#author("2024-02-19T13:41:24+09:00","","")
#author("2024-03-10T03:34:10+09:00","","")
*《&ruby(きてれつ){奇天烈};&ruby(エックス){X}; グランドダイス》 [#q6153927]

|奇天烈X グランドダイス VR 水文明 (8)|
|クリーチャー:マジック・コマンド/グレートメカオー/イニシャルズ 8000+|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードのコストが奇数なら、カードを5枚引く。|
|自分がゲームに負ける時、または相手がゲームに勝つ時、かわりに自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードのコストが奇数なら、カードを5枚引く。偶数なら、自分はゲームに負ける。|
|自分の手札が10枚以上なら、このクリーチャーはパワー+10000と「Q・ブレイカー」を得、ブロックされない。|

[[DMR-22]]で登場した[[水]]の[[マジック・コマンド]]/[[グレートメカオー]]/[[イニシャルズ]]。

[[cip]]と[[敗北回避能力]]によって自分の[[山札の上]]のカードを見、それが奇数ならカードを5枚引ける。
さらに自分の手札を10枚以上にすることで[[パワー]]18000の[[ブロック]]されない[[Q・ブレイカー]]となる。

[[水]][[文明]]は[[ドロー]]が得意であるため、事前に溜めた[[手札]]+[[cip]]の[[ドロー]]で10枚を超えるのは容易だろう。
パワーが貧弱になりがちな[[水]][[文明]]の中で、これだけの[[パワー]]と打点を得られるのはそこそこの強みである。

この[[クリーチャー]]自身の[[コスト]]が偶数なのが惜しいが、[[デッキ]]の[[カード]]をできるだけ奇数に統一する事で、2つの[[能力]]をほぼ確実に発動させられる。「奇天烈」の名を持つ[[マジック・コマンド]]では珍しく自分の[[山札]]を参照する点から、それらの中でも使いやすい方であると言える。

[[グレートメカオー]]である点もかなり優秀で、[[《救急機装レスキュー・スペース》]]での[[コスト軽減]]、[[《キャプテン・スーパーレスキュー》]]での[[セイバー]]はもちろん、[[《時空の司令 コンボイ・トレーラー》]]による[[コスト踏み倒し]]からの[[スピードアタッカー]]で殴りこむ事ができる。
さらに、[[手札]]が10枚以下の状態でも[[《合身秘伝メカ・マシーン》]]や[[《奇術ロボ・ジェントルマン》]]があれば[[攻撃]]中に[[手札]]を増やし[[Q・ブレイク>Q・ブレイカー]]を決めることも可能。(後者の処理は[[ブレイク]]数確定前に行うため問題なく条件を満たせる。当然[[ブロックされない]]を付与するには遅い)

注意しなければならないのは[[ライブラリアウト]]。どちらの[[能力]]も[[強制]]で、奇数が当たった場合は必ず5枚の[[カード]]を引かなければならない。
[[敗北回避能力]]とはいえど、[[山札]]がなくなれば表向きにするカードがなく[[置換効果]]を発動することができないため、いずれにせよ相手の[[ダイレクトアタック]]等はできる限り避けなければならない。使えるとしても1〜2回と考え、過信は避けた方が良い。

-2021/06/24の裁定変更により、[[cip]]の山札確認でも[[ツインパクト]]の偶数と奇数で好きな方を選べるようになり、山札を節約することが可能になった。

**ルール [#s90aa8a7]

-上記の通り偶数及び奇数を参照する都合上、もしその概念が分からないプレイヤーが相手だと揉めやすい。ほとんどないと思うが、若年のプレイヤー相手に対戦する機会があるならば、偶数奇数の説明をできるよう配慮したい。ちなみに偶数とは2で割り切れる数、奇数とは2で割り切れない数である。

-[[コスト]]のない[[カード]]は[[コスト]]0、つまり偶数として扱われ、無限大も偶数として扱われる。このため、[[山札の上]]を[[表向き]]にしたが奇数か偶数かを参照できず、敗北を置換だけしてドローも敗北もしないということは起こりえない。
-反則・非紳士的行為・投了については敗北置換は適用されない。&br;後述の《じーさん》による「負けそうな時」の能力とのコンボはあくまで《じーさん》の能力による負けであるため併用が可能。

