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- 《極楽鳥》 へ行く。
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#author("2024-10-12T19:01:41+09:00","","")
*《&ruby(ごくらくちょう){極楽鳥};》 [#n6473eb2]
|極楽鳥 R 自然文明 (2)|
|クリーチャー:マナ・バード 1000|
|飛行(このクリーチャーは、「飛行」を持たないクリーチャーから攻撃もブロックもされない)|
|''飛行''|
|このクリーチャーはシールドをブレイクできない。|
|このクリーチャーを、自分のマナゾーンにあり、すべての文明を持つかのようにタップしてもよい。(この能力を、出たターンに使ってもよい)|
|このクリーチャーを、自分のマナゾーンにあり、すべての文明を持つかのようにタップしてもよい。|
[[DMEX-18]]で登場した[[自然]]の[[マナ・バード]]。
[[飛行]]と、自身を[[タップ]]して1[[マナ]]を生み出せる[[能力]]を持つが、[[シールド]]を[[ブレイク]]できない。
『すべての文明を持つかのように[[タップ]]』というのは[[5色レインボー]]を[[タップ]]するのと同じで、実際に生み出せる[[マナ]]はそのうちの1色のみ。全[[文明]]を持った[[マナ]]を生み出すわけではない。
とはいえ[[任意]]の1[[文明]]のマナを出せるのは依然として強力。加えて[[5色レインボー]][[カード]]と違い''マナ数は1''、かつ出したターンに使える。
2[[コスト]]の[[マナブースト]]や[[コスト軽減]]などど比較されるだろうが、その中でも捻出できる[[マナ]]の質という点においては破格の性能と言える。
加えて、[[タップ]]という[[殴り返し]]の隙を晒す行為も、[[飛行]]によってほぼ完全にカバーできる。
もっとも、[[カード]]の[[効果]]による[[除去]]にはタップ関係なしに無力なので、場持ちは過信しないほうがいい。
[[シールド]]を[[ブレイク]]できないという能力は単体だと[[デメリット]]でしかない。しかし、[[クロスギア]]を[[クロス]]させたり、[[アバレチェーン]]のような「自分のクリーチャーが攻撃した時」持ちを置いたりして[[アタックトリガー]]を付与してやると大化けする。
[[シールド]]を[[ブレイク]]しないということは、[[S・トリガー]]を踏んだり、相手に[[手札]]を与えたりすることなく、[[攻撃]]を行えることになる。加えて、[[飛行]]のおかげで[[ブロッカー]]に[[ブロック]]される事もなければ、攻撃の後に[[殴り返し]]で返り討ちに合うこともない。つまり、一般的に考えられるような''攻撃時のリスクをほぼ被らずに[[アタックトリガー]]を使い回せる''という、[[アタックトリガー]]の付与先としては稀有かつ強力な性能を発揮する。
5文明を持つ1マナとしての運用ばかり目が行きがちだが、工夫すればこちらも強力。
[[《至宝 オール・イエス》]]や[[《ツナミ・カタストロフィー》]]をクロスさせて手札を与えることなく[[ハンデス]]を行うのも一興。[[文明]]の要求が厳しい点もこのクリーチャーの[[能力]]でカバーできる。
あくまで[[ブレイク]]が行えないだけで[[ダイレクトアタック]]は可能なので(参考:[[《はずれポンの助》]])、いざとなればトドメ要員にもなる。
同じような役割を持つカードに1コスト軽い[[《CanCam》]]があるが、[[飛行]]であること、マナとしても使える汎用性で差別化は容易。
[[自然]][[単色]]の[[カード]]に偏りがちな[[【青赤緑ランデス】]]にも色マナ要員として役立つ。[[《竜脈噴火》]]で参照できる上に、フィニッシュの際に[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]の[[破壊]][[コスト]]に転用できる。
[[【ピラッキランデス】]]とも好相性。[[マナ]]がタイトな上に[[3色]]で組まれ、弱点を補強する場合[[4色]]で組まれることもあるそちらのデッキの[[マナ基盤]]として役立つのは当然のこと、[[《魔軸の鎖 カメカメン》]]へと2→3と繋ぎつつブレイクによる裏目を防ぐ形で[[《魔軸の鎖 カメカメン》]]の[[アバレチェーン]]を3[[ターン]]目に発動できるのが大きい。王道の[[《マナ・クライシス》]]が狙い目である。
-バトルゾーンにこのカード、[[《蛙跳び フロッグ》]]が合計2体、[[《聖霊王イカズチ》]]が1体いれば、それだけで2コスト以下のクリーチャーを無限に使うことが可能となる。
例えば、[[《ヘームル・エンジオン》]]がバトルゾーンに1体、手札に1体あることで、無限GR召喚ができる。ループに[[《パラディソ・シエル》]]を加えれば[[自壊]]しないクリーチャーも無限GR召喚の対象にもなる。
--[[《クリスマIII》]]や[[《バルバルバルチュー》]]でパーツを集めてからフィニッシュに入る訳だが、マナクリーチャーが並ぶ数を考えれば[[《黒神龍ザルバ》]]ぐらいまでの[[コスト]]の[[フィニッシャー]]が無難なところか。
-強いて[[攻撃]]時のリスクを上げるとするならば、[[攻撃曲げ]]には対応しておらず、[[クリーチャー]]へ[[攻撃]]先を変更されうる事、[[除去]]持ち[[ニンジャ・ストライク]]を呼び出しうる事などが挙げられる。
同じ[[飛行]]持ちも弱点だが、数が少ないため対面することはほとんどない。
**ルール [#wda95a1f]
-[[《震空の鎖 メタルモグラ》]]などの[[ダイヤモンド状態]]と、[[飛行]]持ちには[[殴り返し]]を許す。特に《極楽鳥》ミラーでは《極楽鳥》が[[飛行]]なので相打ちにすることができる。
-[[《希望のジョー星》]]によって[[無色化>脱色]]されていても、色を生み出す事ができる。
