#author("2024-07-23T19:44:38+09:00","","")
#author("2024-07-26T03:16:48+09:00","","")
*《&ruby(しんぴ){神秘};の&ruby(たからばこ){宝箱};》 [#h8ac2982]

|神秘の宝箱 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札を見る。その中から自然以外のカードを1枚選び、自分のマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。|

[[DM-06]]で登場した[[自然]]の[[マナブースト]]兼[[サーチ]][[呪文]]。

単純なマナブーストとして考えるとコストパフォーマンスはかなり悪い。
基本的には特定の[[カード]]を[[マナゾーン]]に埋めることが重要な[[コンボデッキ]]で採用されることになるだろう。

よく似た[[効果]]の[[《レインボー・ストーン》]]と違い[[自然]]以外という条件はあるものの、そちらより1[[コスト]]軽い。

[[山札]]から[[マナゾーン]]への[[サーチ]]には他にも[[汎用性]]の高い[[《ダンディ・ナスオ》]]が居るが、こちらは[[呪文]]のため《ナスオ》とは[[踏み倒し]]の種類で住み分けできる。[[マナブースト]]になることと[[殿堂入り]]していないことも利点。

-テキストが「[[自然]]以外のカード」なので、[[自然]]を含む[[多色]][[カード]]を選ぶことはできない。

**環境において [#l887c0c8]

登場当初では[[マナゾーン]]への[[サーチ]]のメリットは[[マナ回収]]を介した手札への[[サーチ]]程度だったが、[[【化身コン】]]ではマナ回収を多用するため頻繁に採用された。

後に[[《母なる大地》]]が登場するとサーチとしての用途が生まれたが、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]を[[サーチ]]することができないことから[[【ボルバル】]]のパーツとしては適性が低かった。

その後[[《ダンディ・ナスオ》]]が登場するとサーチとしての立場をより軽いあちらに譲るようになった。

[[神化編環境]]から[[エピソード1環境]]にかけては[[【エンペラー・キリコ】]]系統での活躍が特に目覚ましく、【エンペラー・キリコ】系統が高速化した要因とまで言われた。

その後、[[《エンペラー・キリコ》]]の[[プレミアム殿堂]]、[[《緑銅の鎧》]]の登場などもあって、クリーチャーの付いている[[《緑銅の鎧》]]に立場を奪われたが、エピソード3環境で[[【ミステリー・キューブ】]]が成立すると[[ドラゴン・サーガ環境]]までそちらで使われるようになった。[[【シューゲイザーワンショット】]]の現役時代、[[《カモン・ピッピー》]]をマナゾーンに引っ張り込む手段として使われることがあり、他にはあるだけ連打して[[《希望の親衛隊ファンク》]]をかき集めることで[[《神聖麒 シューゲイザー》]]で吐き出して[[ウィニー]][[ロック]]を仕掛ける戦法も取られた。

[[革命ファイナル環境]]から[[新章デュエル・マスターズ]]環境では[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系統での[[1ショットキル]]パーツ[[サーチ]]要員として使われ、特に[[【5色ドギラゴン剣】]]で[[《音精 ラフルル》]]をサーチする札として重宝された。2ターン目の[[《フェアリー・ライフ》]]で多色を落とせば3ターン目の[[多色]][[マナチャージ]]からの詠唱でこの時点で多色マナ武装4達成が確実となる。その場合、無論4ターン[[《Mの悪魔龍 リンネビーナス》]]での[[リアニメイト]]の成否は最初に[[《禁断〜封印されしX〜》]]から外れた[[封印]]1枚に懸ることに注意。

ところが[[《アクアン・メルカトール》]]が登場すると、[[【5色ドギラゴン剣】]]ではピンポイントでサーチするよりも[[《アクアン・メルカトール》]]で[[墓地]]に落ちた[[カード]]から[[ゲーム]]を組み立てることが主流になった。

[[双極篇]]になると[[【ドギラゴン剣】]]の主流が[[【赤青ドギラゴン剣】]]や[[【白青赤ドギラゴン剣】]]に移り、[[自然]][[文明]]の支払いを要するこのカードは自然と退潮した。

