#author("2024-06-28T12:54:45+09:00","","")
#author("2024-10-12T18:47:22+09:00","","")
*《&ruby(ゆうじょうちりゅう){友情地龍}; ルピア・ターン》 [#top]

|友情地龍 ルピア・ターン UC 火/自然文明 (3)|
|クリーチャー:ファイアー・バード/グリーン・コマンド・ドラゴン 4000|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから山札の上に置く。|

[[DM23-BD4]]で登場した[[ファイアー・バード]]/[[グリーン・コマンド・ドラゴン]]。

[[cip]]で[[タップイン]]による2[[マナブースト]]を行い、[[その後]][[マナゾーン]]から1枚[[山札の上]]に置く。

[[マナブースト]]と[[マナ回収]]という[[汎用性]]の高い2種類の[[能力]]を持つことから、[[マナ]]が伸びる[[コントロール]]全般に適性がある。
[[山札]]を介した[[マナ回収]]は即効性に欠けるが、返しの[[ターン]]の[[ハンデス]]で妨害されないという[[メリット]]にもなる。[[カード]]指定なので[[《ドラゴンズ・サイン》]]などの[[非クリーチャー]]を[[回収]]できる点も見逃せない。

[[種族]]も[[ファイアー・バード]]に[[コマンド・ドラゴン]]と優秀で、[[種族デッキ]]での運用にも向く。[[DM23-BD4]]には[[《ボルシャック・ドラゴ大王》]]など[[山札]]からの[[コスト踏み倒し]]ができるカードが多数収録されており、これで[[デッキトップ]]を[[操作>山札操作]]して好きな[[ドラゴン]]を踏み倒す動きは[[デザイナーズコンボ]]と見られる。

[[環境]]で確立された使い方としては、主に[[【モルトNEXT】]]で1・2[[ターン]]目に[[《王来英雄 モモキングRX》]]などの[[多色]][[ドラゴン]]を[[チャージ]]して3ターン目にこれで[[回収]]、4ターン目の安定着地を目指すというものがある。《モモキングRX》の[[デッキ]]は《モモキングRX》を引けていないと始まらないがデッキの構造上必然的に[[多色]]だらけになりハンドキープに難があったところ、最序盤に[[キーカード]]を[[マナチャージ]]するプランが許容されるようになった。
速度的に[[【黒緑アビス】]]の[[コスト]]2[[マナブースト]]→[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]という高速[[ピーピングハンデス]]に十分対抗できたのも大きい。

高[[パワー]]を活かした[[殴り返し]]要員としても早々に需要を得た。根本的に[[コスト]]3以下[[パワー]]4000以上という[[スペック]]はどの[[レギュレーション]]でも入れ得で、[[【青赤マジック】]]の3ターン目に[[《芸魔隠狐 カラクリバーシ》]]で1つだけ[[シールド]][[ブレイク]]してターンを終了する[[プレイング]]を牽制できた。
《カラクリバーシ》を殴り返せないかわりに[[《芸魔王将 カクメイジン》]]を[[ブロック]]できる[[《Disコットン&Disケラサス》]]とは一見一長一短だが、その実[[【青赤マジック】]]は3ターン目と4ターン目で[[プレイ]]できる[[ドローソース]]の質に天と地の開きがあったため、[[《Disコットン&Disケラサス》]]では相手の[[リソース]]が伸びてからあっさり[[除去]]されてしまい代用になっていないことも多かった。

[[ドラゴン]][[デッキ]]で定番の[[《メンデルスゾーン》]]や[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]とも相性が良い。どちらも[[山札]]からのランダム[[マナブースト]]なので[[キーカード]]が[[落ちて>落ちる]]しまうとリカバリーが難しいという弱点があったが、《ルピア・ターン》を[[手札]]に抱えておけば掘った[[山札]]から好きなカードを回収できる引き換え券と化す。
[[汎用性]]の低いカードをマナ回収前提で枚数を散らして採用することも以前よりしやすくなっており、例えば[[刺さる]]対面と[[腐る]]対面で落差が激しい[[《アルカディアス・モモキング》]]を採用したい場合に、《ルピア・ターン》ありきで枚数を削る[[デッキビルディング]]はもはや定番である。

総じてあらゆる要素が[[ドラゴン]][[デッキ]]と噛み合っており、[[DM23-BD4]]の新カードでは紛れもない最注目株である。
得られる[[アドバンテージ]]だけ見たら[[《青銅の鎧》]]とほぼ同じにも拘わらず、無数の付加価値によって[[ガチデッキ]]に居場所を見つけている。

**他のカード・デッキとの相性 [#jab3ad20]
-[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]の[[ファイナル革命]]と好相性。[[ファイアー・バード]]軸の構築にも組み込むことができる。

-[[《ブランド <NEXT.Star>》]]は[[B・A・D]]込みで5マナ時点から動き出せるので、3→5の動きに色事故防止しながら《ルピア・ターン》が進化元になるというシナジーがある。手札に単色マナが確保されているならマナゾーンから[[《ブランド <NEXT.Star>》]]をトップに固定した[[マナ回収]]にも使える。

