#author("2024-09-26T14:01:22+09:00","","")
#author("2024-09-28T00:13:52+09:00","","")
*《&ruby(とどろ){轟};く&ruby(しんりゃく){侵略}; レッドゾーン》 [#top]

|轟く侵略 レッドゾーン LEG 火文明 (6)|
|進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 12000|
|''進化'':火のクリーチャー1体の上に置く。|
|''侵略'':火のコマンド|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべて破壊する。|

[[DMR-17]]で登場した[[火]]の[[進化]][[ソニック・コマンド]]/[[侵略者]]。

[[ビクトリー]]に代わる初の最上級[[レアリティ]]である[[LEGEND>レジェンドカード]]を持つ[[カード]]の1枚であり、それに相応しい強力な[[能力]]を持っている。

1つ目の[[能力]]は[[火]]の[[コマンド]]の[[攻撃]]を条件とした[[侵略]]。[[火]]の[[コマンド]]には[[スピードアタッカー]]が豊富に存在するため、[[バトルゾーン]]が空の状態からいきなりこの[[クリーチャー]]を出すことも容易である。

2つ目の[[能力]]は[[T・ブレイカー]]であり、上記の[[侵略]]によって早期に現れた上、[[シールド]]を半分以下まで削られてしまう。相手としてはひとたまりもないだろう。

やや盲点だが、これにより[[侵略者]]に多い「相手シールド2枚以下で能力を発揮」するカードの条件を即満たす事ができる。ここから[[《音速 ニトロフラグ》]]などに繋げば、更に相手を追い詰める事ができる。[[中速]]気味の[[デッキ]]なら[[《フォーチュン・ボール》]]などで態勢を整えるのも良い。

3つ目の[[能力]]は、[[cip]]で相手の[[パワー]]が一番高い[[クリーチャー]]をすべて[[破壊]]するという変則的な[[火力]]。相手の[[クリーチャー]]が同じ[[パワー]]ばかりであれば大量[[除去]]が期待できるが、そうでなくとも1体は相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]できるというだけで十分に強力。侵略で早期に出せれば、深く考えずとも相手を一掃できることも多い。

相手[[クリーチャー]]の[[除去]]は、大型[[ブロッカー]]の突破から対[[ビートダウン]]における[[殴り返し]]まで役立つ、非常に無駄のない[[能力]]である。強いて欠点を挙げるなら選択権がないため狙った[[クリーチャー]]を破壊しにくいところか。
侵略能力を考慮しなくても、コストも6とこの[[スペック]]では軽く[[進化元]]は[[火]]のクリーチャーなら何でも良いので、普通に[[召喚]]するのも容易。

また、選んでいるわけではないので[[アンタッチャブル]]や、選ばれた時に[[能力]]が[[トリガー]]する[[クリーチャー]]も問題なく[[破壊]]できる。[[《超絶の名 シャーロック》]]や[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]などの[[切札]]級の[[カード]]もあっさり討ち取ることが可能。

総じて[[速攻]]性・奇襲性・突破力ともに圧倒的な性能。相手がこのクリーチャーを[[S・トリガー]]などで即座に対処できなかった場合、[[ゲーム]]の流れは限りなく使用者側に傾く事だろう。

[[スピードアタッカー]]を持つ[[火]]の[[コマンド]]としては、[[《暴走獣斗 ブランキー》]]や[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]、[[《轟速 ザ・Re:ッド》]]等が存在する。[[コスト]]4と[[《覇王速 ド・レッド》]]に次いで軽く[[《一撃奪取 トップギア》]]か[[《Re:奪取 トップギア》]]から2→4と綺麗に繋がるため、わずか3[[ターン]]目に[[侵略]]で[[進化]]し、[[T・ブレイカー]]を叩きこむ豪快な[[ビートダウン]]が可能。

他には[[サイキック・クリーチャー]]である[[《勝利のガイアール・カイザー》]]とも相性が良い。
[[《勝利のガイアール・カイザー》]]はほぼ全ての5[[コスト]]以上の[[火]]・[[闇]]・[[自然]]の[[超次元]][[呪文]]から呼び出しが可能であるため、[[デッキ]]の構成をあまり崩すことなく[[侵略]]元を用意することができる。特に[[《超次元リバイヴ・ホール》]]の場合、[[墓地]]の《轟く侵略 レッドゾーン》を[[回収]]しながら[[《勝利のガイアール・カイザー》]]を呼び出し、そのまま[[侵略]]させるという芸当も可能。

