#author("2024-09-06T20:21:25+09:00","","")
#author("2024-09-17T22:25:48+09:00","","")
*《&ruby(しんそうでんゆう){真槍電融}; ソウル・ヴァイラックス》 [#top] 

|真槍電融 ソウル・ヴァイラックス SR 水/火/自然文明 (7)|
|クリーチャー:ディスペクター/リキッド・ピープル/フェニックス 13000|
|このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを1体手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。|
|''EXライフ''|
|''スピードアタッカー''|
|''マッハファイター''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーは、出たターンの間、ブロックされない。|

[[DM23-BD1]]で登場した[[水]]/[[火]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[リキッド・ピープル]]/[[フェニックス]]。

自分の[[クリーチャー]]を[[バウンス]]すると2[[コスト軽減]]して[[召喚]]できる[[スピードアタッカー]][[マッハファイター]]。さらに[[《Volzeos-Balamord》]]に続き2枚目となる、出た[[ターン]]の間[[ブロックされない]][[能力]]を持つ。

高[[パワー]]のマッハファイターかつブロックされないため、相手のクリーチャーをほぼ確実に[[破壊]]できる。コスト軽減で自分のクリーチャーをバウンスする必要があるので[[打点]]の伸びだけを考えると控えめだが、[[cip]]を使い回せることに注目したい。相手のクリーチャーを減らしながら自分だけ息切れを防止し[[アドバンテージ]]を拡大できる。

[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]や[[《猛菌 キューティ-2》]]を[[S・トリガー]]で踏ませれば返しのターンに低コストで召喚でき、攻撃してきた相手クリーチャーを高パワーを活かして[[殴り返せ>殴り返し]]る。[[スピードアタッカー]]を持つ[[ディスペクター]]なら何でも可能な動きではあるが、ブロックされない、コスト軽減持ちという点で[[カウンター]]として特に完成度が高い。

[[ワンショット]]とコスト軽減の両立も不可能ではない。例えば[[EXライフ]]を持つ[[ディスペクター]]をバウンス対象に選べば[[打点]]の損失はなくなる。[[S・トリガー]]に弱くなるリスクもそのディスペクターから[[攻撃]]させれば問題ない。

[[EXライフ]]+ブロックされないという[[耐性]]は[[《Volzeos-Balamord》]]と同等のものであり、あちら同様[[ダイレクトアタック]]要員に向いている。[[オールハンデス]]がないことで[[《一王二命三眼槍》]]による防御を許してしまう分信頼度では一段劣るが、手軽に呼び出せることが[[差別化]]点になる。

総じて高性能な[[アタッカー]]であり、派手さはないが[[コストパフォーマンス]]が良好。[[EXライフ]]でシールド追加しながら相手のクリーチャーを減らせる堅実なディスペクターである。

**ルール [#rule]
-このカードを召喚する際、「このクリーチャーを召喚する時」の能力と[[ササゲール]]などのこのカードの召喚時にトリガーする能力を同時に宣言した上で、このカードの能力を先に解決することで両者を適用できる。
--例えば[[ササゲール]]持ちと併用することで、このクリーチャー自身のコスト軽減と[[ササゲール]]のコスト軽減を同時に適用できる。この際、[[ササゲール]]持ちのカードは[[墓地]]には行かず手札に戻ることになる。
なお、[[ササゲール]]を先に解決した場合は、対象となるカードが既に存在しないことになるためこのカードの軽減は適用されない。
--これにより[[《妖精 アジサイ-2》]]などの[[cip]]とササゲールを持つクリーチャーと相性が良い。

-自分の[[《極楽鳥》]]をタップして[[文明]]を支払った後、その《極楽鳥》を手札に戻して[[召喚コスト]]を下げられる。
--結果は[[ササゲール]]等と組み合わせた際と似ているが、こちらは「文明支払いを終えてから、コスト軽減を適用する」というルールによるもの。([[総合ルール]] [[601.1d>総合ルール本文#rule601_1d]])

**他のカード・デッキとの相性 [#rcf3ef91]
-[[非進化]][[フェニックス]]かつ[[ササゲール]]と自身の[[能力]]で二重にコスト軽減でき、持ち前の高パワーと[[EXライフ]]で[[除去]]にも強いという[[《究極銀河ユニバース》]]の[[進化元]]になるために生まれてきたかのようなカード。[[色]]が合わない点はネックだが[[《フェアリー・ミラクル》]]を採用できるという[[メリット]]にも転じる。

-6[[マナ]]ある状態で[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]を[[召喚]]し、次のターンに[[ササゲール]]を使ってこのクリーチャー→[[《究極銀河ユニバース》]]と繋げばタイムラグなく[[エクストラウィン]]できる。
--[[《妖精 アジサイ-2》]]も同様の挙動ができる。同じく6マナある状態で召喚し、次のターンに《アジサイ-2》を手札に戻しながら[[ササゲール]]2を使うことで《ソウル・ヴァイラックス》を3マナまで軽減、残り5マナを確保できる。
--このササゲールギミックを利用した型の[[《究極銀河ユニバース》]]の[[専用デッキ]]は[[DM24-BD1]]・[[DM24-BD2]]期にオリジナルの54人参加のチャンピオンシップを優勝している。

