#author("2023-10-30T03:12:40+09:00","","") #author("2023-10-30T03:41:44+09:00","","") *《&ruby(ちょうしんせい){超神星};ウラヌス・ナインテイル》 [#top] |超神星ウラヌス・ナインテイル SR 自然文明 (6)| |進化クリーチャー:フェニックス/ダイナモ 12000| |進化GV−自分のダイナモ3体を重ねた上に置く。| |ダイナモ| |メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手クリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。| |T・ブレイカー| [[DM-22]]で登場した[[自然]]の[[進化GV]][[フェニックス]]/[[ダイナモ]]。 [[進化元]]となるのは[[ダイナモ]]3体で、自身も[[ダイナモ]]。[[ダイナモ能力>ダイナモ#ability]]もしっかり持っている。 [[メテオバーン]]によって[[攻撃]]時に[[《ブラッサム・トラップ》]]を放つこともできる。 [[進化元]]のダイナモは[[闇]]を除く各[[文明]]に幅広く存在し、その[[闇]]も[[DMX-12]]で[[《究極男》]]が登場してからはわずかだが増えたため、[[進化元]]に[[色]]構成が縛られることはまずない。 また、当時の[[フェニックス]]としては[[進化元]]の[[種族]]がたった1つというのは異例中の異例であり、それによりとても出しやすい部類だった。現在でも、[[カードプール]]の増加により相対的な出しやすさは下がったものの、依然として[[進化GV]]の[[フェニックス]]では出しやすい部類。 [[メテオバーン]]は癖が無く扱いやすい。[[マナ送り]]なので[[確定除去]]としても優秀な場面が多いだろう。[[打点]]も[[パワー]]もあり、[[アタッカー]]として優秀な要素を揃えている。 同時に、[[ダイナモ能力>ダイナモ#ability]]を持った高[[打点]]・高[[パワー]]の[[ダイナモ]]ではあるが、これを活かすにはいくつか条件がある。 まず強みのメインである[[メテオバーン]]は、[[進化元]]を持つ[[ダイナモ]]でなければ引き継いだところで発動すらできない。よって、[[攻撃]]においては基本的には[[ダイナモ能力>ダイナモ#ability]]を受け取る側となることが望ましい。 次に高[[パワー]]だが、これを使って味方[[ウィニー]]を[[バトル]]などから守る場合は[[攻撃]]せず待つ必要がある。しかしこのカードのコンセプトを考えると、[[攻撃]]を封じるのは持ち味を失うことにほかならない。この点は同じ[[ダイナモ]]の[[《電脳ロボ・ダイクラッシャー》]]など、ほかのサポートによって活かすことが考えられる。 最後に、根本的かつ重大な問題として、このカードが[[進化GV]]であることが挙げられる。これによってとても大切な「[[ダイナモ]]の頭数」を大きく失ってしまう。この点に関しては頭数を減らしてでも得られる良さが必要となるが、基本的に[[メテオバーン]]による[[マナ送り]]と高[[打点]]のみとなる。[[パワー]]に関しては1体あたり4000あれば[[ダイナモ能力>ダイナモ#ability]]で届いてしまう。ただし素の[[パワー]]が高いのは、[[ダイナモ能力>ダイナモ#ability]]が活きない状況での[[バトル]](事前になんらかの[[効果]]で[[タップ]]された場合など)や[[割り振り火力]]などの心配がない利点ではある。 総じて[[進化GV]]かつ[[フェニックス]]に求められるような[[フィニッシャー]]としての性能は持ち合わせていない、役割としては[[アタッカー]]を担うカードと言える。 しかしこのカードを運用するにあたって非常に痛いのが、先の[[DM-19]]で登場していた[[《電脳鉄人センジュオー》]]である。このカードは[[【ダイナモ】]]におけるまさしく[[フィニッシャー]]となる1枚だが、とにかく《ウラヌス》とは相性が悪く、[[フィニッシャー]]としても《ウラヌス》は劣っている面が多い。 まず《センジュオー》は[[ダイナモ]]の頭数を[[打点]]に変える[[能力]]なので、先述の[[進化GV]]が裏目になっている欠点がより致命的なものになっている。《ウラヌス》を出しても3体消費して[[T・ブレイカー]]であるため、プラスマイナスゼロである。出す手間を考えるとむしろマイナスだろう。 次に目玉の[[メテオバーン]]だが、そもそも《センジュオー》自身が[[ブロックされない]]ため、複数体の[[ブロッカー]]には無力なこちらは突破力に劣る。併せて使おうにも[[ブロッカー]]以外の妨害([[《神曲の法皇 ミラダンテ》]]など)にしか効力を発揮できず、[[ウィニー]]の[[ダイナモ]]を差し置いてまで採用する理由にはなりえない。 それでいてこのカードは[[ダイナモ]]3体による[[進化GV]]なので、基本的に採用される[[デッキ]]は[[【ダイナモ】]]に限られることとなってしまい、必然的に比較対象として、また比較せずとも[[【ダイナモ】]]の採用候補として無視できない。おまけに先述の相性の良い[[《電脳ロボ・ダイクラッシャー》]]は[[水]]なので、そちらを入れられるのなら《センジュオー》も入れられることになる。