他には[[《超次元シューティング・ホール》]]から[[《ガイアール・カイザー》]]を呼び出し、[[ブロッカー]]を[[破壊]]しながら[[侵略]]させるということもできる。

**他のカードとの相性 [#synergy]
-[[侵略]]で[[バトルゾーン]]に出すことに目を奪われがちだが、普通に[[召喚]]しても「相手[[クリーチャー]]を最低1体[[破壊]]しつつ現れる、[[コスト]]6[[パワー]]12000の[[T・ブレイカー]]」と[[スペック]]は高い。その場合の性能は[[《悪魔龍王 キラー・ザ・キル》]]に近く[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]や[[《早撃人形マグナム》]]のような[[コスト踏み倒しメタ]]も受けない。[[侵略]]で出すのも強力だが、時には普通に[[召喚]]する[[プレイング]]も必要だろう。

-[[《暴龍警報》]]を唱えて[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]など[[火]]の1[[コスト]]獣を[[コマンド]]にすれば2[[ターン]]目からこの[[クリーチャー]]を[[侵略]]可能。それを危惧して[[DMR-17]]の発売直前に[[《暴龍警報》]]は[[殿堂入り]]してしまった。
他にも[[《フェアリー・ギフト》]]や[[《ヘブンズ・フォース》]]で[[《轟速 ザ・レッド》]]を2[[ターン]]目に出して[[侵略]]させることはできた。(その後[[《フェアリー・ギフト》]]も[[殿堂入り]]してしまった。)

-火力cipの難点は3体[[リンク]]した[[《無法神類 G・イズモ》]]など、強力な[[除去]]耐性を持つ[[ファッティ]]がいると不発に終わることがある点。他にも[[《コッコ・ルピア》]]といった、極端にパワーの低い[[システムクリーチャー]]などが狙いにくいこともあるので、相手の[[デッキタイプ]]には細心の注意を払いたい。

-[[火]]の入った[[ビートダウン]]の[[アタッカー]]にするのが主な運用法だが、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]から[[侵略]]できるので、それ以外の[[デッキ]]でも採用できる。[[《超次元ミカド・ホール》]]や[[《超次元フェアリー・ホール》]]でも《勝利ガイアール》を出せるので、[[【白青黒超次元】]]や[[自然]]入りの[[ビートダウン]]に[[タッチ]]するという手もある。

-[[《ラッキー・ダーツ》]]で唱えた[[超次元]][[呪文]]から[[《勝利のガイアール・カイザー》]]等の[[スピードアタッカー]]と[[コマンド]]を持つ火の[[サイキック・クリーチャー]]を出すことができれば1[[ターン]]目で[[侵略]]が可能。ただし、[[《ラッキー・ダーツ》]]は[[殿堂入り]]していることもあり、非常に運要素が強いのでお勧めはできない。

-[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]における[[除去]]兼[[打点]]補強としては今一つ。一気に3枚ブレイクすることが仇となって相手のシールド枚数が初期状態の場合は[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]の革命2が自動的に発動してしまう。また、[[コスト踏み倒しメタ]]を[[cip]]で[[除去]]できるといっても、そもそも[[着地置換効果]]方式のものに対しては無力で、刺さる相手が手札以外から出ることを規制するものや出ることそのものを規制しない上に除去がバウンスである[[《異端流し オニカマス》]]に限られる。

