#author("2024-11-09T00:51:05+09:00","","")
#author("2024-11-12T02:45:41+09:00","","")
*《&ruby(せい){聖};&ruby(ま){魔};&ruby(れん){連};&ruby(けつ){結};&ruby(おう){王}; ドルファディロム》 [#g410f6ec]

|聖魔連結王 ドルファディロム KGM 光/闇/火文明 (8)|
|クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 13500|
|''EXライフ''|
|''スピードアタッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手の多色ではないクリーチャーをすべて破壊する。|
|相手は多色ではない呪文を唱えられない。|

[[デュエル・マスターズ20周年記念! やったぜ! キングマスター確定パック!!]]で先行登場し、[[DMRP-17]]で収録された[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[エンジェル・コマンド]]/[[デーモン・コマンド]]。

[[《聖魔連結王 バロディアス》]]と同様、[[cip]]および[[EXライフ]][[シールド]]が離れた際に発動し[[除去]]を行う能力と、[[多色]]以外の[[呪文]]に強い[[能力]]を併せ持つ。
ただし、[[除去]]は範囲が「[[多色]]でない[[クリーチャー]]全て」と拡大されており、[[耐性]]に至っては[[選ばれない>アンタッチャブル]]どころか[[唱える]]ことを[[禁じる>呪文ロック]]という、より強力な[[ロック]][[能力]]に変貌した。

[[除去]][[能力]]は[[全体除去]]に強化されているが、[[《バロディアス》>《聖魔連結王 バロディアス》]]と異なり[[多色]][[クリーチャー]]を残してしまう。[[単色]][[クリーチャー]]に対する殲滅性能では上回るが、反面あちらは[[多色]][[クリーチャー]]でも1体は確実に処理できるという面で勝る。
とはいえ、[[単色]]相手ならたとえ何体並ぼうと容赦なく全滅でき、[[cip]]を免れ再度展開されても[[EXライフ]][[シールド]]の[[ブレイク]]に誘発してほぼ確実にもう1度発動できるので、特に[[単色]]主体の[[デッキ]]はこの[[クリーチャー]]が[[着地]]した時点で迂闊な展開・攻撃を控えなければならなくなる。
先に《ドルファディロム》の直接[[除去]]を狙われても、[[EXライフ]]の[[耐性]]とその消費によって誘発する[[全体除去]]の存在が非常に心強い。

[[多色]]以外の[[呪文]]に対する[[呪文ロック]]も言うまでもなく強力で、[[EXライフ]]の[[耐性]]も相まって滅多なことではこの[[クリーチャー]]を排除することができなくなる。
2回の[[全体除去]]との相乗効果により、相手の動きを一方的に抑えつけることが可能。

歴代の[[アルカディアス>聖霊王]]・[[バロム]]と異なり、[[全体除去]]も[[呪文ロック]]も相手のみを対象としている。そのため、自分は気軽に[[単色]]・[[無色]]の[[クリーチャー]]を場に出したり[[呪文]]を唱えたりできる。

総じて、[[単色]]・[[無色]]の[[カード]]全般に対する強固で凶悪なメタ性能の持ち主であり、そういった[[カード]]を偏重した[[デッキ]]では、1度場に出てしまえばほぼ手が付けられない存在である。
既に[[プレミアム殿堂]]となっているが、[[《希望のジョー星》]]と組み合わせた場合、相手の全ての[[クリーチャー]]を除去し、全ての[[呪文]]を封じることができる。また、「[[光]]でない[[エンジェル・コマンド]]」に変わるため、[[《ウェディング・ゲート》]]での[[コスト踏み倒し]]が可能になる。
[[除去]]・[[ロック]]の対象が相手のみという性質から、逆に相手に[[《希望のジョー星》]]を展開された時のメタとしても機能する。

