#author("2024-06-18T15:32:46+09:00","","")
#author("2024-08-13T09:56:02+09:00","","")
*《&ruby(きしんそうこう){機神装甲};ヴァルボーグ》 [#te71e187]

|機神装甲ヴァルボーグ P(SR) 火文明 (3)|
|進化クリーチャー:ヒューマノイド 5000+|
|進化−自分のヒューマノイド1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある他の火のクリーチャー1体につき、+1000される。|

[[コロコロコミック2002年8月号付録>プロモーション・カード]]で登場した[[進化]][[ヒューマノイド]]。

3[[コスト]]にして[[W・ブレイカー]]という[[スペック]]を誇る。

[[進化クリーチャー]]であるために[[召喚酔い]]が無く、出して素早く[[シールド]]を[[ブレイク]]できる。他の3[[マナ]][[スピードアタッカー]]にありがちな[[パワー]]不足を解消した強力な[[カード]]である。[[ヒューマノイド]]を中心とした[[速攻]][[デッキ]]の中核を担う。

しかし、[[進化クリーチャー]]であるため、[[召喚]]しても自分の[[クリーチャー]]総数が増えないという弱点がある。小型の[[ブロッカー]]で止められやすくなる上、[[破壊]]されたときの[[ディスアドバンテージ]]も大きい。3[[ターン]]目に[[《鬼切丸》]]や[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]などの[[召喚酔い]]のない[[クリーチャー]]を出せば、結局[[ブレイク]]できる[[シールド]]の枚数は変わらない。
また、相手の火のクリーチャーでも[[パンプアップ]]されるため、[[ミラーマッチ]]では相手の《ヴァルボーグ》に殴り返されることもあった。

それゆえ純正の[[【赤単速攻】]]ではなく、[[【赤単ヴァルボーグ】]]という別の[[デッキタイプ]]で採用されることが多い。もしくは[[《戦略のD・H アツト》]]などの軽量[[ヒューマノイド]]を採用した[[【ジャック・ヴァルディビート】]]のようなデッキが居場所か。

安定性に難はあるが、大抵の小型[[ブロッカー]]を踏み越えられる大きさと打点の高さは魅力的である。

登場時点では[[青単]]がデッキパワー的に多く、当時の青単の主力ブロッカー[[《アクア・ガード》]]や[[《マリン・フラワー》]]、他にも[[《ブラッディ・イヤリング》]]や[[《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》]]など別の色の主な軽量ブロッカーを全て超えることが出来る非常に有力なフィニッシャーだった。先行を取っていれば、当時の最有力カードのひとつ[[《アストラル・リーフ》]]の最速召喚に対して即座に一方を取りにいくことも出来た。
登場時点では[[青単]]がデッキパワー的に多く、当時の青単の主力ブロッカー[[《アクア・ガード》]]や[[《マリン・フラワー》]]、他にも[[《ブラッディ・イヤリング》]]や[[《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》]]など別の色の主な軽量ブロッカーを全て超えることが出来る非常に有力なフィニッシャーだった。[[先攻]]を取っていれば、当時の最有力カードのひとつ[[《アストラル・リーフ》]]の最速召喚に対して即座に一方を取りにいくことも出来た。

当時の同コスト帯における有力な進化クリーチャーである[[《クリスタル・パラディン》]]や[[《守護聖天ラルバ・ギア》]]、[[《大勇者「大地の猛攻」》]]あたりとも確実に相打ち以上を取ることが可能であり、早いうちに退場させる手段としてはそれらの進化クリーチャーを出して相打ちを取るか、[[《ブルーレイザー・ビートル》]]や[[《ストームジャベリン・ワイバーン》]]など相手プレイヤーを殴れない高パワークリーチャーを用意する(なお、この2枚は《ヴァルボーグ》登場から半年以上経っての登場である)、あるいは[[S・トリガー]]に期待するしかなかった。
[[《ボルカニック・アロー》]]も有効であったが、自分のシールドを焼いてしまう以上《ヴァルボーグ》を使ったデッキの特性的にむしろ墓穴を掘る結果になる可能性も高い。

同期である進化ヒューマノイドの[[《機神装甲ヴァルディオス》]]と比較すると1コスト低いのが魅力。速攻デッキ的には此方のほうが適性が高い。
同じ3コスト帯では[[《解体屋ピーカプ》]]や[[《襲撃者エグゼドライブ》]]がライバルであったが、パワーやW・ブレイカーである程度棲み分けされていた。勿論、少ないカードプール故に全て投入する型もあった。

それでも時代が流れていくにつれ対抗策は増えていき、更に[[革命編]]に入ると[[コスト踏み倒し]]で出せる[[《音速 ガトリング》]]が登場。
[[ヒューマノイド]]の[[進化]]では、最速で2[[ターン]]目に出せるそちらが優先されるようになり、この[[カード]]は5枚目以降の《ガトリング》として扱われることが多い。

-見た目や名前から分かるように[[《不死身男爵ボーグ》]]の進化した姿である。

-「EXギャラクシー・テルセット」付属の「クリーチャーズ・シークレットファイルDVD」の[[《機神装甲ヴァルディオス》]]の解説では、大爆発後の文明間戦争において接近戦用として作られた機神装甲である事が明かされている。