**環境において [#environment]
登場当初から、[[専用デッキ]][[【レッドゾーン】]]が考案されたが、手頃な侵略元が[[《轟速 ザ・レッド》]]と[[《勝利のガイアール・カイザー》]]くらいしかおらず、速度では同弾収録の[[《音速 ガトリング》]]に遅れを取っていた。一方で、[[【白青黒超次元】]]や[[【グレンモルト】]]での奇襲要員になることから、それらに出張パーツとして投入された。ただ実際のところ、前者においてはそれほどこの[[カード]]に依存しない[[プレイング]]が主体であった。
頭角を表したのは、相性の良いカードが多数収録された[[DMD-27 「カスタム変形デッキ 革命vs侵略 爆熱の火文明」>DMD-27]]や、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が登場した[[革命編環境]]中期以降となる。革命編のテーマの一つであった[[進化速攻]]、ひいてはその系統のデッキを環境の第一線まで押し上げた立役者となり、[[メタゲーム]]を[[【赤単レッドゾーン】>【レッドゾーン】#Red]]一色に染め上げた。
少々遅咲きとはいえ、デュエル・マスターズというゲームに革命を引き起こしたカードの1つと言えるだろう。

強力な速攻性能とパワーから、他のデッキの勝ち幅を狭めたり、対策が必須など影響力も非常に大きかった。それゆえ、[[革命ファイナル]]ではこのカードを始めとした進化[[ソニック・コマンド]]がベンチマークとなって強力な革命チェンジ持ちが開発された。[[革命チェンジ]]に象徴される[[革命ファイナル]]の大幅[[インフレ]]には[[【レッドゾーン】]]の存在すら霞む事態となった。このカードを始めとする[[火]]の[[侵略]]持ちの早期の[[殿堂入り]]を予想していたプレイヤーたちにとっては意外な結末であった。

[[革命編]]以降の環境の高速化を象徴するカードとしてたびたびその名が挙がるが、環境でトップに立てた期間は短く、以降は中堅クラスかそれ以下の活躍にとどまることが多い。

[[新章デュエル・マスターズ]]から[[双極篇]]にかけては良質な[[ファッティ]]の増加、[[マナブースト]]や[[マナ回収]]、[[ニンジャ・ストライク]]など[[ビッグマナ]]の周辺パーツの強化によって、序盤から中盤を耐えれば[[【レッドゾーン】]]に対して十分反撃できるようにもなった。

[[超天篇]]では[[《暴走獣斗 ブランキー》]]などの侵略元が充実し、[[【レッドゾーン】]]が大幅なプッシュを受けた。

その後[[DM22-EX2]]での強化パーツでこれを殆ど使わない[[【赤黒バイク】]]やその派生形である[[【青黒赤バイク】]]が登場し、【バイク】系統では精々火単色マナとして1枚積みされるぐらいになった。要は侵略持ちのインフレに負けたということである。代わりに[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]に[[除去]]と[[メテオバーン]]元確保重視で採用される札としての性質が強まった。

[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]が2024年3月11日[[殿堂レギュレーション]]改訂によって壊滅的な弱体化が施されると、採用デッキは皆無に等しくなった。

全盛期は早期着地できる[[打点]]として活躍し、インフレが進むにつれて除去枠の性質が強くなった。[[革命編環境]]においては[[【速攻】]]ミラーマッチで早期にこのクリーチャーの火力を使いながらビートダウンすれば大体勝てたが、後に[[【速攻】]]系統の物量水準の上昇や環境全体の受けの硬さの向上などから、除去しても相手の後続が途切れない、このクリーチャーぐらいはS・トリガーで除去できる、[[カウンター]]で横展開すれば相手としてもこのカードのスペック程度は気にならない物量とカードパワーで圧殺できる、など型落ち感がするようになった。

その後は仮に採用されるとすれば、[[《13番目の計画》]]型の[[【赤黒バイク】]]/[[【青黒赤バイク】]]に[[侵略]]先の数合わせとして投入されるぐらいか。

