#author("2024-10-17T00:42:05+09:00","","")
#author("2024-10-17T00:43:09+09:00","","")
*《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》 [#rd361cea]

|ジョット・ガン・ジョラゴン Joe MAS 無色[ジョーカーズ] (9)|
|クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン 12000|
|バトルゾーンに自分のジョーカーズが6体以上あれば、このクリーチャーを召喚するコストは1になる。|
|スピードアタッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を表向きにして手札に加える。それらのコストの合計以下になるように、バトルゾーンにある相手のカードを好きな枚数選ぶ。相手はそれを好きな順序で自身の山札の一番下に置く。|

[[DMRP-04魔]]で登場した[[無色]]の[[ジョーカーズ・ドラゴン]]。


普通に召喚すると9[[コスト]]は重いが、[[ジョーカーズ]]が6体以上いると[[コスト]]は1に[[軽減>コスト軽減]]される。[[【ジョーカーズ】]]では6体など簡単に並ぶので、1[[コスト]]で[[召喚]]できる[[スピードアタッカー]]の[[T・ブレイカー]]という破格のスペックになる。このカード自体はコストが重いが、[[軽量級]]のジョーカーズを並べるという[[【ジョーカーズ】]]のコンセプトに沿っている。

しかし、[[cip]]で[[山札の上]]から[[表向き]]にした2枚のカードの合計コスト以下の[[割り振り火力]]を放つ[[能力]]とはアンチ[[シナジー]]。割り振り火力を最大限に生かしたいのであれば、コストの高いカードをできるだけ多く投入したいが、[[コスト軽減]]のコンセプトに反しているというジレンマを抱える。そのため、[[【ジョーカーズ】]]では捲った[[コスト]]の合計が5程度にとどまることも多いだろう。

しかし、それでも[[カード指定除去]]であることから、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]や[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]も射程範囲内に入り、どんなに悪くてもコスト2の[[コスト火力]]は保証されているため[[《卍 新世壊 卍》]]の除去は保証されている。また、上記の[[軽減>コスト軽減]]を合わせて[[手札]]にこの[[カード]]を貯めておけば、たとえ1回目は外れても2、3体目のこの[[クリーチャー]]が[[召喚]]され、[[能力]]を連続で使用することも難しくないだろう。そのため、【ジョーカーズ】では火力を高めるために無理にコストの高いカードを投入する必要性はないだろう。
そもそも[[コスト軽減]]ができなければ、バトルゾーンに出すことすらできず、そうなれば割り振り火力も使えないため、気にせずコストの軽いジョーカーズを投入するのが得策と言える。

//同時期に出てきた[[《卍 デ・スザーク 卍》]]等の[[無月の門]]を持っている[[クリーチャー]]の対処にも有効。[[無月の門]][[の下]]の[[カード]]は[[コスト]]0と扱われる為、それらをはがしつつ、[[墓地]]に置かないことで再利用させないという点は非常に評価できる。さらに、それらの「[[カード]][[の下]]に〜」から始まる[[能力]]を無力化できる。

逆に、割り振り火力を最大限に生かすために、【ジョーカーズ】以外のデッキに投入してコスト軽減能力は使わない運用も考えられる。

真っ先に思いつくのは[[ビッグマナ]]だろうか。[[ビッグマナ]]の場合だと、10[[コスト]]前後の高[[コスト]][[カード]]を多数使用するので、2枚で15[[コスト]]前後捲れるというケースも多く、さらに[[コスト]]指定の割り振り火力であることから、相手がどの[[デッキタイプ]]でも強力な[[除去]]になる。また、登場直後に[[《龍仙ロマネスク》]]が[[殿堂解除]]したことも大きい。これにより、[[【5色コントロール】]]でも従来より安定して早期に、このクリーチャーのような高コスト域に繋げることができるようになった。しかし、[[無色]]であるため[[《フェアリー・ミラクル》]]の[[マナ基盤]]になれないのが痛い。

他には[[【9軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】#gachi9]]へ投入するのもいいだろう。捲れるコストの期待値は15以上はあるので、バトルゾーンに相手のカードがあれば腐る心配はほとんどない。

[[ドラゴン]]であることから[[【連ドラ】]]に入れるのもいいだろう。

[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]と同じく、手軽に使用できる条件を満たせない場合は腐るので、[[事故]]率を上げないように採用枚数を調整しよう。

