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#author("2024-02-25T11:33:17+09:00","","")
*《フェイト・カーペンター》 [#b96d8ae3]

|フェイト・カーペンター C 水文明 (3)|
|クリーチャー:マーフォーク 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを2枚まで引く。その後、自分の手札を2枚捨てる。|

[[DM-12]]で登場した[[マーフォーク]]。

[[クリーチャー]]版[[《エマージェンシー・タイフーン》]]であるが、あちらと異なり、[[バトルゾーン]]にクリーチャーが残るかわりに出すと[[手札]]が1枚減る。

**ルール [#g7cf1b25]
-[[DM-12]]発売当時、「枚数を指定してある能力は、その枚数分選べなければ実行できない」というルールがあったため、これを[[バトルゾーン]]に出したときに手札が空で、カードを1枚だけ引いた場合が問題になった。当時は「引いたカードをそのまま捨てる」という例外的な処理を行っていたが、その後のルール変更で「あるだけの枚数を選ぶ」ことになったため問題が解消した。

-引く枚数は任意で選べるのに対し、捨てる枚数は任意で選ぶことができない点に注意。
当然一枚も捨てないということもできない。

**環境において [#r98f7428]
2枚捨てるため[[墓地肥やし]]としての威力はこちらが上だが、たいていは[[《エマージェンシー・タイフーン》]]で十分なため、あまり使われてこなかった。
しかし、墓地を肥やすことによって強くなる[[アウトレイジ]]の登場により転機が訪れる。
クリーチャーであり、[[アウトレイジ]]の文明と一致するという抜群の相性から、このクリーチャーが日の目を浴びることとなった。

似たカードに[[《戦略のD・H アツト》]]がいる。あちらは能力が任意で、コストが1低く、パワーも1000高い。
ただ、こちらは[[単色]]であるため、それだけでも十分差別化できる。むしろ[[パワー]]の低いおかげで[[火力]]などに巻き込まれやすく、さらなる[[墓地肥やし]]の加速に一役買うことにもなる。

当時、[[《アクア・メルゲ》]]採用型のデッキでは、[[《アクア・メルゲ》]]を2ターン目に出すことが優先されることから、このカードの3コストという重さはあまり問題にならなかった。とはいえ、後年登場した同コスト以下の(差し引きで)2枚[[墓地肥やし]]の[[《サイバー・チューン》]]や[[《ホメホメ老句》>《ほめほめ老/ホメホメ老句》]]と[[《終焉の開闢》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]比べると[[召喚]]して[[手札]]が減るのが弱く、当時としては「弱いが動員せざるを得ない」という立ち位置であった。

後に[[《貝獣 アホヤ》]]も登場したが、あちらは[[攻撃できない]][[ブロッカー]]であるため十分差別化できた。

ところが[[DMRP-17]]で[[《ネ申・マニフェスト》]]が登場すると、以降は5枚目以降の採用に甘んじることとなった。


**他のカード・デッキとの相性 [#r43b35f9]
-何らかの方法で相手ターン中に出せれば、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]のような古いタイプの[[マッドネス]]を使用できる。[[【墓地ソース】]]では検討できるかもしれない。具体的な方法としては[[S・トリガー]]の[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《地獄門デス・ゲート》]]などが考えられる。

**漫画・アニメなどでの活躍 [#fe055708]
-漫画「FE」で[[クレオバトラー]]が[[角古 れく太]]戦で使用。[[《古の羅漢バグレン》]]のサポートを受けて[[《鋼鉄大使ジャンボ・アタッカー》]]を攻撃して破壊したと思われる。相打ちでなく一方的な破壊の様な描写のため、描写されていないが[[パンプアップ]]していたと思われる。[[《悪魔神デスモナーク》]]による[[デーモン・コマンド]]の大量[[リアニメイト]]に繋ぐ布石も担った。
--ギャラリーの子供達からは「手札を捨てないと召喚できないザコクリーチャー」と馬鹿にされたが、連載当時、具体的には[[DM-19]]以前は、[[リアニメイト]]ができるカードが存在しなかったため自ら手札を捨てる事に強いメリットがあった訳ではなく、子供たちの反応は自然なものだろう。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[《暴走龍 5000GT》]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用している。

**その他 [#x475bb22]
-[[DM-35]]で類似[[効果]]を持つ[[《魔皇アンドラージ》]]が登場。そちらは引く枚数を任意で選ぶことができない。

-[[DMC-34]]以降しばらく[[再録]]されておらず、[[DMX-14]]でついに[[再録]]された。ただし、3BOX〜4BOXに1つしか入っていない「アルティメットアウトレイジパック」に入っている為、新フレームのこのカードは[[コモン]]の割に値段はやや高めになっている。

-一見すると鼻がイッカクの角の様に伸びている[[ドラゴン]]の頭のようにも見えるが、よく見ると[[マーフォーク]]特有の複眼である事が分かる。複眼の色が白い為、ドラゴンの牙の様に見えやすい。

-フェイト・カーペンター(carpenter)は和訳すると「悲運の大工」。「手札交換しつつ、[[【墓地ソース】]]らしく自身が破壊される悲運を待つ大工」と考えると違和感がない。
-フェイト・カーペンター(carpenter)は和訳すると「悲運の大工」。「手札交換しつつ、[[【墓地ソース】]]で自身が破壊される悲運を待つ大工」と考えると違和感がない。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-04]]で実装。[[アンコモン]]に昇格し、手札交換枚数は2枚固定になった。

**関連カード [#zc97ffef]
-[[《魔皇アンドラージ》]]
-[[《戦略のD・H アツト》]]
-[[《【問2】ノロン⤴》]]
-[[《貝獣 アホヤ》]]
-[[《戯具 ドゥゲンダ》]]
-[[《エマージェンシー・タイフーン》]]

-[[《Disペンター》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#w8aa9360]
-[[DM-12]]、[[DMC-34]]、[[DMPP-04]]
'''その一瞬で運命が変わる。'''
-[[DMX-14]]
'''[[アウトレイジ]]は群れはしない。だが、絆を交わした義兄弟のピンチには、いつだって駆けつける。'''
-[[DMPB-02]]&br;'''その大渦に飲み込まれたなら、並みの生物では帰って来れないだろう。'''

**収録セット [#be2bb57a]
***[[デュエル・マスターズ]] [#z80f81c6]
-illus.[[Takesi Kuno]]
--[[DM-12 「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」>DM-12]]
--[[DMC-34 「コロコロ・ドリーム・パック2(エターナル・レガシー)」>DMC-34]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#q2c20c80]
-CV:[[岡井カツノリ]]
-illus.[[Takesi Kuno]]
--[[DMPP-04 「混沌の軍勢 -REBELLION SYMPATHY-」>DMPP-04]]
-illus.[[Kare]]
--[[DMPB-02 「LEGEND OF PLAY'S 2022」>DMPB-02]]

**参考 [#y68e79a9]
-[[マーフォーク]]
-[[cip]]
-[[ドロー]]
-[[ディスカード]]
-[[手札交換]]
-[[墓地肥やし]]

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