詳しい活躍については、[[【レッドゾーン】]]の頁を見た方がいいだろう。

**[[背景ストーリー]]での活躍 [#story]
-侵略者最強の敵として立ちはだかる。光の国の王として君臨していた[[《聖霊龍王 ミラクルスター》]]を瞬殺するのみならず、火の国へ進撃。[[《燃える革命 ドギラゴン》]]の力で辛うじて耐えられている状況にまで追い込んでいる。そんな火の国の危機に[[獣軍隊>ゲリラ・コマンド]]の侵略者を退けた[[《魔の革命 デス・ザ・ロスト》]]が駆けつけるが、革命0の力を有した存在二人がかりでも勝てないという規格外の強さを発揮。[[《聖霊龍王 ミラクルスター》]]が起こした奇跡によって未来より現れた[[《時の革命 ミラダンテ》]]が加わり、遂に撃破され、燃え尽きた。
--絶大な力を誇る革命0の力が3つ合わさってようやく撃破と、正に桁違いの強さを発揮した。背景ストーリーで初期に現れた敵がこれ程までの強力さを発揮した例は他に無く、歴代のラスボス格と比較しても遜色ない程の強さであった。
--その後、S級ウイルスを注入されて最強の《不死》の侵略者[[《S級不死 デッドゾーン》]]として蘇り、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]に力を分け与えられ、その忠実な下僕である[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]へ、更に残された禁断の力を吸収し[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]へと変貌を遂げた。
--[[DMR-23]]において、実は《レッドゾーン》は[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を呼び寄せ[[禁断爆発]]させる為に生み出され無意識に《ドルマゲドンX》に利用されていた傀儡である事が判明した。禁断爆発させた後の生死は不明だが、禁断の存在が全滅した事により彼も本当に最期を迎えたと思われる。

-[[DMX-26]]収録の[[《雪精 チャケ》]]のフレーバーテキストでは、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]が[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の最強の部下として作り出し、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]とともに封印されたが侵略ウイルスにより先に目覚めた事が語られており、彼の強大な強さは禁断由来のものだったものだと判明した。
--なお禁断から生み出された存在にもかかわらず最初から[[イニシャルズ]]を持たない等、辻褄が合わない点が見られる。

**アニメ・漫画などでの活躍 [#anime_comic]
-漫画・アニメ共に、[[バサラ]]の代名詞たる彼の初代切り札として登場。アニメでの声優は[[髙坂篤志]]氏。主に[[《轟速 ザ・レッド》]]から進化して登場する。漫画「VS」では進化元は不明ながら3体同時に使用するシーンが見られる。
--アニメ「VSR」では第21話のラストシーンで2枚目を所持していたことが判明。続く第22話では2体目が登場し、圧倒的な速度の召喚によりルシファーの[[《時の革命 ミラダンテ》]]にバサラが敗北するまでほぼ無敵の強さを誇り、勝利したルシファーですら、3ターンキルを凌いだ時点でシールドが0枚や残り2枚ブレイクで連続のS・トリガーなどで紙一重の防御だった。
--第28話の[[ザキラ]]戦ではザキラが《レッドゾーン》の[[侵略]]による驚異的な【速攻】によるカードスペックから「[[私が眠りについていた間、弱き人間が斯様な猛き力を手に入れた>インフレ]]」と発言しており、ザキラから見ても生前当時に比べても圧倒的な[[カードパワー]]なのだろう。
--第38話では[[社長]]によって[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]共々奪われてしまい、後に[[ゾンさん]]により[[《S級不死 デッドゾーン》]]に変えられてしまったが、後に経緯は不明ながらバサラの手元に戻ったことが判明した。
--続編の『VSRF』では第22話の回想シーンで登場し、後に第49話の[[切札 ジョー]]戦で本格的に再使用した。
その後は2年後の『デュエル・マスターズ!!』の第15話、さらに2年後の『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』の第17話でのジョー戦でも使用。
--ちなみに『VSR』序盤と『VSRF』の第49話でのジョー戦では進化プロセスも披露しているので、合体ロボ好きな人は必見である。
--漫画『VS』では後に[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]に変化した。

-漫画「デュエル・マスターズ 入門デュエマ 革命スタート完全ガイド」では、[[ダイキ>デュエマボーイ ダイキ]]が[[タカ>デュエマスター タカ]]戦で使用。[[《轟速 ザ・レッド》]]が[[侵略]]を発動したことで、[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]と共にシールドを合計4枚でブレイクしたが、返しのターンに[[《燃えるメラッチ》]]が進化した[[《燃える革命 ドギラゴン》]]によって破壊された。

