#author("2024-09-26T17:47:49+09:00","","")
#author("2024-11-13T06:55:31+09:00","","")
*《&ruby(かんぜんしんかく){完全神核};トリノ・アトム》 [#w1c3c9f4]

|完全神核トリノ・アトム VR 水/闇/自然文明 (4)|
|クリーチャー:オリジン/クリエイター 4703|
|''ジャストダイバー''(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)|
|自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードのコストが、自分のマナゾーンの枚数以下なら、コストを支払わずに使ってもよい。そのカードのコストが自分のマナゾーンの枚数より大きい場合、または、使わない場合、そのカードをマナゾーンに置く。 |
|相手のターンの終わりに、自分の手札をすべて捨てる。|

[[DM22-EX2]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[自然]]の[[オリジン]]/[[クリエイター]]。

変則的な山札からの[[コスト踏み倒し]]or[[マナブースト]]と、相手ターン終了時に自身に[[オールハンデス]]してしまう能力を持つ。
所謂[[システムクリーチャー]]だが、[[ジャストダイバー]]を持つので長持ちしやすい。

このクリーチャーの存在下では、「効果による[[今引き]](コストを支払わずに使うか、即座に[[マナチャージ]]した扱い)」と「[[ドローステップ]]による[[今引き]]」の2枚で戦っていかなければならない。
反面、[[《葉鳴妖精ハキリ》]]を彷彿とさせる事実上の1ターンの使用できるマナが2倍になるメリットがある。
このクリーチャーの存在下では''「効果による[[今引き]](コストを支払わずに使うか、即座に[[マナチャージ]]した扱い)」''と、''「[[ドローステップ]]による[[今引き]]」''の2枚で戦っていかなければならない。
特にドローステップで今引きしたカードは極力使っておきたいので、「効果による今引き」の時点で[[手札補充]]を使わないと[[マナチャージ]]用の手札が確保し難くなる。
また、ドローステップに引いたカードが[[手札補充]]だったとしても、[[マナチャージ]]の期間は過ぎているので使えるマナが無ければ引いたカードは実質[[墓地送り]]となる。

反面、[[《葉鳴妖精ハキリ》]]を彷彿とさせる事実上1ターンで使用できるマナが2倍になるメリットがあり、使ええるカードにはタイプも問わないのでアドバンテージを稼いでいける。

タダでカードを使う目的であれば、[[マナゾーン]]のカードの枚数に関わってくるため、非常に安定しない。
確実に能力を発動させたいなら、''デッキをコスト4以下に絞る''方法がある。これならこのクリーチャーを召喚した次のターンから[[ランデス]]でもされない限り[[コスト踏み倒し]]が100%発動可能。[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]など、一方がコスト4以下の[[ツインパクト]]であれば終盤のカードパワー対決にも対抗出来る。
もしくは、意図的に山札操作が行える[[《エターナル・ブレイン》]]や[[《魂の呼び声》]]なども候補に上がるが、その場合は3番目の能力で相手にターンを渡す前にコンボの下準備が必要になる。

その3番目の能力とは、相手のターン終了時に自分の手札をすべて捨てるというもの。かなりの代償を要求することとなる。
手札が少ないならまだ傷は浅い方だが、特に相手側の[[ブレイク]]で手札に加わったカードも、捨てないといけなくなるので、反撃に移りづらい。
ポジティブに考えるなら能動的に[[墓地肥やし]]出来る点に着目して、[[フシギバース]]や[[ムゲンクライム]]、[[アビスラッシュ]]と組ませるのも手か。

[[《シーラ・カンフー》]]と同じで捨てるタイミングが相手のターン中であることを活かして、[[マッドネス]]を利用するという戦い方も可能。
受け主体にした[[【カウンターマッドネス】]]と異なり、相手の攻撃を待つ必要がないという長所がある。
自身がジャストダイバーを持っていることからそうした運用は難しくなさそうである。

このカードを扱うなら[[手札補充]]関連は[[サーチ]]系に絞り、なるべく全ハンデスが痛くないように引き集められるようにした方が良いだろう。
[[文明]]柄、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《ドンドン吹雪くナウ》]]、[[《レインボー・マップ》]]や[[《天災 デドダム》]]など[[環境]]でも使われる[[サーチ]]系と比較的合わせやすいのは幸いか。

//-非進化[[クリエイター]]種族の最軽量コスト値を大きく更新した。これまでは[[《原初の決闘者 アダム》]]のコスト7が最低値である。
//[[《ミノガミ <サガ.Star>》]]がいたのでコメントアウト

-相手ターンの終わりを、[[S・トリガー]]の[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で[[ターンの残りをとばした>ターンの残りをとばす]]場合は手札を捨てずに済む。

-このカードを出すタイミングを「相手のターンの終わり」に調整できれば、[[オールハンデス]]は発動しない。
//《神歌と繚嵐の扉》を《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》などで「ターン終わり」に唱えたら山札に戻されない踏み倒しができるのと同じ

**ルール [#g2c6c1c2]
[[カード]]を[[使う]]ことに関係する[[能力]]や[[効果]]で[[ツインパクト]]を参照する場合、[[使う]]側の[[特性]]のみを参照する。このクリーチャーの[[能力]]は、1つの文で纏められた[[効果]]によって、[[特性]]を参照してから[[使う]]ため、この裁定が適用される。よって、''[[ツインパクト]]の片側のみの[[特性]]を参照した後、参照した側のみ[[使う]]ことができる。''