その性質上、[[単色]]推しの年度の[[カード]]に対して強い。
例えば、直近であれば[[超天篇]]が該当する。[[《愛魂憎男》]]以外の[[GRクリーチャー]]を全て[[破壊]]し、追加の[[GR召喚]]も大きく制限することができる。
[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]などの[[多色]][[ツインパクト]]も、[[クリーチャー]]・[[呪文]]としてはそれぞれ[[単色]]なので、この[[クリーチャー]]の[[能力]]で問題なく抑え込めるというわけである。

さらに、[[文明]]に[[火]]を含んでいるため、[[【5色蒼龍】]]にも持ってこいの[[スペック]]。
[[パワー]]も13''500''もあるので、[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]にも[[バトル]]で勝てるのも評価点。自分の[[《百族の長 プチョヘンザ》]]の[[ファイナル革命]]にも巻き込まれない。
また、[[EXライフ]]に[[スピードアタッカー]]と[[T・ブレイカー]]も併せ持っているため、[[多色]]を相手にしても純粋に高い[[ビートダウン]]性能で押すことができる。
高[[パワー]]を[[《灰燼と天門の儀式》]]での[[効果バトル]]に活かすのも悪くない。

総じて、''書いてある事全てが分かりやすく強力''な[[カード]]である。
この[[カード]]1枚の登場で、これまで「地雷」の地位に甘んじていた[[【5色コントロール】]]系統の[[デッキ]]の[[環境]]における地位を一気に環境上位にまで押し上げ、あらゆる[[クリーチャー]]・[[呪文]]の評価項目に「[[多色]]か否か」が[[再>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]][[び>《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]追加されたと言えば、その強力さがわかるだろう。

ただ、無敵というわけではなく、強力な[[全体除去]]も使用できるのが[[cip]]と[[EXライフ]]消費時の2回だけであることと、相手[[クリーチャー]]の[[能力]]や[[着地]]を防ぐような[[能力]]は持っていないことが弱点となる。そのため、[[S・トリガー獣]]等のこちらの[[ターン]]に登場してこの[[クリーチャー]]を[[除去]]できるような[[クリーチャー]]には要注意。こちらの[[ターン]]中に[[EXライフ]][[シールド]]を消費させられてしまうことで、次の相手[[ターン]]にある程度余裕をもって盤面を立て直すチャンスを与えてしまう。[[EXライフ]][[シールド]]が無ければ当然[[全体除去]]も使用できないので、特に[[攻撃]]するタイミングは慎重に見極めたい。

**環境において [#jf49ab4d]
登場早々[[オリジナル]]では[[【5色蒼龍】]]の、[[アドバンス]]では[[【5色グレンモルト】]]のパーツとして活躍し、[[【5色コントロール】]]を中心に活躍。[[【黒ガイアッシュ覇道】]]に[[光]]を含む[[多色]][[S・トリガー]]の[[カード]]で光マナを捻出する前提で[[タッチ]]される場合もある。

このカードが収録された[[DMRP-17]]は他に[[《灰燼と天門の儀式》]]、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を擁しており、[[光]]を含む[[3色]][[カード]]がこのように充実したことにより[[【5色コントロール】]]は光の[[マナ基盤]]に困らなくなったと言える。

この[[クリーチャー]]は[[多色]]の[[呪文]]・[[クリーチャー]]には効果が薄く、それ故に環境に[[【5色コントロール】]]系統を大量に呼び込み、2021年のゴールデンウィークの頃にはチャンピオンシップで[[【5色コントロール】]]を見かけない日が無くなった。
特に[[単色]]を一掃する性質上[[【鬼羅.Star】]]系統には滅法強い。

[[除去]]の刺さりが悪いと見られていた[[【赤青ドギラゴン閃】]]にしても、[[《灰燼と天門の儀式》]]での[[効果バトル]]や相方の[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]の[[火力]]で十分[[多色]][[クリーチャー]]に対処できる。