-漫画「デュエル・マスターズ SAGA」では[[革命編]]のラスボスとして登場している。普段は[[《轟速 ザ・レッド》]]の姿をとり、自身のバイクと合体することでこの姿へと武装する。抵抗する者や自分が不要と認定した者には容赦をしない一方、無益な殺生は避けたがるなど、曲がりなりにも理想や思いやりの心はある様子。
[[《燃える革命 ドギラゴン》]]不在の火の国を襲撃して[[《龍覇 グレンモルト》]]を初めとした[[クリーチャー]]を撃破、降服させる。更に謎のウイルス((後に連載終了後の背景ストーリーにおいて侵略ウイルスであることが判明する。))で彼らを洗脳して従え、火の国を完全に制圧した。それを知って挑んできた《ドギラゴン》を瀕死まで追い込むが、それを見てウイルスを振り払い、[[革命軍]]に目覚めたクリーチャー達に[[力を与えられた>《革命の鉄拳》]]彼に敗北。再度の侵略をしないことを条件に今回のことを見逃され、去って行った。

-漫画「デュエル・マスターズ 紅蓮」では「侵略者 レッドゾーン」として登場。「SAGA」と比較するとチンピラのような言動が目立つが極めて残忍で、ランド大陸に移った[[グレンモルト>《龍覇 グレンモルト》]]が住んでいた村を滅ぼし、彼と[[アイラ>《龍覇 ストラス・アイラ》]]を離れ離れにした張本人。そのためグレンモルトからは強く恨まれており、本人も頭部に傷を入れられたことから彼のことを付け狙っている。
グレンモルトは愚か火の国の王のドギラゴンすらも圧倒したが、未来から来た[[ミラダンテ>《時の革命 ミラダンテ》]]の助けを借りたグレンモルトによって重症を負わされ、その直後に[[ギュウジン丸>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]に握りつぶされて死亡。その後ギュウジン丸によって改造された上でS級侵略ウイルスを注入されたことで、[[S級侵略者デッドゾーン>《S級不死 デッドゾーン》]]として蘇らされることになる。

**その他 [#others]
-拳を突き出したイラストや[[《レッドゾーン・ラッシュ》]]などの存在からパンチが得意なのかと思いきや、アニメではキックでcipを発動したりシールドをブレイクしたりしているシーンが多い。やはり圧倒的なスピードを生み出す脚力こそが最大の武器ということなのだろう。

-手の先には5つの小さなタイヤが集まっており、まるで拳を握っているかのように見える、秀逸なデザインをしている。

-歴代のトップレアと同じく[[シークレットカード]]が存在する。全て[[アルトアート]]であり、SD体型にデフォルメされたもの、[[Dramatic Card]]のように「[[侵略]]」の文字が書かれたもの、全身が赤色と金色に輝いているものの3種類がある。

-イラストの[[侵略者]]のエンブレムには王冠とファイヤーパターンと十字のマークが施されているが、初めてカード化された際、これらは全て箔であった。故にアニメcg及びこのクリーチャーの最初のイラストでは、エンブレムは何の装飾もない簡素なものになっている。

-[[DMEX-08]]版では[[吉崎観音]]氏がイラストを担当。「[[侵略者]]」繋がりという事で氏の代表作「ケロロ軍曹」のキャラクター「ケロロ」が描かれている。
--なお、ケロロ軍曹の原作連載は我らが[[コロコロコミック]]を有する小学館ではなく''「角川書店」の「少年エース」''、劇中に「ガンプラ」((機動戦士ガンダムシリーズのプラモデル))が出てくるためスポンサーは''[[タカラトミー]]とは競合他社となる「バンダイ」''。さらにアニメ制作会社は''バンダイ系列の「サンライズ」''で、ケロロ軍曹は過去に''バンダイのTCG「バトルスピリッツ」ともコラボしていた''。まさに「''各業界も境界も超えた[[コラボカード]]''」の名に違わない、大人の事情の垣根を越えたコラボがここに実現していると言える。

-[[DMEX-15]]で再録された際は、[[進化]]のテキストから「自分の」が削除されている。

-[[王来篇]]では直接登場しないが、[[《モモスター キャンベロ》]]に力を与えて[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]へと変化させている。

