#author("2022-11-26T22:50:44+09:00","","")
#author("2024-03-30T20:07:52+09:00","","")
*《&ruby(げっさ){月砂}; フロッガ-&ruby(ワン){1};》 [#u114f22c]

|月砂 フロッガ-1 UC 火文明 (2)|
|クリーチャー:デューンゲッコー/ディスタス 2000|
|相手の進化ではないクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。|
|''ササゲール1''(ディスペクターを召喚する時、コストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|

[[DMRP-19]]で登場した[[火]]の[[デューンゲッコー]]/[[ディスタス]]。

[[DMR-08]]で登場した[[《ウッカ・リザード》]]以来、約8年ぶりに新たに登場した5体目の[[デューンゲッコー]]。

[[《こたつむり》]]に類似する速攻メタの能力を持ち、そちらから[[パンプアップ]]や攻撃後のデメリットは無くなり[[ササゲール]]を得た。
《月砂 フロッガ-1》の効果では、プレイヤーにもクリーチャーにも攻撃できなくさせる。[[マッハファイター]]など、序盤から出たターンに攻撃してくるクリーチャーは非進化であることが多く、使い勝手は悪くないだろう。

いっそ[[《こたつむり》]]と合わせて8枚体制として、[[【赤単速攻】]]系統における[[ミラーマッチ]]対策の[[再現性]]を上げるという手もある。

**環境において [#e4fa1391]
登場から[[【我我我ブランド】]]に採用されている。当初は[[《こたつむり》]]と両採用の構築も多かったが、[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]などのマッハファイターに対する優位点からこのカードの単採用とする構築も徐々に増えた。マッハファイターによる[[除去]]が死活問題になる[[【我我我ブランド】]]においてこれは必然と言える。[[攻撃強制]]のある[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]で自ら[[《“龍装”チュリス》]]に対する[[《こたつむり》]]の能力の抜け道を作ってしまうのも単採用となっていた理由としては大きかった。

しかし、[[DMEX-18]]期になると逆に[[進化]]ギミックに定義される[[環境]]に刺さる[[《こたつむり》]]単採用の構築が増え、逆に[[《こたつむり》]]を採用しない型の[[【我我我ブランド】]]が環境から消えた。役割が被ることから、このクリーチャーの採用も徐々に渋られるようになっていく。

その後、[[DM22-RP1]]期には[[【JO退化】]]と[[【青黒緑退化】]]という[[進化クリーチャー]]を用いる二大デッキが[[殿堂入り]]で消滅するも、相変わらず[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]や[[【神羅ケンジ・キングダム】]]、[[【鬼羅.Star】]]などは環境に存在している上、[[【キリコチェイングラスパー】>【キリコスクリプトループ】]]や[[【青黒緑ジャオウガ】>【青黒緑デッドダムド】]]といった新たな進化デッキの台頭によりこのクリーチャーの立場は変わらず厳しい。
この頃になると[[【我我我ブランド】]]は[[《一番隊 チュチュリス》]]を採用した型がメジャーになり、[[《こたつむり》]]との[[種族]]の違いが顕著に現れるようになった。結果、純粋な[[【赤単速攻】]]デッキでは採用されなくなっていき、このクリーチャーの活躍は[[【青赤緑Vol-Val-8】]]のような[[ディスペクター]]の[[種族デッキ]]がメインとなった。

2024年3月末には、これを4枚積みした[[【我我我ブランド】]]が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]で優勝。同月11日[[殿堂レギュレーション]]改訂の影響で[[【黒緑アビスロイヤル】]]が激増し、代わりに[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が大幅減した影響を鑑みてのものである。要するに、進化クリーチャーが減ってマッハファイターが増えたことで、[[《こたつむり》]]より優先されるようになったということである。
**その他 [#x72951ad]
-この[[クリーチャー]]の登場により、[[《奇襲兵ブルレイザー》]]の[[フレーバーテキストにて登場>フレーバーテキストが初出のカード]]していた《ブルフロッガー》の正体はデューンゲッコーのクリーチャーであったことが判明した。
また、[[デューンゲッコー]]の多種族冠詞が「月砂」だと判明するなど、このクリーチャーはデューンゲッコーについて貴重な情報をもたらした。
--見た目は「カブトに《ブルレイザー》のハサミを付けた4本足のトカゲ」となっている。
--尚[[フレーバーテキスト]]からカード化されるまで6918日(約19年)経過している。尚この記録は2021年現在、デュエルマスターズのカードで最も長い。