//-偶数コストと奇数コストの組み合わせの[[ツインパクト]]カードが捲れた時の処理は要約すると「敗北回避しつつ、カードを5枚引くかどうかを[[任意]]で選べる」という処理になる。((2021/06/24以前は、奇数の面と偶数の面を両方持つ[[ツインパクト]]を参照した場合、[[ドロー]]と敗北の[[能力]]が両方発動する。まず、ドローを行ってから敗北する裁定だった))詳細は以下の通り。
//--まず、「奇数なら、カードを5枚引く」を処理する時に偶数コストの面と奇数コストの面のどちらを参照するかを《グランドダイス》を使っているプレイヤーが選び、奇数コストの面を選んだ場合のみカードを5枚引く。
//--次に、「偶数なら、自分はゲームに負ける」を処理する時に偶数コストの面と奇数コストの面のどちらを参照するかを改めて《グランドダイス》を使っているプレイヤーが選び、偶数コストの面を選んだ場合のみ自分はゲームに負ける。
//↑ぜんぜん違う

-[[ツインパクト]]が捲れた場合は、コストを参照する効果の最中にプレイヤーは片方のコストのみを選んで参照する(201.2b)。
--奇数と偶数両方のコストを持つカードなら、「自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、(奇数なので)かわりにカードを5枚引く」か「自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、(偶数なので)かわりに自分はゲームに負ける」のどちらかを自分が選ぶこととなる。後述の「どこまでが置換効果か」の兼ね合いもあり、5枚引かずに敗北回避はできない。

-2021/06/24の裁定変更前は、奇数の面と偶数の面を両方持つ[[ツインパクト]]だと、5[[ドロー]]と再敗北の[[能力]]が両方発動した。[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]や[[《神の試練》]]などと矛盾した裁定だったため、矛盾がなくなるよう2021/06/24に両方発動することはなくなった。

-[[置換効果]]の原則により、山札の枚数が足りず5枚引くことができないのなら、普通にゲームに負ける。万が一、コストが偶数でも奇数でもないカードが登場した場合でも「かわりに5枚引く」ことも「かわりにゲームに負ける」こともできないため、普通にゲームに負ける。
--「普通にゲームに負ける」ということは、「敗北は置換されていない」ということであり、[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]など別のカードで[[置換効果]]を使うことが可能だということを意味する。

:%%%置換効果の裁定について%%%|

-「自分はゲームに負ける。」までが[[置換効果]]である。でなければ、偶数を引いても「自分はゲームに負ける」の部分をさらに[[強制]]で置換効果が発生し、[[山札の上]]はずっと同じカードのままなので[[能力]]が[[ループ]]してしまい、[[ゲーム]]の続行が不可能になる。早い話がこの[[クリーチャー]]の[[能力]]処理の結果は''敗北回避かループで仕切り直しかのいずれか''となり、''自分は絶対ゲームに敗北しない''事になってしまう。
--2016/9/17の事務局回答では、暫定回答だがで「自分の山札の上から1枚目を表向きにする。」までとなっていたが、後に公式サイトのQ&Aで、現在の裁定に変更された。前述の通りゲーム性を損うので当然である。
--ちなみに、全文が[[置換効果]]の場合のテキスト表記を厳密にすると以下のようになる。一文がいたずらに長くなり、本来の意味すら分かりづらくなってしまっているのがお分かりだろう。
|自分がゲームに負ける時、または相手がゲームに勝つ時、かわりに自分の山札の上から1枚目を表向きに''し、''そのカードのコストが奇数なら、カードを5枚引''き、''偶数なら、自分はゲームに負ける。|

-「カードを5枚引く」までが置換効果である。そのため、置換効果は連鎖しないというルールから、この効果によるドローを[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]や[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]等でさらに置き換えることはできない。
--ここで注意したいのは、[[《水上第九院 シャコガイル》]]。[[《水上第九院 シャコガイル》]]は「[[ゲーム]]の敗北」を置き換える効果なので、《グランドダイス》の置換効果によるドローで自分の山札のカードを全て引き切った場合、《シャコガイル》の効果で[[勝利>エクストラウィン]]できる。
---なお、暫定回答だが、バトルゾーンに自分の[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]、このクリーチャー、《シャコガイル》の3体がいた時に、《ドキンダムX》がバトルゾーンから離れた場合、山札のカードがなくなるまでこのクリーチャーの置換効果によるドローを連続で発生させて、勝利することができる。当然、途中で偶数のカードが表向きになって捲れた場合は負ける。