その後、事実上のツインパクト版である[[《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]が登場し、[[ドラゴン]]サポートを受けられるそちらに総入れ替えするケースが主体となった。それでも[[【キリコチェイングラスパー】>【キリコスクリプトループ】#h390b9e7]]のようなクリーチャー面が逆に邪魔になるデッキではこちらが採用される。

**フレーバーテキスト・カードイラストについて [#u9f21eec]
-[[DM-06]]の[[フレーバーテキスト]]は、[[カードイラスト]]に[[自然]]に相当する宝石が無いこと、つまり[[自然]]の[[カード]]はサーチできないことを示している。

-[[アルトアート]]版では[[《白銀の牙》]]のかわりに[[《春風妖精ポップル》]]が描かれている。イラスト換えではなく単純に上から書き足しただけのようで、[[《春風妖精ポップル》]]の手の下にかすかに[[《白銀の牙》]]の腕が見えている。

-[[プロモ>プロモーション・カード]](P55/Y9)版[[フレーバーテキスト]]にある伝説の島国とは、東にある黄金の島というキーワードからマルコ・ポーロの東方見聞録にある「黄金郷ジパング」のことだと思われる。似たような言葉は、はるか昔の[[DM-05]]の[[背景ストーリー]]([[《冥将ダムド》]]や[[《剣舞の修羅ヴァシュナ》]]の[[フレーバーテキスト]])から既に存在している上、[[戦国編]]からは[[サムライ]]も登場。[[デュエル・マスターズ]]の世界にも日本のような国が存在しているという事だろうか。

-[[DMX-08]]で[[再録]]された際の[[フレーバーテキスト]]はその[[エキスパンション]]の内容が投票によって決められたものだという事を示唆しているようにも見える。

-[[DMX-14]]では[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]や[[《母なる星域》]]とセットで[[再録]]。[[フレーバーテキスト]]は《宝箱》《アマテラス》《星域》という、[[【エンペラー・キリコ】]]などの[[デッキ]]で猛威をふるったトリオの[[シナジー]]を描いている。

**入手性・価格について [#jf27efc9]
-[[《母なる星域》]]の登場により注目を集めた[[カード]]。しかし[[神化編]]当時は絶版状態で入手が難しく、価格は大きく高騰していた。下記の通り[[覚醒編]]期に一度プロモ化したのち、[[エピソード2]]期には相性の良かった[[《エンペラー・キリコ》]]の[[プレミアム殿堂]]と[[DMX-08]]での[[再録]]を経て価格もある程度落ち着いてきた。

-[[DM-06]]以降[[再録]]されていなかったが、[[ゲームジャパン>GAME JAPAN]]2010年12月号[[付録>プロモーション・カード]]にて[[アルトアート]]で[[再録]]された。[[フレーバーテキスト]]では、あの[[《パーロック》]]の次の標的らしく、そのおかげでこちらも長い[[フレーバーテキスト]]を持つ[[カード]]となっている。

-その[[ゲームジャパン>GAME JAPAN]][[付録>プロモーション・カード]]版は雑誌自体の流通量が[[コロコロコミック]]等に比べ少なかった故か希少価値が年々高まり、[[新章デュエル・マスターズ]]期には[[ノーマル]]ながら高額プロモーション・カードと呼ばれる程にまでなった。[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]で呼び出す[[《音精 ラフルル》]]や[[《Mの悪魔龍 リンネビーナス》]]を着実にマナに埋めるカードとして重宝されていたのが主な原因とされる。
//値段としてはいわゆる初期ライフの[[《フェアリー・ライフ》]](P07/Y02)に匹敵する。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#r481c1b9]
***2024年7月25日メンテナンス後 [#me7b00b1]
|神秘の宝箱 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|自然以外の文明を1つ選ぶ。自分の山札からその文明を持つ、自然以外のカードを超探索し、1枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。|
[[DMPP-03]]で実装され(後述)、[[DMPX-01]]で現在スペックにアッパーされた。

初登場時と比べると、以下の点で狙ったカードをマナゾーンに置きやすくなった。デッキの構築によっては確定サーチすることも十分可能である。

-対象の文明を事前に指定した上でその文明を持つカードだけを探索対象とできること
-[[探索]]から[[超探索]]になったこと

ただし、光か水か闇か火文明から選ぶため、[[無色]]が必ず探索から外れてしまう。[[【オオ・ヘラクレス】>【オオ・ヘラクレス】 (デュエプレ)]]など、マナゾーンに[[《逆転王女プリン》]]を仕込んでおきたい場合にはこの呪文は候補にならない。