[[【5色コントロール】]]の中でも[[ドラゴン]]寄りの構築に強い。というのも、[[ドラゴン]]比率の高い[[デッキ]]は初動や[[リソース]]、[[防御札]]を担う呪文側を持った[[ツインパクト]][[ドラゴン]]の採用率が高く、[[ツインパクト]]の呪文側=[[単色]]呪文に対してこの[[カード]]による[[呪文ロック]]が[[刺さる]]のである。

[[DMSP-04]]期の[[オリジナル]][[環境]]では5枚目の[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]として[[【青黒退化】]]に投入されるケースもあった。

[[DMRP-19]]で[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]が登場すると、そちらとそちらの能力で立てた[[《地封龍 ギャイア》]]で相手の展開と攻撃に蓋をすれば十分勝てるので、[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]採用型では不採用となることが主となった。また、そもそも[[【4色ロマノグリラ天門】]]のようなこちらに必要な[[赤]][[マナ]]を出す手段のない[[ビッグマナ]]も台頭した。

[[DMRP-20]]発売を機に成立した[[【獅子王ヴォルゼオス】]]では4[[ターン]]目に8[[マナ]]払って[[召喚]]することが比較的安定するため、中盤の繋ぎ役としてよく使われる。時にはこれでビートダウンしてから[[《Disノメノン》]]で[[ダイレクトアタック]]を狙う[[ゲーム]]運びまである。

とはいえ[[《覚醒連結 XXDDZ》]]の登場によって、次第に呪文ロックを多色呪文に対しても有効なそちらに一任するケースが目立って行き、[[【5色ザーディクリカ】]]ですらも不採用がざらになった。除去ならば多色クリーチャーに対して有効な[[《SSS級天災 デッドダムド》]]があるのも数を減らした一因であろう。

[[DMRP-22]]期にこの[[カード]]による[[全体除去]]がそこそこ刺さる対面である[[【青魔導具】]]や[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]が激増すると、[[S・トリガー]][[コスト踏み倒し]][[呪文]]で呼び出すことで[[カウンター]]を狙えることから、若干需要を取り戻した。

また、[[DM22-EX2]]では強力な[[リアニメイト]]呪文である[[《ブレイン・スラッシュ》]]を獲得。[[《灰燼と天門の儀式》]]と同時採用するとデッキの色構成が[[光>光文明]]・[[火文明]]に偏って[[水文明]]が不足しがちになる欠点を解消し、[[【5色グレンモルト】]]等でも採用が復活した。

[[DM23-RP1]]時点では[[【我我我ブランド】]]、[[【絶望神サガループ】]]、[[【青魔導具】]]、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]系統、[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]系統などに刺さり、目ぼしいデッキの中で[[腐る]]対面が[[【青黒赤緑邪王門】]]程度なものなので、[[【5色ザーディクリカ】]]において入らないレシピの方が珍しい採用率となっている。特に呪文軸の[[【絶望神サガループ】]]対面の場合、単独で相手を詰ませる程の効力を誇る。
[[DM23-SP1]]時点では[[【黒単アビスロイヤル】]]にも刺さる。あちらは墓地からの展開によって破壊するタイプの除去にはある程度の耐性を有するものの、それでも[[EXライフ]][[シールド]]が[[離れた時]]も含めた2回の全体除去は十分に有効。

2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂後も、[[【5色ザーディクリカ】]]を含めた[[【5色コントロール】]]全般でカウンター封じとして活躍。環境全体において防御[[S・トリガー]]としてなるべく[[単色]][[マナ]]になるものが優先され、結果的にこのカードによる呪文ロックが[[刺さる]]ためである。[[マナ]]がタイトな[[コンボデッキ]]も[[単色]][[呪文]]が中心になりがちなのでよく刺さる。

ただ、遅くとも[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]期になると、環境的に[[【青赤マジック】]]や[[【アカシック3】]]を見るならより軽い[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]や[[《奇天烈 シャッフ》]]、[[《鎧機天 シロフェシー》]]で十分ということから、これを採用した[[【5色コントロール】]]基盤デッキ自体が陰りを見せている。

