#author("2024-01-25T07:07:25+09:00","","")
#author("2024-01-30T19:40:04+09:00","","")
*《サファイア・ウィズダム》 [#r70311d5]

|サファイア・ウィズダム SR 光/水文明 (9)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/スターノイド 15000|
|''進化'':自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。|
|''T・ブレイカー''|
|相手がクリーチャーを召喚した時または呪文を唱えた時、カードを2枚引く。|
|相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを召喚できない。|
|相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つ呪文を唱えることができない。|

[[DMX-24]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[進化]][[エンジェル・コマンド]]/[[スターノイド]]。

[[クリーチャー]]の[[召喚]]及び[[呪文]]に反応する[[置きドロー]][[能力]]と、相手に対し自分の[[手札]]の枚数以下の[[コスト]]の[[クリーチャー]]の[[召喚]]及び[[呪文]]を封じる[[ロック]]能力を持つ。長年謎のベールに包まれていたサファイア・ウィズダムが満を持して[[カード]]化。

相手が[[クリーチャー]]や[[呪文]]を唱えるたびに[[ドロー]]ができるというのは、規律を持たず知識のみを欲するという[[水]][[文明]]らしい性質を表したものだろう。[[背景ストーリー]]で語られていた知識欲旺盛な性格が、豪快な[[置きドロー]]として表現されている。また、その増やした知識、つまりは手札の枚数によって相手を[[ロック]]するという[[光]][[文明]]らしい能力も併せ持つ。
[[ドロー]]能力で[[手札]]を増やし[[ロック]]の範囲を広げるという自己完結したシステムを持っており、行動を起こす度、こちらが[[ドロー]]する度に相手の行動範囲は狭まっていく。最終的には、こちらには数多の手がある状態で、相手は全く身動きが取れなくなってしまう。

しかし、決して軽くないこのクリーチャーを出す過程で相当量の手札を消費している可能性が高く、手札依存の拘束力はやや不安定。しかも光の[[重量級]][[システムクリーチャー]]には定番の[[《聖霊王アルファディオス》]]を始め、[[コスト踏み倒し]]手段を備えている[[《超九極 チュートピア》]]や[[《聖霊王アルファリオン》]]など対抗馬も多い。能力は個性的だが、フィニッシャーとして差別化が強いられることも少なくない。
[[ドロー]]能力が強力であるため、[[マナブースト]]を行える[[自然]][[文明]]とはかみ合わせが良く、[[【ターボ】]]なら活躍が見込めるか。若干だが[[コスト]]が軽いのも恩恵に出るだろう。他、5色[[【ロードリエスコントロール】]]ではフィニッシャーの択になりえるかもしれない。

変わったところでは[[《マーシャル・クイーン》]]のフィニッシャーとしても一考に加えることができる、[[《マーシャル・クイーン》]]の効果により[[《ヘブンズ・ゲート》]]、[[《転生スイッチ》]]、[[《深海の伝道師 アトランティス》]]の三枚を踏み倒すことにより《ヘブンズ・ゲート》の効果で[[《知識の精霊ロードリエス》]]を含むブロッカー二体を踏み倒し、《転生スイッチ》の効果でコスト10の《アトランティス》を手札に戻して《サファイア・ウィズダム》をバトルゾーンに出す。次に《アトランティス》の効果で《サファイア・ウィズダム》以外のクリーチャーを全て手札に戻す、最後に《ロードリエス》の効果でドローを行うことで布陣が完成する。この布陣が完成した場合相手のマナより自身の手札が二枚以上多ければほぼ勝ちとなる。

自己完結した[[ドロー]]能力とそれに伴う[[ロック]]システムは独特の使い勝手があり、大量の[[手札]]で相手を固める過程には他の[[カード]]にはない面白さがある。場に出すことに成功した際には、思いきり能力をぶん回してやりたい。

**ルール [#v311de57]
-[[ドロー]]は[[強制]]かつ2枚固定である為、[[クリーチャー]]の[[召喚]]を繰り返されたりすると[[ライブラリアウト]]で自滅してしまう可能性があるので注意。[[オールハンデス]]などを複数使われるとリソース切れを起こす可能性もあるので気を付けたい。

