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#author("2025-08-31T19:32:49+09:00","","")
*《ドリル・スコール》 [#k578e7c7]

|ドリル・スコール C 火文明 (1)|
|呪文|
|カードを1枚、自分のマナゾーンから自分の墓地に置く。その後、相手はカードを1枚、自分自身のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM-16]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

お互いの[[マナ]]の[[カード]]を[[墓地送り]]する、変則的な[[ランデス]]呪文。
唱えたらこのカードと自分のマナのカードの2枚が[[墓地]]に送られるが、相手のカードは1枚しか墓地送りにならないため、純粋な[[アドバンテージ]]面では自分が損している。

しかし、[[コスト]]1で[[ランデス]]できるカードは貴重であり、他のカードと[[コンボ]]させることで優位を築ける。
主に[[【パロロスコール】]]や[[【ジョバンニスコール】]]などの[[ループ]](広義)[[デッキ]]に採用され、[[軽さ]]と任意のカードを[[墓地肥やし]]できる柔軟性が特徴だった。

また、[[テンポアドバンテージ]]を消費せずに手札を減らすこともできる。後述のように[[殿堂入り]]直前は手札が少ないほど有利になる能力と組み合わせて使われていた。

2019年3月1日付で[[殿堂入り]]。

**環境において [#yf51cd99]
[[転生編環境]]では[[【赤黒速攻】]]で[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]と組み合わせて[[ランデス]]する[[コンボ]]がよく使われた。[[マナ]]に貯めた[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]をこちらで落とすことで、あちらの[[ランデス]]の条件を速やかに整えられる。また、[[【グールジェネレイド】]]などでも[[キーカード]]を[[墓地]]に落としつつ[[ランデス]]するために使われていた。

[[戦国編環境]]では[[軽さ]]を活かし[[【フェルナンドVII世】]]に採用され、[[墓地肥やし]]によって[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]の[[コスト軽減]]に貢献した。[[【グレイテスト・シーザー】]]でも[[コスト]]7以下の[[踏み倒し]]の候補に挙がることがあった。

[[革命ファイナル環境]]では[[【ジョバンニスコール】]]が[[地雷]][[デッキ]]として躍進。[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]とのコンボも組み込まれていた。

その後[[《天雷王機ジョバンニX世》]]が[[プレミアム殿堂]]になり、強力な相方を失うが、直後に[[《愛されし者 イルカイル》]]のギミックを用いた[[【イルカロック】]]が開発され、同じく[[ランデス]]による[[ロック]]戦略を主軸に据えるこの[[デッキ]]にて再び活躍の舞台を得た。

[[DMRP-06]]期に[[【“轟轟轟”ブランド】]]が成立すると、そちらの[[キーカード]]として[[環境]]でも再び見かけるようになった。

この[[デッキ]]は[[マナ]]をほとんど必要としないため相性は抜群に良く、1[[ターン]]目から[[《“轟轟轟”ブランド》]]を着地させれば、後はこれで相手の[[マナ]]を縛るだけで早ければ2[[ターン]]目、順当に行けば3[[ターン]]目には[[ダイレクトアタック]]まで持ち込めた。
[[後攻]]の場合初手にあれば先攻1ターン目に唱えることで実質[[先攻]]と同じ初手枚数となり、[[G・G・G]]発動において有利になった。また、後攻最速で唱えることで、相手が自然な流れでマナチャージした、初手の中で最優秀な[[マナ基盤]]を確実に撃ち抜くことができた。
[[後攻]]の場合初手にあれば1ターン目に唱えることで実質[[先攻]]と同じ初手枚数となり、[[G・G・G]]発動において有利になった。また、後攻最速で唱えることで、相手が自然な流れでマナチャージした、初手の中で最優秀な[[マナ基盤]]を確実に撃ち抜くことができた。

2019年3月1日に[[殿堂入り]]した。[[【“轟轟轟”ブランド】]]では[[速攻]]のついでにこれで事実上の[[追加ターン]]を得ていたため、[[環境]]に与える影響が大きすぎると判断されたのだろうか。
1枚だけでは序盤に引ける確率は大幅に下がるので、この[[カード]]による疑似[[ロック]]戦術は完全に崩壊した。「軽さは強さ」であることを如実に示した1枚だろう。

[[殿堂入り]]後はしばらく環境で見かけなかったが、[[【我我我ブランド】]]が成立すると[[アドバンス]]の一部の型に採用されるようになった。[[【5色コントロール】]]との対面で[[後攻]]1ターン目に唱え、上手く[[マナ基盤]]を撃ち抜ければ単なる時間稼ぎに留まらない致命傷を負わせることもできた。

『[[全国大会2019>公式大会]]』日本一決定戦では、予選(アドバンス)・本戦(オリジナル)共に[[【我我我ブランド】]]が[[メタゲーム]]の一角にあったものの、後者では45人中2人使用にとどまり、前者に至っては使用者0人だった。
流行中の[[退化]]系統や[[【5色マッド・デッド・ウッド】]]に唱えると利敵行為になるのが原因。また、[[《アルカディアス・モモキング》]]対策で[[【5色コントロール】]]に入っていることが多かった[[《灰燼と天門の儀式》]]にも弱い。この大会だけでなく不採用が全体的なトレンドだった。

『[[DMGP2024-1st>公認グランプリ]]』終了後には、これを妨害系スーパーサブ兼[[墓地]][[シンパシー]]元に据えた[[【白青赤ゴスペル】]]がオリジナルに偶に見られるようになった。当然、自分のマナゾーンから呪文を自己ランデスすれば、1回で合計2枚墓地シンパシー元を稼げる。[[《水晶の王 ゴスペル》]]で回収しつつ、[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]での[[追加ターン]]中に再詠唱することも普通にある。

[[【赤単ミリオンブレイブ・カイザー】>【“轟轟轟”ブランド】]]が成立すると、往年の[[【赤単“轟轟轟”ブランド】>【“轟轟轟”ブランド】]]同様に採用されるようになった。

**その他 [#b6a3acba]
-[[火]]の[[コモン]]からの殿堂入りは2例目。

**関連カード [#l56f91ac]
-この[[カード]]の[[能力]]を内蔵しているカード
--[[《技師ピーポ》]]
--[[《ボマーザウルス》]]
--[[《激震闘士スカイ・クラッシャー》]]
--[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]
--[[《メッツアーのアイロン》]]

-この[[カード]]に類似した[[能力]]を内蔵しているカード
--[[《シュトラ》]]
--[[《アクア・デフォーマー》]]

-この[[カード]]の[[ディスタス]]
--[[《魂具 ドリスコ-3》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#o5638951]
-[[DM-16]]&br;'''「こりゃたまらん」'''

**収録セット [#p82911f0]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録(オリジン・オブ・パーフェクト・ギア)」>DM-16]](51/55)

**参考 [#af6516a3]
-[[ランデス]]
-[[墓地肥やし]]
-[[スーサイド]]

-[[殿堂入り]]

-[[【パロロスコール】]]
-[[【ジョバンニスコール】]]
-[[【イルカロック】]]
-[[【“轟轟轟”ブランド】]]

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト1,自己ランデス,墓地送り,ランデス,両者ランデス,・,殿堂入り,C,コモン,Akifumi Yamamoto);