闇クリーチャーながら[[ブロッカー]]としても異常な大きさである。少なくとも[[神化編]]時点では、[[《白騎士の精霊アルドラ》]]に次ぐ第2位であった。''あの[[《天海の精霊シリウス》]]や[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]よりパワーが高かった''ということである。

-[[ヒーローズ・カード]]が存在し、[[ザキラ]]の部下である[[G (ゲドー)]]が描かれている。
[[カード名]]の「ジャドウ」も「邪道」から来ているものと思われる。

-イラストをよく見ると、3つある頭の内2つが「獅子」「草食動物の頭骨」であることがわかる。これは、[[キマイラ]]種族の元ネタである「ギリシャ神話のキマイラ」の頭(獅子・山羊・蛇)と内容が近く、ゲーム作品等のキマイラ系モンスターのデザインとしてよく採用される組み合わせである。「邪道」という名前を持ちながらある意味「王道」な姿をしているという、中々皮肉のきいたデザインとなっている。

**収録セット [#sa4e2d7a]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MURAYAMA RYOTA]]
--[[DM-34 「神化編 第3弾 烈火の刃(クロス・ジェネレーション)」>DM-34]]

**参考 [#y6225925]
-[[キマイラ]]
-[[ブロッカー]]
-[[cip]]
-[[シールド]]
-[[墓地]]
-[[スーサイド]]
-[[除去]]
-[[ブレイク]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ヒーローズ・カード]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

//>Q.自分の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]がある状況で[[《黙示録、それはラグナロク》]]を唱えました。シールドを墓地に置く際にとどまりますが、置こうとした枚数より1枚多い枚数を新しくシールドに置けますか?&br;類似例:''《ギガジャドウ》''
//A.はい、置こうとした枚数より1枚多く新しくシールドを置きます。
//#region2((総合ルール 609.1)){{
//:609.1. |継続的効果の一部は、置換効果でありえます。置換効果はイベントが発生する際に継続的に適用されます。事前に固定されるわけではありません。この種の効果は置換対象となる特定のイベントを待ち、その効果の全部あるいは一部を他のイベントで置換します。これはその影響を及ぼすものに対する「盾」のように機能します。
//::609.1a |「かわりに」という語を用いる効果は置換効果です。「かわりに」という単語によってどのようなイベントがどう置き換えられるかを示しています。
//}}
//[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39077]](2020.12.15)

>Q.自分の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]がある状況で[[《黙示録、それはラグナロク》]]を唱えました。シールドを墓地に置く際にとどまりますが、置こうとした枚数より1枚多い枚数を新しくシールドに置けますか?&br;類似例:''《ギガジャドウ》''
A.いいえ、この場合、シールドは1つしか追加できません。結果的にシールドは墓地に置かれていないので、「このようにして墓地に置いたカードの枚数」は0枚です。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39077]](2020.12.15)
//2023/1/29変更確認

&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト8,キマイラ,パワー14000,ブロッカー,T・ブレイカー,cip,自己シールド焼却,除去,複数除去,選ばせ除去,破壊,複数破壊,効果ブレイク,R,レア,MURAYAMA RYOTA);