#author("2024-06-11T09:06:35+09:00","","")
#author("2024-06-14T21:40:47+09:00","","")
*《ファイナル・ストップ》 [#k8ca9abf]

|ファイナル・ストップ R 光文明 (4)|
|呪文|
|次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない。|
|カードを1枚引く。|

[[DMR-22]]で登場した[[光]]の[[呪文]]。

[[スペック]]としては、[[G・ゼロ]]がワン[[ドロー]]に変わった[[《ミラクルストップ》]]。
//[[キャントリップ]]があるから腐りにくい、という考えもあるかもしれないが、この[[効果]]が[[腐る]]ような状況で中途半端な[[キャントリップ]]に頼るべきかというと少々疑問。

[[手札]]を減らさずに[[呪文]]を封じることができるため、序盤に[[手打ち]]する[[呪文]]としてはかなり便利。
[[呪文]]をメインにしている[[ビッグマナ]]や、[[【超次元コントロール】]]などの[[デッキ]]を遅らせることができ、終盤に唱えても[[S・トリガー]][[呪文]]などを無効化することができる。

//[[《ミラクルストップ》]]のタダで[[呪文ロック]]ができるというのも強力なので、[[デッキ]]によって使い分けるべきだろう。

次のターン以降も続く試合を見据えた場合には、[[キャントリップ]]により息切れしづらくなるぶん[[《ミラクルストップ》]]よりも優れている。
唱えるターンに[[1ショットキル]]まで決めてしまうなら残りの手札枚数は関係なくなるので、[[《ミラクルストップ》]]とはデッキによって使い分けるべきだろう。

[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の登場後しばらくは、[[汎用性]]の高いあちらに立場を譲っていた。後に、あちらを[[コスト踏み倒し]]できる[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]が[[殿堂入り]]し、[[《Wave ウェイブ》]]や[[《魔軸の鎖 カメカメン》]]といった[[コスト]]4以下の[[呪文]]を[[コスト踏み倒し]]するカードが追加され、このカードにしかできない役割が生まれ、このカードを採用する[[デッキ]]が増えている。

**環境において [#u243a5d3]
[[革命ファイナル環境]]では[[【白青黒超次元】]]で採用されることがそこそこあった。[[《百族の長 プチョヘンザ》]]を獲得したことによって相対的に使用人口の多くなった【白青黒超次元】に刺さり、ミラーマッチに有利であるという面が目立った。[[キャントリップ]]が付いているのでジリ貧になりにくいというメリットもあった。

とはいえ上述する様にライバルが多く、ハイスペックでありながら少し微妙な立場に追いやられていた感のある呪文であり、採用にはあまり恵まれなかった。当時はまだ殿堂入りすらしていなかった[[《音精 ラフルル》]]の存在も痛かった。

だが、[[DMEX-01]]期になってようやく[[【ジョーカーズ】]]におけるゲームエンド呪文としての立場を確立した。[[【ジョーカーズ】]]は基本的に並べた小型獣を、各種[[アタック・チャンス]]持ちもしくは[[G・ゼロ]]持ち呪文で強化してからビートダウンするという戦略を取るデッキである。その為、いざフィニッシュするターンのメインステップで、積極的にマナを払って何かをするという事が無いパターンが多かった。その隙間を縫う形で、簡単に相手の呪文詠唱を封じて[[S・トリガー]]を防いでくれるこの呪文が重宝されたというわけである。

これに着想を得てか[[【赤白レッドゾーン】]]にも出張するに至り、2017年12月に[[チャンピオンシップ]]を優勝した【赤白レッドゾーン】にも搭載されていたことが報告されている。「[[単騎ラフルル>《音精 ラフルル》#b9e54acb]]」ならぬ「単騎ファイスト」で安全なフィニッシュを行うことができるということである。

[[双極篇]]になると流行が過ぎてあまり見ないカードとなったが、[[DMEX-07]]において[[【白青黒GRハンデス】]]が台頭すると、そちらに入るカードとして注目された。[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]と比べて1コスト軽いのが需要を得た要因と言える。[[マナ]]を伸ばす上に[[除去]]も備わっている[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]に[[コスト踏み倒しメタ]]が[[腐り>腐る]]やすく、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の面が付いていることがあまり意味を為さないという点も大きい。[[《Wave ウェイブ》]]でサポートされるコスト帯であるのも環境における評価点。

[[DMRP-12]]期に[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]が成立し、[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]で[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を出して[[墓地]]のこの[[呪文]]を[[唱える]]ことと[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]で手札に戻ったこの呪文を唱えることを延々と繰り返す機構が生み出された。先攻4ターン目にこの呪文を唱えたが最後、この再利用ループにより[[【カリヤドネループ】]]はこれでほぼ完封できる。

その後、[[【青赤マジック】]]が成立すると、そちらにおけるフィニッシャー呪文として利用されるようになった。山札掘削機構を活かしてともに[[1枚積み]]である[[《単騎連射 マグナム》]]と合わせてアクセスするのが必勝パターン。ただ[[DM23-BD2]]・[[DM23-BD3]]期時点では、これがなくとも[[《「本日のラッキーナンバー!」》 >《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]と[[《同期の妖精》>《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]で大体勝てるので、不採用のレシピも目立つ。[[DM23-RP4]]期時点ではそちらに殆ど採用されなくなっている。

その後2024年3月11日付で[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]はプレミアム殿堂に指定されたため、その改訂の施行直前に予行演習としてこれを採用した型の[[【青赤マジック】]]が再燃。

