#author("2022-09-02T16:53:03+09:00","","")
#author("2024-10-01T23:15:53+09:00","","")
*《&ruby(けんきゅう){賢弓}; トライ・スネーク》 [#e9964b94]

|賢弓 トライ・スネーク UC 水文明 (2) |
|クロスギア:サムライ|
|これをクロスしたクリーチャーのパワーは+2000される。|
|これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を3枚、好きな順序で山札の一番下に置く。|

[[DM-31]]で登場した[[水]]の[[サムライ]][[クロスギア]]。

[[パンプアップ]]と[[アタックトリガー]]を[[付与]]する。
[[クロス]]した[[クリーチャー]]に[[パンプアップ]]と[[アタックトリガー]]を[[付与]]する。

パンプアップは[[パワー]]+2000となかなか堅実である。
問題の[[アタックトリガー]]は、[[手札3枚を入れ替える>手札交換]]というもの。
[[手札]]が増えない事、[[山札の下]]に置く事、アタックトリガーなので入れ替えた手札を使うためにタイムラグが生じる事の三つが[[デメリット]]となるものの、手札で腐っている[[カード]]を必要なカードに入れ替えられるのは、非常に優秀。
[[手札補充]]ではないため自分の手数を増やす事は出来ないものの、[[《月光電人オボロカゲロウ》]]と似た動きをするので、[[コンボパーツ]]を揃える際にも役立つだろう。
パンプアップは[[パワー]]+2000と、[[水文明]]2コストとしては中々だが全体的に見るとささやかな数値。
一方で[[アタックトリガー]]は[[手札3枚を入れ替える>手札交換]]というもの。
この手札交換の特徴は[[手札]]が増えないこと、[[山札の下]]に置くこと、アタックトリガーであること、そしてクロスギアであることが挙げられる。
手札が増えないので手数も増えづらく、[[捨てる]]わけではないので[[墓地利用]]はできないものの、この2点は[[山札]]を減らさないので[[ライブラリアウト]]しづらいというメリットでもある。
アタックトリガーであるので引いたカードを使う際はタイムラグが生じるが、[[ニンジャ・ストライク]]などの「手札に持っておく価値のあるカード」ならば問題なく、むしろ[[メインステップ]]にそれらを引けずとも[[攻撃ステップ]]で探しにいけると考えることもできる。ただし[[S・トリガー]]などの[[カウンター]]を不意に受けるリスクもある。
また、クロスギアによる付与なので[[除去]]に強く、継続して利用しやすい点も嬉しい。しかしクリーチャーが除去された際は、他の攻撃できる状態のクリーチャーにクロスしなおす必要があるため、やや手間がかかる。
交換する枚数はやや多い部類であり、先述したように使い回せるため、うまく使えば高速でデッキを回すことができる上、手札交換に割く[[スロット]]の節約も可能。

若干使いづらさがあるが、それなりに便利なカードではある。
他の手札交換と比較すると、質や量は悪くないが即効性が低い。継戦能力が高く、むしろ長期戦でなければ輝くのは難しいカードといえる。
また、クロスギアとして考えると、手札交換以外にはささやかなパンプアップしかなく、戦闘面のサポート能力や相手へのコントロール能力([[ハンデス]]など)はほぼ皆無なのも気になるところ。

-[[ドロー]]は強制。よって、山札の数が3枚以下だと[[ライブラリアウト]]で負ける。
総じて、癖が強いものの強みもしっかりあるカード。この手札交換を活かせるようなデッキ構築をし、その上でじっくり戦うことが求められる。
[[デッキビルディング]]や[[プレイング]]の腕が出る、渋い1枚といえる。

-手札のない時に使っても、山札3枚を入れ替えるだけにしかならないため、十分活用するには攻撃と手札補充のバランスを考える必要がある。
-[[ドロー]]は強制で枚数も固定。よって、山札の数が3枚以下だと手札交換の途中で[[ライブラリアウト]]によって負けてしまうので注意。