-[[DM22-EX2]]で、まさかの[[シークレットカード]]限定[[ヒーローレア]]として再録を果たす。隣にいるのはやはりというべきか[[赤城山 バサラ>バサラ]]。発売前から「1枚だけ反逆者がいる」という触れ込みはあったが、それが《レッドゾーン》であり、しかもシークレットカード限定収録であるという事実は完全に秘匿されていた。カードとしての見た目はこれまでの同カードのフレームの色をメタリックパープルに差し替えたようなもので、ある意味[[レジェンドカード]]の原点回帰のようになっている。
--また、そのイラストをよく見ると、''[[バサラ]]の嫌いな赤信号(歩行者用)が木っ端微塵に壊されている''((カードでは進化クリーチャーを示すフレームのマークに隠れて見えないため、[[氏のtwitterを閲覧することを勧める。>https://x.com/_masudamikio/status/1627290218402549762?s=46&t=1jqOtPElddi2AsEOWShMYw]]))。

-レッドゾーン(red zone)とは、計器類で能力の限界を表す領域。多くは赤色で表示されるためこう呼ばれている。また比喩的に、危険度の高い状態を示す範囲を指す。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#plays]

|轟く侵略 レッドゾーン LEG 火文明 (6)|
|進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 12000|
|進化:火のクリーチャー|
|侵略:火のコマンド|
|T・ブレイカー|
|バトルゾーンに出た時、相手の最もパワーが大きいクリーチャーをすべて破壊する。|

[[DMPP-25]]で実装。

通常[[シークレット>シークレットカード]]問わず、CVはアニメシリーズで[[バサラ]]や『[[デュエル・マスターズ WIN]]』シリーズで[[ケンドラ]]を演じた[[福島潤]]氏が担当している。

-Sec1版のイラストでは、やはりというか使い手である[[バサラ]]と共に描かれており、[[DM22-EX2]]のシークレット版を彷彿とさせるものになっている。また、入手することで[[バサラ]]の[[スキン]]などが使用可能になる。
--因みにこのイラストでは、《レッドゾーン》のトレードマークであった頭部パイプのファイアーパターンが省略されている。「紅蓮」でのこれがモルトに付けられた傷であるという設定を参考にしたのだろうか?

//-「[[侵略]]」というキーワード能力は、対となる「[[革命]]X」(※[[革命チェンジ]]ではない)と釣り合いの取れていない性能インフレの象徴の一つの能力であるため、《轟く侵略 レッドゾーン》のパワーや除去性能が無調整で実装されたことに対する反響の声も大きかった。このカードからは離れた話題になるが、同じバイクデッキに入る[[《超音速 ターボ3》]]の性能変更で使い勝手が強化されたこともそれ以上に驚愕された。

-「[[侵略]]」という能力はそれを補助するカードありきの能力のため、[[《超奇天烈 マスターG》]]や[[《復讐 ブラックサイコ》]]のように対戦環境で燻っていることも少なくないクリーチャー群だが、いわゆる[[【レッドゾーン】>【レッドゾーン】 (デュエプレ)]]系列は特にカードの充実具合が顕著であった。当の《轟く侵略 レッドゾーン》もパワーや打点、除去性能が無調整で実装が許されている。
--デュエプレで連続侵略のテクニックが続投されたことも反響が大きい。しかも[[《超音速 ターボ3》]]の性能変更はまるで連続侵略の[[デザイナーズコンボ]]かのようなシナジーを得た。次弾では万が一連続侵略が廃止されていたら猛烈に弱体化する[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]も登場しているため、デュエプレの歴史で「侵略」の強さは黒歴史化せずインフレの象徴する能力の一つとしてバランスを取っているのだろう。

***環境において [#plays_environment]
四六時中インターネットでの対戦を行えるデュエプレではこのようなあからさまなパワーカードへの対策については普及が非常に早く、「狩られる側」になるまでのペースも早かった。
加えて、まだバイクの概念が登場したばかりということでカードプールが控えめであり、[[DMPP-25]]時点ではコスト4の[[《轟速 ザ・レッド》]]が必須カードな当デッキは平均値の勝利キルターンは純正速攻より遅い、5ターンキル以降もザラという弱点もある。
しかし[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]+[[《龍覇 アイラ・フィズ》]]、[[《一撃奪取 トップギア》]]+[[《轟速 ザ・レッド》]]などの組み合わせで《轟く侵略 レッドゾーン》が3ターン目に走り出せば流石に強烈で、しっかりと一定の使用率が確認されている。