変わったところではこれを呼び出すために[[リアニメイト]][[S・トリガー]]や[[墓地肥やし]]に寄せた[[【トリガービート】]]が2024年3月11日[[殿堂レギュレーション]]改訂後初初平日の[[アドバンス]]のチャンピオンシップで準優勝している。

[[DM24-RP1]]期には[[【赤黒テレスコ=テレス】]]に[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]での呼び出しを前提に採用される例が確認された。《ドルファディロム》が[[《鬼寄せの術》]]の[[マナ基盤]]になる他、《ヤバーダン》シナジーに[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]があったり、[[《イカリノアブラニ火ヲツケロ》]]で手札の《ヤバーダン》でカウンターしながら[[自壊]]されず残ったら召喚酔いが消えて[[アタックトリガー]]が狙える構築だった。

[[【超光喜 エルボロム】]]の成立を機に、[[《ルシファー》]]で呼び出せる1体として使われるようになった。

2024年7月上旬には、これを採用したいがために[[5色]][[デッキ]]に仕上げた、【5色ガイアッシュ覇道】なるデッキが結果を出した(オリジナル、53人、3位)。

**[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]において [#h9ae627b]
―'''[[破壊>闇]]の[[創造>光]]主。[[正義>《聖霊王アルファディオス》]]と[[不義>《悪魔神ドルバロム》]]が[[相食んで連結された>《連結秘伝アンビバレンツリンク》]]存在。それこそが、聖魔連結王。'''―

[[超獣王来列伝>DMSP-02]]を手にした[[モモキング]]ら各文明の代表者を襲撃した。
当初は圧倒するも、世界の記憶に触れたことで[[スター進化]]の力を手にした[[《王来英雄 モモキングRX》]](と彼が進化した[[《ボルシャック・モモキングNEX》]])により、[[《ドルファディロム砲》]]を相殺される。反撃で死亡したかに思われたが、[[EXライフ]]により即座に再生し、再度の[[《ドルファディロム砲》]]でカウンターを浴びせる。
追撃の[[《ドルファディロム砲》]]をかわし懐に潜り込んだ[[モモキング]]を今度こそ倒すべく必殺の[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]を使うも、駆け付けた[[《モンキッド <ライゾウ.Star>》]]に防がれモモキングの刀で両断される。これにより「[[天聖王>《聖霊王アルファディオス GS》]]」の魂は無事[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]へと還り、後に世界の滅亡を止めるため[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]と戦う[[モモキング]]に[[新たな力を託す>《アルカディアス・モモキング》]]。
-「[[モモキング]]を苦戦させるも駆け付けた仲間の助けによって倒される」という展開は[[前年>十王篇]]の[[《大樹王 ギガンディダノス》]]と同じである。第1弾の[[キングマスターカード]]に選ばれ、第2弾で敗れ5体の王の内最初の脱落者となるという点も一致している。あちらは[[DMEX-14]]で[[再登場>《ディダノス <デスフェニ.Star>》]]しており、[[王来篇]]の[[背景ストーリー]]にも登場している。
-[[レクスターズ]]と戦った5体の王の中では唯一絶対的な特殊能力を持たず、最期はあっさり倒されたようにも思えるが、世界の全てを破壊する威力を持つ技を2つも使えることから、[[デュエチューブ]]でも「直接対決で言えば最強クラス」と解説される通り決して他と比較して見劣りする存在ではない。
-一応このカードは《アルファディオス》の合成体ということになっているが、解放された後に[[《聖霊王アルカディアス》]]として[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]に接触する、漫画やアニメにおいても《アルカディアス》から合成されて直接このクリーチャーになるなど、《アルカディアス》と《アルファディオス》が同一視されている描写がある。

