#author("2024-07-30T18:41:03+09:00","","")
#author("2024-10-10T07:25:17+09:00","","")
*《&ruby(ばくけんごう){爆剣豪}; グレンモルト》 [#top]

|爆剣豪 グレンモルト VR 火文明 (8)|
|クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆 18000|
|スピードアタッカー|
|Q・ブレイカー|

[[DMR-17]]で登場した[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]/[[ヒューマノイド爆]]。

[[革命編]]初のグレンモルトの1体。単純明快な[[重量級]][[スピードアタッカー]]。

[[スピードアタッカー]]搭載の[[準バニラ]]だが、[[コスト論]]を遥かに逸脱した規格外の[[パワー]]と[[打点]]を誇る。[[攻撃]]が通りさえすれば、相手は4枚もの[[シールド]]が突然叩き割られることとなる。
[[パワー]]も18000とかなり大きく、大抵の[[クリーチャー]]ならばそのまま[[殴り返し]]で[[破壊]]できる。[[覚醒]]後の[[サイキック・クリーチャー]]や[[G・リンク]]した[[ゴッド]]でもほとんど倒してしまう。

とはいえ、単純なビートダウン性能しか持たないクリーチャーに、8コストは重いというのが実情。しかも、このカードが登場した時期が環境の急激な高速化に差し掛かっていた[[革命編]]の初期ということもあって、既に[[侵略]]で早出しができる[[《音速 ガトリング》]]や[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]などが存在していたため、自己踏み倒し能力も持たないこのクリーチャーのビートダウン性能はそれらに遥かに劣る。

[[シールド]]を4つ割っても、単体ではそのまま[[ダイレクトアタック]]に持ち込むのは困難であり、[[S・トリガー]]のケアができるわけでもないので、攻め切れなければ返しの相手のターンに手痛い反撃をくらうことになるだろう。
クリーチャーへの殴り返しに関しても、[[バトル]]に勝っても何かボーナスがある訳でもないので、相手クリーチャーを除去したいならもっと低コストで使える他のカードに任せるべきである。
8マナ使って[[タップ]]されているクリーチャーの[[除去]]か、シールドのブレイクしか行えないのは些か物頼りないだろう。このクリーチャーに8コストを差し出せるなら、他の[[コントロール]]向けのクリーチャーを使う方が望ましいと言わざるを得ない。

特に耐性能力もないので、[[火力]]や[[バトル]]には強いものの、[[確定除去]]であっさりどかされてしまう。[[ブロッカー]]にも簡単に止められるので、[[チャンプブロック]]された返しのターンに除去呪文を喰らう恐れもある。

総じて、そう易々とゲームエンドに持ち込めるとは言い難く、[[準バニラ]][[ファッティ]]が、[[スピードアタッカー]]がついても、いかに[[環境]]で活躍し難いかを物語る1枚と言える。

もし使うなら各種[[コスト踏み倒し]]で使ってやるべき。[[ドラゴン]]でもあるので[[コスト踏み倒し]]や[[コスト軽減]]の恩恵は受けやすく、[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]のような踏み倒し時の[[デメリット]]もないのが利点。
このクリーチャーは[[Q・ブレイカー]]なので、初期状態のシールドをブレイクしても1枚は残せるから[[スーパー・S・トリガー]]の[[スーパー・ボーナス]]を発動させにくいのはある意味幸いか。

-環境での活躍は見られないが、規格外のパワーとサイズを持つことでそれなりに知名度は高い。[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン》]]のような[[コスト論]]を多少上回っているものも含めて、多数の[[準バニラ]][[ファッティ]]の[[上位互換]]に君臨するカードとなっている。[[準バニラ]]の優位性の低さを語る時、下手な理屈を並べるよりは、「《爆剣豪 グレンモルト》でも環境で活躍していないから」と言った方が手っ取り早い。

-[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]で[[コスト踏み倒し]]できる唯一の[[Q・ブレイカー]]である。[[スピードアタッカー]]なので踏み倒しによる奇襲を活かしやすいだろう。

-基礎[[パワー]]が高いので[[《天守閣 龍王武陣》]]や[[《革命の鉄拳》]]などの[[パワー]]参照[[カード]]との相性が良い。[[《偽りの王 モーツァルト》]]などの厄介な[[クリーチャー]]さえも倒せるので、この[[カード]]を採用するならばそちらも[[デッキ]]に入る余地はあるだろう。

-この[[カード]]は[[ベリーレア]]である。初期の頃を除けば、レア以上のレアリティを持ったカードは特別な能力を持っていることが多く、このような[[準バニラ]]の登場は、[[《緑神龍ディルガベジーダ》]]以来であると言える。

-[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]に1[[コスト]]足しただけで[[パワー]]が倍以上に上がっている。また、[[種族]]の微妙な違いはあるものの、[[《爆竜デュアルベルフォース》]]や[[《グラディアン・レッド・ドラゴン》]]などと見比べると[[スペック]]の差は圧倒的。[[カードパワー]]の[[インフレ]]を感じさせる1枚である。