-[[コロコロコミック]]版とGBAソフト初回限定版の2種類の[[イラスト>カードイラスト]]が存在する。前者は[[《不死身男爵ボーグ》]]の様な鉄球を装備しており、後者はドリルを装備している。

-[[プロモーション・カード]]であるが、[[スーパーレア]]の[[レアリティ]]マークが描かれている珍しいカード。初期のプロモであるため、方針が決まっていなかった可能性がある。

-ゲーム付属カードを除けば、登場から7年後の[[DM-32+]]まで一度も再録されていなかった。しかしそちらも[[デュエルロード]]限定発売な上、数が少なかった為入手できる期間は短かった。そこからさらに3年後となる[[DMX-09]] でついに再録され、一気に入手しやすくなった。

-攻撃中に[[パワー6000以上]]に達しない可能性があるのに、素で[[W・ブレイカー]]を持つ。しかし、使用される[[デッキ]]の関係上、他に[[火]]の[[クリーチャー]]がいないことは通常は滅多にない。一応[[【赤青ヴァルボーグ】>【赤単ヴァルボーグ】#w86fcdb3]]で使う場合はパワーが5000のままであることがよくある。

-[[転生]]版には[[ハンター]]になった[[《鬼神!ヴァルボーグなう》]]がいる。あちらは[[パワーアタッカー]]が無い代わりに素の[[パワー]]が6000になっている。また、[[進化元]]にできるのは[[ハンター]]のみである。

-漫画「デュエル・マスターズ」ではバトルアリーナ編において[[切札 勝舞]]が[[鍬形 カブト丸]]戦で使用。[[《不死身男爵ボーグ》]]から進化し、最後のシールドを[[ブレイク]]したが、[[S・トリガー]]の[[《ナチュラル・トラップ》]]で[[マナ送り]]にされた。しかし最後は[[《小さな勇者ゲット》]]を進化させた2体目で[[ダイレクトアタック]]を決めた。他には65話の翔外伝で[[伍大 翔]]が[[角古 れく太]]戦でドリルバージョンを使用し、[[フィニッシャー]]となった。技名は「ヴァルボーグドリルクラッシュ」。

-[[曽山一寿]]氏のTwitter及びブログでアップされている4コマ漫画ではルールを勘違いして《ヴァルボーグ》を進化させずに召喚していた話が語られている。このエピソードは『曽山一寿のでんぢゃらすじーさんだけじゃねぇ!!』で商業発表されている。
//--余談だが、コスト3の非進化クリーチャーで無条件で[[W・ブレイカー]]を持つ[[クリーチャー]]として[[《覚醒するブレイブ・ホーン》]]と[[《獣王の手甲》]]と[[《音奏 ハープララ》]]と[[《定めの月を待つセイジャ》]]と[[《オニフスベダケ》]]と[[《代打の消耗 テンメンジャン》]]と[[《地獄の暴漢 スットバースK》]]と[[《三身の歩み 復器》>《三身の歩み 復器/フッキード・リカバリー》]]と[[《凶鬼63号 ジュトク》]]と[[《ウェルター・ラッシャー》]]と[[《食欲の悪魔龍 イッタンイート》]]と[[《手甲者 ロッポウツラネ》]]と[[《チョトツ変怪》]]と[[《にゃが年の恨みのニャガ》]]と[[《U・S・A・SIIFU》]]が存在する。

-デュエル・マスターズ展開初期の頃は、コロコロコミックの付録のプロモーション・カードでエキスパンションに収録されていないものには、雑誌を買うだけで必ず手に入るようなカードが強すぎては困ると判断されたのか、実用性のないスペックのカードが主流であったが、これは例外的に当時としては強力であった。

-[[海外版]]では以下のように調整され、やや弱体化している。名前はヴァルボーグ(Valborg)を逆さにしたもの。

|Armored Groblav P 火文明 (5)|
|進化クリーチャー:ヒューマノイド 6000+|
|進化−自分のヒューマノイド1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある他の火のクリーチャー1体につき、+1000される。|

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#z239d051]

[[DMPP-01]]から登場。[[スーパーレア]]として抜擢されたが、シークレット枠は[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]に奪われてしまった。また、声がついており「ツインヴァルバスター」という技名を叫ぶ。

[[DMPP-01]]環境初期にはやはり速攻デッキで活躍したが、時間が経つにつれ多くのプレイヤーが[[《デーモン・ハンド》]]などの高レアリティ[[S・トリガー]]を集めたため活躍が終わり、《ヴァルボーグ》デッキは「トリガー踏むかのお祈りゲー」と呼ばれるようになっていった。
その通り名の通り、出したなら除去トリガーを踏まなければほぼ勝ち、踏めばほぼ負けという極端な戦績になることが多い。また、《ヴァルボーグ》を引けなかったり進化元が除去されて進化できず負けというパターンも存在する不安定なデッキとなった。

