#author("2024-05-13T19:44:27+09:00","","")
#author("2024-10-24T11:33:53+09:00","","")
*《&ruby(ざんぎゃくはおう){残虐覇王};デスカール》 [#a76e349a]

|残虐覇王デスカール SR 闇文明 (8)|
|クリーチャー:ダークロード 4000|
|このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。|
|TT−相手の手札から2枚見ないで選び、捨てさせる。|

[[DM-07]]で登場した[[ダークロード]]。

[[タップ能力]]で2枚[[ランダムハンデス]]する。
[[能力]]自体は魅力的ではあるものの、[[マナコスト]]が非常に[[重い]]。加えて、タップ能力は[[召喚酔い]]が解けないと[[起動]]できないため、即効性もない。
2枚ハンデスは魅力的ではあるものの、いかんせん[[マナコスト]]が[[重い]]。加えて、タップ能力は[[召喚酔い]]が解けないと[[起動]]できないため、即効性もない。

そして高いコストに対して[[パワー]]がとても低く、[[バトル]]や[[火力]]で簡単に[[除去]]されてしまう。
パワーが4000なので[[《モエル 鬼スナイパー》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]の射程内なのもこのカードの使いにくさに拍車をかけている。

というより、フィニッシャー級のコストなのに出たターンは何も相手に影響を与えないため、このクリーチャーを出せたとしても出した返しの相手のターンに総攻撃を食らって勝負をつけられてしまう可能性も高い。

[[次の弾>DM-08]]で、このタップ能力が呪文化した[[《スケルトン・バイス》]]が登場した。そちらは[[プレミアム殿堂]]にまでなっており、[[ハンデス]]は実際に捨てさせる枚数以上に軽さの方が重要とわかる好例となった。
こうして[[フレーバーテキスト]]も相まって、[[ハズレア]]の代表角として知名度の高いカードとなり、今に至る。

そしてこのカードが登場してから約13年後、[[DMEX-04]]で[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]として[[ツインパクト化]]された。
当初は[[《ロスト・ソウル》]]が[[サルベージ]]しやすくなる程度と思われていたが、[[《ロスト・ソウル》]]→《デスカール》の順に2枚連続で使うと、オールハンデスを受けた相手が立て直しを図って手札を溜めようとするのをタップ能力で延々と妨害できる相性の良さが発覚。[[《ロスト・ソウル》]]のお陰とはいえ、単体の《デスカール》からは想像できないほどの実用性を獲得した。

-フォローになるかは微妙なところだが、このカードの出身パックである[[DM-07]]自体が低[[スペック]]カードの宝庫であり、[[ベリーレア]]以上の[[レアリティ]]のカードは[[ハズレア]]まみれである。そのため、「[[ハズレア]]」というよりは、「ハズレカードの多いDM-07を象徴する[[スーパーレア]]」と言ったほうが正確。
同弾の[[《激震闘士スカイ・クラッシャー》]]や[[《アストラル・メデューサ》]]も同様に、[[ファンデッキ]]で使う場合でもかなりの構築力が要求される。

-使った瞬間に[[オールハンデス]]が発動する上記の[[《ロスト・ソウル》]]は7[[コスト]]なのに、この[[カード]]はさらに重く、[[タップ能力]]なので即効性もない。いくら場に残るとはいえ割に合わない。

-同時期に登場した同[[コスト]]の[[準バニラ]]クリーチャーのパワーが11000であることを考えると、このタップ能力は7コスト分の消費ということになり、明らかに損をしている。6[[マナ]]でパワー4000、もしくは8マナでパワー8000の[[W・ブレイカー]]あたりが妥当なところか。

-[[ダークロード]]での[[ハンデス]]に拘るとしても、[[多色]]だが4コストで[[ドロー]]とハンデスが出来る[[《猛菌恐皇ビューティシャン》]]や、[[《邪眼皇ロマノフI世》]]に[[《ガチンコ・ジョーカー》]]辺りを唱えさせた方が現実的。

-[[DM-31]]で[[ダークロード]]を[[リアニメイト]]できる[[《大邪眼バルクライ王》]]が登場した。しかし、ダークロードには他に[[《邪眼皇ロマノフI世》]]など[[ナイト]]に数多く優秀なクリーチャーがいるので、このクリーチャーを性能でわざわざ使う理由はない。

-[[《予言者ローラン》]]と[[《ヒラメキ・プログラム》]]を併用して使うと、最速4[[ターン]]目に[[タップ能力]]が発動できる。しかし、後者は[[プレミアム殿堂]]入りしてしまっている。それ以前に、これ以外で踏み倒したい対象が多くあるのは明白。

//-[[DMRP-02]]で登場した[[《スチーム・ハエタタキ》]]であっさり[[除去]]されるパワーラインであり、「ハエタタキで死ぬ覇王」という絵面に失笑を禁じ得ない[[プレイヤー]]も多い。

-男気溢れる[[フレーバーテキスト]]が印象的なのだが、パワーが4000しかないのでは大部分の[[ドラゴン]]や[[ゼニス]]に[[バトル]]で一方的に[[破壊]]されてしまう。[[カードイラスト]]に描かれた隆々とした肉体と高い[[コスト]]からは想像も付かないような非力さである。「残虐覇王」を名乗るのに見合ったパワーを持っていれば、と考えさせられる。しかし、この傲岸不遜な[[フレーバーテキスト]]のおかげで[[ネタカード]]の愛好家では有名になっている。
--2022年現在、このクリーチャーで相打ちせずに勝てるドラゴンは数千枚ある内、[[《蒼神龍アトラス・ガルー》]]や[[《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]など10枚程度しか無い。

-初収録以来、[[カードパワー]]の低さからほとんど見向きもされることなく[[絶版]]となっていたが、[[DMX-12]]でまさかの[[再録]]となった。今度は[[ゼニス]]とも拳で語り合えると豪語している。もちろん[[パワー]]の上では一方的に[[破壊]]されるが、[[エターナル・Ω]]に対して[[ハンデス]]は刺さるので、あながち間違ってもいないかもしれない。だが、実際の所この[[カード]]よりよほど有効な対処法はごまんとある([[《ガンヴィート・ブラスター》]]等)。

-名前と[[フレーバーテキスト]]から、''カール''・ダグラスの楽曲のひとつ「必殺''ドラゴン''''拳''」が元ネタであるとする説がある。ちなみに、この曲はプロレスラー[[アブドーラ・ザ・ブッチャー>《アブドーラ・フレイム・ドラゴン》]]の入場曲として使用されていたことがある。

**関連カード [#le2f51c3]
-[[《覇王 スカール-1》]]

-[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#zf281d79]
-[[DM-07]]&br;'''[[ドラゴン]]とも[[拳>ハンデス]]で語り合える。'''
-[[DMX-12]]&br;'''[[ゼニス]]とも[[拳>ハンデス]]で語り合える。'''

**収録セット [#oaf1d5db]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Eiji Kaneda]]
--[[DM-07 「闘魂編 第2弾 時空超獣の呪」>DM-07]](S3/S5)
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](38/⁇?)

**参考 [#w73c1da0]
-[[ダークロード]]
-[[タップ能力]]
-[[ハンデス]]
-[[ネタカード]]

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