#author("2024-08-22T18:09:42+09:00","","") #author("2024-09-07T23:38:56+09:00","","") *《フォース・アゲイン》 [#top] |フォース・アゲイン UC 水文明 (4)| |呪文| |S・トリガー| |自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、そのクリーチャーを自分の墓地からバトルゾーンに出す。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''| [[DM-31]]で登場した[[水]]の[[呪文]]。 自分の[[クリーチャー]]を一旦[[破壊]]して、それを出し直す[[S・トリガー]]。 [[cip]]の使い回しや[[pig]]や[[離れた時]]能力の使用、[[マッハファイター]]を再始動させるなど、用途は様々。 主に[[cip]]を使い回す場合が多い。[[ファッティ]]で例を出すと[[《緑神龍ザールベルグ》]]に使えば「[[コスト]]4の2枚[[ランデス]][[呪文]]」に、[[《サイバー・A・アイアンズ》]]に使えば「[[コスト]]4の5[[ドロー]][[呪文]]」となる。 そこまで大型でなくとも、[[《解体人形ジェニー》]][[《腐敗無頼トリプルマウス》]][[《腐敗聖者ベガ》]]などを使い回すだけでも[[アドバンテージ]]は取れる。 また、[[《悪魔神バロム》]]や[[《エンペラー・キリコ》]]などの[[進化クリーチャー]]も[[効果]]対象になるため、[[コンボ]]の幅は広い。ただし、[[進化元]]は[[墓地]]に置かれたままなので、[[バトルゾーン]]に新しい別の[[進化元]]が必要になる。 [[S・トリガー]]のため防御にも使える。[[《狼虎サンダー・ブレード》]]に使えば、擬似的な[[《デーモン・ハンド》]]になる。[[タップ]]されている[[ブロッカー]]を出し直せば[[アンタップ]]できることにも注目したい。 また、[[殿堂入り]]している[[クリーチャー]]の[[cip]]を再使用できる点も大きい。 [[プレイヤー]]の工夫が求められる[[水]]らしいトリッキーな[[カード]]である。 **ルール [#g5f07b9f] -[[cip]]や[[pig]]などの[[誘発型能力]]の場合、この[[呪文]]の[[効果]]を最後まで処理してから処理する。 --例として、[[《呪縛の剣豪バロスト》]]を[[破壊]]した場合、《バロスト》を出し直してから《バロスト》の[[pig]]を処理する。(そのため、結果として2回[[全体除去]]を行うことになる) -[[状態定義効果]]と[[置換効果]]は、《フォース・アゲイン》の[[解決]]中に割り込んで処理する。 --[[デッキ進化]]の[[クリーチャー]]を出し直す場合、[[山札の上]]が[[クリーチャー]]でなかった場合は、[[進化]]に失敗して[[手札]]に戻る。 --[[シールド・フォース]]は[[常在型能力]]なので、[[呪文]]の[[解決]]中でも処理する。よって《フォース・アゲイン》が[[保留状態]]である時に[[シールド]]を選ぶ。 -[[破壊]]した[[クリーチャー]]自身を[[バトルゾーン]]に出すため、[[破壊置換効果]]によって選んだ[[クリーチャー]]が[[墓地]]以外の場所に行ってしまった場合は何も起こらない。[[墓地]]から同名[[カード]]を出すこともできない。 --[[モヤシ]]を持つ[[《アクア・ソルジャー》]]を[[破壊]]する場合、[[解決]]の途中で[[手札]]に戻り、そこで処理が終わる。 --[[《母なる大地》]]とは異なり、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を増殖することはできない。 --[[セイバー]]で身代わりをした場合、その[[セイバー]]はこの[[呪文]]の対象ではないため戻らない。 ---一方[[シールド・ゴー]]は置換効果ではなく、[[墓地]]から[[シールドゾーン]]に送られる[[誘発型能力]]のため、[[シールドゾーン]]には置かれずに出し直せる。 -[[進化クリーチャー]]を[[破壊]]した場合、[[進化元]]は[[墓地]]で分離する。したがって、[[バトルゾーン]]に別の[[進化元]]がいない場合は、出し直すことはできない。[[進化元]]を用意できなければ、[[破壊]]された[[進化クリーチャー]]は[[進化元]]とともに[[墓地]]にとどまる。 --[[マナ進化]]や[[墓地進化]]の場合、[[マナゾーン]]や[[墓地]]など、決められた[[ゾーン]]に[[進化元]]があればそれらに重ねて出すことができる。 -[[サイキック・クリーチャー]]を[[破壊]]した場合、[[サイキック・クリーチャー]]は1度[[墓地]]に置かれるものの、この[[呪文]]の[[解決]]中に割り込みで[[超次元ゾーン]]に置かれる。そのため、[[サイキック・クリーチャー]]は出し直すことができない。 -[[《百発人形マグナム》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の[[能力]]は誘発する。[[コスト]]を支払っているのはあくまでもこの[[呪文]]を[[唱える]]ことに対してであり、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]へ戻ってくる時には[[コスト踏み倒し]]として処理されてしまう。 --[[S・トリガー]]で使うと[[《百発人形マグナム》]]の[[能力]]が2度誘発する。 -[[《神帝スヴァ》]]に使うと一発でゲームに敗北する。