-[[《ネイチャー・グレンニャー》]]は自分の[[フェニックス]]があれば[[G・ゼロ]]で召喚できるため、このクリーチャーを召喚する時にバウンスしても即座に出し直せる。[[文明]]も一致し、[[素出し>手打ち]]した場合は[[マナカーブ]]も繋がるなど噛み合っている。

-[[《龍仙ロマネスク》]]をバウンスすれば[[ロマネキャンセル]]が可能。[[【5色ディスペクター】]]の構築の幅が広がった。

-[[《アイアンラビットンボ》]]と8枚体制にすれば[[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]]を安定して早期に唱えられる。そこから[[《炎渦双奏 タイダル&バーン》]]などを出して[[ワンショット]]も可能。また、5[[マナ]]で召喚できるディスペクター自体《アイアンラビットンボ》を除けば他に[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]][[《飢動混成 ガリィングマール》]]しかいない。

-[[リキッド・ピープル]]なので[[《大集結!アクア・ブラザーズ》]]で無料[[召喚]]できる。[[シールド追加]]と[[マッハファイター]]付きの[[ファッティ]]が無料で出てくるだけでも脅威だが、それだけでなく3ターン目《アクア・ブラザーズ》召喚→4ターン目[[《進化設計図》]]などで[[手札補充]]→5ターン目《ソウル・ヴァイラックス》を踏み倒して[[《究極銀河ユニバース》]]に進化、エクストラウィンといった挙動ができる。

**その他 [#m5099234]
[[《太陽王''ソウル''・フェニ''ックス''》>《太陽王ソウル・フェニックス》]]と[[《クリスタル・ツ''ヴァイラ''ンサー》>《クリスタル・ツヴァイランサー》]]を合成した『電融』ディスペクター。
#region2(合成元との関係){{
-[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]の両足が掴んでいる太い棒の両端に取り付けられた双剣が外され、かわりに、[[《クリスタル・ツヴァイランサー》]]2体が、下半身に当たる馬の胴体部と後ろ足が取り外された状態で繋ぎ合わされている。
--また、2体の《ツヴァイランサー》も槍が腕ごと《ソウル・フェニックス》の剣に置き換えられている。
二本の槍を携えていた《ツヴァイランサー》自身の体が2体分に複製され、かつ肝心の槍も同じく四本に複製された剣に差し替えられるという、《ツヴァイランサー》に対してのディスペクトが強い。
--なお、《ソウル・フェニックス》本体には、ディスペクター特有の改造痕は見られないが、自身が保有する武器が何の関わりを持たないクリーチャーの一部にされるというのは、違う意味で「ディスペクト」しているように思える。
-能力は、《ソウル・フェニックス》の、離れる時に進化元を残す効果が[[EXライフ]]として、[[アンブロッカブル]]は《ツヴァイランサー》から継承されており、パワーも両者ともに同じであることを含めれば、双方の特徴を強く残しているのが分かる。
ただ、[[EXライフ]]を消費させて自身を生き残らせるという点に対しては、自身が離れても進化元を残す《ソウル・フェニックス》に対する意趣返しとも取れる。
--ちなみに、召喚コストの軽減は双方ともにTCG版では持たないが、[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]版では《ツヴァイランサー》が[[G・ゼロ]]を有していることから、これが元ネタと思われる。
バトルゾーンにクリーチャーが一定数存在することで、コスト0で召喚できたのに対し、こちらはバトルゾーンのクリーチャーを消費して、召喚コストをただ減らすだけという「ディスペクト」となっている。
-『電融』[[ディスペクター]]は[[殿堂>殿堂入り]][[入り>プレミアム殿堂]]と縁のある[[カード]]を合成元とすることが多いが、《ツヴァイランサー》は[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]で一時期[[DP殿堂]]に指定されていた[[《ストリーミング・ビジョン》]]や今も[[DP殿堂]]に指定されている[[《インビンシブル・テクノロジー》]]と共に使われていたカードである。
-文明構成は[[火]]/[[自然]]の《ソウル・フェニックス》と[[水]][[単色]]の《ツヴァイランサー》から過不足なく継承。種族も両者単種族であるため全て継承している。
-[[冠詞]]の「真槍」だが、《ソウル・フェニックス》を表すと思われる「真」が何から来ているのか不明。(余談だが、太陽を美化した言葉に「''真''日」というものがあったり、そのまま付いている「''真''太陽」という単語も存在する。)
--字面だけ見れば[[《''偽槍''縫合 ヴィルジャベリン》>《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]と対になる冠詞ともとれる。進化[[リキッド・ピープル]]の[[ディスペクター]]である点が共通する。
[[偽りの王>キング・コマンド・ドラゴン]]である[[《ヴィルヘルム》>《偽りの王 ヴィルヘルム》]]に対し、《ソウル・フェニックス》は[[真の王>五大王]]である、というニュアンスかもしれない。

