#author("2022-11-07T22:02:00+09:00","","")
#author("2023-09-11T18:22:27+09:00","","")
*《&ruby(あんこく){暗黒};の&ruby(きし){騎士};ザガーン&ruby(ガチャレンジ){GR};》 [#we2717d8]

|暗黒の騎士ザガーンGR VR 闇文明 (6)|
|GRクリーチャー:デーモン・コマンド 7000|
|''W・ブレイカー''|

[[DMEX-18]]で登場した[[闇]]の[[GR]][[デーモン・コマンド]]。

[[GRクリーチャー]]でありながら''特別な条件や[[デメリット]]無し''の[[W・ブレイカー]]。

コストもパワーも能力も[[《暗黒の騎士ザガーン》]]と変わらずだが、[[GR召喚]]で出せるのなら話は変わる。同パワーの2打点の[[《ドドド・ドーピードープ》]]が、デメリット付きでありながら[[環境]]で活躍したことを考えればそのスペックは破格で、ネタの域を完全に脱している。
これに[[《無修羅デジルムカデ》]]などが合わせれば[[準バニラ]]である点も解消され、有り余るパワーを振るう事も出来る。

[[GR召喚]]にも効果を発揮する[[コスト踏み倒しメタ]]が充実したからこそ実現したスペックと言える。

GRクリーチャーでは初の[[コマンド]]を持つ点も重要。[[【ダークネスコントロール】]]に入れれば、不確定だが[[侵略]]元として利用できる。
また[[GR召喚]]は[[召喚]]扱いなので、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を外せる。
ただし、所詮は[[準バニラ]]。即[[打点]]が重要視される[[【赤単速攻】]]に居場所があった[[《ドドド・ドーピードープ》]]と違い、[[闇]]であるこのカードは[[W・ブレイカー]]というだけではデッキに入れる理由としては弱い。
使うなら、GRクリーチャーでは初の[[コマンド]]であることと、6という[[名目コスト]]の大きさを生かしたい。

[[【ダークネスコントロール】]]などに入れれば、不確定だが[[侵略]]元として利用できる。
また、[[GR召喚]]は[[召喚]]扱いなので、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を外すこともできる。
単純に[[《The ジョギラゴン・アバレガン》]]同様、[[《U・S・A・BRELLA》]]や[[《テック団の波壊Go!》]]を受け付けない6コストのGRクリーチャーとしての価値もある。

強いて言えば[[名目コスト]]が[[GRクリーチャー]]としては最大の6であり、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]や[[《ベイB セガーレ》]]などのマナゾーンのカードの枚数参照に引っ掛かりやすいのが弱点。この点はプレイングで回避しよう。
高い[[名目コスト]]によって、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]や[[《ベイB セガーレ》]]などのマナゾーンのカードの枚数参照に引っ掛かりやすいのが弱点なため、この点はプレイングで回避しよう。

**ルール [#ld8bd686]
-[[《とこしえの超人》]]などで、《暗黒の騎士ザガーンGR》の[[GR召喚]]に[[着地置換効果]]が適用されても、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を外せる。([[類似例>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34243/]])

**環境において [#g9f1e22e]
登場からしばらくそのスペックとは裏腹に、「[[GR召喚]]して打点を並べて殴って勝つ」というデッキタイプが環境に少なかったため、これという採用先が無かったが、[[《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》]]が登場すると[[アドバンス]]の[[【青黒闇王ゼーロ】]]が強化され、そちらのパーツとして台頭。[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]との相性も良く、[[GR召喚]]を用いたビートダウン系のデッキでは広く利用されている。

**元ネタ関連 [#tb57841f]
-[[スペック]]だけでなく、[[フレーバーテキスト]]までもが[[DM-01]]の[[《暗黒の騎士ザガーン》]]と全く同一である。元となった《ザガーン》はその[[フレーバーテキスト]]に対してあまりにも貧弱すぎるスペックをさんざんネタにされてきたが、こちらは少なくとも、序盤の殴り返しに関しては冗談抜きで[[一方的に勝てる>《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]相手が多く、オリジナルと全く異なる印象を醸し出している。

-余談だが、かつて《ザガーン》が相対した[[《いにしえの超人》]]が[[《とこしえの超人》]]へのリメイクに際しその[[パワー]]が大幅に下がったことで、あちらに一方的に勝てるようになったと話題になったが、今回GRクリーチャー化したことであちらのロックに引っかかるようになり、またもイニシアチブが逆転することとなってしまった。

**他のカード・デッキとの相性 [#a362a76e]
-この[[GRクリーチャー]]の登場で、[[コスト]]5以上の[[GRクリーチャー]]を6種12枚投入できるようになったため、[[GR召喚]]で確実に[[《革命類侵略目 パラスキング》]]の[[侵略]]元が出せるようになった。またコスト6のGRクリーチャーとしては2種類目で、[[《音奏 テルミワイ》]]の連鎖確率が上昇した。

