#author("2024-06-30T14:59:36+09:00","","")
#author("2024-11-04T10:53:24+09:00","","")
*《&ruby(せんれいこんせい){戦霊混成}; ウルボランス》 [#top]

|戦霊混成 ウルボランス SR 光/水/火文明 (8)|
|クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/アースイーター 11500|
|''EXライフ''|
|''ブロッカー''|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚まで捨てる。その後、こうして捨てた手札の枚数より1枚多くカードを引く。|
|各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時、そのクリーチャーのコスト以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DMRP-19]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[エンジェル・コマンド]]/[[アースイーター]]。

[[cip]]で最大2枚まで[[手札]]を捨ててそれより1枚多く[[ドロー]]する[[能力]]と、各[[ターン]]最初に''[[召喚]]''した自分の[[クリーチャー]]の[[コスト]]以下の[[呪文]]を1枚[[手札]]から[[コスト踏み倒し]]で[[唱える]]事ができる[[能力]]を持つ。

[[cip]]は、X:X+1の割合で手札交換を行うため、2枚捨てた時には3ドローすることが可能。[[手札]]を0枚捨てても、0より1多い数=1枚引ける。

クリーチャー召喚後に発動する[[呪文]]の踏み倒しは、[[召喚]]後に使用できるマナが足りなくなった場合に役立つ。
高コストクリーチャーを召喚すれば踏み倒せる呪文の範囲も広がるので、このクリーチャーのコストと同じ8マナまで貯めれば御の字か。
中でも必要となるマナの色が多い[[多色]]呪文を踏み倒した方がデメリットも少ない。
定番の[[《ドンドン火噴くナウ》]]や、[[5色レインボー]]の[[《ラスト・バイオレンス》]]の連射を狙いたい。

[[cip]]で呪文を[[サーチ]]や[[サルベージ]]できるクリーチャーを召喚すればその呪文をそのまま唱えられる。特に[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]とは抜群の相性を誇り、あちらで墓地から唱えて手札に加えた呪文をこのクリーチャーによって即座にもう一度唱えられる。
また、「各ターン」という指定のため、相手のターン中に[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]によってクリーチャーを召喚した場合も呪文を唱えられる。

コスト2の[[マナブースト]]→[[《妖精 アジサイ-2》]]か[[《龍魂珠》]]で最速4ターン目にこのクリーチャーを[[召喚]]できる。特に《アジサイ-2》は[[手札補充]]も出来るので相性は良い。

召喚後に呪文を踏み倒すため、その手順を満たすことで唱えた後に手札に戻る[[サイクロン]]呪文との相性は良い。

-「召喚した時」ではなく「召喚によって出た時」なので、《ウルボランス》の着地後「出た時」能力の[[解決]]タイミングで効果を使う。
仮にこの[[クリーチャー]]がその[[ターン]]初めて[[召喚]]した[[クリーチャー]]だった場合、[[cip]]の[[手札交換]]で[[手札]]を増やしてから[[コスト]]8以下の[[呪文]]を[[コスト踏み倒し]]できる。

-光の[[ブロッカー]]であるため[[《ヘブンズ・ゲート》]]で早期に踏み倒すことはできる。ただ、[[《ヘブンズ・ゲート》]]の[[コスト踏み倒し]]は召喚ではないため、呪文の踏み倒しはできなくなってしまう。

-[[色]]はかなり違うが[[光]]の[[ブロッカー]]括りで考えた場合、[[《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》]]と組み合わせるなら[[リアニメイト]]のための[[墓地肥やし]]から[[呪文]][[詠唱>唱える]]時[[能力]]の[[誘発]]までをこのクリーチャー1体で担える。

-[[《ダッシュ・リピート》]]とは強力なシナジーを誇り、召喚後に踏み倒すことで自身も含め、毎ターン召喚するクリーチャーを[[スピードアタッカー]]化、唱えた《ダッシュ・リピート》に至っては手札に戻るので、余分なマナを支払うことなく使い回せる。

**ルール [#if564ad1]
-[[cip]]の[[手札交換]]は、[[捨てる>ディスカード]]枚数は「2枚まで」なので、[[手札]]を1枚も捨てない(=0枚捨てる)選択も可能。またその場合でも、「捨てた枚数より1枚多く引く」なので1枚の[[ドロー]]は保証されている。
--ただし、「1枚多く引く」は強制であるので、必ず「捨てた枚数+1枚」[[ドロー]]しなければならない。そのため、必ず1枚は[[ドロー]]しなければならないし、「2枚捨てて2枚[[ドロー]]」といったことも出来ない。