}}

-[[DM23-BD1]]の新規[[ディスペクター]]の中で唯一、このクリーチャーだけが[[ロック]]や[[コスト加重]]に関連する能力を持たない。

-これで《ソウル・フェニックス》は[[またしても>《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]][[五大王]]の中で唯一、敵サイドに堕ちたことになった。
--[[鬼レクスターズ]]の設定に鑑みるなら、鬼の歴史側でこのディスペクターが出現する→撃破後に[[《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]]になる、という時系列だと思われる。

-[[イラストレーター]]は鳥型クリーチャーに定評のある[[nablange]]氏。[[《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]]の[[イラスト]]も担当していた。

-片方が無改造、もう片方が大改造され武器に取り付けられるという接合の仕方は他に[[《恐帝接続 ネロ・グウルピオ》]]がある。

-2023年8月8日に公開された[[デュエチューブ]]の動画で[[Deadman]]は「開発段階では2バウンスで3マナまで軽減できるデザインだったが、凄まじい速さで[[《究極銀河ユニバース》]]が出てきてしまうことから、自力ではコスト5までしか軽減できないように調整された」という趣旨の開発者コメントを読み上げている。[[参考>https://youtu.be/cJl7s12L_fE]]

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#card]
-[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]

-[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]
-[[《クリスタル・ツヴァイランサー》]]

-[[《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-BD1]]&br;'''ふたつの崇高な魂が、相反して交わらない。'''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[nablange]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](8/18)
-illus.[[nablange]]/[[otumami]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](BE7/BE10)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[ディスペクター]]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[フェニックス]]
-[[バウンス]]
-[[コスト軽減]]
-[[EXライフ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[マッハファイター]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ブロックされない]]

----
[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について

>Q.自分の[[《無頼 ブロンズ-1》]]がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分が''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''を召喚する際、''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''の召喚コストを2少なくする能力で[[《無頼 ブロンズ-1》]]を戻しつつ、[[《無頼 ブロンズ-1》]]の「ササゲール1」も使い、召喚コストを合計3少なくできますか?
A.はい、できます。&br;コストを少なくする能力は、最初に使いたいものをすべて選んでから、選んだ能力を1つずつ適用していきます。実際に能力を適用する際、まず''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''の能力を適用して[[《無頼 ブロンズ-1》]]を手札に戻した後、「ササゲール1」を適用すれば、どちらも適用してコストを3少なくできます。また[[《無頼 ブロンズ-1》]]は破壊する前に手札に移動しているため、墓地には置かれず、手札にとどまります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43596]](2023.8.4)

>Q.自分のマナゾーンに火と自然のカードしかなく、自分の[[《極楽鳥》]]がバトルゾーンにいる状況です。&br;''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''を召喚する際、[[《極楽鳥》]]をタップして水文明の1コストを支払い、その[[《極楽鳥》]]を手札に戻して''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''の召喚コストを2少なくできますか?
A.はい、できます。コストを支払う際、まず文明を支払ってから、マナコストを増減させる効果を適用します。そのため、文明を支払う際にバトルゾーンの[[《極楽鳥》]]でコストを支払いつつ、その[[《極楽鳥》]]を''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''の効果で手札に戻せます。
#region2(([[総合ルール]] [[601.1d>総合ルール本文#rule601_1d]] [[601.1e>総合ルール本文#rule601_1e]] [[601.1f>総合ルール本文#rule601_1f]])){{
:601.1d |コストを支払う場合は、まず文明を支払います。
:601.1e |プレイヤーはマナコストを増減させる効果を適用し、そのカードのマナコストを決定します。
:601.1f |プレイヤーはマナコストを支払います。カードを使うことに際して行うべき処理があればその処理を実行します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43597]](2023.8.4)

>Q.自分の[[《無法 アリス-1》]]のみがバトルゾーンにいる状況です。&br;自分が''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''を召喚する際、''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''自身の召喚コストを2少なくする能力と、[[《無法 アリス-1》]]の「ササゲール1」を同時に使うことにしました。&br;この時、先に「ササゲール1」を適用して、[[《無法 アリス-1》]]を破壊してから、''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''自身のコストを少なくする能力を適用できますか?
A.いいえ、できません。先に「ササゲール1」を適用した場合、その時点で[[《無法 アリス-1》]]が破壊され、''《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》''のコストを少なくする能力で手札に戻すクリーチャーがいなくなってしまいます。&br;クリーチャーを手札に戻そうとすることができなければコストを2少なくすることもできないため、コストは1しか少なくなりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43763]](2023.9.8)

&tag(クリーチャー,水文明,火文明,自然文明,青赤緑,3色,多色,コスト7,ディスペクター,電融,リキッド・ピープル,フェニックス,パワー13000,召喚する時,召喚コスト,自己バウンス,自身コスト軽減,EXライフ,スピードアタッカー,マッハファイター,T・ブレイカー,ブロックされない,・,SR,スーパーレア,nablange,otumami);