**アニメ・漫画において [#lbd0d987]
アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第1話の冒頭で[[切札 ジョー]]の夢の中で登場し、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]と衝突したところでジョーの目が覚めた形で終了した。
デュエマにおいては[[ジェンドル]]が使用。声優は[[伊原正明]]氏。
この作品では未登場だった[[《聖魔連結王 バロディアス》]]の素材である[[《悪魔神バロム》]]と[[《聖霊王アルカディアス》]]が素材として使われた。
また、最低2枚所有していることが判明している。
#region2(具体的な活躍){{
-第4話にて[[カード]]として正式に登場。[[ジェンドル]]が500年前の世界の個体を[[カード]]化することで作った[[《悪魔神バロム》]]と、[[ハイド]]が[[白凰]]から奪っていた[[《聖霊王アルカディアス》]]を合成して誕生させた直後に[[ゼーロJr.]]戦で使用し、[[スペシャルドロー>今引き]]で引き当てて召喚され、[[闇]][[単色]]デッキを使っていた彼を圧倒し、そのまま[[ダイレクトアタック]]を決めた。

-第9話から第10話にかけて行われた[[切札 ジョー]]戦(初戦)では[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]により2体が召喚。どちらもジョーの[[バトルゾーン]]を壊滅状態に追い込み圧倒したが、先に[[召喚]]された1体は[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]との[[バトル]]により[[破壊]]された。
[[カード]]自体も所有者の[[ジェンドル]]がデュエマに敗北したことにより[[《悪魔神バロム》]]と[[《聖霊王アルカディアス》]]に分離し、《アルカディアス》は[[白凰]]の手に戻り(後に[[モモキング]]に力を分け与えて[[《アルカディアス・モモキング》]]になった)、《バロム》は[[ゼーロJr.]]の手に渡ることになった(しかし、直後に本来の持ち主である[[黒城 凶死郎]]にデュエマを挑まれるも一瞬で勝利した)。
--この回のデュエマでは[[全体除去]]をする時には[[《悪魔神ドルバロム》]]の手で金色のエネルギーを充填し、それらを衝撃波として開放するという演出がなされている。また[[バトル]]や[[攻撃]]を行う際は、背景ストーリーの合成元になった[[《聖霊王アルファディオス》]]の剣を飛ばす、腕をロケットパンチの様に発射する、[[コジロー]]が『VSRF』で使用した[[《悪魔神ドルバロム》]]のようにリングを投げるなどしていた。
--この時に[[ジェンドル]]は[[EXライフ]]と[[全体除去]]を纏めて「新たな命を生み出し、目の前の全てを破壊する」と表現している。

-第32話のジョー戦(4戦目)で久し振りに使用し、[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]の[[cip]]で[[墓地]]に置かれ、[[アタックトリガー]]で[[リアニメイト]]され、[[cip]]で[[《下町のナポレたん》]]を[[破壊]]し、ジョーの最後の[[シールド]]を[[ブレイク]]したが、返しのジョーの[[ターン]]に[[禁断解放]]した[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の[[能力]]により[[パワー]]を-99999され[[EXライフ]][[シールド]]ごと《ロマノグリラ0世》共々[[破壊]]された。

-以降は[[ジェンドル]]の[[マナゾーン]]や[[墓地]]にて散見されるのみに留まった。
}}

-漫画『キング』では[[DMRP-17]]の情報公開よりも前に第15話で[[ジェンドル]]が[[鬼札 アバク]]戦で使用する形で初登場。
[[cip]]で[[《カンゴク入道》]]と[[《キズグイ変怪》]]を、さらにバトルで[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]を破壊し、[[鬼エンド]]の効果で発動した[[《百鬼の邪王門》]]によって召喚された[[《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》]]との[[効果バトル]]にも[[EXライフ]]で耐え、そのまま[[ダイレクトアタック]]を決めてアバクを一時的に死亡させた。
--[[多色]]以外の[[呪文]]を唱えられなくする効果は、魔法陣((形状としては丸の中に正五角形があり、その中に五画で書かれた星の形をしたものがある。))のような封印をアバクに掛けることで表現している。
その後の第16話から第17話での[[切札 ジョー]]戦(初戦)でも使用したが、アニメと同様に破壊されて分離された。