同年ゴールデンウィーク明けから、[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]で得た[[追加ターン]]中に3枚程度積んだこれを唱えて詰める型の[[【白青赤ゴスペル】]]が見られるようになった。効果の継続期間の関係上、[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]と余りに噛み合いが良い。コスト4とマナブーストしないデッキでも十分妨害として[[手打ち]]できる[[コスト]]で、[[【青赤マジック】]]、[[【白青赤ゴスペル】]]、[[【アーテルマトリクスループ】]]など、覿面に刺さるデッキがこの頃の環境に多いのも見逃せないところ。

5月下旬になると既に[[【白青赤ゴスペル】]]でも[[4枚積み]]が主流となっており、5枚目以降に[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]を採用する型も珍しくなくなった。
**その他 [#sb286efc]
-[[DMR-20]]で登場した[[カード]]が、一年経たず似たような性能の[[カード]]に調整される意図はわかりづらいかもしれないが、これは[[《ジャッジメント・タイム》]]から連鎖させることを狙っているのだろう。
[[デザイナーズコンボ]]通りに[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]→[[《ジャッジメント・タイム》]]→この[[呪文]]と連鎖させれば、[[手札]]の消費が激しいのを[[キャントリップ]]がある程度抑えてくれる。

-[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]や[[《ミラクルストップ》]]と同じ[[呪文]]封じかと思いきや、''[[効果]]の持続時間が相手の[[ターン]]の終わりまで''になっているのには注意。 このため、相手に[[追加ターン]]を獲得されると[[効果]]が切れる。逆に、自分が[[追加ターン]]を獲得した場合は追加ターン中も[[効果]]が持続するのは前述のカードにはない利点。
--相手のターン中に唱えた場合、そのターンの終わりに[[効果]]が切れる。

//また、「''次の''相手のターンの終わりまで」というテキストのため、相手のターン中に唱えると''唱えた相手のターン+自分のターン+次の相手のターン''の3ターンに渡って呪文を封じることができる。
//↑ラフルル・ラブの公式Q&Aと矛盾しているのでコメントアウト

-アニメ「VSRF」では[[ルシファー]]が使用。いずれも「ファイナルタイムストップデュエル」で相手の動きを封じたが、[[No.2]]には[[《禁断機関 VV-8》]]の[[追加ターン]]で打ち破られた。
--おそらく、上述の[[《ミラクルストップ》]]との効果の持続時間の微妙な違いは、[[《禁断機関 VV-8》]]の[[追加ターン]]に敗れてしまうという演出の為にデザインされたものなのだろう。

-[[《ミラクルストップ》]]が[[《時の革命 ミラダンテ》]]を直接サポートする[[カード]]としてデザインされているのと同様、この[[カード]]は[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]を直接サポートする[[カード]]としてデザインされている。開発側からミラダンテが非常に優遇されているのが分かる。

**関連カード [#yeaa69ec]
-[[《ミラクルストップ》]]
-[[《ジャッジメント・タイム》]]
-[[《ワールド・ストップ》]]
-[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]
-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《時の法皇 ミラダンテXII》]](円形の装備のみ)([[DMR-22]]、[[DMEX-11]])
--[[《未来の法皇 ミラダンテSF》]]([[DMEX-16]])
--[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]](P37/Y20)

**[[フレーバーテキスト]] [#s96565c8]
-[[DMR-22]]&br;'''見よ!!これが我が最終奥義ファイナル・タイムストップ・デュエル!! ---[[時の法皇 ミラダンテXII>《時の法皇 ミラダンテXII》]]'''
-[[DMEX-11]]&br;'''〜[[チーム銀河]]の正義〜'''&br;'''相手の[[攻撃]]を防ぎきったら、いよいよ[[チーム銀河]]の[[攻撃]]だ! 相手の[[呪文]][[トリガー>S・トリガー]]を封じて、一気に勝負を決めよう。'''
-[[DMEX-16]]&br;'''相手がカードを使うのを防いで相手の時間を止める[[ルシファー]]!そのタイムストップ戦略が今蘇る!あらゆる相手の行動を止めて、最後はミラダンテに[[革命チェンジ]]して勝負を決めよう。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P37/Y20)&br;'''奇跡と[[革命]]とが合わさった最悪の災厄、[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]。はたしてモモキングは倒すことができるのか!?'''
-[[DM24-RP2]]&br;'''時よ止まれ。'''

**収録セット [#x5e8e6ff]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]](12/74)
--[[DMEX-11 「Wチームドッキングパック チーム銀河&チームボンバー」>DMEX-11]](9/42)
--[[DM24-RP2 「王道篇 第2弾 カイザー・オブ・ハイパードラゴン」>DM24-RP2]](T2/T12)
--[[王来篇フルコンプリートBOOK付録>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P37/Y20)(新規イラスト)
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](52/100)

**参考 [#cc609b0f]
-[[呪文ロック]]
-[[キャントリップ]]

&tag(呪文,光文明,白単,単色,コスト4,呪文メタ,呪文ロック,唱えられない,ロック,キャントリップ,ドロー,・,R,レア,RUI MARUYAMA,MATSUMOTO EIGHT,十王篇ブロック);
&tag(呪文,光文明,白単,単色,コスト4,呪文メタ,呪文ロック,唱えられない,ロック,キャントリップ,ドロー,・,R,レア,トレジャー,黒トレジャー,RUI MARUYAMA,MATSUMOTO EIGHT,十王篇ブロック);