なお、3ターン目《レッドゾーン》すら仮想敵にされている状況なため、コスト5超次元呪文[[《超次元ムシャ・ホール》]]で[[《制御の翼 オリオティス》]]などを焼きながら[[《勝利のガイアール・カイザー》]]を出して即座に侵略するというプレイングでは包囲網をかわすことができず、むしろ走り出しが遅くなっただけのデメリットなのでそちらの方向性は人気ではない。

[[DMPP-26]]では純粋に追加カードで[[【レッドゾーン】>【レッドゾーン】 (デュエプレ)]]が強化され、使用率も上がった。ただし採用されうるカードの幅が狭く、[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]と同じく開始数ターンでケアすべきカードに目星が付いてしまうこと、[[【緑単サソリス】>【ボアロコントロール】 (デュエプレ)]]や[[【デュエにゃん皇帝】>【ワルボロフ】 (デュエプレ)]]とは異なり即死級となる凶悪コンボは持たず盾を割って勝つデッキタイプの都合上、環境に適合しているからというよりデッキ人気という側面での使用率の高さも否めない。

***演出や台詞について [#direction]
[[召喚]]や[[侵略]]によって[[バトルゾーン]]に出たとき、画面が暗くなり画面中央から手前に向かってバイクの走行音と共に赤白い光が駆け抜け、その後右から左へ高速でタイヤの赤い跡が付き、[[バトルゾーン]]に着地する演出となっている。

[[侵略]]時や[[cip]]の[[火力]][[破壊]]を発動するとき等に台詞を喋る様になっており、以下の様に使い手の[[バサラ]]を思わせるものとなっている。但し、Sec1のバージョンだけに関しては[[バサラ]]本人が喋っている。

-(通常版)
「お前のスピードじゃ届かない!」
「ぶっちぎってやる!」
-(Sec1)
「轟く侵略!」
「レッドゾォーン!」
「見せてやるぜ!新たな世界を!」
「これが…!スピードの向こう側だぁ!」
「へっ…」
「貴様のデュエマは周回遅れだ!」
-(Sec2)
「侵、略!」
「[[レッドゾーン・ラッシュ>《レッドゾーン・ラッシュ》]]!」

**関連カード [#related]
-''Next''
--[[《S級不死 デッドゾーン》]]

-進化前
--[[《轟速 ザ・レッド》]]

-同一人物
--[[《S級不死 デッドゾーン》]]…《不死》の侵略者として復活した姿
--[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]…《ドキンダムX》の禁断の力を分け与えられ進化した姿
--[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]…《ドキンダムX》の残された禁断の力を吸収した姿

-クローン
--[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]…スピード特化型のZモード
--[[《超音速 レッドゾーンNeo》]]…小型化した形態
--[[《超轟速 レッド・エンド》]]…最後の1機

-[[並行世界]]
--[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]…[[並行世界]]における同一人物
--[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]…《レッドギラゾーン》が存在する世界とはまた別の[[並行世界]]における同一人物
--[[《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》]]…[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]と合成され[[ディスペクター]]化

-詳細不明
--[[《覇王る侵略 ドレッドゾーン》]]
--[[《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》]]
--[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]/[[《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》]]
--[[《禁断の轟速 ブラックゾーン》]]
--[[《ZEROの急襲 フォールアウト》]]

