#author("2024-07-05T04:28:46+09:00","","") #author("2024-07-05T09:07:13+09:00","","") *《ヴォルグ・サンダー》 [#xc0746aa] |ヴォルグ・サンダー VIC 闇文明 (6)| |サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 7000| |W・ブレイカー| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが2体出るまでカードを墓地に置く。| |BGCOLOR(white):[[《サンダー・ティーガー》]]と覚醒リンク後⇒[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''| [[DMR-02]]で登場した[[ビクトリー]]を持つ[[闇]]の[[サイキック>サイキック・クリーチャー]][[デーモン・コマンド]]/[[ハンター]]。 [[《サンダー・ティーガー》]]と[[覚醒リンク]]して[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]となる。[[闇]][[文明]]初の[[ビクトリー]]に相応しい、非常に優秀な[[カード]]である。 単純に5コストの[[《超次元リバイヴ・ホール》]]等から呼び出せる[[パワー]]7000の[[W・ブレイカー]]という高い基本[[スペック]]を持っており、[[覚醒リンク]]をせずとも[[アタッカー]]として十分に機能する。また6[[コスト]]である点も重要で、[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]の[[能力]]で複数体出すことができ、[[《時空の霊魔シュヴァル》]]の[[覚醒]]を容易に達成できる。 [[cip]]でいずれかの[[プレイヤー]]を選び、クリーチャーが2体出るまで[[山札]]を墓地に置く。相手に使えば[[ライブラリアウト]]を促進し、自分に使えば[[墓地肥やし]]となる。 この[[能力]]は主に[[ライブラリアウト]]として使用される事が多く、[[【超次元コントロール】]]などの[[呪文]]比率の高い[[デッキ]]に対しては大きく山札を削ることができる。この[[カード]]の登場以降、クリーチャーの比率をなるべく高めることがデッキ構築のセオリーとなるほどである。 ただし、多くのデッキはクリーチャーを主体に構築されるので、このクリーチャーを1体出してもせいぜい3、4枚削るだけになることが多い。よって、[[ライブラリアウト]]を狙うならば、長期戦に持ち込み相手の山札を消費させ[[《超次元ガード・ホール》]]でこのカードを使いまわす、あるいはこのカードの大量展開に特化した[[デッキビルディング]]を行う等の手段が必要である。[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]のようなデッキでは[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]のcipで一気に複数体並べる方法が取られる。 //勿論[[墓地肥やし]]要員としても優秀。使いやすい[[《超次元リバイヴ・ホール》]]や[[《超次元ミカド・ホール》]]から呼び出し、最低でも2枚を墓地に送れる。その特性上デッキ内のクリーチャー枚数を少なめにしておけば、不確定ながら呪文を大量に墓地に送ることができ、[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]等をサポートできる。 [[墓地肥やし]]要員として見ると、デッキ内のクリーチャー枚数が多いと《ヴォルグ・サンダー》を使う必要が無く、逆にクリーチャー枚数が少ないと相手の《ヴォルグ・サンダー》で[[ライブラリアウト]]に追い込まれるジレンマを抱えている。 [[闇]]の[[サイキック・クリーチャー]]の中でもかなり使いやすく、相性のいい[[デッキ]]にはすんなり入るだろう。 **ルール [#ba5cedaf] -かつてのルール --「クリーチャーが2体出るまで[[山札の上]]から[[カード]]を[[墓地]]に置く」は「『[[山札の上]]の[[カード]]を公開し[[墓地]]に置く』を[[クリーチャー]]カードが2枚公開されるまで繰り返す」を意味する。通常の墓地肥やしと違い、墓地送りは同時ではなく''1枚1枚順番に行う。'' ただし、上の処理になるということは2023年現在のよくある質問では読み取ることができない。 #region2(上の処理を前提とした場合){{ -[[置換効果]]は[[誘発型能力]]の[[解決]]中でも処理される。 --[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]が(クリーチャーの)最初の1枚としてめくれた場合、そちらの[[能力]]で[[墓地]]のカードを全て[[山札]]に戻してから、《ヴォルグ》の処理を再開する。 --[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]か[[《禁術のカルマ カレイコ》]]が[[バトルゾーン]]にある場合、めくれたカードは全て[[山札]]に戻り、[[墓地]]に送られた扱いにならない。処理としては「デッキの1番上を公開し、シャッフルする」行為をクリーチャーが2枚公開されるまで繰り返す。 }} ---- 「かつてのルール」と書いたのは、総合ルール400.7で複数のカードは同時にゾーンを移動するということが徹底されているからである。自分と相手がそれぞれ山札が2枚以下の状態で[[《特級チューシ・シャオ・ハン》]]の[[cip]]が[[解決]]されれば、[[ターン・プレイヤー]]関係なく、同時に2人が[[ライブラリアウト]]する。([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42372/]]) なので、《ヴォルグ・サンダー》の[[山札破壊]]も、山札をめくっている段階は単に墓地に置くカードの枚数を決定している段階([[《天雷の導士アヴァラルド公》]]などで表向きにした山札と同じく、まだ山札を離れていない扱い)にすぎず、2枚目のクリーチャーが見えた時点で一気にそれらを墓地に置くと考えるほうが自然である。 上の処理にすることで、山札が[[非クリーチャー]]1枚しかなく[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]で無限にクリーチャーを探し続けるハマりが解消できる。山札を公開しきった時点で《ヴォルグ・サンダー》の[[カード探しは終了>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36361/]]し、山札すべてを墓地に置こうとするが[[置換効果]]で山札は減らないとなって処理を終了できる((この考え方は、山札の枚数以上を[[輪廻∞]]で[[マナ加速]]しようとし、[[無敵虹帝]]で置換したときの処理に似ている。[[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39304/]]))。 **他のカードとの関係 [#df429975] -同弾の[[《超次元ライデン・ホール》]]との組み合わせは[[デザイナーズコンボ]]であり、自分の[[墓地]]を肥やした上で[[覚醒リンク]]や[[《時空の霊魔シュヴァル》]]の[[覚醒]]を狙いに行くことができる。 -相手の墓地を肥やせば[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]や[[《超電磁マクスウェル Z》]]で相手の[[呪文]]を妨害できる。反面、相手の墓地肥やしを助けることになるので、下手に出すと自分の首を絞める事になる。相手の[[デッキタイプ]]を見極めたうえで使いたい。 -[[【フェルナンドVII世】]]、[[【ウンリュウビート】]]、[[【青黒オレガ・オーラ】]]といった、クリーチャー以外のカードを大量に積んだデッキに対しての強烈な[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]である。それらのデッキは、相手がこのカードを使ってくるリスクを考慮する必要がある。 -[[《魂の呼び声》]]や[[《パルピィ・ゴービー》]]等の[[山札操作]]の対策にもなる。それらの返しにこの[[クリーチャー]]を出すことで、大きく相手の計算を狂わせることができるだろう。 -[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]とは大きな[[シナジー]]を生む。《ザビ・ミラ》で[[ウィニー]]をまとめて[[破壊]]すれば一度に複数のこのカードを展開でき、相手の山札を一気に削ることができる。また既に出ている《ヴォルグ》を破壊して、再び出し直すこともできる。このコンボを利用したのが[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]であり、現役時代は猛威を奮った。 -このカードを使用する有名な即死コンボデッキとして[[【紅蓮ゾルゲ】]]がある。[[《偽りの名 ゾルゲ》]]と[[《紅蓮の怒 鬼流院 刃》]]と組み合わせることで無限にこのカードのcipを使い回し、そのまま相手をライブラリアウトさせることができる。その凶悪さから[[エピソード1環境]]を荒らし回り、[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]が施行され使えなくなった時期もあった。[[殿堂解除]]されてしばらくの間、その[[コンボ]]は使用可能となっていたが、2019年7月1日にこのカードがプレミアム殿堂に指定されて再び使用不可能になる。 **環境において [#s1e5a796] 登場当初([[エピソード1環境]])では[[サイキック・クリーチャー]]を多用する[[超次元]]系のデッキが幅を利かせており、それらに対して猛威を振るった。一時は[[殿堂入り]]すら囁かれたが、対応してデッキ内のクリーチャー比率が高められ、また(超次元)呪文に依存しないデッキが増えるにつれ、採用率は落ち着いた。 またエピソード1環境終期に登場した即死コンボデッキ[[【紅蓮ゾルゲ】]]では[[フィニッシャー]]を務めた。裁定変更により無限ループが可能となり、[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]によりデッキが構築不可になるまで猛威を振るった。 エピソード2期には天敵である[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]も登場している。ただ、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]を採用していても中々そちらが[[山札破壊]]によって捲れず、気付けば[[山札]]に勝つためのパーツが碌に残っていないというケースもままあったため、山札破壊対策にはなってもそもそも捲り当てないまま無視して勝つという抜け道はあった。 それでも、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]登場以前までは、[[【白青黒超次元】]]ですら[[ゲーム]]中に[[ハンデス]]を一切せずに[[手札補充]]して5[[マナ]]貯まり次第ひたすら[[超次元呪文]]や[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]を連打してこのカードを呼び出し続ける動きが珍しくなく、如何に[[【白青黒超次元】]]から[[ハンデスコントロール]]としての性質を奪う程の影響を与えたかが窺える。 革命編以降は[[コンボデッキ]]のフィニッシャーとして採用される例が目立つ。さらに2017年11月20日付の競技イベント運営ルール更新により、[[ループ]]中にランダム要素が関わる場合最も望む結果まで省略することが可能になり、墓地にカードを送る[[無限ループ]]に対しても[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]のみを山札に残しそれ以外がすべて墓地に送られた状況を選択できる為、フィニッシュ手段としての確実性が格段に増した。その為多くのループコンボデッキでフィニッシャーの筆頭候補となった。 2019年3月1日付で[[殿堂入り]]。環境で大暴れするなどの殿堂入りを推定される要素が無かったため、発表の際はプレイヤー達の驚きに包まれた。 -ループデッキの場合はこれがピン挿しでも回るので無意味であり、基本的には[[【青黒ハンデス超次元】]]等が超次元呪文からこれを連打したり、ザビ・ミラをフィニッシャーに据えるデッキがこれを複数体並べる動きが不可能になったという規制である。 -[[【青魔導具】]]や[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]、[[【サッヴァーク】]]など、ここ最近商品展開された呪文メインのアーキタイプに対し強烈なメタとして機能する為、これらのアーキタイプの環境上位進出を狙っているという商業的な側面が強い。 -また、その直後に[[メインデッキ]]に含まれない[[GRクリーチャー]]と、それを[[GR召喚]]し強化する(クリーチャーでない)カードタイプ、''「[[オレガ・オーラ]]」''が新たに登場し、これも殿堂入りの理由の1つだと推察されている。事実、殿堂入りから約1か月半後に発売された[[DMSD-09]]は[[メインデッキ]]に''クリーチャーが3枚しか投入されていない''。 -[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]を除く[[サイキック・クリーチャー]]単独での[[殿堂入り]]はこの[[クリーチャー]]が初である。[[超次元ゾーン]]系のカードでは3枚目。 --裏面の[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]も事実上殿堂入りすることになった。2019年1月27日のワールドホビーフェアの殿堂発表では裏面について触れられなかったが、後日公式ホームページで[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]とセットの体での[[殿堂入り]]となったことが正式に告知された。表面が強かっただけにこちらが[[リンク]]する機会はあまりなかったとはいえ、たとえ[[《名も無き神人類》]]を用いても[[覚醒リンク]]は行えなくなった。 2019年7月1日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格。