-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では第36話で[[斬札 ウィン]]が借りた[[ウガタ]]のデッキに入っており、[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]で山札から捲れてウィンの手札に加えられ、[[《強欲の王国》>《口寄の化身/強欲の王国》]]の効果で[[マナゾーン]]に置かれた。

**その他 [#d4334fd5]
[[超獣王来列伝>DMSP-02]]に予告されていた[[ディスペクター]]。((ただし、情報そのものは[[DMSP-02]]の発売より先に公開されている))
「[[天聖王>《聖霊王アルファディオス GS》]]」[[《''聖''霊王ア''ルファディ''オス》>《聖霊王アルファディオス》]]と“[[悪魔>デーモン・コマンド]]の王にして[[闇]]そのもの”「悪魔王」[[《悪''魔''神''ドル''バ''ロム''》>《悪魔神ドルバロム》]]を合成した『連結』[[ディスペクター]]の[[王>キングマスター]]。
「[[天''聖''王>《聖霊王アルファディオス GS》]]」[[《''聖''霊王ア''ルファディ''オス》>《聖霊王アルファディオス》]]と“[[悪魔>デーモン・コマンド]]の王にして[[闇]]そのもの”「悪''魔''王」[[《悪''魔''神''ドル''バ''ロム''》>《悪魔神ドルバロム》]]を合成した『連結』[[ディスペクター]]の[[王>キングマスター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《アルファディオス》の胴体に《ドルバロム》の肩と腰を順に繋ぎ、一部を《アルファディオス》の物に置き換えた《ドルバロム》の三対の腕を縦三列に接合している。また、《ドルバロム》の胸の飾りと翼を胸部に貼り付け、《ドルバロム》の顔を面を被せる様に《アルファディオス》の物に接合している。(([[カード]][[イラスト]]では正面向きなことに加え小さく写っているため見辛いが、アニメのCGモデルなどで別のアングルから確認できる))
--さらに、合成元のどちらにも見られない幾重にも重なる光背が背後に追加され、《ドルバロム》が座していた仏座(仏像を安置する台座)も金色の装飾が施されて非常に豪奢になっている。金色を主体とした体、いくつもの腕、そして豪奢な飾りなど、[[進化]][[デーモン・コマンド]]に見られる「仏像」的な要素が特に色濃く表れており、一見すると《ドルバロム》がメインになっているように見える。
---肩より上に胴体を繋げているため、よく見ると極端な胴長体型になっている。メインカラーである金色と合計6対もの蠢く腕とが相まって、神々しくも不気味な、名状し難いデザインとなっている。
---光背には黄金の円盤が円形に散りばめられており、さながら[[光文明]]のマークのようである。そしてその中央にはこれまた黄金に染まった《ドルバロム》の頭部が丁度据えられており、正面から見ると「[[光文明]]のマークに[[闇文明]]のマークを重ねた」、あるいは「[[闇文明]]のマークを[[光文明]]のマークで囲んだ」ような外観になる。
--《アルファディオス》が持つ[[召喚ロック]]能力と《ドルバロム》が持つ[[ランデス]]能力は持っておらず、[[《聖魔連結王 バロディアス》]]よりもこちらのほうが[[《悪魔神バロム》]]や[[《聖霊王アルカディアス》]]に近い能力を持っている。
---[[スピードアタッカー]]を持つのは、[[進化クリーチャー]]の特性によって[[召喚酔い]]を解消している合成元にあやかっての物だろうか。
-単[[色]]・単[[種族]]同士の合成なので削除された[[文明]]や[[種族]]はなく、さらに『連結』[[3色]]に合わせる為[[火]]が追加されている。
--余談になるが、《アルファディオス》と《ドルバロム》の双方とも、互いの[[文明]]と物理的な繋がりを持ったのは実はこれが最初のことだったりする。
《アルファディオス》は[[《アルカディアス》>《聖霊王アルカディアス》]]と同様に[[《バロム》>《悪魔神バロム》]]とはライバル関係にある存在ではあるが、[[融合したり>《悪魔神王バルカディアス》]][[闇の力に手を染めたり>《魔聖デス・アルカディア》]]というキャラクター的な役割はこれまであちらが受け持っていた為で、《アルファディオス》がその対象になるケースは今までに無かった事例である。

