#author("2024-03-28T22:45:06+09:00","","")
#author("2024-06-25T11:47:49+09:00","","")
*《&ruby(ちち){父};なる&ruby(だいち){大地};》 [#jd6615e7]

|父なる大地 C(UC) 自然文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、進化ではないクリーチャーを1体、相手のマナゾーンから選び、相手はこれをバトルゾーンに出す。|

[[DMX-04]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。[[《母なる大地》]]の[[調整版]]。

同じ[[調整版]]である[[《母なる紋章》]]とは逆に、[[《母なる大地》]]の[[除去]]性能のみを受け継いでいる。本家同様、[[バトルゾーン]]と[[マナゾーン]]にある相手[[クリーチャー]]を入れ替える[[呪文]]だが、本家とはまた違った使い方ができる。

本家と同じく、相手の[[ファッティ]]を[[マナ送り]]にして[[ウィニー]]に変換するのが主な使い方。後半で役に立たなくなっている[[《霞み妖精ジャスミン》]]などが狙い目だろう。
//しかし本家とは違い、[[除去]]は任意で、相手に出させる[[クリーチャー]]の[[コスト]]は問わないので、疑似[[ランデス]]が可能。
//「そうした場合」ではなく「その後」とあるため、あえて[[除去]]を行わずに[[マナ]]の総数を減らしたり[[色事故]]を狙えるのである。この疑似[[ランデス]]は[[マナ]]の数を参照する[[ニンジャ・ストライク]]や[[《母なる星域》]]等を防ぐのにも有効。
//ただし手数が増えるので[[ごり押し]]には注意。引き摺り出した[[クリーチャー]]をその[[ターン]]内で[[除去]]する手段を用意しておきたい。
また、[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]、[[GRクリーチャー]]を対象に取ると事実上3[[コスト]]の[[ランデス]][[呪文]]にもなる。 

[[コスト]]の軽さと[[汎用性]]の高さから、[[《ナチュラル・トラップ》]]に代わる[[自然]]の[[除去]]として広く使用されている。競合するであろう[[《リーフストーム・トラップ》]]や[[《グローバル・ナビゲーション》]]とは[[デッキタイプ]]と相談しながら選択したい。

**環境において [#mdb0b795]

[[効果]]判明から登場するまでの間は[[《母なる大地》]]、[[《母なる紋章》]]との比較から酷評が相次いでいたが、登場後に[[ランデス]]できる強さや[[《リーフストーム・トラップ》]]と異なり自軍を巻き込まないという差別化点からメジャー[[カード]]として評価された。

[[《サイバー・N・ワールド》]]の現役時代は相手がそちらを[[マナゾーン]]に埋めていた場合、そちらの[[cip]]にタダ乗りできたため、対面次第では事実上のリソース呪文としても利用できた。息切れ防止のために大型ハンデスとして[[《ガチンコ・ジョーカー》]]を優先した[[【黒緑超次元】]]の場合、[[《サイバー・N・ワールド》]]へのタダ乗りを主に狙ってこの呪文を採用したぐらいなものである。

[[コスト踏み倒しメタ]]が普及した[[新章デュエル・マスターズ]]以降の環境では、これを相手[[ターン]]中の[[S・トリガー]]で[[唱えた>唱える]]際に自分の[[踏み倒しメタ]]に反応させるという使い方が増えた。逆に[[クリーチャー]]としては終盤に腐りやすい[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]に変換するのもよい。

[[超天篇]]から[[十王篇]]にかけては[[《神秘の宝箱》]]などの[[マナゾーン]]への[[サーチ]]が重宝されていたため、この頃はマナゾーンに仕込んだ相手の[[クリーチャー]]を望まぬタイミングで出させる手段として重宝されていた。

**その他 [#a63f0eeb]
-[[DMR-18]]に[[再録]]された際、能力が変更された。以前の能力テキストでは「マナゾーンに置いてもよい」と[[任意]]だったが、現在のテキストでは「マナゾーンに置く」と[[強制]]になった。この為、相手に選べる[[クリーチャー]]がいる場合はそれを選ばなければならなくなり、''擬似[[ランデス]]として[[マナゾーン]]の[[カード]]を減らす用途に使いにくくなっている''(「その後」の部分は変更がないので、相手に[[クリーチャー]]がいない場合や、[[サイキック・クリーチャー]]ないし[[ドラグハート・クリーチャー]]を対象にすれば疑似ランデスが可能)。
--登場時はこれといったアナウンスが無かったが、2015年10月後半に[[エラッタ]]が出され、変更後のテキストに統一された。
//エラッタが出された正確な日にちは不明。(10月20日以前?)