かといって[[水]]抜きで組むと[[フィニッシャー]]としては[[打点]]が足りず、「《センジュオー》でよくない?」となってしまう。 それでいてこのカードは[[ダイナモ]]3体による[[進化GV]]なので、基本的に採用される[[デッキ]]は[[【ダイナモ】]]に限られることとなってしまい、必然的に比較対象として、また比較せずとも[[【ダイナモ】]]の採用候補として無視できない。かといって[[水]]抜きで組むと[[フィニッシャー]]としては[[打点]]や決定力が足りず、「《センジュオー》でよくない?」となってしまう。 惜しむらくはこのカードがもう少し[[能力]]を持っていたり[[打点]]が高かったりすれば[[アタッカー]]として、あるいは[[進化GV]]に見合った[[能力]]の派手さがあれば[[フィニッシャー]]としての採用が適ったかもしれないが、現状では[[アタッカー]]としては[[ダイナモ]]を加味しても[[進化GV]]の手間に[[カードパワー]]が見合っておらず、[[フィニッシャー]]としては《センジュオー》に勝る点がまずない。かといって[[ダイナモ]]を活かさなければこのカードである必要がない。八方塞がりである。 役割が被っている点や、出す手間の主たる要因が頭数である点を考えると、[[カードプール]]がこの先いくら増えようが、《センジュオー》がいるかぎり採用は中々厳しいものであると言える。一縷の望みとしては[[水]]抜きでかつ《ウラヌス》を使った強い動きが開発できれば、[[デッキ]]として形になるだろう。 役割が被っている点や、出す手間の主たる要因が頭数である点を考えると、[[カードプール]]がこの先いくら増えようが、《センジュオー》がいるかぎり採用は中々厳しいものであると言える。一縷の望みとしては[[水]]抜きでかつ《ウラヌス》を使った強い動きが開発できれば、[[デッキ]]として形になるだろう。あるいは[[ダイナモ]]は《センジュオー》も属する[[グレートメカオー]]のほかに[[ドリームメイト]]にも多いので、[[ドリームメイト]]の[[ダイナモ]]を活かす手があるかもしれない。 -実際の[[カード]]では、[[ダイナモ能力>ダイナモ#ability]]の[[テキスト]]が以下のようになっている。 |ダイナモ(バトルが始まる時、あるいはこのクリーチャーで攻撃できる時、このクリーチャーをタップしてもよい。そうした場合、そのターンの終わりまで、このクリーチャーのパワーと能力をバトルゾーンにある他のダイナモ1体に加える)| 本来であれば括弧内説明で「[[バトルゾーン]]にある''自分の''他の[[ダイナモ]]1体に加える」とあるはずが、この「自分の」が欠落しており、''現在の裁定では相手の[[ダイナモ]]に[[能力]]を与えることはCOLOR(red){可能}''ということになっている。 // 2012/01/30 --この点を利用して、裁定が変更されない限りは「自分・相手の[[クリーチャー]]に[[ダイナモ]]を[[種族追加]]すれば好きな[[能力]]を相手に与えるコンボができる」という唯一無二の特徴を持つ。 -[[進化GV]]の読み仮名が「ギャラクシー・ボルテックス」ではなく「[[ボルテックス>進化V]]」だけになっている。上記と併せて、誤植が目立つカードである([[エラッタ]])。 --また、本来[[メテオバーン]]の[[テキスト]]表記は「メテオバーンCOLOR(red){-}〜」なのだが、この[[クリーチャー]]のものは「[[メテオバーン]]COLOR(red){:}〜」となっている。ただしこの表記ミスは、[[《究極銀河ユニバース》]]を除く[[DM-22]]収録の[[メテオバーン]]持ちの[[クリーチャー]]すべてに起きている。 -同期の[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]とともに、初めて登場した「[[フェニックス]]以外の種族を持った[[フェニックス]]」である。 -ウラヌス(Uranus)とは天王星のこと。[[カードイラスト]]は九尾の狐(ナインテイル)のような姿で、惑星らしきものを尻尾で包んだデザインとなっている。 --同じくウラヌスを名に冠するカードとしては[[《聖騎士ウラヌス》]]が存在する。 //**関連カード [#card] **収録セット [#pack] //***[[デュエル・マスターズ]] [#dm] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Mikio Masuda]] --[[DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」>DM-22]](S5/S5) **参考 [#reference] -[[フェニックス]] -[[ダイナモ]] -[[進化クリーチャー]] -[[進化GV]] -[[メテオバーン]] -[[マナ送り]] -[[T・ブレイカー]] &tag(進化クリーチャー,クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト6,フェニックス,ダイナモ(種族),パワー12000,進化GV,進化GV:ダイナモ,進化,進化:ダイナモ,ダイナモ(能力),メテオバーン,アタックトリガー,除去,単体除去,確定除去,マナ送り,単体マナ送り,T・ブレイカー,・,SR,スーパーレア,Mikio Masuda);