-[[《革命の絆》]]とは、自分のターンに出しておけば直後のターンの[[革命0トリガー]]の下敷きの仕込みとして機能し、相手のターンに[[革命0トリガー]]でこのクリーチャーが偶然下敷きになった場合には[[今引き]]固定で逆転のプランを立てやすいと二重で相性が良い。

-コスト5に使いたいカードが集まる[[《ドラゴンズ・サイン》]]軸[[【白青赤緑ドラグナー】]]では、1〜2ターン目に多色をチャージし、3ターン目に単色チャージして《ルピア・ターン》を召喚し3→5の[[マナカーブ]]を作りながら、このターンに埋めた単色を次のターン用のアンタップイン目的で山札に戻して再チャージする立ち回りができる。
2ブーストが成功すれば次のターンで多色埋めあるいはチャージ放棄でも5マナ使える状態にする[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]とは一長一短。コスト6の[[《最終龍覇 ロージア》]]や[[《炎龍覇 グレンアイラ》>《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》]]などの素召喚を重視する場合は《栄光》が優先される。

-[[《百威と族絆の決断》]]の[[踏み倒し]]対象に収まりつつ、事前に[[山札操作]]しておくことでそちらで好きなカードを[[シールド]]に仕込めるようにもなる。

-[[【青黒赤緑邪王門】]]にも向いている。序盤は真っ当なリソースとして利用し、攻撃開始時には[[山札操作]]を[[《百鬼の邪王門》]]に活かすという寸法である。自身のパワーも4000あるため、[[《百鬼の邪王門》]]で捲れた場合もバトル要員としてある程度美味しい。

-[[青赤緑]]では3→5の加速と[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]など[[ビビッドロー]]の仕込みを両立できる。最速<ビビッドロー>[水/火(4)]狙いではマナが1余るが、次のターンに多色をチャージしてもマナが足りるのはありがたい。

-小規模なコンボには、先に[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]を張り次のターンにこれで山札を仕込むというものもある。

-コスト3の自然のクリーチャーであることから、[[【4色サンマックス】>【サンマックス】#we7ec442]]にて初動兼[[《S級原始 サンマックス》]]の侵略元として利用価値がある。

-[[【青黒赤緑レッドギラゾーン】]]のような[[コマンド]][[基盤>マナ基盤]]にも適性があり、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の攻撃不可のデメリットを受けない[[火]]の初動[[マナブースト]]となる。[[《運命の選択》]]や[[《キユリのASMラジオ》]]にも対応しており、マナに落ちたそれらを即座に疑似回収できるのも利点。前者は手札から見せるカードとしての役割も兼ねられる。

**環境において [#tcbe183a]
登場直後からドラゴンデッキの初動として活躍。[[《メンデルスゾーン》]][[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]とは併用が基本。[[スペース]]の奪い合いになった場合当初こそ真っ先に枚数が削られていたが、時間が経つにつれ逆に《栄光》を2枚程度に抑えた構築も登場した。

[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]期時点では[[《爆銀王剣 バトガイ刃斗》]]での捲りのサポートを兼ねたマナブースト手段として[[【モルトNEXT】]]に採用された。

[[DM23-EX3]]期には[[《革命の絆》]]とのセットは[[【モルトNEXT】]]において少なくない頻度で見る組み合わせとなった。

[[DM24-SD1]]・[[DM24-SD2]]・[[DM24-SP1]]期以降の[[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]]ではドラゴン基盤の[[【赤緑モモキングRX】]]、[[【白赤緑モモキングRX】>【モモキングRX】]]に2~4枚採用された。

遅くとも[[DM24-RP1]]期には[[【5色蒼龍】]]に3枚程度入るケースも見られるようになった。

**その他 [#v36f2e04]
-[[イラスト]]と[[カード名]]の元ネタは[[《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》]]。どちらも小型クリーチャーとその[[友好色]]の[[コマンド・ドラゴン]]が一緒に描かれたカードである。
また、《レヴィヤ・ターン》の[[cip]]/[[pig]]で《ルピア・ターン》を踏み倒すことができる。

**関連カード [#related]
-[[《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》]]

-[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-BD4]]&br;'''[[龍>ドラゴン]]と龍を愛するきみのために音楽を。'''
-[[DM24-EX2]]&br;'''すべての[[龍>ドラゴン]]に音楽を。'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[Tanru]]
--[[DM23-BD4 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ドラドラドラゴン龍幻郷」>DM23-BD4]](8/60)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](超41/超47)

**参考 [#reference]
-[[ファイアー・バード]]
-[[グリーン・コマンド・ドラゴン]]
-[[cip]]
-[[マナブースト]]
-[[山札操作]]
-[[ルピア]]

&tag(クリーチャー,火文明,自然文明,赤緑,2色,多色,コスト3,ファイアー・バード,グリーン・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー4000,cip,マナブースト,マナタップイン,山札操作,ルピア,終音「ん」,・,UC,アンコモン,Tanru);