[[DMPP-01]]中期から使用率が低下していき、[[DMPP-02]]では進化元になる[[ヒューマノイド]]にも恵まれず姿を消した。[[DMPP-03]]では[[ヒューマノイド]]の数こそ増えたものの進化元としては不適で、序盤では破格のパワーという唯一の長所も[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]に塗り替えられる逆風もあり使用率が回復することはなかった。[[打点]]形成としても[[《永刻のクイーン・メイデン》]]に居場所を取られてしまった。

ところが、2020年9月3日(木)~9月12日(土)に火単色のカードしか使えない[[SPルール]]マッチの[[火文明限定戦]]が開催され、そこで需要が生じた。もう活躍の機会がないと思ってこのカードを[[分解]]したことに、後悔の念を抱くプレイヤーが続出した。
[[《ドリル・トラップ》]]や[[《エクスプロージョン・リザード》]]といった[[S・トリガー]]さえ踏まなければ、そのまま[[ターン]]をまたいで[[シールド]]を4枚持っていける事もある。

[[DMPP-07]]には「[[レア]]」で[[《大作家ゴリランボー》]]が登場した。
《ヴァルボーグ》は単体性能では《ゴリランボー》を上回っているが、[[ヒューマノイド]]の進化元の乏しさ、[[準バニラ]]の多さがそれを台無しにしてしまっている。
[[DMPP-12]]で[[《爆裂B-BOY》]]、[[DMPP-18]]で[[《鬼斗マッスグ》]]が登場したため、今後は[[《鬼神!ヴァルボーグなう》]]と共に採用する事になるだろう。

//[[ドリームメイト]]には[[《弾け山のラルビン》]]、[[《超速レーサー・パラリラ》]]、[[《早食王のリンパオ》]]、[[《サージェント・クワガタン》]]、[[《ドラゴンの執事ニャンパッタ》]]がある。
//そもそも種族も入るデッキも違うカードを引き合いに出して「役目を終えた」などと記述するのは流石に早計が過ぎるかと。
//↑周辺パーツが下位互換だから比較対象にするのはおかしくないはず

以下の一覧はDMPP-07当時のものである。

|《機神装甲ヴァルボーグ》|>|[[《大作家ゴリランボー》]]|
|[[《喧嘩屋タイラー》]]|≒|[[《弾け山のラルビン》]]|
|(ヒューマノイドにはない)|<|[[《超速レーサー・パラリラ》]]|
|(ヒューマノイドにはない)|<|[[《早食王のリンパオ》]]|
|(ヒューマノイドにはない)|<|[[《サージェント・クワガタン》]]|
|[[《撃墜団長メッツァー》]]|≧|[[《ドラゴンの執事ニャンパッタ》]]|

**関連カード [#t55a775e]
-[[《不死身男爵ボーグ》]]
-[[《鬼神!ヴァルボーグなう》]]
-[[《アッポー <ヴァルボ.Star>》]]
-[[《勝舞の機神装甲ヴァルボーグ/火炎ヴァルバスター》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#q6a14a4b]
-[[DMX-09]] 、[[DMPP-01]]
'''最初から全開で行くぜ!'''
-[[SpDeck1>コロコロ限定ドギラゴン40枚デッキ]]
'''[[進化クリーチャー]]はすぐ[[アタック>攻撃]]できるぜ!'''

**収録セット [#e5e55223]
***[[デュエル・マスターズ]] [#s1ce7cc9]
-illus.[[Dustmoss]]
--[[DM-32+ 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾+1DREAM」>DM-32+]](1D/3D)
--[[DMX-09 「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」>DMX-09]](2/56)
--[[コロコロ限定ドギラゴン40枚デッキ]](2/13)
--[[プロモーション・カード]](P5/Y1)(月刊コロコロコミック2002年8月号付録)
--[[プロモーション・カード]](P26/Y1)([[アルトアート]])(GBA用ソフト初回購入特典)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#jb47df0e]
-CV:[[江口拓也]]
-illus.[[Dustmoss]]
--[[DMPP-01 「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」>DMPP-01]]
**参考 [#v6df2773]
-[[ヒューマノイド]]
-[[進化]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[パワーアタッカー]]
-[[【赤単ヴァルボーグ】]] (TCG版)
-[[【ヒューマノイド】 (デュエプレ)]]
-[[《勝舞の機神装甲ヴァルボーグ/火炎ヴァルバスター》]]

&tag(進化クリーチャー,クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト3,ヒューマノイド,パワー5000+,パワー5000,進化,進化:ヒューマノイド,W・ブレイカー,擬似パワーアタッカー,擬似パワーアタッカー+1000,自己パンプアップ,パンプアップ+1000,《機神装甲ヴァルボーグ》,P,レアリティなし,Dustmoss,進化クリーチャー (デュエプレ),クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),ヒューマノイド (デュエプレ),パワー5000+ (デュエプレ),パワー5000 (デュエプレ),進化 (デュエプレ),進化:ヒューマノイド (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),擬似パワーアタッカー (デュエプレ),擬似パワーアタッカー+1000 (デュエプレ),自己パンプアップ (デュエプレ),パンプアップ+1000 (デュエプレ),SR (デュエプレ),スーパーレア (デュエプレ),Dustmoss (デュエプレ));