-[[呪文ロック]]は[[《聖霊王アルファディオス》]]本人からの引用ではなく、[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]のものというディスペクトを受けてしまっている。
[[《悪魔神ドルバロム》]]は別名カードからの引用ではないが、[[闇]]の[[単色]][[クリーチャー]]は全て[[破壊]]し[[多色]]であれば例え[[闇]]を含んでいなくても[[破壊]]しないというディスペクトを受けてしまっている。
}}

-[[デュエチューブ]]で開発秘話が語られた[[ディスペクター]]の1体。[[Deadman]]によると、「[[王来篇]]の『[[第一弾>DMRP-17]]』ということで『分かりやすく強い方』がいいんじゃないか」という判断から、《アルファディオス》の対となる《ドルバロム》が合成相手に選ばれたという。
[[色]]に[[火]]が追加されていることに関しては、先述の通り[[王来篇]]を[[3色]]にフォーカスしたシリーズとするために割り振られた、というのが理由の様だ。
--その[[Deadman]]からは「説明する必要のないくらい強い」と言われ、[[チアリ]]に至っては「(環境が)これを中心に回ってる」とまで評している。
--また別の動画では、[[EXライフ]][[シールド]]が離れることでも[[全体除去]]が発動するため、アニメや漫画でのデュエマ進行表を考えるのが大変だったともこぼしている。

-[[DMART-07]]では「ファディ=ロムドル」というキャラクターに擬人化されている。
#region2(元デザインとの比較){{
-元の《ドルファディロム》同様、頭は《ドルバロム》がベースになっている。淡い亜麻色の髪は《ドルファディロム》にて変色した《ドルバロム》の腕、あるいは[[《悪魔神バロムスポーン》]]に近しい色である。
--湾曲したもみあげで《ドルバロム》、上に伸びた金具で《アルファディオス》それぞれの角が模られている。
--かんざしらしき巨大な飾りには光背に加えて三色の翼があしらわれている。赤い翼は《ドルバロム》、白と金の翼は《アルファディオス》のもの。
--大きく長いツインテールには《アルファディオス》の鎧がジッパーで連結されており、指のように分かれた毛先と併せて《ドルファディロム》の腕を表現していると思われる。
--目の色は緑。恐らく《ドルバロム》の胸部に存在する双眸の意匠に由来しているのだろう。
--耳飾りは、ジッパーのツマミ部分で出来ている。
-《ドルファディロム》の極端な胴長を、肩から足まで平坦に繋がる着物で表現しているものと思われる。
--首周りのファーショールは明らかに毛羽立っている。《アルファディオス》の翼か、《ドルバロム》の足首の飾りによるものだろう。その内側には赤い布が見えているが、これは《ドルバロム》の首周りを再現したものだろうか。
--肩のあたりには緑色の目が並んでいる。本人の目同様、これは《ドルバロム》の胸のもの。
--帯の金色は《アルファディオス》の鎧。1個は隠れてしまっているが、胸に並んだ青い石が引き継がれているのがわかる。帯締めの紺色も《アルファディオス》を連想させる。
---帯揚げの赤い布は前に長く垂らされており、これは《ドルファディロム》の胸元の再現。なお、垂れた部分が《アルファディオス》の胸にある飾り、本来の帯揚げ部分が《ドルバロム》の首周りである。
--大きな振袖は、《ドルバロム》の一番下の腕を模したものだろう。元の《ドルファディロム》ではほとんど隠れてしまっている部位だが、そちらでもよく見るとしっかり存在している。本来は白い腕なのだが、《ドルファディロム》では自らの黄金に照らされてか淡い黄色に染まっており、この着物でもその色が採用されている。
---袖口の赤色も《ドルバロム》のもので、その腕に赤い縁が存在しているのが由来と思われる。金色のフリルは、《ドルファディロム》の台座だろうか。
---遠目には模様に見える袖の白い線は、よく見てみるとジッパーのラインである。
--手袋は黒、あるいは紺色。こちらは《アルファディオス》の腕だろう。
---ターコイズブルーのがま口ポーチを手に提げている。何やら淡く光っているため、《ドルバロム》の爪と掌を元にしたものと思われる。
--腰から下は縦長の市松模様で彩られている。金色と紺色の並びは《アルファディオス》の体色にも見えるが、《ドルファディロム》における《ドルバロム》の脚や指も陰に入り紺色となっているため、細かく交互に繋ぎ合わされた《アルファディオス》と《ドルバロム》双方を表現している可能性もある。