**環境において [#scbc60b3]
効果自体は後に登場した強豪にも通用しうる制圧力があるものの、運用性を踏まえると永らく環境レベルには至っていなかった。

それでも、[[DMEX-04]]期にはこれを1枚投入した[[【白青黒超次元】]]が[[チャンピオンシップ]]2位入賞を果たしている。その[[プレイヤー]]の[[デッキ]]における[[ロック]]用の[[手札]]の供給は2枚投入した[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]で行っていた模様。[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]の登場を機に[[メインデッキ]]の[[クリーチャー]]での[[1ショットキル]]すら稀でなくなった[[【白青黒超次元】]]らしい結果と言える。

[[DMEX-08]]発売直前に[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞が相次いだ[[【白緑ファイブスター】]]における[[《鬼の轟き 参角》]]によって4ターン目に早出しできる[[フィニッシャー]]として出世した。大量の手札が用意できるそちらのデッキとの相性は抜群である。

**他のカード・デッキとの相性 [#pa6635d2]

-[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]などは[[召喚]]扱いのため、[[ロック]]能力特有の反撃の隙を与えない高いフィニッシュ力は健在。&br;一方、[[召喚]]ではない[[コスト踏み倒し]]は規制できない。[[《母なる星域》]]などの便利な踏み倒し[[カード]]は、そのまま[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]の格好の餌食となるため特に注意。

-[[光]]かつ[[コスト]]9の[[コマンド]]であるため、[[【九極侵略】]]では[[《極まる侵略 G.O.D.》]]などの恩恵を受けられる。

**背景ストーリー・フレーバーテキストにおいて [#m65f5e36]

[[聖拳編]]の[[《バイバイ・アメーバ》]]、[[《ルナ・レーザーコブラ》]]、[[《俊速の使徒ナイアル》]]の[[フレーバーテキスト]]に登場していた、[[上位存在]]。
後に[[DMD-32]]の[[フレーバーテキスト]]に再登場したのを皮切りに、彼に対する言及が増えていく。

規律を持たず知識のみを欲しており(([[《ルナ・レーザーコブラ》]]参照))、その欲求を満たすために各文明を支援、あるいは利用していた(([[《俊速の使徒ナイアル》]]参照))。

[[アルカディアス家]]には、目的こそ不明ながら自身の知識を提供しており、[[《聖霊王アルファリオン》]]のパワーアップに一役買っている(([[《光翼の精霊サイフォス》]]参照))。ここから始まる[[悪魔神>《悪魔神ドルバロム》]]との決着は「アルカディアス・バイブル」の失われた第7章に記されているようであり(([[《聖霊王アルファディオス》]]参照))、これを[[アルカディアス家]]側から支援したことになる。

[[DMX-24]]において同名の[[《サファイア・ウィズダム》]]として満を持して[[カード]]化。

-[[DMD-32]]で登場が予見されており、聖霊王と悪魔神の戦いを[[アルカディアス家]]を通して支援している様子。ただ、[[DMD-33]]での[[《覇王ブラックモナーク》]]とは違い、この[[デッキ]]に《サファイア・ウィズダム》を投入しても高い運用性は期待できない。

-規律を持たず、知識の欲求を元に行動する中立の者として描かれている。
あくまで彼自身は「超獣世界の秩序」を守ろうとする側ではあるが、世界そのものが壊れないレベルでなら彼の技術が原因で事件が起きたことは[[DMD-26]]を始めとして少なくない。

-裏では[[アルカディアス家]]を牛耳り、彼らに知識を提供していた。かの有名な[[《ヘブンズ・ゲート》]]を作り出した人物であり、[[DMD-32]]では、[[《ヘブンズ・ゲート》]]の真の姿は''《サファイア・ウィズダム》の居城への入り口である''事が明らかとなった。絶望から奇跡を起こしたり、それが起こって[[闇]][[文明]]が絶望したり、歌声と共に[[天使を統べる王>《聖霊王アルファディオス》]]が降臨したり、突然[[未知の侵略者>アンノウン]]が出てきたり、[[創世と>《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》]][[終焉の>《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》]][[ゼニス]]の[[頂神殿>DMBD-06]]への扉が開いたりしたのも、すべては真の姿ではない「彼のお宅の玄関口」が起こした出来事であり、この一事だけでも、改めてその力の強大さが実感できるだろう。
--ただし、「ヘブンズ・ゲートは必ずウィズダムの居城に繋がっている」わけではない模様。あくまで[[《ヘブンズ・ゲート》]]自体はただの扉でしかなく、「ウィズダムの居城は、(特定の)ヘブンズ・ゲートを通った先にある」の方が正しいようだ。