殿堂入りからわずか4か月での出来事であり、さらなる驚きをもってプレイヤーに迎えられた。 -殿堂入りになってからも、[[超天篇環境]]において[[【白黒緑ドルマゲドン】]]の[[《超次元ガード・ホール》]]で使い回されたり、相変わらずループデッキのフィニッシャーを務めていた為、それらのデッキは勝ち手段の一つを失った。[[【青黒ハンデス超次元】]]などのコントロールデッキは敵シールドに干渉せずに勝利する手段を失い、構築を見直す必要が出てきた。 -加えて、メインデッキの枠を潰さない上に再利用が容易という点がある。事実、[[《超次元ガード・ホール》]]などを使えば容易に再利用ができた上、[[【紅蓮ゾルゲ】]]や[[【ザビ・ミラループ】>【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]といったデッキは《ヴォルグ・サンダー》が殿堂入りした後も問題なくループを行う事ができていた。このため通常の殿堂入りでは効果が薄い事が、プレミアム殿堂にまで至った理由の一つとも言えよう。これに関しては後年、同様に[[メインデッキに入らず>GRクリーチャー]]、プレミアム殿堂入りした[[《マリゴルドIII》]]や[[《ヨミジ 丁-二式》]]にも同じ事が言える。 -逆に[[【青魔導具】]]などはこのカードを恐れる必要がなくなり、構築自由度や使い勝手が向上した。 -[[サイキック・クリーチャー]]からの[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]ではない単体でのプレミアム殿堂は史上初。また、幾度もプレミアム殿堂入りを望まれていた[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]を差し置き、[[ビクトリー]]からのプレミアム殿堂第1号となった。 -直近の[[DMRP-10]]で登場した[[《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》]]との相性はいわば諸刃の剣である。自分に向けて墓地肥やしを放ち、上手くいけば次のターンにド・ラガンザークを複数並べ強力な布陣を敷くことができるが、勢い余ってライブラリアウトしたり、相手にヴォルグ・サンダーを返されてしまえば死が見える。上手く扱えば勿論強力だが、特にミラーマッチにおけるこの辺りの難解さが規制の一因かもしれない。 その後も[[王来MAX]]で[[タマシード]]が登場するなど、[[クリーチャー]]以外の[[カードタイプ]]のフィーチャーは定期的になされているため、殿堂解除は難しいものと推測される。また、[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]の登場など[[サイキック]]自体も[[インフレ]]している。 このクリーチャーのプレミアム殿堂後、[[【カリヤドネループ】]]や[[【白青赤ゴスペル】]]などほとんどクリーチャーが入っておらず、このクリーチャーとは絶望的な対面となる[[デッキ]]が環境に進出している。 **プレミアム殿堂について [#rb83a25a] このカードが規制された際は、[[殿堂入り]]の時も含めて、「[[オーラ]]をプッシュしたいがための規制」という商業的な側面を強く感じたユーザーから批判が相次いだ。しかも、[[超天篇]]では[[オーラ]]主体のデッキがほとんど活躍できなかったため、このカードのプレミアム殿堂は「失敗だった」という声や、[[殿堂解除]]を望む声が上がったりもした。 しかし、過去にはこのカードのせいで活躍できなかったり、《フォーエバー・プリンセス》に枠を割かないといけなかったデッキは多数存在していた上、[[サイキック・クリーチャー]]であるために超次元ゾーンに雑に1枚挿すだけで機能させやすく、デッキ構築に制約を生んでいた。 また、このカードが存在する限り、[[《Volzeos-Balamord》]]や[[タマシード]]のような[[メインデッキ]]に大量の非クリーチャーを入れる必要がある新ギミックの開発が困難になってしまう。 ループしないとしても適切なタイミングで[[出す]]ことによって安全に勝つことができ、超次元ゾーンにこれを搭載して[[メインデッキ]]に[[超次元]][[呪文]]を採用しさえすれば[[アドバンス]]のあらゆるデッキにそれが組み込めたため、デュエマの「攻撃して勝つ」という大原則を歪めている面があった。 元々このカードは環境で猛威を振るっていた時期があり、早期の規制を望まれていた[[カード]]であった。[[双極篇]]では鳴りを潜めていたため、どちらかと言えば「遅すぎる規制」、「今更な規制」と言った方が正確といえる。 //現在では上記のような殿堂解除の声も沈静化し、このカードの環境への危険性や悪影響が改めて周知され、結果このカード自体が「失敗」という評価が定着した。 //↑独自考察感が強い ただ、[[メインデッキ]]外にゲームの実質的な特殊勝利を組み込めるものは軒並み悪用されている実例があり(例:[[《ツタンメカーネン》]]の[[ループ]]、[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]経由の[[《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》]])[[山札破壊]]する《ヴォルグ・サンダー》もその最たるカードの1枚である。 どんな盤面であっても相手の[[山札]]の状況次第で手軽に逆転勝ちできる可能性もあり、ある意味[[デュエル・マスターズ]]の[[ゲーム]]性を崩していると言っても過言ではない。遅すぎた規制ではあれど不必要な規制ではなかった、遅かれ早かれ[[殿堂レギュレーション]](のちに[[アドバンス]]に改称)環境からは退場しても不自然ではなかったカードといえる。 **その他 [#defc3491] -[[超次元ゾーン]]は公開情報なので、この[[カード]]が出ることを想定した[[プレイング]]は十分可能である。しかし、このカードがデッキ構築の段階でゲームに干渉している以上[[プレイング]]だけでは限界があり、肝心の踏み倒しメタもデッキ破壊の効果さえ使えれば良い((現役当時このクリーチャーに有効な[[着地置換効果]]方式の[[コスト踏み倒しメタ]]は事実上存在せず、せいぜいコスト踏み倒し自体を防ぐ[[《洗脳センノー》]]、マナが貯まっていない時に限って有効な[[《獣軍隊 ヤドック》]]があるぐらいなものであった))ので実質無意味であった。 -[[《サンダー・ティーガー》]][[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]と合わせてこれで6体の獣型[[デーモン・コマンド]]が存在することになった。 -名前の由来は、ロシア語で狼を表すヴォルク(волк)と英語で雷を表すサンダー(thunder)だろう。 -初収録の[[DMR-02]]の[[カードイラスト]]は赤い体に青い稲妻の姿をしているが、実は''白い体にピンクの稲妻が本来の姿''である。 --根拠としては、[[《超次元ライデン・ホール》]]に描かれた姿や、[[RUI MARUYAMA]]氏が公開した設定画(([[参考>https://twitter.com/mochisuna/status/1049316559074734080]]。[[《サンダー・ティーガー》]]・[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]と同系色であることが分かる))から。 また、フルホイルパックのフリーペーパーでは[[DMR-02]]と同じ構図でこのカラーリングになっているイラストが確認できる。 --[[DMX-25]]では新規イラストながら、ついに本来のカラーリングで収録された。 --上述のフリーペーパーにあったイラスト、いわゆる『通常版』の存在から、[[DMR-02]]で収録されたものは[[MODE→CHANGE]]に相当する姿と考える事ができる。実際、プロモ版の[[《超次元ライデン・ホール》]]のイラストにおいては、[[DMR-02]]版のこの[[クリーチャー]]の姿と、このカードと同時収録の[[《サンダー・ティーガー》]]のうち通常版ではなく[[MODE→CHANGE]]版が対になって描かれている。 なぜ通常カラーの方が先に収録されなかったのかは不明だが。 -[[DMR-01]]の[[ビクトリー]]に比べて封入率が高くなっており、ほぼ1箱に1枚程度入っている。 -アニメおよび漫画「ビクトリー」では[[勝太>切札 勝太]]の切り札として度々使われている。アニメ「デュエル・マスターズ(2017)」第33話では[[切札 ジョー]]とのデュエマで[[《サンダー・ティーガー》]]と共に[[超次元ゾーン]]に置かれている。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#x23a38f2] |ヴォルグ・サンダー PS 闇文明 (6)| |サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 7000| |バトルゾーンに出た時、自分の山札の上からクリーチャーが2枚出るまでカードを墓地に置いてもよい。| |W・ブレイカー| |BGCOLOR(white):[[《サンダー・ティーガー》]]と覚醒リンク後⇒[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]| [[DMPP-17]]で実装。[[《超次元ライデン・ホール》]]を入手・[[生成]]することで特典として付いてくる。 他のサイキックと同様に[[レアリティ]]が無く、[[スーパーレア]]になった《超次元ライデン・ホール》の特典という形になったため、[[ビクトリーアイコン]]は持っていない。 [[cip]]の発動は任意に、かつ自分のみを対象にとるようになった。ややランダム性があるが、大量の[[墓地肥やし]]が可能。 