-カードを引いている事に変わりはないので、[[《鎧亜の邪聖ギル・ダグラス》]]などの引いたカードを参照する能力はちゃんと起動する。
-手札の枚数が増えない手札交換であるため、手札が3枚未満だと残せる枚数が減り、効果が薄くなってしまう。特に手札が0枚の場合はまったく意味がない。よってこのカードを十分に活かすには、他の手札交換以上に手札の枚数を多く維持するよう意識する必要がある。

-[[《ピロロン》]]と組み合わせると、6枚ドローして6枚山札の下に戻すことになる。なので、[[ライブラリアウト]]を気にすることなく、ドローで[[トリガー]]する能力を連発できる。&br;また、これを毎ターンすると[[ニンジャ・ストライク]]で、山札の下に戻ったカードを再利用できるかもしれない。
-戻してしまうもののカードを引いていることに変わりはないので、[[《鎧亜の邪聖ギル・ダグラス》]]などの「引いたカードを参照する能力」や[[《ピロロン》]]などの「カードを引くときに関する能力」は問題なく起動する。
--特に[[《ピロロン》]]とは相性がよく、組み合わせると6枚ドローして6枚山札の下に戻すことになる。他の手札交換でも同様のコンボが可能だが、このカードはクロスギアによるアタックトリガー付与なので多用しやすく、より継続してデッキを回すことができる。
これを利用して上述の「引いたカードを参照する能力」を継続して大量に起動させることができる。さらに、場合によっては[[ニンジャ・ストライク]]などの[[山札の下]]に送ったカードを再利用する戦術も可能かもしれない。
--上述のように手札が少ないほど手札交換としての効果は薄くなるが、引く枚数は変わらないため、この戦術を行う上では価値が生まれる。覚えておくと役立つかもしれない。

-[[カード名]]の由来は戦国時代の武将・毛利元就の逸話「三本の矢」(「三矢の訓」などとも)から。
自身の死期を悟った元就が枕元に息子3人を呼び、行った教えとされる。まず1本の矢をそれぞれに渡して折らせ、続いて3本の矢を束ねて渡したが、そちらは誰も折ることができなかった。これをもって結束の重要性を示し、3兄弟で力を合わせることの大切さを説いたというもの。なお、現在ではこの逸話は後世の創作とされる(ただし結束の重要性を説いていたこと自体は事実である)。
--のちにデュエプレで追加された[[フレーバーテキスト]]も、この教えをもじったものとなっている。
--毛利元就は策略家としても有名であり、カード名の「''賢''弓」はここから取られているのかもしれない(単純に、上述の教えや[[水文明]]などの賢そうなイメージから名付けただけの可能性もある)。

-[[カードイラスト]]に描かれている弓は、しゃちほこ1つずつを上下対称にくっつけたような、非常に独特な見た目をしている。また、引き絞られている3本の水の矢の鏃(やじり)は蛇の頭となっており、これが[[カード名]]を表している。
--しゃちほこは水を吐き、建物の火事を消化するとされている空想上の生き物。実に[[水文明]]にふさわしいモチーフである。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j36b7c17]

|賢弓 トライ・スネーク UC 水文明 (2) |
|クロスギア:サムライ|
|クロス[水(1)]|
|これをクロスしたクリーチャーのパワーは+2000される。|
|これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を3枚、ランダムな順番で山札の一番下に置く。|

[[DMPP-10EX]]で実装。クロスする時のコストが1に、山札の下に置く順番がランダムになった。

**[[フレーバーテキスト]] [#fbedce7b]
-[[DMPP-10EX]]&br;'''一本の矢では限られたものしか狙えないが、三本の矢を束ねて放てば、より大きな結果をもたらすであろう!'''

**収録セット [#z96ed2c8]
***[[デュエル・マスターズ]] [#g20bc36a]
-illus.[[NAKAGAWA]]
--[[DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」>DM-31]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#df660442]
-illus.[[NAKAGAWA]]
--[[DMPP-10EX 「魔帝剣征 -BATTLE OF GLORY-」>DMPP-10EX]]

**参考 [#d23ba72c]
-[[サムライ]]
-[[クロスギア]]
-[[クロス]]
-[[クリーチャー]]
-[[パンプアップ]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ドロー]]
-[[手札]]
-[[山札の下]]
-[[手札交換]]

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