#author("2024-04-15T17:22:04+09:00","","")
#author("2024-04-16T06:09:41+09:00","","")
*《&ruby(ペンダット・ネゴシエート){偽衒学者の交渉};》 [#top]

|偽衒学者の交渉 UC 光/水文明 (5)|
|呪文|
|''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーはカードを3枚まで引く。|
|プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーは自身の山札の上から1枚目をシールド化する。|

[[DM23-BD7]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[呪文]]。

[[《新時代の幕明け》]]と[[《ライブラ・シールド》>《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]を1枚にまとめたようなカード。
「プレイヤー2人を選ぶ」ことから、通常の2人対戦では「両プレイヤーに効果を適用する」と同義。[[デュエパーティー]]などの[[多人数戦]]では2人だけを選んで効果を使う。

[[デュエパーティー]]の場合、その使い方は多く考えられる。
-対象に自分を含めれば、相手に[[アドバンテージ]]を与えるかわりに自分の[[リソース]]を回復させられる。手札3枚とシールド1枚を増やせれば、返しに[[《ロスト・ソウル》]]でも投げられない限りはかなりのアドバンテージとなる。
-対象にする相手は、プレイングスタイルによっても変わるだろう。既にリソースが潤沢で過剰供給になりそうな相手や、手札・シールドをあまり利用しない[[墓地利用]]・マナ利用系の相手を選べばリスクは軽減できる。逆にあえて[[息切れ]]した相手や、[[ハンデス]]ないし[[ワンショットキル]]級の総攻撃を喰らった相手を対象に取り、塩を贈ることもできる。
-相手2人に効果を使うこともできる。自分にはすぐにリターンは返ってこないが、自分のリソースが既に潤沢なら[[他の2人にリソースを与え対立を煽る>《アクアン》]]のも手。

総じて「交渉(ネゴシエート)」の名に相応しい、策略と対話力の試されるカードと言える。[[水]]らしいトリッキーなカードと言えるだろう。

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一方、通常のルールでこのカードを使用する場合は「このカードならでは」というニッチな需要を探す必要がある。
なお、デッキのほとんどを[[S・トリガー]]、[[シールド追加]]、自分の[[山札回復]]で埋め尽くす、常識外れのデッキタイプである【逆アポロ】の成立で、このカードの就職先は発見されている。>[[【シールドプリズン】]]

-[[シールド追加]]は[[強制]]という部分に着目しても[[《アルカディア・スパーク》]]の[[ループ]]とは違って自分の山札管理も必要になり、そこを克服できたとしても[[《ライブラ・シールド》>《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]で代用可能。単純に5枚目以降として採用するにはドロー能力のアクが強いため、[[【シールドプリズン】]]などに考えなしに投入できるようなカードではない。
-[[ドローソース]]としては言うまでもなく相手にも[[任意]]で引く枚数を決めさせるデメリットが大きい。自分が3枚引きたいだけなら[[《サイバー・ブレイン》]]でよく、文明こそ違うものの[[手札交換]]になっている[[《新世代の旅立ち》]]という対抗札もいる。[[キキ&カイカイ]]や[[《求答士の参謀 マルヴァーツ》]]でロックを仕掛けても良いが、[[《ツタンメカーネン》]]などライバルも多い。[[汎用性]]なら[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]の呪文側の方が遥かに高い上に、クリーチャー側も非常に優秀。
[[名目コスト]]が比較的低い5という部分や2種のテキストが1枚に内蔵されていることをきっかけにしたい。

**環境において [#s3ff8952]
[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]最終週末の[[アドバンス]][[CS>チャンピオンシップ]]では、これを入れた[[【トリガービート】]]がアドバンスで3位入賞している。受け切れば相手に手札を与えるデメリットがあろうとどうということはないため採用されたと思われる。

[[DM24-RP1]]期では[[オリジナル]]、[[アドバンス]]共に、4枚採用された[[【逆アポロ】>【シールドプリズン】]]の上位入賞の報告が度々されている。

**その他 [#m8a213b4]
-カード名、ならびに[[DM23-BD7]]の商品名にある「衒学」とは、知識をひけらかすことという意味。論理の形式や正確性に拘り、知識をひけらかして他者に傲慢な態度を取る者のことを「衒学者」と言い、これを英語で"pedant"と言う。
嘘の知識で叡智を驕っているから「偽衒学者」ということだろうか。
--余談だが、「衒る」と書いて「かたる」と読み、「騙る」と同じ意味になる。

**関連カード [#card]
-[[《新時代の幕明け》]]
-[[《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]
-[[《フューチャー・ブレイン》]]

-イラストに描かれているカード
--[[《サファイア・ペンダット》]]
--[[《仙界一の天才 ミロク》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-BD7]]&br;'''[[ボク>《サファイア・ペンダット》]]と[[キミ>《仙界一の天才 ミロク》]]だけが得するってことさ、約束するよ。 ― [[サファイア・ペンダット>《サファイア・ペンダット》]]'''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM23-BD7 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」>DM23-BD7]](8/60)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference] 
-[[S・トリガー]]
-[[プレイヤー]]
-[[ドロー]]
-[[シールド追加]]

&tag(呪文,光文明,水文明,白青,2色,多色,コスト5,S・トリガー,ドロー,シールド追加,シールド追加 (相手),ライブラリアウト,・,UC,アンコモン,MATSUMOTO EIGHT);