**ルール [#s32fab76]
-[[カード指定除去]]では、[[クリーチャーの下]]の[[特性]]が参照されるため、[[進化元]]の[[コスト]]も計算される。(2019年6月18日以降の裁定)
--2019年6月17日までの裁定では、[[クリーチャーの下]]の[[カード]]は特性が完全に無視され、[[進化元]]は[[コスト]]0として扱われた。

-[[封印]]カードは[[コスト]]0と扱われるためあるため相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[封印]]をまとめて剥がし無理矢理[[禁断解放]]させることもできる。ただし[[ジョーカーズ]]の場合この[[クリーチャー]]が出ている時点でそこそこ並んでいるはずなので[[《あたりポンの助》]]などによる[[封印]]対策は必要。そこを超えられれば勝利は目前だろう。

**環境において [#i3fd7144]
登場当初の環境には[[不正]][[メタ]]があまり存在しなかったため主流の地位であったが、[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の登場によって数を減らした。[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の[[ジョラゴン・ビッグ1]]目当てに投入しようにも初期型の[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]は[[《オッケーBros.》]]などのアンタップ能力を持つクリーチャーが優先された。

[[DMRP-07]]発売直前の環境でも[[《燃えるデット・ソード》]]が優先されていたが、[[DMEX-04]]期になると相手の[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]起点となるクリーチャーを除去して出鼻を挫けることから[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]のミラーマッチ対策要員として1枚から2枚程度挿されるようになった。

[[超天篇]]では[[GRクリーチャー]]による展開力の強化によって1マナで出し易くなった。
同じく登場した[[《無修羅デジルムカデ》]]にはブレーキを掛けられてしまうが、元となるGRクリーチャーはコストが低く、このクリーチャーの[[cip]]で倒しやすいので依然として採用され続けている。

[[DMEX-13]]期には[[【旅路バーンメアジョーカーズ】>【バーンメアジョーカーズ】#w6c83558]]では[[ロック]]などの膠着状態を打開する[[除去]]札、[[ビートダウン]]同士の[[打点]]ずらしとして[[1枚積み]]されるケースが散見された。

その後、[[着地置換効果]]方式の[[コスト軽減]][[メタ]]が普及すると、[[【ジョーカーズ】]]系統でも下火になった。
その後、[[着地置換効果]]方式の[[コスト軽減]][[メタ]]が普及すると、[[【ジョーカーズ】]]系統でも下火になった。徐々に[[ジョーカーズ]]の[[除去]]もインフレし、単純に除去として枠を追われるケースも増えた。

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-[[効果]]が判明した当初は、「この[[クリーチャー]]の[[コスト]]は1になる」という[[コスト軽減]]条件の[[テキスト]]不備から、「[[《ヘブンズ・フォース》]]に対応するのではないか」などの様々な運用法が考案された。また、[[カード指定除去]]に関する曖昧なテキストが「捲った[[カード]]の[[コスト]]の合計以下の枚数になるように選ぶ」とも解釈できることから、一時期話題を呼んだ。
--しかし後に前者の[[効果]]は[[エラッタ]]が出され、[[コスト軽減]]であることが明確なテキストになった。後者の[[効果]]も、「捲った[[カード]]の[[コスト]]の合計以下の[[コスト]]になるように選ぶ」という裁定が出された。

-[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]登場以降はどんな[[クリーチャー]]からでも[[【ジョーカーズ】]]は打点を簡単に形成できるようになったため、逆に言えば原則として打点にならない[[《はずれポンの助》]]を大量に投入する構築にすると、この[[カード]]の[[コスト軽減]]元を通常より簡単に用意でき、元々3打点を持っている点に合理的な意味を与えることができる。[[《夢のジョー星》]]を加えると増えた[[クリーチャー]]から[[マナ]]などを伸ばせてさらに速度が増すだろう。

-似た[[効果]]を持つ[[《無法伝説 カツマスター》]]と比較すると、[[コスト]]指定になっているだけでなく、捲る[[カード]]も1枚減っている。しかし[[山札の下]]に送るので、相手に[[墓地]]を利用されない点はこの[[クリーチャー]]の利点。

