#author("2024-06-09T11:15:17+09:00","","") #author("2024-08-19T13:39:33+09:00","","") *《&ruby(じゅもん){呪紋};のカルマ インカ》 [#e127bdf4] |呪紋のカルマ インカ R 自然文明 (4)| |クリーチャー:オラクル/スノーフェアリー 3000| |自分のターン中、相手はクリーチャーを召喚できない。| [[DMX-15]]で登場した[[オラクル]]/[[スノーフェアリー]]。 [[《呪紋の化身》]]のリメイク版。そちらと比べ[[サイズ]]が小さくなっており、自分の[[ターン]]中のみではあるが[[クリーチャー]]の[[召喚]]を封じることができる。 これには[[GR召喚]]も含まれる。 [[S・トリガー]]、[[S・バック]]、[[ニンジャ・ストライク]]は[[召喚]]扱いなので、それらの使用を防ぐことができる。 よく使われる[[《アクア・サーファー》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]などを対策できるので、[[ビートダウン]]にはあった[[能力]]である。 ただし、[[クリーチャー]]以外には効果がない点には注意。[[呪文]]の[[S・トリガー]]や、[[クロスギア]]の[[S・トリガーX]]を防ぐことはできない。 また、[[《マーシャル・クイーン》]]等による相手[[ターン]]中の[[S・トリガー獣]]の[[召喚]]は防げなくなっている。 [[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《ミステリー・キューブ》]]を防げなくなっているのは痛いが、突然の[[《アクア・サーファー》]]等を防げる強さは本家と変わらない。 [[自然]]入りの[[ビートダウン]][[デッキ]]に採用できるだろう。[[【スノーフェアリー】]]では文句無しの[[フィニッシャー]]として採用されている。 **ルール [#z43b8d76] -クリーチャーの[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の[[使用宣言]]も封じることができる。 --そのため、[[S・トリガー]]の呪文とクリーチャーが両方発動した時、先に[[呪文]]を[[解決]]して《カルマインカ》を[[除去]]しても、[[S・トリガー獣]]を召喚するということはできない。 **環境において [#i800c1c7] 元々[[S・トリガー]]対策の中ではかなり有能なカードであり、[[エピソード3環境]]では[[【ヒラメキドレーン】]]におけるカウンター封じとして使われた。ただ当時は[[S・トリガー獣]]が後年より充実していなかったため、現実には[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]で十分なことも多かった。また、[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]での防御をアテにして、[[ソリティア]]をいったん中断してターンを1回返さないとこのクリーチャーの召喚にまで手が回らないこともざらであった。それでも、早期にブロッカーを並べられると難儀しやすい[[【シューゲイザーワンショット】]]との対面の場合、[[【ヒラメキドレーン】]]側は[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]に加えてこれを立てるために大胆にターンを渡すことがあった。 エピソード3環境の場合どちらかというと[[【シューゲイザーワンショット】]]での活躍が主体で、そちらのデッキの展開力を考えれば無理なく呼び出すことができた。 [[ドラゴン・サーガ環境]]ではデュエルマスターズ全国大会2014『デュエマ甲子園』日本一決定戦4位入賞の[[【緑単サソリス】]]に2枚投入されたという実績をすでに作っていた。 [[革命編]]では[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《閃光の守護者ホーリー》]]といった「過去の定番S・トリガー呪文の枠すら奪いかねないような強力な[[S・トリガー獣]]」が多数登場しており、相対的に活躍の場が多くなっていた。 [[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]などの強力な[[S・バック]]や[[ニンジャ・ストライク]]すらも防げ、相手の[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]がカウンター要員として全くの無力になる点も注目すべき点である。逆にこちらの[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]や[[《神聖麒 シューゲイザー》]]で簡単に出せる[[コスト]]である点もポイントであった。 後に[[DMD-27]]にて[[アウトレイジ]]の[[《単騎連射 マグナム》]]が登場。あちらは自分の[[ターン]]中に相手が[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]すると直接[[墓地送り]]になる。[[召喚]]以外も封じれる上にコストが1低いため、やや肩身が狭くなってしまっていた。ただどちらかというとあちらがオーバースペック気味なだけで、こちらの[[能力]]も充分に強力なので、[[種族]]や[[文明]]の違いで差別化は可能。 後に[[DMD-27]]にて[[アウトレイジ]]の[[《単騎連射 マグナム》]]が登場。あちらは自分の[[ターン]]中に相手が[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]すると直接[[墓地送り]]になる。[[召喚]]以外も封じられる上にコストが1低いため、やや肩身が狭くなってしまっていた。ただどちらかというとあちらがオーバースペック気味なだけで、こちらの[[能力]]も充分に強力なので、[[種族]]や[[文明]]の違いで差別化は可能。 2017年10月頃の[[使用宣言]]に関する裁定変更によって、クリーチャーの[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の[[使用宣言]]そのものは許してしまう[[《単騎連射 マグナム》]]との明確な差別点が生まれた。 [[コスト]]が偶数なので[[《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》]]で[[踏み倒す>踏み倒し]]のにも都合がよく、[[【チェイングラスパーループ】]]が[[1ショットキル]]のプランを取る際のカウンター封じとして利用することもできる。これを入れた構築は実際[[DMRP-03]]期の[[チャンピオンシップ]]で優勝するなど結果を残している。 その《単騎連射 マグナム》は2018年3月1日付けで[[殿堂入り]]が決定した。