--ただし、非常に貴重な[[マナコスト]]アイコンではない[[追加コスト]]の[[O・ドライブ]]には「マナゾーンにあるカード」のタップを指定しているため、発動には貢献できない。
-[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]のような「出す時にバトルゾーンのクリーチャーを破壊し、それによって効果を発揮する」クリーチャーに対し、破壊対象と支払うマナの両方にこのカードを充てる事ができる。
**環境において [#ve944991]
登場早々[[オリジナル]]の[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]に就職。単純な[[マナブースト]]付き[[ムゲンクライム]]元として考えるなら[[《桜風妖精ステップル》]]よりも遥かに[[耐性]]が優秀なため、そちらを5枚目以降に追いやるスペック。
[[DMRP-22]]期には[[【青黒赤緑邪王門】]]における初動として使われるケースも見られるようになった。
[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]でも[[ダイレクトアタック]]に参加できる点を重視されて採用された。ごく一部の極端な例ではこのクリーチャーによる0点[[ブレイク]]→[[《CRYMAX ジャオウガ》]]による3点ブレイクで[[《龍装者 バルチュリス》]]の[[使用宣言]]条件を満たし、[[S・トリガー]][[除去]]などをかいくぐって[[ダイレクトアタック]]を通すという使い方がある。
[[《母なる星域》>《幻緑の双月/母なる星域》]]利用がメジャーになった[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]では、[[DM23-RP3]]期辺りになると、疑似マナ加速の《極楽鳥》では《母なる聖域》の「自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下」に貢献できないことから[[《天体妖精エスメル》>《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]に枠を譲り不採用がざらになった。
《エスメル》でマナ加速したら自身のシールドを減らしてしまうデメリットは、[[《CRYMAX ジャオウガ》]]の各プレイヤーのシールドゾーンにあるカードの枚数を3枚にする[[cip]]を使う前提ならほとんどデメリットにならない。
以降も[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]では《エスメル》の5枚目以降に甘んじている。
[[【青黒緑オービーメイカー】]]では、[[闇]][[単色]][[カード]]を採用しない構築も多い事から、事実上唯一となる場合が多い闇単色[[マナ]]要員として利用される。これは[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の[[ムゲンクライム]]4を使う時に特に重要になる。
**その他 [#w27bbea4]
-[[Magic:The Gathering]]の同名[[クリーチャー]]、[[《極楽鳥/Birds of Paradise》>http://m.mtgwiki.com/wiki/%E6%A5%B5%E6%A5%BD%E9%B3%A5/Birds_of_Paradise]]が元になった[[コラボカード]]。[[能力]]も細部は異なるが、元のカードを概ね再現している。
--MtGではパワー0/タフネス1のスタッツが設定されており、攻撃してもプレイヤーにダメージを与えられなかった。シールドをブレイクできない性質はMtGでのパワー0、デュエマのパワー1000はタフネス1を再現していると思われる。
--マナ・コストはMtGでは[緑(1)]だったが、流石にデュエマでコスト1による再現にはならなかった。[[《フェアリー・ライフ》]]よりも早く疑似ブーストができると2ターン目にコスト3のカードが使えてしまい、ゲームバランスが崩れてしまうだろう。
//「マナ・コスト」はMtG用語、「マナコスト」はデュエマ用語
---ちなみに、MtGではマナを生み出す能力は[[タップ能力>http://m.mtgwiki.com/wiki/%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%97%E8%83%BD%E5%8A%9B]]であり出したターンには使えなかったため、最速で出した場合の実質的にマナ加速になるターンはデュエマと同じ2ターン目となる。
--[[種族]]は[[マナ・バード]]であり、これもMtG版《極楽鳥/Birds of Paradise》に由来する。そちらには、[[第5版>http://m.mtgwiki.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%95%E7%89%88]]までデュエマでいうところの[[サブタイプ]]欄に「マナ・バードの召喚/Summon Mana Birds」と書かれていた。現在では[[鳥/Bird>http://m.mtgwiki.com/wiki/%E9%B3%A5]]に統合されているものの、この「マナバード」は同カードの愛称として定着している。
--[[レアリティ]]も本家と同じ[[レア]]。ただし、[[あちらのレアは第5版当時の最高レアリティであった>http://m.mtgwiki.com/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A2]]ため(デュエマでいう[[スーパーレア]]相当ということ)、手に入りやすさには雲泥の差がある。