-このカードの登場により[[《闘龍騎ヴィラン・レギウス》]][[《ボルガッシュ・ドラゴン》]][[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン》]]等の[[準バニラ]][[ファッティ]]の存在意義はほぼ無くなったといっても良いだろう。[[デュエマ]]の歴史において[[インフレ]]により上位互換となるカードが現れるケースは数あれど、ここまで分かりやすく純粋な[[ファッティ]]だともはや逆に清々しい。準バニラだからこそ、インフレ具合がわかるカードと言える。

-このカードが登場した後も[[《ズバット戦車 バチゴーン》]]、[[《ランボルタッ君》]]等このカードの[[下位互換]]が登場することがある。

-ちなみにこの弾の[[カード]]では珍しく[[メガ・コマンド・ドラゴン]]ではなく[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]である。また[[侵略者]]と関わりを持たない[[ヒューマノイド爆]]も珍しい。[[背景ストーリー]]では[[革命軍]]側のクリーチャーのようだ。

-今まで[[ドラグナー]]として[[ドラグハート]]を率い、その強大な力を扱っていたグレンモルトだったが、新章[[革命編]]に入って初の[[カード]]がまさかの[[Q・ブレイカー]]持ち。[[能力]]はともかく[[パワー]]は過去のグレンモルトどころか[[ドラグハート・クリーチャー]]の多くを超越してしまった。

-[[パワー]]17000の[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]を抜いて見事[[ヒューマノイド]]最高[[パワー]]となった。ちなみに[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]の中では、この[[カード]]の登場時点で2位の[[パワー]]である(1位は[[《切札龍 ボルシャック・マスターズ》]])。
--パワー21300の[[《20thSP じーさん》]]が[[王来篇]]で登場したため、性能が尖り過ぎた[[ネタカード]]とはいえヒューマノイド最高パワーの座を明け渡すこととなった。こちらが初登場してから約6年2か月ぶりの出来事である。

-すでに[[ギンガ>《熱血星龍 ガイギンガ》]]・[[ラオウ>《勝利の覇闘 ガイラオウ》]]とは別れているが、未だに[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]の性質を持っているようである。本人としては[[ヒューマノイド爆]]と自認しているようで[[カード名]]には[[ドラゴン]]要素は一切ないものの、実際に使う際には[[ドラゴン]]サポートのほうが使われていくだろう。

-何気にグレンモルト側の[[カード]]では初めて[[フレーバーテキスト]]で明確にアイラに言及している[[カード]]であったりする(逆は非常に多い)。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-25]]で実装、[[レアリティ]]が[[アンコモン]]になった。
--性能相応のレアリティになったことを除けば、立ち位置はTCG版と変わっていない。
ただ、[[スピードアタッカー]]の[[Q・ブレイカー]]であること自体は強力である以上、致命的な重さを解決しうる[[レジェンドスキル>レジェンドバトル]]と強固に噛み合うことがしばしばあり、伝説級相手のピンポイントメタとして採用されるケースは出てきた。
---例えば[[《ヒラメキ・プログラム》]]を自動で使われるスキル((「アンちゃん登場っす!」にて登場))ならば、コスト8である点を買われて[[《予言者ローラン》]]から射出するクリーチャーとして選ばれたり、外れた[[封印]]がクリーチャーだった場合に[[バトルゾーン]]に[[出す]]スキル((「革命の残り火」にて登場))ならば、[[火]]の[[コマンド]]であるために[[《禁断〜封印されしX〜》]]からやはり射出されたりした。
--大人に近づいて声変わりした表現か、今までのモルトより声が低めになっている。

**関連カード [#card]
-''Prev''
--[[《爆勝 グレンモルト「魂」》]]

-''Next''
--[[《爆革命 グレンモルト》]]

-[[《音速 ソニックブーム》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMR-17]]、[[DMPP-25]]&br;'''[[オール・オーバー・ザ・ワールド>《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]との死闘から数年後、モルトと[[アイラ>《爆熱血 ロイヤル・アイラ》]]が武者修行で訪れた地、『[[ランド大陸]]』。そこで見たものは、欲望に侵された[[侵略者]]たちと、抵抗する[[革命軍]]の戦争であった。'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMR-17 「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」>DMR-17]](8/94)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-CV:[[新井良平]]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMPP-25 「轟炎革命 -LEGEND EVOLUTION-」>DMPP-25]]

**参考 [#reference]
-[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]
-[[ヒューマノイド爆]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[Q・ブレイカー]]
-[[ファッティ]]
-[[準バニラ]]

-[[デュエマゴールデンリスト]]

&tag(クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト8,ガイアール・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ヒューマノイド爆,ヒューマノイド,パワー18000,スピードアタッカー,Q・ブレイカー,準バニラ,グレンモルト,VR,ベリーレア,Murakami Hisashi,クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト8 (デュエプレ),ガイアール・コマンド・ドラゴン (デュエプレ),コマンド・ドラゴン (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),ドラゴン (デュエプレ),ヒューマノイド爆 (デュエプレ),ヒューマノイド (デュエプレ),パワー18000 (デュエプレ),スピードアタッカー (デュエプレ),Q・ブレイカー (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),Murakami Hisashi (デュエプレ));