-この[[呪文]]の登場によって、簡単に相手の[[マナゾーン]]から[[強制]]的に[[クリーチャー]]を引きずり出せるようになった。そのため、リスクの大きな[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]は気軽に[[マナゾーン]]に置きにくくなっている。特に[[《神帝スヴァ》]]、[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]、[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[《凶鬼06号 ギーコギルス》]]などがその代表である。
こちらは[[《母なる大地》]]と違い出現させる[[コスト]]は問わないため要注意。序盤に引きずり出されると一気に不利な状況へ追い込まれてしまう。

-[[《リアルとデスの大逆転》]]の[[自然]]版とも言える。[[効果]]自体は非常に似通っている。あちらは[[多色]]である分[[マナ]]の[[色]]調整や、[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]、[[進化クリーチャー]]を対象に取れることで[[リアニメイト]]をさせない等、[[コントロール]]系[[除去]][[カード]]としての使い勝手が良い。&br;対してこちらは[[pig]]を誘発させないことや[[破壊]]耐性持ちへの[[除去]]、1[[コスト]]軽く[[単色]]なので序盤に撃ちやすい、[[マナゾーン]]から出すので完全に用無しの[[クリーチャー]]を狙いやすい、と安定して使える。

//-相手の[[マナゾーン]]から[[《学校男》]]、[[《早撃人形マグナム》]]等自壊する[[クリーチャー]]を出せば、状況次第ではあるが3マナの[[《マナ・クライシス》]]となる。[[自然]]を相手にしてる場合は序盤に[[マナゾーン]]に置くのは控えたほうがよい。
//-[[《百発人形マグナム》]]や[[《死滅恐皇グラヴィッツZ》]]と組み合わせることで相手の[[クリーチャー]]を[[マナ]]送り→マグナムやクラヴィッツZの[[効果]]で[[破壊]]という流れで2体[[除去]]出来る。破壊する[[クリーチャー]]は相手が選ぶので場に複数いると狙い撃ちがしづらいが間接的な[[ランデス]]効果も見込めるので覚えておいて損はない。

-文明は違うが[[DMR-22]]に登場する[[侵略ZERO]]と非常に相性が良い。

-[[イラスト]]の構図も元となった[[《母なる大地》]]そっくり。だが、こちらでは呼び出されている[[クリーチャー]]が[[ハンター]]特有の傷を負っている。また、[[イラストレーター]]も同じ[[kou1]]氏である。
--[[DMR-18]]にて収録されたイラストでは[[《超幻影 ワラシベイベー》]]が[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]に向かって何かをしている[[イラスト]]になっている。[[呪文]]の[[効果]]通り[[マナ送り]]にしているようにも復活させようとしているようにも見える。
--[[DMEX-13]]にて収録されたイラストには[[《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》]]が描かれている。

-[[《ナイトメア・マシーン》]]や[[《地獄門デス・ゲート》]]、[[《幾何学艦隊ピタゴラス》]]などの的を引きずり出すといった事にも使える。[[タップ]]されている[[クリーチャー]]でも、[[アンタップ]]状態で出てくるためである。

-[[デュエパーティー]]においては、相手の[[マナゾーン]]の数が多い上に[[ハイランダー]]構築であるため選択肢が広く、優勢な[[プレイヤー]]に対抗するためにあえて他の[[プレイヤー]]の強力な[[クリーチャー]]を呼び出すなどの通常の[[デュエマ]]ではあり得ない戦略も生まれる面白いカードとなる。選択肢が広がる分、使い方を間違えて自滅するようなことの無いように注意が必要でもある。

-アニメでは「デュエル・マスターズ!」37話で[[ミノガミ]]が[[カブト鬼]]戦で[[DMBD-07-a>DMBD-07]]のこのカードを使用。空中の魔法陣から[[カブト鬼]]の[[マナゾーン]]にあった[[《ボントボルト》]]を地上へ落した。
--この[[《ボントボルト》]]は[[《始虹帝 ミノガミ》]]の[[マッハファイター]]の的にされてしまい[[破壊]]されてしまった。

-漫画「ビクトリー」番外編にて、[[勝舞>切札 勝舞]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。[[《サンダー・ティーガー》]]を[[除去]]し、[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]への[[覚醒リンク]]を阻止した。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#g184c800]
[[DMPP-19]]で実装。こちらでも[[アンコモン]]になった。

カード性能に特に変更は無いが、デュエプレにおいて基本的に実装が避けられている軽量[[ランデス]]になりうる点、能力が強制化される傾向にあり逆用しやすい点、TCGより有用度の高い[[多色]][[マナ基盤]]を妨害できる点等、各種仕様の違いにより細々とした強化を受けているといえるか。とくに[[《龍仙ロマネスク》]]には凄まじく刺さる。

