#author("2024-03-13T11:40:44+09:00","","")
#author("2024-03-13T14:45:41+09:00","","")
*《&ruby(せいろう){蒼狼};の&ruby(だいおう){大王}; イザナギテラス》 [#bd2423ee]

|蒼狼の大王 イザナギテラス P(VR) 水文明 (4)|
|クリーチャー:ナイト/オリジン/ポセイディア・ドラゴン 3000|
|''ブロッカー''|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から1枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、コスト3以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DMBD-18]]で登場した[[水]]の[[ナイト]]/[[オリジン]]/[[ポセイディア・ドラゴン]]。


[[cip]]で[[山札の上]]5枚から1枚[[サーチ]]し、[[コスト]]3以下の[[呪文]]を[[手札]]から1枚[[コスト踏み倒し]]する。肉体面はコスト4で[[パワー]]3000の[[種族]]に[[ドラゴン]]と[[ナイト]]を持つ[[水]]の[[攻撃制限]]なしの[[ブロッカー]]。

能力は[[調整版]][[《蒼狼の始祖アマテラス》]]といったもの。《アマテラス》のような[[銀の弾丸]]戦術や[[ループ]]の始動は難しくなったが、その代わり召喚コストは下がっており序盤から呪文踏み倒しを狙える。

[[DMEX-17]]に続々収録されたナイト[[呪文]][[ツインパクト]]との相性は最高の一言。自身がナイトなので何もないところから[[ナイト・マジック]]を放つことが可能。[[白青黒]]で組むと水が不足しがちなナイトでは[[マナ基盤]]としても便利。
ちなみに2021年10月現在対応可能なのは6枚([[ツインパクト]]版含めるなら7枚)である。
//|光|
//|[[《魔弾プラス・ワン》]]|
//|[[《魔弾チェーン・スパーク》]]|
//|[[《魔弾グローリー・ゲート》]]([[《魔光王機デ・バウラ伯/魔弾グローリー・ゲート》]])|
//|闇|
//|[[《魔弾ソウル・キャッチャー》]]|
//|火|
//|[[《魔弾バクレツ・ストライク》]]|
//|[[《魔弾 クリティカル・デストロイヤー》]]|

3コスト以下には[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《T・T・T》]]といった強力な[[リソース]]系呪文が存在するため、雑にそれらを撃っても悪くない。[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]などのメタカード系もこのクリーチャーから放つのに相応しい。

呪文[[踏み倒し]]を抜きにしても[[攻撃制限]]のない[[ドラゴン]]版[[《スペース・クロウラー》]]ということで、[[革命チェンジ]]持ちカードのサーチとチェンジ元とを兼ねて使える。
[[cip]]で[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]などを唱えて[[スピードアタッカー]]を付与することで、[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]や[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]にスムーズにチェンジ可能。

コスト4以下のクリーチャーなので[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]でも呼び出せる上に、[[《その子供、可憐につき》]]で[[スピードアタッカー]]化できる。

パワーも3000と[[【我我我ブランド】]]の[[ウィニー]]には粗方当たり負けしないため、[[【絶望神サガループ】]]などのコンボデッキが[[カウンター]]で[[《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》>《冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》]]のような展開系[[S・トリガー]]を捲って複数体並べれば、大抵の[[【速攻】]]が沈黙する。

[[DMBD-18]]で想定される使い方としては、これで[[《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]をサーチして呪文面を唱えて[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]をマナゾーンに装填し、[[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]で[[マナゾーン]]から[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]を呼び出す、といったところか。

深く考えなくとも[[軽量級]]初動[[ハンデス]]や[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]が範囲に入っているため、[[【白青黒GRハンデス】]]にも適性がある。

優秀な踏み倒しカードだが、踏み倒しのカウンターで踏み倒す[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の着地を相手に許してしまう点は忘れないでおきたい。

**環境において [#h1b154d8]
大方の予想通り、登場早々[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]で活躍。3ターン目[[《T・T・T》]]で3ドロー、4ターン目[[《エヴォ・ルピア》]]→[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]→こちらからの2枚目の[[《T・T・T》]]詠唱から[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]を使っての連鎖に繋げると、[[《その子供、可憐につき》]]を利用した4コスト軸の場合、4ターン目に比較的安定して[[ワンショット]]できる。[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]にアクセスして[[2回攻撃]][[付与]]で[[打点]]補強するのも良い。このカードのおかげで[[《T・T・T》]]を1[[ゲーム]]中に[[唱える]]平均回数が増えたことから、[[殿堂入り]]の[[《単騎連射 マグナム》]]を引っ張り込みやすくなったと言える。

