#author("2024-07-13T12:05:54+09:00","","") #author("2024-07-13T12:13:33+09:00","","") *《&ruby(げっかせんかい){月下旋壊}; ド・リュミーズ》 [#md7a88e6] |月下旋壊 ド・リュミーズ R 水文明 (5)| |呪文:ドルスザク| |自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、そのうち少なくとも1枚が魔導具なら、コストを支払うかわりに魔導具を2枚自分の手札から捨てて、この呪文を唱えてもよい。| |カードを3枚引く。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''| [[DMEX-17]]で登場した[[水]]の[[ドルスザク]][[呪文]]。 [[魔導具]]を含む4枚以上の[[カード]]が[[マナゾーン]]にあれば、[[代替コスト]]として[[魔導具]]を2枚[[手札]]から捨てて唱えられる。[[呪文]][[能力]]は3[[ドロー]]。 [[代替コスト]]で[[唱える]]とマナ消費無しで差し引き1[[ドロー]](このカード自身を含めると±0)となり、[[手札交換]]のような使い勝手となる。一方[[代替コスト]]無しではディスカードがなくなり、[[《トリプル・ブレイン》]]相当((ただしこちらはドロー枚数を調整できない))の[[ドローソース]]となる。 [[デッキビルディング]]上の制約こそあれど、[[マナ]]を支払わずにアクションを起こせるのは強力で、このカードも例外ではない。 コストを支払って使う場合のパフォーマンスは高くないため、[[代替コスト]]で[[唱える]]ことを主軸に活用法を考えていくのが良いだろう。 ただし、行えるのは[[手札交換]]及び[[墓地肥やし]]程度であり、[[唱える]]だけで直接[[アドバンテージ]]を得られる訳ではない。 [[効果]]そのものは[[墓地]]を多用する[[魔導具]]と相性がよいが、[[デッキ]][[スロット]]が比較的厳しい[[魔導具]]主軸の[[デッキ]]に、あくまでデッキの潤滑油でしかないこのカードを投入するかは疑問が残るところ。 「自分のマナゾーンにカードが4枚以上」という条件も、[[マナブースト]]を入れない[[【青魔導具】]]では基本4ターン目以降でないと達成できない。 しかもこの呪文は[[魔導具]]ではないため、[[《卍 新世壊 卍》]]のサポートにも、《ド・リュミーズ》の代替コストの種にも使えない。 そのため一般的な[[魔導具]]中心のデッキとは特段相性がいいわけではないが、「[[マナ]][[コスト]]を払わずに[[呪文]]を唱えられる」点を活かした運用は考えられる。その点では[[【青単ムートピア】>【スコーラー】]]との相性が良いといえる。 また[[《罪無 ズゴブ垓/堕呪 バケドゥ》]]は[[ムゲンクライム]]を持つため、この[[呪文]]の[[代替コスト]]で捨てつつ複数展開した[[《超宮兵 マノミ》]]や[[《次元の嵐 スコーラー》]]を[[タップ]]して出す事ができる。[[墓地肥やし]]を活かして[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]を詰めに[[召喚]]し、[[殿堂入り]][[カード]]の[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]を墓地から再利用するのも悪くない。 [[サブタイプ]]に[[ドルスザク]]を持つ[[呪文]]であるため、[[《卍 新世壊 卍》]]が[[展開]]してあれば相手の[[呪文ロック]]を[[無視]]して唱えられる。 反面[[コスト]]5以下の[[呪文]]であるため[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]が[[バトルゾーン]]にあると[[効果]]そのものが[[無視]]されてしまうので注意。 そのまま使えば手札を増やすことはできないが、[[《堕魔 ヴァイプシュ》]]を捨てることで擬似的に[[手札補充]]としても使える。次に自分が呪文を唱えた時、《ヴァイプシュ》が自身の効果で手札に戻ってくるためである。 総じてピンポイントだが、替えのない能力を持ったカードである。 **ルール [#r9abcf9d] -[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]は[[《シンクロ・スパイラル》]]を[[代替コスト]]で唱えられるようになる効果も無視するため、《月下旋壊 ド・リュミーズ》でも同様に唱えられるようになる効果が無視される([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40601/]])。