}}

-基本的にはプレビュー版である[[《聖魔連結王 バロディアス》]]の強化版だが、前述したとおり[[多色]][[クリーチャー]]を[[除去]]できないことや、[[呪文]]を[[唱える]]ことは封じられても[[効果]]でこの[[クリーチャー]]を「選ぶ」ことは防げないため[[単色]][[呪文]]の[[G・ストライク]]に止められ得るなど、完全な[[上位互換]]というわけではない。

**関連カード [#zea69155]
-[[《聖霊王アルファディオス》]]
-[[《悪魔神ドルバロム》]]
-[[《聖魔連結王 バロディアス》]]
-[[《悪魔神王バルカディアス》]]
-[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《虹色の精霊龍 ホワイトクライ》]]
-[[《アクア・ウェイブスター》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《ドルファディロム砲》]]
--[[《炎機混成 ボルスレン・バスター》]](P8/Y20)
--[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]
--[[《マスター・スパーク》]]([[カードグミ4]])
--[[《灰燼と天門の儀式》]]([[DM23-BD1]])

**[[フレーバーテキスト]] [#m4e69fc0]
-[[DM23-BD1]]&br;'''聖と魔は裏表ですらない。どちらも結局は違いは無いのだ。'''

**収録セット [#zc38d7f0]
-illus.[[Sansyu]]
--[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]](KM2/KM3)、(2S/20)、(2B/20)
--[[デュエル・マスターズ20周年記念! やったぜ! キングマスター確定パック!!]](CP3b/Y20)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](M㊙︎6/M㊙︎10)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](2/100)
-illus.[[裕]]
--[[DMART-07 「神アート COLORFUL*SNOW」>DMART-07]](3/5)
-illus.[[douzen]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](SE2/SE10)

**参考 [#uddf8a45]
-[[ディスペクター]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[EXライフ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[多色]]
-[[全体除去]]
-[[呪文メタ]]

-[[キングマスターカード]]

-[[【ドルファディロム】]]

&tag(クリーチャー,光文明,闇文明,火文明,白黒赤,3色,多色,コスト8,ディスペクター,連結,エンジェル・コマンド,デーモン・コマンド,コマンド,パワー13500,パワーの最後の三桁が「500」,EXライフ,スピードアタッカー,T・ブレイカー,cip,「EXライフ」シールドが離れた時,出た時または「EXライフ」シールドが離れた時,非多色メタ,除去,全体除去,破壊,全体破壊,呪文メタ,ロック,バロム,アルカディアス,KGM,キングマスターカード,Sansyu,裕,douzen);