[[バトルゾーン]]に戻ってはくるものの「一度[[バトルゾーン]]から離れている」ので、[[特殊敗北]]を満たしてしまうため。 **他のカード・デッキとの相性 [#qa2871b3] -[[ランデス]]や[[ハンデス]]を繰り返して[[ライブラリアウト]]を狙う[[デッキ]]ではよく使われる。[[《緑神龍ザールベルグ》]]などの強力な[[cip]][[クリーチャー]]を使い回せる。 -[[【アマテラスエンジン】]]など特殊な[[コンボデッキ]]の[[キーカード]]の一つである。 -[[《エンペラー・キリコ》]]で呼び出した[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]でこれを唱えることで、《エンペラー・キリコ》の踏み倒しの再抽選ができる。 -[[ニンジャ・ストライク]]で出した[[シノビ]]をこの[[呪文]]で出しなおすと、ターン終了時でも[[山札の下]]へ送られない。 -[[cip]]再利用[[コンボ]]としては、ほぼ同じ働きができる[[《母なる大地》]][[《母なる紋章》]]の[[調整版]]とも取れる。 -[[メテオバーン]]持ちの[[墓地進化]][[クリーチャー]]を選ぶと[[テンポアドバンテージ]]を失わずに[[進化元]]を補充できるため相性が良い。特に[[《大邪眼B・ロマノフ》]]との組み合わせは強力。 -同じく[[G・リンク]]状態の[[ゴッド]]も[[テンポアドバンテージ]]を失わずに済む。しかし、この[[カード]]の利用に見合う[[cip]]・[[pig]][[能力]]を持つ[[ゴッド]]は少ないため、実用性には欠ける。 -[[デュエル・マスターズ公式HP]]のデッキ開発部NEXで紹介された、[[《火之鳥ペリュトン》]]で[[《神羅ライジング・NEX》]]を出す[[コンボ]][[デッキ]]でも[[キーカード]]となる。詳しくは[[《火之鳥ペリュトン》]]のページを参照。この[[カード]]の特性を上手く利用した、いかにも[[コンボ]]らしい[[コンボ]]となっている。 -[[破壊]]したクリーチャーを[[墓地]]から[[バトルゾーン]]に出しているため、[[《復活の儀》]]の条件を達成できる。 -[[【5色ザーディクリカ】]]では[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]の5枚目として採用されるケースも皆無ではない。[[ディスペクター]]との相性の良さは《ナウ・オア・ネバー》にはない強みである。 **環境において [#wcfb465e] 発売後に類似する性能の[[《母なる紋章》]]が[[殿堂入り]]に指定され、[[リペア]]として注目された。 大型[[ランデス]]持ちとの組み合わせも当初から知られていたが、その種のランデスデッキは環境入りするほど強くはなかった。なお、[[無限ループ]]での環境入りは[[革命編]]まで待つことになる。 [[神化編]]から[[エピソード1]]にかけて[[【エンペラー・キリコ】]]系統で活躍。[[エピソード2]]では[[【ミラクルとミステリーの扉】]]や全盛期の[[【Nエクス】]]のパーツとして利用された。 [[革命編]]から[[革命ファイナル]]にかけては、[[【天門ループ】]][[【知新ジャスティス】]][[【マークロループ】]]で[[cip]]を使い回すカードとして猛威を振るった。 2016年9月15日付で[[殿堂入り]]。相方として名を馳せた[[《目的不明の作戦》]]も約10ヶ月後の2017年7月8日に殿堂入りした。 しかし、[[《奇跡の精霊ミルザム》]][[《龍素知新》]]といった《フォース・アゲイン》以上にデッキの核に近いカードが使用可能だったので、それらのデッキを環境から追い出すには至らなかった。コンボの[[再現性]]を落とすための殿堂入りだったと言える。 その後も[[超天篇]]の[[【ロマノフシャコガイル】]]、[[アビス・レボリューション]]の[[【クイーンサイクル】>【クイーン・アマテラスループ】#QA4]]など、呪文を踏み倒せるクリーチャーを用いたコンボやループデッキで広く使われた。 [[【ブレスラチェイン】]]が流行すると[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]の水増しとして使われるケースが目立つようになり、また環境でもよく見かけられるようになった。 **アニメ・漫画での活躍 [#ve066605] -漫画「SX」では[[勝舞>切札 勝舞]]vs[[ハプニング大佐>ハプニング]]戦にてハプニング大佐が使用。[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]に使用して[[cip]]を再発動。[[ADAM&EVE>創世神]]の下に合計4枚のカードを追加し、これによりカードを5枚必要とするリンク状態の[[《蒼世神 ADAM》]]の[[メテオバーン]]を発動した。 -アニメ「ビクトリー」では[[べんちゃん]]がデュエマ狩り戦で[[DM-31]]版を使用。[[《アクア・スーパーエメラル》]]で仕込み、[[《大河海嶺・K・アトランティス》]]での[[バウンス]]に繋げた。 -アニメ「VSRF」第26話の[[ルシファー]]戦、第41話の[[百獣 レオ]]戦で[[No.2]]が[[DMX-22]]版を使用。2戦共に[[《禁断機関 VV-8》]]を再び出し、[[禁断機動]]による[[追加ターン]]獲得の準備をした。 **その他 [#rd9aacd2] -普通に使うと何の意味もないため、[[デュエル・マスターズ公式HP]]のQ&Aで前述の使い方がある程度紹介されている。公式が使い道を提供している数少ないカードである。