[[魔導具]]を2枚捨てて[[空撃ち]]はできない。 --これにより[[《次元の嵐 スコーラー》]]や[[《堕魔 ヴァイプシュ》]]など、詠唱自体にメリットがあるカードとの組み合わせが封じられてしまう。 **環境において [#d536fff2] [[DMEX-17]]期のオリジナルのチャンピオンシップで、[[【青タッチ黒魔導具スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]が3位入賞を果たした。 [[ドローソース]]で[[魔導具]]を手札に集め、ノーコストで唱えられるこのカードを中心にして呪文のプレイ回数をストックするという型であり、入賞以降この型が流行することとなった。 この呪文をサーチするための魔導具には手札補充持ちのカードが多い事もあって、4ターン目からのこの呪文連打は比較的容易だった。 また、キーカードである[[《堕魔 ヴァイプシュ》]]が相手の[[ハンデス]]に対するハズレ枠として機能し、代替コストメタであるハンデスが通用しづらかった。 [[ソリティア]]デッキの軸となり、しかもこのデッキ以外では使われず不健全な使い道が専らであったためか、2022年8月15日付で[[殿堂入り]]。 登場から296日での殿堂入りは、1発プレミアム殿堂を除けば殿堂入り指定時点で[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]と並んで史上9位タイのスピード記録。 [[代替コスト]]による0マナでの[[呪文]]使用と手札を整えつつ[[山札]]を減らし[[墓地]]の呪文を増やす性質が[[コンボ]]デッキそのものの性質や[[《次元の嵐 スコーラー》]]および[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]と非常に噛み合っており、このカードのせいで安全な4ターンキルがあまりに安定するようになってしまったため、順当な規制といえるだろう。 しばらく環境で見掛けなかったが、同年12月に入ると[[アドバンス]]の[[【青魔導具】]]に実質0マナの[[手札交換]]として採用されるようになった。 [[魔導具]]ではないため[[《卍 新世壊 卍》]]の下に蓄えることはできないが、[[《神の試練》]]のための山札掘削には役立つ。[[【青黒魔導具】]]のスーパーサブに使われる場合もある。 [[《神の試練》]][[プレミアム殿堂]]後は、[[【青魔導具】]]も[[《好詠音愛 クロカミ》]]型が主流でこれが無くとも困らないため、下火となった。[[【青黒魔導具】]]も[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]で大量[[墓地肥やし]]して[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]でリソース化すればこれが無くとも十分勝てる。 一見[[無月の門99]]が起動しそうにない場面でも、これで[[《堕呪 ゾメンザン》]]を複数枚引けばそのまま勝ってしまうという[[事故]]のような勝ち筋もあった。 [[《神の試練》]][[プレミアム殿堂]]後は[[《好詠音愛 クロカミ》]]型が主流になり《ゾメンザン》を積極採用する理由も薄くなったため、[[【青魔導具】]]では下火となった。[[【青黒魔導具】]]も[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]で大量[[墓地肥やし]]して[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]でリソース化すればこれが無くとも十分勝てる。 [[【白青赤ゴスペル】]]にも稀に入る。 **関連カード [#n33ca3ab] -[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]] -[[《戯具 ザンブロク》]] -[[《トリプル・ブレイン》]] **収録セット [#i5fe8038] -illus.[[Futaro]] --[[20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](54/138) **参考 [#l604af06] -[[ドルスザク]] -[[マナゾーン]] -[[魔導具]] -[[代替コスト]] -[[ディスカード]] -[[手札交換]] -[[唱える]] -[[ドロー]] &tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト5,ドルスザク,4枚以上,代替コスト,魔導具サポート,ディスカード,コスト踏み倒し,手札を捨て自己踏み倒し,手札交換,ドロー,・,殿堂入り,デ・スザーク,R,レア,Futaro);