-[[王来篇]]になって満を持して登場したこの《ブルフロッガー》であるが、このクリーチャーが何者かという議論はそれ以前からなされていたらしい。[[デュエチューブ]]によれば、「名前が《○○・リザード》ではないが、《ブルレイザー》の乗っているクリーチャーだろうから[[デューンゲッコー]]だ」という事は、このカードの登場以前から決まっていた事らしい。
--ちなみに実際のゲームにおいても、共に2コスト火文明のクリーチャーという事で[[【赤単速攻】]]に適性があり、両者の相性はとても良い。両者を投入したデッキを組んで約20年越しの共闘をさせてみるのも面白いだろう。

-4回鳴いたのを聞いた者はいないとあるが、前述の《奇襲兵ブルレイザー》の[[フレーバーテキスト]]では4回ちぇいやと鳴いている様子が分かる。
3回目の描写から、4回目の鳴き声はブルフロッガーの腹の中にいるのでもう聞こえない、ということだろうか。

-[[DM22-EX1]]版の[[フレーバーテキスト]]は、[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]のフレーバーテキストのセルフパロディ。同じ2コストの[[メタ]]クリーチャー繋がりだろう。
--[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]が「[[水文明は火文明の侵略に成功した>基本セット背景ストーリー]]」とでも宣言したのだろうか。なお余談だが、[[基本セット背景ストーリー]]では[[ロック・ビースト]]によって水文明は撃退されているため、「再び」とあるものの実際には火文明が水文明に支配されていた歴史は(過去のフレーバーテキストで描写されている範囲では)存在しない。強いて言えば、「蒼狼の一族」によって[[《炎龍神ヴォルジャアク》]]が退けられ封印された事を拡大解釈すれば「火文明が水文明に支配された」とする事はできるが、そもそも先史時代に《ブルレイザー》はいなかったはずである。

**[[サイクル]] [#r93919ac]
[[DMRP-19]]で登場した[[アンコモン]][[ディスタス]][[サイクル]]。全て[[フレーバーテキストにのみ登場していたクリーチャー>フレーバーテキストが初出のカード]]が元ネタになっている。[[自然]]には存在しない([[《賢樹 エルフィ-1》]]がそれにあたるか?)
--[[《天翼 クリティブ-1》]]
--[[《電脳 メディクリ-1》]]
--[[《傀魂 カット-1》]]
--''《月砂 フロッガ-1》''

**関連カード [#v715cc9f]
-[[《こたつむり》]]
-[[《全能ゼンノー》]]
-[[《ディオーネ》]]
-[[《聖者の精霊龍 セレナーデ》]]

-[[《奇襲兵ブルレイザー》]]


**[[フレーバーテキスト]] [#v97d0893]
-[[DMRP-19]]&br;'''[[ブルフロッガー>《奇襲兵ブルレイザー》]]の鳴き声は回数ごとに意味が変わる。「ちぇいや」と1回鳴いたなら威嚇。2回鳴いたなら襲撃。3回鳴いたのを聞いた時には大口が目の前に迫っている。ちなみに、4回鳴いたのを聞いた者はいない。'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''なぜ、世界が再び[[水文明>水]]に支配されているのだ!そしてあれは……ブルフロッガー!?……なんだ、あの強欲に支配されたかのような[[禍々しい姿>ディスタス]]は……。誰よりも自由を愛したあいつが何かに支配されるようなことはあってはならないのだ!! ー[[奇襲兵ブルレイザー>《奇襲兵ブルレイザー》]]'''

**収録セット [#w634b7db]
-illus.[[Kare]]
--[[DMRP-19「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]](41/95)
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超37/超50)

**参考 [#a940973d]
-[[デューンゲッコー]]
-[[ディスタス]]
-[[非進化]]
-[[攻撃制限]]
-[[速攻メタ]]
-[[ササゲール]]

&tag(クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト2,デューンゲッコー,ディスタス,パワー2000,非進化クリーチャーメタ,攻撃ロック,ササゲール,ササゲール1,終音「ん」,UC,アンコモン,Kare);