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35754/]] -このカードが登場した時期は[[シールド・フォース]]が登場した時期でもあったため、シールド「フォース」をもう一度=「アゲイン」する用途で作られたと思われる。実際に上述のQ&Aでも[[シールド・フォース]]を付け直す使い方を紹介している。 --そのため[[汎用性]]の低い[[《フォース・リローデッド》]]の立場がない。 -この呪文で対象にすると[[無限ループ]]が発生してしまうためか、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]は[[破壊]]される時かわりに[[山札送り]]され、[[《Wave ウェイブ》]]は[[cip]]が[[召喚]]限定になっている。 **関連カード [#k1ae723e] -[[《フォース・リローデッド》]] -[[《チューン・アゲイン》]] -[[《爆流忍法 不死鳥の術》]] -[[《テキサス・ストーム》]] -[[《凶鬼33号 ブスート》]] -[[《バベル・アゲイン》]] **[[フレーバーテキスト]] [#f9c16807] -[[DM-31]]&br;'''最後の試合の幕切れと共に、[[シノビ]]達は次元の狭間へと帰っていった。''' -[[DMX-22]]&br;'''[[超ブラック・ボックス>DMX-22]]のウワサ:超ブラック・ボックスでは[[カード]]開発の[[秘>《開発部の守護者 ミッチー》]][[密>《フェアリー・ライフ》]]が明かされる、らしい!?''' -[[DMEX-08]]&br;'''繰り返していい力と、繰り返してはいけない力がある。''' **収録セット [#c7af6b9c] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Mikio Masuda]] --[[DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」>DM-31]](25/55) --[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](26a/59) --[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](279/???) **参考 [#ic16171d] -[[S・トリガー]] -[[スーサイド]] -[[リアニメイト]] -[[殿堂入り]] -[[【アマテラスエンジン】]] -[[【エンペラー・キリコ】]] ---- [[公式Q&A]] -能力について >Q.''《フォース・アゲイン》''の効果は、自分のクリーチャーを破壊して、それを墓地からまた場に出すので、結局意味ないんじゃないですか? A.いいえ。いろいろな使い方はできます。 例えば、タップされているクリーチャーに使った場合、アンタップされて場に戻ることになりますし、「このクリーチャーが破壊された時」や「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」といった効果を持っていれば、それが発動されます。また、そのクリーチャーが「シールド・フォース」能力を持っていて、付けていたシールドがシールドゾーンを離れてしまった場合、場に戻った後で新しくシールドを選んで付けることができます。他にもいろいろ、独創的な使い道を探してみてください。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35754]](過去のよくある質問より) >Q.''《フォース・アゲイン》''の効果で、自分の進化クリーチャーを破壊した場合、どうなりますか? A.その進化クリーチャーを重ねた束まるごと、墓地に置かれ、その後、一番上のカードだけが場に戻されます。バトルゾーンに出す時は、進化元として使えるクリーチャーがそこになければなりません。使える進化元がない場合、そのクリーチャーは墓地にとどまることになります。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35755]](過去のよくある質問より) >Q.''《フォース・アゲイン》''で破壊した[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を山札の下からバトルゾーンに出せますか? A.いいえ、出せません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32493]](2019.9.30) >Q.''《フォース・アゲイン》''で[[《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》]]を破壊してバトルゾーンに出した時、「ラストバースト」は使えますか? A.いいえ、使えません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38598]](2020.7.17) >Q.''《フォース・アゲイン》''で[[《ソプラノ裁徒/メロディアス・メロディ》]]を破壊してバトルゾーンに出した時、ラストバーストは使えますか? A.いいえ、使えません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38599]](2020.7.17) &tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト4,S・トリガー,スーサイド,リアニメイト,殿堂入り,・,終音「ん」,UC,アンコモン,Mikio Masuda);