-日本語版カードが存在するためか、カード名が日本語になっている。[[《精神を刻む者、ジェイス》]]や[[《ニコル・ボーラス》]]などには公式日本語訳カードがあるが、[[《Black Lotus》]]や[[《Library of Alexandria》]]には公式日本語訳カードは存在しないという違いがある。
**関連カード [#q7c03136]
-[[《夢幻なる零龍》]]
-[[《蛙跳び フロッグ》]]
**[[フレーバーテキスト]] [#flavor]
-[[DM24-EX2]]&br;'''鳥が[[飛べる>飛行]]ということを忘れてはならない。'''
**収録セット [#od87daab]
-illus.[[Mark Poole]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](29/75)
-illus.[[nablange]]
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](T12/T20)(TF12/TF20)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](超31/超47)
**参考 [#uf8ae627]
-[[マナ・バード]]
-[[飛行]]
-[[ブレイク]]
-[[マナ]]
-[[コラボカード]]
----
[[公式Q&A]]
-3つ目の能力について
>Q.''《極楽鳥》''の3つ目の能力は、どのような能力ですか?
A.バトルゾーンにある間、マナゾーンにあるカードのようにタップしてマナを出せる能力です。&br;マナゾーンに実際に置かれているわけではないので、[[《ボルバルザーク・エクス》]]の「出た時」の能力など、マナゾーンのカードを参照する能力では参照されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40873]](2022.02.18)
//----
>Q.自分の''《極楽鳥》''のみがバトルゾーンにいる状況で、自分が[[《邪悪の面 ナム=デッドマン》]]を出した場合、「出た時」の能力でマナゾーンに置けるカードは何枚ですか?
A.1枚です。バトルゾーンにある''《極楽鳥》''は、マナを生み出す目的でタップする際にのみ、すべての文明を持つカードとして扱われます。&br;他の効果などで参照される際は、自然文明のみを持つカードです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40871]](2022.02.18)
>Q.[[《希望のジョー星》]]がバトルゾーンにある状況で、自分の''《極楽鳥》''を3つ目の能力でタップした場合、どうなりますか?
A.どちらが後に出ていた場合でも、好きな文明の1マナが生み出されます。&br;[[《希望のジョー星》]]の効果で''《極楽鳥》''は無色のクリーチャーになっていますが、能力を使っている間はすべての文明を持っているものとして扱います。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40872]](2022.02.18)
>Q.自分の''《極楽鳥》''と他に3体のクリーチャーがバトルゾーンにいる状況です。自分は''《極楽鳥》''をタップして1コスト支払い、その''《極楽鳥》''を含むクリーチャー4体を破壊して[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]を召喚できますか?
A.はい、召喚できます。
#region2(([[総合ルール]] [[601.1d>総合ルール本文#rule601_1d]] [[601.1e>総合ルール本文#rule601_1e]] [[601.1f>総合ルール本文#rule601_1f]])){{
:601.1d |コストを支払う場合は、まず文明を支払います。
:601.1e |プレイヤーはマナコストを増減させる効果を適用し、そのカードのマナコストを決定します。
:601.1f |プレイヤーはマナコストを支払います。カードを使うことに際して行うべき処理があればその処理を実行します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42135]](2022.9.28)
>Q.相手が''《極楽鳥》''3体をタップして[[《天災 デドダム》]]を召喚しました。そのターンの終わりに、自分は[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]をコストを支払わずに召喚できますか?
A.はい、召喚できます。''《極楽鳥》''の能力にある「このクリーチャーを、自分のマナゾーンにあり、すべての文明を持つかのようにタップしてもよい」は、実際にマナゾーンのカードをタップしているわけではありませんので、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の条件を満たします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42136]](2022.9.28)
>Q.自分の[[《KING THE オルガンクルー》]]と''《極楽鳥》''がバトルゾーンにいる状況です。&br;そのターンはじめて呪文を唱える時、バトルゾーンの''《極楽鳥》''のマナの数字を2にすることはできますか?
A.いいえ、できません。マナゾーンに実際に置かれているわけではないので、マナゾーンのカードに影響を与える能力の影響を受けることはありません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43061]](2023.4.21)
&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト2,マナ・バード,パワー1000,飛行,ブレイクできない,擬似マナ,コラボカード,R,レア,Mark Poole,nablange,超獣リメイク,MTG);