-[[ジョーカーズ]]軸の[[【シャコガイル】]]に利用する場合は、2枚の[[手札補充]]が[[《水上第九院 シャコガイル》]]に貢献する。単体では[[山札圧縮]]としてはささやかだが、1[[コスト]]で[[召喚]]できる性質を活かして連打すると良いだろう。いざというときは[[1ショットキル]]にも計画変更できるので汎用性が高い。

-[[【デ・スザーク】]]との対面では意外と[[腐る]][[カード]]である。[[除去]]の連打により自軍の[[クリーチャー]]が並びづらく、[[コスト軽減]]を活かし辛い。ただ、溜めこんだ[[手札]]を使って終盤に一気に盤面を揃えると、相手の[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を再利用が困難な[[ゾーン]]に飛ばすことができる。

-この手の[[効果]]では珍しく、捲った[[カード]]は全て[[手札]]に加える。そのため、対象になる[[カード]]が存在せず、[[除去]]が不発になった場合でも、無駄になることはない。


-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の[[ロック]]に引っかからず[[《偽りの王 モーツァルト》]]の[[cip]]で[[破壊されない]]が相手の[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の[[ロック]]に引っかかり、相手の[[《偽りの王 モーツァルト》]]の元で[[攻撃できない]]という、初の[[ジョーカーズ]]である。

-[[カード名]]は《''ジョット・ガン・ジョラゴン Joe''》であり、《''[[ジョット・ガン・ジョラゴン]]''》ではない。[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]と[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]の違いと同様、''Joeも名前に含まれる''ので要注意。

-アニメ「デュエル・マスターズ(2017)」では第43話で初登場。[[《煌龍 サッヴァーク》]]によって、[[切札 ジョー]]の[[ドラゴン]]に対する憧れが爆発して作られた。担当声優は[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]と同じ小林親弘氏。
--モチーフは、TVの西部劇のガンマンキャラ(ジョニーの元になった人物)のライバル。彼の「全ての銃が味方だ。貴様はどの銃で風穴を開けられたい」と言うセリフに影響され、「色んな銃を使いこなすガンマン」というテーマによって作られている。
--また名前についても、「自分が[[ドラゴン]]を作るときは、[[ジョー>切札 ジョー]]の[[ドラゴン]]だから"ジョラゴン"」と名付けると前々から決めていたようであり、[[ジョー>切札 ジョー]]は自分だけの[[ドラゴン]]だということを喜んでいた。
--デュエマでは[[シャチョー]]戦、[[ぴょんこ姫]]戦、[[カバまろ]]戦で使用。いずれも[[コスト軽減]]を利用して[[召喚]]し、[[能力]]発動まで繋げている。ダイレクトアタックを決めた第45話の[[ぴょんこ姫]]戦では彼女から「何だわさその落書き?」と言われており、[[ラビット大佐]]は「初めて見る[[カード]]」と話していた。

**関連カード [#cf10a0ae]
-''NEXT''
--[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]

-[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]

-[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]
**収録セット [#zd9942b3]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[切札ジョー]]
--[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]](M1/M1)

**参考 [#w9b7e98f]
-[[ジョーカーズ・ドラゴン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[ジョーカーズ]]
-[[召喚コスト]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[手札補充]]
-[[コスト]]
-[[カード]]
-[[山札送り]]
-[[マスターカード]]
-[[エラッタ]]
-[[カード指定除去]]

-[[ジョット・ガン・ジョラゴン]]

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[[公式Q&A]]

-カード特性について

>Q.自分の''《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》''が破壊される時にも[[《ワイルド・シールド・クライマックス》]]を捨てることはできますか?
A.はい。名前に'''[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]'''を含んでいるので可能です。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31671]](2019.7.2)

-1つ目の能力について

>Q.''《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》''のコストが1になる能力はどのゾーンにあっても有効ですか?
A.いいえ、この能力は召喚する時に有効な能力です。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31671]](2019.7.2)

-4つ目の能力について

>Q.''《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》''の最後の能力で選ぶ相手のカードはどのように選べばよいですか?
A.バトルゾーンにある相手のカードのコストの合計が、表向きにした自分の山札の上の2枚のカードのコストの合計以下になるように選びます。例えば、表向きにした2枚のコストが5と3であった場合、バトルゾーンの相手のコスト2と3と3のカードを選ぶことができます。また、封印やクリーチャーの下にある特性の無視されたカードはコストを0として扱いますので何枚でも選ぶことができます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31672]](2019.7.2)

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