元々文明違いの上位互換がいたとはいえ差別化は容易な部類のクリーチャーだったので相対的には立場がかなり向上したと言える。 [[超天篇]]では[[《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]、[[《ジョリー・ザ・ジョルネード》]]などの[[GR召喚]]付きカウンター札へ対処できることから再評価された。2020年1月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂の影響で[[DMEX-08]]発売直前に[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]が環境入りすると、色の合う無制限カウンター封じとして出番を貰った。 [[王来篇環境]]に入ると[[【5色グレンモルト】]]で[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]から呼び出すためのカウンター封じとして稀に使われるケースが見られた。文明のおかげで[[《単騎連射 マグナム》]]と[[差別化]]するに至ったと言える。 [[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]]の登場で場に出しやすくなったのも強み。 [[【緑単オービーメイカー】]]が発祥すると、[[スノーフェアリー]]であることを重視されてそちらに[[カウンター]]封じとして採用されるようになった。 [[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]や[[【青黒緑ザビ・ミラ】>【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]に[[クリーチャー]]による[[カウンター]]を封じる手段として採用される場合が稀にある。もっとも、同じような用途なら1コストと各種マナブーストとのくっつきが良い上に序盤のマナブーストや相手に対する牽制に使えて汎用性が高い[[《ベイB セガーレ》]]の方が基本的には優先されるが。 **他のカード・デッキとの相性 [#ea4af911] -[[能力]]は[[《式神シシマイ》]]と似ているが、あちらと比べて[[タップ]]の必要がなく[[ニンジャ・ストライク]]や[[S・バック]]まで無力化することができる。その代わりこちらの方が[[コスト]]が重く、相手のターン中には[[S・トリガー]]を封じられない点で差別化されている。 -当然ながら[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]とは相性が良い。双方[[タップ]]する必要がある[[《式神シシマイ》]]と違い、サグラダ・ファミリアから攻撃すればS・トリガーをほぼ全て封じることができるのは大きい。同[[文明]]の[[《カンクロウ・ブラスター》]]でも相手の[[S・トリガー]]をほぼ封じきってしまえる。その[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]が殿堂入りしたことは向かい風である。 **その他 [#r748decd] -[[スノーフェアリー]]では珍しい[[ロック]]能力を持つクリーチャー。ビートダウンに長けた種族なので種族との相性も良い。 -名前の由来は「インカ帝国」だろうか。[[自然]][[オラクル]]の命名ルールを考えると「インカのめざめ」なるジャガイモの品種があるので、そちらが由来かもしれない。 -アニメ「ビクトリーV3」では[[デトロイト・テクノ]]が使用。 -[[カードイラスト]]でこの[[クリーチャー]]が背負っている飾りは[[《呪紋の化身》]]を彷彿とさせるデザインをしている。 -[[DMX-15]]の[[フレーバーテキスト]]は[[《超竜の潮流 コンコルド》]]と対になっている。 -DMX-15のフレーバーテキストでは[[アウトレイジ]]に対抗して封殺の力を使っていることを話しているが、後に登場した[[アウトレイジ]]の[[《単騎連射 マグナム》]]がそれより強力な封殺の力([[コスト踏み倒しメタ]][[能力]])を持つのは皮肉な話である。 --が、あまりにも強力すぎたのか上述したように《単騎連射 マグナム》は[[殿堂入り]]が決定した。手に余る力を手にしたが故に彼方が規制を設けられるというこれまた皮肉な結果となった。 -[[DMEX-12]]のフレーバーでは「カルマ」の力について語っている。その内容は、まるで実際に[[人でも神でもない何者か>《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》]]へと堕ちてしまった[[あの人>ゾロスター]]の顛末を示唆するかのようである。 --しかも、その彼はあろう事か同弾にて[[カルマの力>《カルマ大司教 ゾロスター》]]を手にしてしまった。もっとも、彼はその後[[降臨せし神の龍>《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]に神罰を与えられることになるのだが… --なお、彼女は[[スノーフェアリー]]ではあるが[[オラクル]]の要素が優先されたのか、[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]との関係は描かれていない。 **関連カード [#k9e38f87] -[[《呪紋の化身》]] -[[《単騎連射 マグナム》]] -[[《獣軍隊 ヤドック》]] -[[《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》]] **[[フレーバーテキスト]] [#cac633b6] -[[DMX-15]]&br;'''[[アウトレイジ]]が[[勇者>ゴールデン・エイジ]]の血をひいていたとしても、私たちは伝統ある封殺の力を使うだけの話です。 ---呪紋のカルマ インカ''' -[[DMEX-12]]&br;'''カルマの力は欲望への罰を与える力。力に溺れたものは、いつか人でも神でもない何者かへと堕ちることだろう。 — 呪紋のカルマ インカ''' **収録セット [#h74e1b92] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Yuukoo009]] --[[DMX-15 「フルホイルVSパック 仁義無きロワイヤル」>DMX-15]](7/30) --[[DMEX-12 「最強戦略‼︎ ドラリンパック」>DMEX-12]](43/110) **参考 [#vca78cd0] -[[クリーチャー]] -[[オラクル]] -[[スノーフェアリー]] -[[コスト踏み倒しメタ]] -[[召喚]] -[[ロック]] &tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト4,オラクル,スノーフェアリー,パワー3000,自分のターン中,コスト踏み倒しメタ,召喚ロック,ロック,R,レア,Yuukoo009);