-[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]などの効果を受けてカードが表向きにできない場合、置換効果は発生せずに負ける。

-「かわりに自分の山札の上から1枚目を表向きにする」のは[[置換効果]]のタイミングで発動する処理だが、これだけでは置換をしたことにはならないと思われる。
--これは[[《インフィニティ・ドラゴン》]]を考えるとわかりやすい。そちらは[[置換効果]]のタイミングで山札の上から1枚目を墓地に置くが、カードを置くだけでは離れることを置換できず、置いたカードがドラゴンまたはファイアー・バードという条件を満たして初めて離れることが置換される。

**相性の良いカード [#w92e21da]
ピンチの時に手札が大量に増えるので、各種[[ニンジャ・ストライク]]とも相性が良い。
特に優秀な性能を誇る防御札の[[《威牙の幻ハンゾウ》]]、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]、[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]はともにコストが奇数なので能力の邪魔をせずに投入できる。
-[[《光牙王機ゼロカゲ》]]は[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]に対する差別化が出来るかもしれない。

また[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]とも相性がいい。
cipによってカードを5枚引くことができれば、最初のドローと含めてターン中に6枚以上カードを引いたことになるので[[G・ゼロ]]で出せる。

-[[《爆笑必至 じーさん》]]の「負けそうな時」の能力を使って山札の一番上から3枚を見て、その後《じーさん》の効果で発生する敗北を置換することで実質好きなタイミングで5枚ドローが可能。&br;ただし、見た3枚の順は並べ替えられないので、''見た瞬間に[[デッキトップ]]が偶数だった場合はそのまま敗北が確定する。''

**他カードのとの比較 [#gda793d1]

-よく似た性能の[[クリーチャー]]に[[《サイバー・A・アイアンズ》]]がいる。あちらは[[cip]][[ドロー]]と[[ブレイク]]数が安定しており、[[ドロー]]も完全に[[任意]]だが、こちらは[[コスト]]、条件を満たした場合の[[パワー]]と[[ブレイク]]数がそれぞれ一歩先んじている。

-同じ「[[手札]]が10枚以上」という条件を持つ[[《偽りの名 iFormulaX》]]と比べると、条件を満たした場合の効果として[[エクストラウィン]]の方が強力なのは言うまでもないが、こちらは[[ドロー]][[能力]]で自ら条件を満たせる上、わざわざ[[ターン]]の終わりにタップさせている必要があるというシビアさもない。一応、同じグレートメカオーではあるので、両者を組み合わせていいとこ取りしても良いだろう。

**その他 [#r6985db8]
-[[《超奇天烈 マスターG》]]が[[イニシャルズ]]によって改造された姿だと思われる。
--種族に《マスターG》にはなかった[[グレートメカオー]]を複合している。

**関連カード [#s56b9eea]
-''Prev''
--[[《超奇天烈 マスターG》]]

-[[《奇天烈X ネオベガス》]]
-[[《超奇天烈 マスターG》]]

-[[《獣軍隊X ゲリラフガン》]]

**収録セット [#eeb472cd]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MISAWA K]]
--[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]](2/74)
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](3/???)

**参考 [#rc1c3819]
-[[マジック・コマンド]]
-[[グレートメカオー]] 
-[[イニシャルズ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[ドロー]]
-[[Q・ブレイカー]]
-[[ブロックされない]]
-[[敗北回避能力]]
-[[特殊敗北]]
-[[手札]]
-[[Q・ブレイカー]]
-[[ブロックされない]]

----
[[公式Q&A]]

-3つ目の能力について

>Q.自分の[[《頂災混成 セーゼン・ザ・フメイト》]]と''《奇天烈X グランドダイス》''がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分がシールド0の状態でダイレクトアタックされた際、自分が負けるかわりに''《奇天烈X グランドダイス》''の置換効果を適用できますか?&br;類似例:[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]
A.いいえ、使えません。''《奇天烈X グランドダイス》''の置換効果は、自分が効果によって負けられない状況では適用できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43592]](2023.8.4)

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