-新規のフレーバーテキストでは、「5つ目」が数えられて「一つ多い」と困惑するものになっている。5枚のカードを対象にとれる[[超探索]]を表現したものか。
--以前のフレーバーテキストとデュエプレの仕様、今回の性能変更を踏まえた良い一文だが、イラストが[[アルトアート]]版の[[《春風妖精ポップル》]]にもかかわらず発言者が通常版同様[[《白銀の牙》]]である。

***2024年7月25日メンテナンス前 [#af5aa64e]
|神秘の宝箱 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札から自然でないカードを探索し、1枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。|

[[DMPP-03]]で実装。[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]では「[[文明の解放>TCG版との差異点 (デュエプレ)#w84ed86b]]」ルールのため、1枚のチャージで大きなアドバンテージを稼げるようになった。

反面、カードの選択が[[探索]]に置き換えられている。探索範囲は「自然でないカード」と極めて広い。
そのため[[色]]を多く含むデッキでは、[[色基盤>マナ基盤]]の確保には使いづらい。ほしい[[色]]を含まない[[カード]]ばかりが探し出されてしまうおそれがあるためである。
また同様の理由で、コンボの下準備としての適性も大きく下がってしまっている。

運用にあたっては[[自然]]以外の[[カード]]を減らし狙ったカードを[[探索]]に引っかかりやすくするなど、デッキ構築上の工夫が必要となる。

-[[【エンペラー・キリコ】>【エンペラー・キリコ】 (デュエプレ)]]では、[[オリジン]]でもあり[[探索]]の失敗のリスクも小さい[[《無頼妖精ワイルド・リリィ》]]がTCG版における《宝箱》のような役割を果たしている。

**関連カード [#e67cd91c]
-[[《レインボー・ストーン》]]
-[[《緑銅の鎧》]]
-[[《パーロック》]]
-[[《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#hf896058]
-[[DM-06]]、[[DMPP-03]]
'''ひーふーみーよー。ん、一つ足りないぞ。――[[白銀の牙>《白銀の牙》]]'''
-[[DMX-08]]
'''みんなの「ガチ」が詰まった宝箱……中身はもちろん、鬼ツヨ!'''
-[[DMX-14]]
'''その宝箱は、大地の力を増すのみならず、[[星域>《母なる星域》]]の力をも助ける。――[[蒼狼の始祖アマテラス>《蒼狼の始祖アマテラス》]]'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P55/Y9)、[[プライズ]]
'''苦難の航海を続ける[[パーロック>《パーロック》]]の次の狙いは、伝説の島国に眠る「神秘の宝箱」。その地は東方にあり、黄金の国と呼ばれるほど、財宝が豊かなところらしい。次こそお宝にありつけるか!?'''
-[[DMPX-01]]
'''ひーふーみーよー・・・いつつ。ん、なんか増えてるぞ。――[[白銀の牙>《白銀の牙》]]'''
'''[[ひーふーみーよー・・・いつつ>超探索]]。ん、[[なんか増えてるぞ>調整が加えられたカード (デュエプレ)/21〜30弾#dx01]]。――[[白銀の牙>《白銀の牙》]]'''

**収録セット [#c8b4c7cd]
***[[デュエル・マスターズ]] [#s34b3749]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DM-06 「闘魂編 第1弾」>DM-06]](40/110)
--[[DMX-08 「激熱!ガチンコBEST」>DMX-08]](13/37)
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]](67/84)
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](G5/G10)([[アルトアート]])
--[[プロモーション・カード]](P55/Y9)([[アルトアート]])

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pbc0b6df]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DMPP-03 「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]]
--[[DMPX-01 「PLAY'S CHRONICLE PACK」>DMPX-01]] ([[アルトアート]])
--[[プライズ]] ([[アルトアート]])

**参考 [#u7ae18f0]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[マナブースト]]
-[[サーチ]]
-[[探索]]
-[[呪文]]
-[[自然]]
-[[レア]]

&tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト3,サーチ,マナブースト,シャッフル,R,レア,Norikatsu Miyoshi,呪文 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),超探索 (デュエプレ),マナブースト (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),Norikatsu Miyoshi (デュエプレ));