-手札交換は、「実際に捨てられて墓地に置かれた」枚数を参照してカードを引く枚数を決定する。
例えば、[[《夜露死苦 キャロル》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]が[[置換効果]]で墓地に置かれなかった場合、その枚数を除いてカウントする。《キャロル》と他の1枚を捨てたら、カードは1+1=2枚だけ引ける。
--時期は不明ながら裁定変更が行われており、かつてはこの場合でも「《キャロル》をカウントして3枚引ける」という裁定だった。

-[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]は「''ターン中出す最初のクリーチャー''」が「''[[召喚]]''」によって出た場合のみ能力が誘発する。例えば、[[《ヘブンズ・ゲート》]]によってこのクリーチャーを出しても召喚ではないためこの能力は使用できず、かつその後に別のクリーチャーを召喚しても最初のクリーチャーではないため同じく能力は使用できない。

**環境において [#ed31c980]
[[DMRP-19]]期のオリジナル環境では[[《ヘブンズ・ゲート》]]軸の[[【5色ディスペクター】]]で偶に使われる。[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]と同時に[[《ヘブンズ・ゲート》]]で出すことで、墓地に落ちた[[《ヘブンズ・ゲート》]]1枚とディスカード2枚で取り敢えず[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]での3マナブーストが最低でも確約される。

**その他 [#f5f66923]
[[《龍聖''霊ウル''フェウ''ス''》>《龍聖霊ウルフェウス》]]と[[《''戦''攻竜騎ド''ルボラン''》>《戦攻竜騎ドルボラン》]]の『混成』[[ディスペクター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《ドルボラン》をベースにし、彼の胸部([[アースイーター]]の単眼部分)に《ウルフェウス》の上半身を接合し、《ドルボラン》の尻尾の一部を《ウルフェウス》の物に置き換えている。
--[[カード名]]に「ランス(lance:槍)」が含まれているからか、《ドルボラン》の腕の一本にだけ《ウルフェウス》の槍状の腕が接合されている。また、《ウルフェウス》の天秤が皿だけ残されており、一部モザイク化している。
--[[能力]]的には、《ウルフェウス》の条件付きで[[呪文]]を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]][[cip]]を、ある程度性質を残しつつ拡張して継承している。一方、《ドルボラン》の[[パワー]]6000に関する[[除去]][[能力]]は一切面影が無い。
--合成元は共に[[DM-24]]で初登場した[[スーパーレア]]であり、[[サイクル]]に属さない[[多色]][[ディスペクター]]としては初めて、同じ[[エキスパンション]]出身同士を合成した[[クリーチャー]]となる。なお、この両者は同一[[エキスパンション]]出身であるということ以外に、漫画「FE」で[[W>白凰]]と[[ベルベル]]の対戦中に[[切札]]として挙げられているという縁がある。
-合成元の[[文明]]を過不足なく継承し『混成』[[3色]]となっている一方、《ウルフェウス》の[[アポロニア・ドラゴン]]と《ドルボラン》の[[アーマード・ドラゴン]]という、2つの[[ドラゴン]][[種族]]が完全に削除されている。
--《ドルボラン》は[[フレーバーテキスト]]によれば「傷付いた[[アーマード・ドラゴン]]が[[アースイーター]]と融合した[[クリーチャー]]なのだが、その主体だった[[アーマード・ドラゴン]]が削除されるという「ディスペクト」を受けている。
また[[アースイーター]]側も、[[種族]]の主な形状的特徴である単眼を《ウルフェウス》によって置き換えられてしまっているため、こちらにとっても「ディスペクト」であると言える。
}}

-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第22話で[[エスパー・マギ]]が[[切札 ジョー]]戦の切り札として使用。声優は[[粟津貴嗣]]氏。
2体[[召喚]]され、2体目の[[召喚]]時に元から[[バトルゾーン]]に出ていた1体目の[[能力]]共々[[誘発]]させ、それぞれ[[《英知と追撃の宝剣》]]と[[《ロスト・ソウル》]]を唱えた。

**関連カード [#card]
-[[《龍聖霊ウルフェウス》]]
-[[《龍聖霊ウルフェウス/ヘブンの衝撃》]]
-[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]

-[[《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》]]([[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]):[[《龍聖霊ウルフェウス》]]と別の[[クリーチャー]]の合体。こちらの相手は[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]。