-[[水文明]]に伝わる「[[12のプログラム]]」そのもの、あるいはそれら12個の相補的関係を[[創造>《13番目の計画》]]した張本人でもある。

-同じく[[聖拳編]]期の[[フレーバーテキストで触れられ、後年カード化>フレーバーテキストが初出のカード]]された[[《サファイア・ミスティ》]]とはお互い伴侶の関係にある。超獣世界へのアプローチはこの2者の間で相違しており、《ウィズダム》は構造を創造するのに対し《ミスティ》はそれを監視する者であるとされる。その姿勢の違いのためか、夫婦ながら[[対立することもある>《予言のイザナイ コットン》]]模様。
--[[《サイバー・B・フィッシュα》]]の[[フレーバーテキスト]]によると、2者は別居しているようだ。

-《ミスティ》との間には、《[[サファイア・ペンダット]]》という名の実子がいる。
-《ミスティ》との間には、[[《サファイア・ペンダット》]]という名の実子がいる。超獣世界に対しては間接的な干渉の多い《ウィズダム》や《ミスティ》と違い、《ペンダット》は直接的な干渉が多いようだ。

-[[シークレットカード]]版の[[フレーバーテキスト]]は、[[《バイバイ・アメーバ》]]のフレーバーテキストのオマージュとなっている。ちなみに、効果や運用の関連性は全くない。
-[[DMX-24]]の[[シークレットカード]]版の[[フレーバーテキスト]]は、[[《バイバイ・アメーバ》]]のフレーバーテキストのオマージュとなっている。ちなみに、効果や運用の関連性は全くない。
後の[[DM23-BD7]]でもこのオマージュが行われている。

**その他 [#zadbf785]
-[[DMX-24]]では、[[《覇王ブラックモナーク》]]とこの[[クリーチャー]]のみ、[[覚醒編]]以前の[[第一世代枠>カード枠(第一世代)]]仕様となっている。
-[[スターノイド]]には[[仙界]]と縁の深い者が多い ([[《英霊王スターマン》]]は[[仙界から出現>聖拳編背景ストーリー]]しており、[[《仙界一の天才 ミロク》]] (あるいはその弟子たる[[《ミロクの弟子 ニョライ》]]も )は仙界出身であるが、《ウィズダム》と仙界との関係は不明となっている。
-[[スターノイド]]には[[仙界]]と縁の深い者が多い ([[《英霊王スターマン》]]は[[仙界から出現>聖拳編背景ストーリー]]しており、[[《仙界一の天才 ミロク》]] (あるいはその弟子たる[[《ミロクの弟子 ニョライ》]]も)は仙界出身である)が、《ウィズダム》と仙界との関係は不明となっている。

**関連カード [#f4989cab]
-[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]
-[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]

-[[《覇王ブラックモナーク》]]

-家族

--妻
---[[《サファイア・ミスティ》]]

--息子
---[[《サファイア・ペンダット》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《英知の防壁》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#f8181440]
-[[DMX-24]]&br;'''招かれし最強の主賓の一人、それは[[天門>《ヘブンズ・ゲート》]]を創りし者だった。'''
-[[DMX-24]]([[シークレットカード]])&br;'''今日のテーマは、知識への欲求。 ---サファイア・ウィズダムのひとりごと'''

**収録セット [#l3928d6b]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[moi]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](S2/S5)(S2㊙︎/S5)
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](15/112)

**参考 [#udf93584]
-[[多色]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[スターノイド]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[シークレットカード]]

&tag(進化クリーチャー,クリーチャー,光文明,水文明,白青,2色,多色,コスト9,エンジェル・コマンド,コマンド,スターノイド,パワー15000,進化,進化:エンジェル・コマンド,T・ブレイカー,召喚限定cip付与 (相手),呪文メタ,相手が唱えた時,ドロー,置きドロー,手札の枚数以下,召喚ロック,ロック,唱えられない,・,SR,スーパーレア,背景ストーリー,背景ストーリー:人物,上位存在,moi);