-[[コスト]]が定義されていない[[カード]]([[禁断コア]]、[[キング・セル]]、[[土地]]等)を[[使う]]ことはできない。
-[[マナゾーン]]の枚数が0枚の時は、[[コスト]]0の[[カード]]を[[使う]]ことができる。
(類似例:[[《フューチャー・スクラッパー》]])

**その他 [#r87b37b3]
-[[アタック・チャンス]]で[[《滅亡の光》]]を唱えられる最低コストのクリーチャーだが、出てすぐに攻撃することができず、返しのターンではセルフハンデスしてしまうので相性は良くない。
-[[アタック・チャンス]]で[[《滅亡の光》]]を唱えられる最低コストのクリーチャーだが、出てすぐに攻撃することができず、返しのターンではセルフハンデスしてしまうので相性はそこまで良くない。一応[[《ドンドン吸い込むナウ》]]などを唱えた際、其方を[[サーチ]]すれば即座に唱える事は可能。

-[[カード名]]の由来は[[《神核アトム》]]と「[[ニュートリノ>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E]] ([[レプトン>《起源神レプトン》]]のうち、中性であるもの)」。

-当[[クリーチャー]]の情報は[[2023年2月3日付のデュエチューブの動画>https://youtu.be/C67nVBAStVY]]にて初公開された。当動画でも当クリーチャーのモチーフが《神核アトム》であることが語られている。

-[[Magic:The Gathering]]には、カードを使う際にタイミングや最大枚数などに制約を生むかわりに、マナの支払いを免除する[[創案の火/Fires of Invention>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%89%B5%E6%A1%88%E3%81%AE%E7%81%AB/Fires_of_Invention]]というカードがある。[[オールハンデス]]の結果、理論上は各ターンに2枚しかカードを使えなくなる(([[ドローソース]]を使えれば1ターンに3枚以上カードを使えることもあるが。))このカードとは近い部分もある。

***[[パワー]]について [#a5d97e1d]
当クリーチャーのパワーは4703。一見して奇妙な数字だが、実は《神核アトム》にちなむ数字である可能性が早々から指摘されていた。(後に一部は確定)
-「ATOM」を[[Leet表記>https://ja.wikipedia.org/wiki/Leet#:~:text=leet%EF%BC%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%811337%E3%80%81l33t,%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9F%E4%BF%97%E8%AA%9E%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82]]すると「4703」になる。2024年4月7日に射場本氏からはATOMの文字列を数字で見立てたものと言及された。[[ソース>https://twitter.com/syaba3/status/1776731615252603028]]
-このクリーチャーの情報の初出日である「2023年2月3日」の4703日前は「2010年3月20日」。これは[[DM-35]]、すなわち[[起源神]]が収録された[[エキスパンション]]の発売日である。
--上記デュエチューブ動画でも、4703は《神核アトム》が登場した「時期」に関連する数字であることが[[Deadman]]から示唆されている。
-[[起源神]]がそれぞれ物質の最小単位である素粒子をモチーフにしていることにちなみ、パワーの値も素数になるようにした。
--上記デュエチューブ動画で[[イマムー軍曹]]により指摘された説。[[Twitter>https://twitter.com/syaba3/status/1621475007552716801]]でも[[射場本正巳]]からそのようなツイートが為されているが、同動画中ではこの説は肯定されていない。
--4703は635番目の素数である。6、3、5という数字は、《神核アトム》の[[G・リンク]]先である[[《起源神プロトン》]]、[[《起源神ニュートロン》]]、[[《起源神エレクトロン》]]の[[マナコスト]]と一致している。

**関連カード [#k4ed5e52]
-[[《神核アトム》]]

**収録セット [#a4604dbf]
-illus.[[IWAO]]
--[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](15/75)

**参考 [#reference]
-[[青黒緑]]
-[[オリジン]]
-[[クリエイター]]
-[[ジャストダイバー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[マナブースト]]
-[[ディスカード]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.相手の[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分の''《完全神核トリノ・アトム》''の「自分のターンのはじめに」の能力で、山札の上から1枚目を表向きにできなかったのですが、この場合でも、山札の上のカードをマナゾーンに置くことはできますか?
A.いいえ、置けません。山札の上を表向きにできなかった場合、「そのカード」として参照できるカードがないため、何も起きません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42642]](2023.2.17)

>Q.''《完全神核トリノ・アトム》''の「自分のターンのはじめに」の能力で[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]が表向きになりました。マナゾーンにあるカードの枚数が6枚ですが[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]のコストを参照して[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]を召喚できますか?
A.いいえ、召喚できません。この場合、自分のマナゾーン以下のコストを持つ[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]の方のみ唱えられます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42646]](2023.2.17)

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,自然文明,青黒緑,3色,多色,コスト4,オリジン,クリエイター,パワー4703,ジャストダイバー,ターン開始時,マナゾーンのカードの枚数以下,リクルート,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (召喚扱い),マナブースト,ターン終了時,ディスカード,強制オールディスカード,・,VR,ベリーレア,IWAO);