[[DMPP-20]]以降は熾烈な[[ワンショット]]を止めるために、特に[[中速ビートダウン]]系に[[《終末の時計 ザ・クロック》]]が様々なデッキで採用が確認できるため、それの逆利用としても使い勝手は悪くない。ただ、やはり[[ビッグマナ]]で採用される[[《母なる大地》]]でも《ザ・クロック》が悪用されてしまうため、受け札に《ザ・クロック》を採用していない構築も少なくはないのは向かい風。

[[DMPP-21]]では受け札として強力な[[《支配のオラクルジュエル》]]が登場し、ますます《ザ・クロック》不採用で防御を確保する構築が増えたが、新規ドラゴンでND・ADともに[[《龍仙ロマネスク》]][[《メンデルスゾーン》]]基盤が増えたため《ロマネスク》のデメリットだけを使わせる《父なる大地》が使いやすくなった。

[[DMPP-25]]で[[再録]]。特に[[デザイナーズコンボ]]で有用というわけではないが、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]をよく見る環境であるため、[[New Division]]のプールに存在していて、必要となったら採用候補にできるという時点で悪い部分はない。

**関連カード [#s453a987]
-[[《母なる大地》]]
-[[《暴筋の父豹》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《超幻影 ワラシベイベー》]]([[DMR-18]])
--[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]([[DMR-18]])
--[[《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》]]([[DMEX-13]])

**[[フレーバーテキスト]] [#m1dab729]
-[[DMEX-02]]&br;'''相手の大型[[クリーチャー]]を小型にするだけじゃなく、[[マッハファイター]]で殴る相手がいない時に、[[マナゾーン]]から無理やり引きずり出すウラ技もあるぞ!'''
-[[DMEX-13]]&br;'''[[ゴリオ・ブゴリ>《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》]]は持って生まれた才能だけで誰にも負けなかったため、努力をしてこなかった。しかし、先代の[[キングマスター]]である[[サイノ・ブサイ>《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》]]を倒した際、「これからはお前が国を背負う柱になりなサイ」と言われ、それからは国民の模範として強き王たる姿を見せられるよう、努力を怠らない最高の王になったのだ。'''
-[[ハッピー6パック Vol.4]](P59/Y13)&br;'''この戦いの経験、それこそが君の成長の父となる。'''
-[[DMPP-19]]&br;'''[[グレイテスト・グレート>《「命」の頂 グレイテスト・グレート》]]が[[降らせた>《天頂開戦ゼニス》]][[トライストーン]]は、[[アンノウン]]を生み出した。その支配から逃れ真実の名に目覚める方法は、感情を取り戻すことだった。'''
-[[DMPP-25]]&br;'''幻影のトリックは、何も自分たちだけを入れ替えるわけでは無い。'''

**収録セット [#r03b1b14]
***[[デュエル・マスターズ]] [#x6f2053d]
-illus.[[Kou1]]
--[[DMX-04 「フルホイルパック リバイバル・ヒーロー ザ・ハンター」>DMX-04]](16/16)
--[[DMX-09 「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」>DMX-09]](53/56)
--[[DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」>DMX-16]](77/84)
--[[DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」>DMEX-02]](20/84)
--[[DMBD-07 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 Jの超機兵 VS 聖剣神話†」>DMBD-07]](13a/14)([[アルトアート]])
--[[DMSD-12 「超GRスタートデッキ ゼーロのオレガ無月の大罪」>DMSD-12]](13/19)
--[[ハッピー6パック Vol.4]](P59/Y13)([[アルトアート]])
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」>DMR-18]](42/61)
-illus.[[nablange]]
--[[DMEX-13 「四強集結→最強直結パック」>DMEX-13]](39/84)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#rc22945d]
-illus.[[Kou1]]
--[[DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」>DMPP-19]]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMPP-25 「轟炎革命 -LEGEND EVOLUTION-」>DMPP-25]]

**参考 [#fa16d02e]
-[[S・トリガー]]
-[[マナ送り]]
-[[マナゾーン]]
-[[非進化]]
-[[クリーチャー]]
-[[コスト踏み倒し]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《父なる大地》''の効果で、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置きました。その後、その同じクリーチャーを選んで、相手に出させてもいいですか?
A.はい、それが進化ではないクリーチャーであれば、OKです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36410]](過去のよくある質問より)

>Q.バトルゾーンに自分の[[《「迅雷」の鬼 ライジン天》]]が1体いて「鬼タイム」が発動中です。相手が''《父なる大地》''を唱えた際、バトルゾーンからマナゾーンに置くクリーチャーと、マナゾーンからバトルゾーンに出すクリーチャーを選ぶのは、どちらのプレイヤーですか?
A.[[《「迅雷」の鬼 ライジン天》]]を出しているプレイヤーが、バトルゾーンから自分のマナゾーンに置くクリーチャーを1体選べます。この効果はバトルゾーンでのみ影響を与えますので、マナゾーンから出すクリーチャーを1体選ぶのは''《父なる大地》''を唱えたプレイヤーです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34256]](2020.9.18)

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