-[[《“魔神轟怒”万軍投》]]と[[《神出鬼没 ピットデル》]]を使えば後攻1[[ターン]]目から[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を外せる。そちらの効果で1枚以上《ザガーン》が出る確率は約45.5%。

-[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]とは、同弾で登場した[[《凶鬼000号 ゼロヴォイド》]]と共にその[[P侵略]]元になれる数少ないGRクリーチャー。[[《TOKKO-BOON!》]]や[[《MANGANO-CASTLE!》]]と組み合わせれば即座に[[パワー低下]]を放てるが、そうするとすぐ破壊されてしまうのがネックか。
--[[GRクリーチャー]]が[[アタックトリガー]]で9000もの[[パワー低下]]を放ち、しかも放置すれば[[ハンデス]]か[[封印]]を放つ[[T・ブレイカー]]に変貌する、と考えれば初期では考えられないその凶悪さが伝わるだろう。

**比較対象 [#l1e3d38e]
-単純な能力だけで言えば[[《ドドド・ドーピードープ》]]の[[上位互換]]。[[《ドドド・ドーピードープ》]]は火文明で[[《“魔神轟怒”ブランド》]]とシナジーがあるなど、《暗黒の騎士ザガーンGR》の下位互換にならないよう差別化することが必要となった。
--しかしデメリットが気にならないデッキなら、貴重なW・ブレイカーのGRクリーチャーとして併用するのも良いだろう。W・ブレイカーを無条件で持ち、大きなデメリットも持たないのは《ドープ》[[《鋼ド級 ダテンクウェールB》]]に続く3体目であり、[[【零龍ギャスカ】]]や[[【赤青“逆悪襲”ブランド】]]、[[《手札の儀》]]のみにGR召喚を依存するデッキでは50%の確率でW・ブレイカーを出せるようになった。
--これに[[《凶鬼000号 ゼロヴォイド》]]と[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]の組み合わせ、[[《ヘルエグリゴリ-零式》]]、[[《アアルカイト 次元間航行モード》]]を加える事で、実質100%までW・ブレイカーのヒット率を上昇させられる。複数回GR召喚を試みるデッキでは《ヘルエグリゴリ》や《アアルカイト》のデメリットは痛手になるが、それを抜いても66.6%の確率でW・ブレイカーがヒットする。

**流通について [#e4077b95]
-[[DMEX-07]]の[[《全能ゼンノー》]]の例から意図的に封入率が下げられていることが懸念され[[DMEX-18]]でトップレアになるのではないかと予想されていたが、今弾では封入率の操作はなく入手しやすいカードになっている。

**開発秘話 [#t03f608f]
-[[デュエチューブ]]にて[[2022年2月17日付で公開された動画>https://youtu.be/aXoFg9mouAo]]にて開発エピソードが語られた[[カード]]の1枚。
無条件で[[W・ブレイカー]]を持つ[[GRクリーチャー]]が[[DMEX-18]]以前に存在していなかったことから、[[Wizards of the Coast]]本社側からは何度も条件付きにしたり[[パワー]]を下げるよう打診されたものの、元のシンプルさを保ったまま強力なカードに仕上げたいという思いから、[[《暗黒の騎士ザガーン》]]そのままのスペックで押し通したとのこと。
--「[[コスト論]]相応の[[準バニラ]]」という部分が《ザガーン》が日本で人気を博した理由であり、本社が米国である[[Wizards of the Coast]]にはその事情を知らない可能性が高く、それゆえに《ザガーンGR》のスペックを下方修正すべきとの打診が何度も来たのだろう。日本支社に《ザガーン》へのこだわりを持つ人材がいたからこそ実現できたといえよう。

**関連カード [#y2d6461a]
-[[《暗黒の騎士ザガーン》]]
-[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]

-[[《アアルカイト 次元間航行モード》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#i146013b]
-[[DMEX-18]]&br;'''「つまらん。やつを戦場に出したら、[[一方的に勝つに決まっている。>《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]」 ― [[覇王ブラックモナーク>《覇王ブラックモナーク》]]'''
-[[DMBD-22]]&br;'''つまらん。すべてがつまらん。 ー[[闇王 ゼーロ>《闇王ゼーロ》]]'''

**収録セット [#idb6be91]
-illus.[[Tsutomu Kawade]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](3/75)
--[[DMBD-22 「クロニクル・ダークサイド・デッキ 「零誕」」>DMBD-22]](10/15)


**参考 [#ha5246d4]
-[[GRクリーチャー]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[準バニラ]]

&tag(GRクリーチャー,クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト6,デーモン・コマンド,コマンド,パワー7000,W・ブレイカー,《暗黒の騎士ザガーン》,ザガーン,VR,ベリーレア,Tsutomu Kawade);