パワー7000のW・ブレイカーである点も無視できるものではない。基本的にこのカードが入るのは[[墓地利用]]デッキであるが、[[墓地利用メタ]]を連発されたときに[[ビートダウン]]プランを取ることが可能。[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]の範囲外でもあり、止めるのはそこそこ難しい。 -TCG版と比較すると《ヴォルグ・ティーガー》の[[アタックトリガー]]の下準備という役割がより強調されたと言える。 -[[【M・R・C・ロマノフ】>【M・R・C・ロマノフ】 (デュエプレ)]]において、《ヴォルグ・サンダー》を出せる超次元呪文は展開補助の他に墓地肥やしの役割まこなせるようになったため、事前予想の通りに採用された。 同デッキでは《ヴォルグ・サンダー》の墓地肥やし枚数を増やせるように、[[メインデッキ]]のクリーチャー枚数を絞る構築も考えられるようになった。 メインデッキのクリーチャー枚数を絞らない構築でも、超次元呪文から出せる墓地肥やし手段として引き続き採用される。 --[[DMPP-18]]期では、火文明で《ヴォルグ・サンダー》を出せる呪文は存在していない。したがって、闇文明の[[《超次元ミカド・ホール》]]、[[《超次元リバイヴ・ホール》]]、[[《超次元ライデン・ホール》]]が展開の肝となり、[[超次元ゾーン]]の取捨選択において火単色の[[サイキック・クリーチャー]]は採用しづらくなった。 -能力発動時のボイスは「削り取ってやる!」だが、相手の山札を削ることはできなくなっている。 **[[フレーバーテキスト]] [#pca8455f] -[[DMPP-17]]&br;'''雷を宿す牙が、魂を噛み砕く!''' **関連カード [#t2b4c0d8] -[[《サンダー・ティーガー》]] -[[《超次元ライデン・ホール》]] -[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]] -[[《勝利のヴォルグ・サンダー》]] -[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]] **収録セット [#scdcc603] ***[[デュエル・マスターズ]] [#m5f55a50] -illus.[[RUI MARUYAMA]] --[[DMR-02 「エピソード1 ダークサイド」>DMR-02]](V1a/V1) --[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」>DMX-25]](V6a/V12)(新規イラスト) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#t0c2c392] -CV:[[一宮拓樹]] -illus.[[RUI MARUYAMA]] --[[DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」>DMPP-17]] **参考 [#x939eebc] -[[デーモン・コマンド]] -[[ハンター]] -[[サイキック・クリーチャー]] -[[cip]] -[[プレイヤー]] -[[山札の上]] -[[クリーチャー]] -[[墓地]] -[[ライブラリアウト]] -[[墓地肥やし]] -[[W・ブレイカー]] -[[ビクトリー]] -[[DASHゴールデンリスト]] -[[プレミアム殿堂]] -[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]] -[[【紅蓮ゾルゲ】]] -[[ヴォルグ・サンダー]] &tag(サイキック・クリーチャー,サイキック,クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト6,デーモン・コマンド,コマンド,ハンター,パワー7000,W・ブレイカー,cip,墓地肥やし,ライブラリアウト,・,プレミアム殿堂,《ヴォルグ・サンダー》,VIC,ビクトリー,RUI MARUYAMA,サイキック・クリーチャー (デュエプレ),サイキック (デュエプレ),クリーチャー (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),黒単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),デーモン・コマンド (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),ハンター (デュエプレ),パワー7000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),cip (デュエプレ),墓地肥やし (デュエプレ),・ (デュエプレ),PS (デュエプレ),レアリティなし (デュエプレ),RUI MARUYAMA (デュエプレ));