[[【白青赤緑ドギラゴン閃】]]にほぼ[[《メンデルスゾーン》]]専用機として投入されて結果を残した例もあった。遅くとも[[DMRP-20]]期になると、そちらのデッキは初動呪文を[[《メンデルスゾーン》]]から[[《フェアリー・Re:ライフ》]]に替えたケースが目立つようになったが、このように初動マナブーストの最大出力を下げたにもかかわらず今度は[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]を探すための手段として重宝された。

[[【青黒緑退化】]]に[[《龍脈術 落城の計》]]を掘り当てる手段としておしゃれ枠的に[[1枚積み]]されて上位入賞したケースもある。

[[【絶望神サガループ】]]が発祥するとそちらに汎用系枠として就職。

//次第にループを安定させ、様々なループルートを作り上げる必須の基盤としてその名前が知れ渡ることになる。このクリーチャーが無ければその枠がこのクリーチャーより大きく[[汎用性]]の劣る[[《黙示賢者ソルハバキ》]]まで格が落ちると言われる。

考察が甘い時代は、単に「最速3ターン目に開始したサガループでアンタップマナを作るカード」程度の認識で[[《黙示賢者ソルハバキ》]]あたりと選択な存在だったが、[[《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》>《冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》]]と組み合わせることで見切り発車できるようになったこと、[[《蝕王の晩餐》]]や[[《「…開けるか?」》>《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》]]など様々な呪文をサポートすること、上述のループで[[【我我我ブランド】]]対策ができることなどから、[[【絶望神サガループ】]]における必須カードとなった。逆に色が弱く[[マナ回復]]と[[マナ回収]]しか役割がない[[《黙示賢者ソルハバキ》]]の評価が落ちた。

[[【青黒赤緑邪王門】]]に使われる場合もある。[[【絶望神サガループ】]]対面では[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]系を[[リクルート]]できるのが大きく、肉体が生き残れば[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]に[[革命チェンジ]]することで呪文軸の型を封殺できる。[[DM23-RP2]]発売前最終週末からこれを採用した型が流行。

[[DM23-BD2]]・[[DM23-BD3]]期時点では[[1枚積み]]20種類から24種類程度の[[【準ハイランダー青黒緑CRYMAX ジャオウガ】>【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]で1枚積み枠として採用される場合がある。

[[【アーテルマトリクスループ】]]が環境に進出すると、そのパーツの1つとして使われるようになった。
**その他 [#f0629801]
-『蒼狼』は[[ナイト]]と[[サムライ]]の双方を持つクリーチャーが有するものであったが、このクリーチャーは[[サムライ]]を種族に含まない。
名前の由来から考えるに[[《イザナミテラス》>《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]と合わせて一つという事なのだろう。

-名前の由来は日本神話に登場する男神であるイザナギ。神産みや黄泉の国での神話で有名だが、黄泉のケガレを清める為に行った禊の際にも多数の神が産まれており、そのとき最後に産まれた神が他ならぬ[[アマテラス>《蒼狼の始祖アマテラス》]][[オオミカミ>《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]や[[ツクヨミ>《黒神龍ツクヨミ》]]、[[スサノオ>《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》]]である。

-[[DM22-EX1]]で再録された際、レアリティが[[ベリーレア]]に変更された。

**関連カード [#q936d4f5]
-[[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]
-[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]

-[[《終斗の閃き リローデッド》]]
-[[《終斗の閃き マトリクス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#cb844650]
-[[DMBD-18]]&br;'''イザナギテラスは、かつて[[海の龍神>《海龍神クリスド》]]が治めし地域を再構成した不安定な神殿を本拠地とした。'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''五龍神を封じた蒼狼の一族は、五龍神に代わって超獣の信仰を集めるための神を[[神歌>《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]によって呼び寄せることにした。'''
-[[DM22-BD2]]&br;'''唱える呪文そのものを手札に加える必要はないので、エヴォ・ルピアや鬼羅.Starを探しながらあらかじめ抱えていた呪文を唱えるといった使い方もできます。'''

**収録セット [#t3b693f8]
-illus.[[Hokuyu]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](2/14)
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](25/130)
--[[DM22-BD2 「開発部セレクションデッキ 光水火鬼羅.Star」>DM22-BD2]](12/17)
-illus.[[Hokuyu]]/[[otumami]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](BE2/BE10)
-illus.[[尾方富生]]
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](SP4/SP5)

**参考 [#acb161d8]
-[[ナイト]]
-[[オリジン]]
-[[ポセイディア・ドラゴン]]
-[[ブロッカー]]
-[[cip]]
-[[サーチ]]
-[[コスト踏み倒し]]

&tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト4,ナイト,オリジン,ポセイディア・ドラゴン,ドラゴン,パワー3000,ブロッカー,cip,山札確認,サーチ,コスト3以下,コスト踏み倒し,P,レアリティなし,VR,ベリーレア,Hokuyu,otumami,尾方富生);