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#pack]
-illus.[[tetrapod]]
--[[DMRP-19 「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]](S7/S11)

**参考 [#reference]

-[[ディスペクター]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[アースイーター]]
-[[EXライフ]]
-[[ブロッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[手札交換]]
-[[ディスカード]]
-[[ドロー]]
-[[召喚]]
-[[呪文]]
-[[手札]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[白青赤]]

----
[[公式Q&A]]

-4つ目の能力について

>Q.手札が0枚の状況で''《戦霊混成 ウルボランス》''を出した場合、「出た時」の能力はどうなりますか?
A.1枚も捨てられないので、0枚より1枚多い、1枚のカードを引きます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40222]](2021.9.24)

>Q.''《戦霊混成 ウルボランス》''の「出た時」の能力で[[《夜露死苦 キャロル》]]を2枚捨てる際、かわりに手札に残りました。この場合でも、自分はカードを3枚引けますか?
A.%%はい、3枚引きます。捨てる際、実際にカードを墓地に置けなくても、置こうとした枚数より1枚多くカードを引けます。%%
A.いいえ、この場合、カードは1枚しか引けません。[[《夜露死苦 キャロル》]]は置換効果で墓地に置かれるかわりに手札に戻るので、捨てたカードとして数えられません。今回の例では、捨てたカードは0枚として扱われるので、カードを1枚だけ引けます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40226]](2021.9.24)((裁定変更が行われた時期は不明。どこかのタイミングで、URLはそのまま、内容が書き換えられている。))

-5つ目の能力について

>Q.自分の''《戦霊混成 ウルボランス》''がバトルゾーンにいる状況で、[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]が召喚によってバトルゾーンに出た時、先に''《戦霊混成 ウルボランス》''の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で、手札から[[《ドルマゲドン・ビッグバン》]]を唱えてから、[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]の「召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力を使えますか?
A.はい、これらの能力は好きな順番で使えます。この場合、相手のクリーチャーがすべて無視されますので、[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]の効果でゲームに勝ちます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40220]](2021.9.24)

>Q.自分は[[《襲来、鬼札王国!》]]を唱え、「コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。」を選択し、効果で墓地から''《戦霊混成 ウルボランス》''をバトルゾーンに出しました。その後、自分のクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した場合、「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。''《戦霊混成 ウルボランス》''の5つ目の能力は、各ターン最初に出るクリーチャーが召喚によって出ていた場合のみ、トリガーします。最初に出すクリーチャーが召喚以外の方法で出ていた場合、そのターン中は能力を使用できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40221]](2021.9.24)

>Q.自分の封印されている''《戦霊混成 ウルボランス》''がバトルゾーンにいる状況です。自分はコマンドを持つ火のクリーチャーを、このターンはじめて召喚し、バトルゾーンに出しました。その状況で封印は外れますが、''《戦霊混成 ウルボランス》''の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。「出た時」の能力を持つクリーチャーの封印が外れたとしても、そのクリーチャーの能力はトリガーしません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40223]](2021.9.24)

>Q.自分の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]と、封印されている''《戦霊混成 ウルボランス》''がバトルゾーンにいる状況です。自分はコマンドを持つコスト5の火のクリーチャーを、このターンはじめて召喚し、バトルゾーンに出しました。その状況で''《戦霊混成 ウルボランス》''に付いている封印を外しましたが、''《戦霊混成 ウルボランス》''の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]がある場合でも、封印が実際に外れるのは召喚したクリーチャーがバトルゾーンに出た後です。「出た時」の能力を持つクリーチャーの封印が外れたとしても、そのクリーチャーの能力はトリガーしません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40224]](2021.9.24)

>Q.''《戦霊混成 ウルボランス》''の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力は、''《戦霊混成 ウルボランス》''自身を最初に召喚した場合もトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。このクリーチャー自身を最初に召喚した場合も、「召喚によって出た時」の能力はトリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40225]](2021.9.24)

>Q.自分の''《戦霊混成 ウルボランス》''のみがバトルゾーンにいる状況で、自分が[[《深淵の支配者 ジャシン》]]を召喚して出した場合、「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。&br;出るまではクリーチャーなので、召喚したことにはなりますが、実際に出たのはタマシードですので、能力はトリガーしません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41989]](2022.9.9)

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