-関連人物
--[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《レッドゾーン・ラッシュ》]]
--[[《ドギラゴン一刀双斬》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMPP-25]]&br;'''音速を超えた最強の[[侵略者]]、その名もレッドゾーン!'''
-[[DMPP-25]]([[Sec1>シークレットカード]])&br;'''貴様のデュエマは周回遅れだ!――[[赤城山バサラ>バサラ]]'''
-[[DMPP-25]]([[Sec2>シークレットカード]])&br;'''レッドゾーンは戦ってなどいない。ただ駆け抜けただけ。光の国を壊滅させるには、それだけで充分だった。'''
-[[プライズ]]&br;'''私なりの愛、伝えられたかな?――アイ'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMR-17 「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」>DMR-17]](L2/L2)
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](67/80)
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](6/98)
--[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](限定イラスト)(㊙︎1/㊙︎3)
--[[プロモーション・カード]](モノクロ仕様)(P89/Y16)
-illus.[[吉崎観音]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](10/???)
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](10/50)
-illus.[[田村由美]]
--[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]](20A/20)(20B/20)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-CV:[[福島潤]]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMPP-25 「轟炎革命 -LEGEND EVOLUTION-」>DMPP-25]](通常、Sec2)
--[[DMPP-25 「轟炎革命 -LEGEND EVOLUTION-」>DMPP-25]](Sec1)(新規イラスト)
-CV:[[高橋李依]]
-llust.[[nuisuke]]/[[otumami]]
--[[プライズ]]

**参考 [#reference]
-[[進化クリーチャー]]
-[[ソニック・コマンド]]
-[[侵略者]]
-[[侵略]]
-[[コマンド]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[火力]]
-[[レジェンドカード]]
-[[シークレットカード]]
-[[デュエマゴールデンリスト]]

-[[【レッドゾーン】]] (TCG版)
-[[【レッドゾーン】 (デュエプレ)]]

-[[バサラ]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.自分は[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]で攻撃し、その際[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]の「革命チェンジ」と''《轟く侵略 レッドゾーン》''の「侵略」の使用を宣言しました。&br;先に「革命チェンジ」を解決して、[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]と入れ替えた後で''《轟く侵略 レッドゾーン》''の「侵略」を解決できますか?
A.いいえ、解決できません。「革命チェンジ」で出た[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]は攻撃を開始した[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]とは別のクリーチャーです。&br;攻撃したクリーチャーが別のクリーチャーになってしまった場合は、「侵略」は解決できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40284]]

>Q.バトルゾーンに自分の封印が6つ付いた[[《禁断〜封印されしX〜》]]と[[《轟速 ザ・レッド》]]がいる状況で、[[《轟速 ザ・レッド》]]で攻撃し、''《轟く侵略 レッドゾーン》''2枚の「侵略」の使用を宣言しました。この時、処理はどうなりますか?
A.まず、1枚目の''《轟く侵略 レッドゾーン》''の「侵略」を解決し、[[《轟速 ザ・レッド》]]の上に重ねます。そのタイミングで、コマンドが出たことにより[[《禁断〜封印されしX〜》]]の封印が1つ外れます。その後、1枚目の''《轟く侵略 レッドゾーン》''の「出た時」の能力と、2枚目の''《轟く侵略 レッドゾーン》''の「侵略」を好きな順番で解決します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40286]]

&tag(進化クリーチャー,クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト6,ソニック・コマンド,コマンド,侵略者,パワー12000,進化,進化:火のクリーチャー,侵略,侵略:火のコマンド,T・ブレイカー,cip,パワー参照,火力,全体火力,除去,全体除去,破壊,全体破壊,終音「ん」,レッドゾーン,LEG,レジェンドカード,Mikio Masuda,吉崎観音,Shigenobu Matsumoto,田村由美,進化クリーチャー (デュエプレ),クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),ソニック・コマンド (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),侵略者 (デュエプレ),パワー12000 (デュエプレ),進化 (デュエプレ),進化:火のクリーチャー (デュエプレ),侵略 (デュエプレ),侵略:火のコマンド (デュエプレ),T・ブレイカー (デュエプレ),cip (デュエプレ),パワー参照 (デュエプレ),火力 (デュエプレ),全体火力 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),全体除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),全体破壊 (デュエプレ),終音「ん」 (デュエプレ),LEG (デュエプレ),レジェンドカード (デュエプレ),シークレットカード (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),Mikio Masuda (デュエプレ),nuisuke (デュエプレ),otumami (デュエプレ));
&tag(進化クリーチャー,クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト6,ソニック・コマンド,コマンド,侵略者,パワー12000,進化,進化:火のクリーチャー,侵略,侵略:火のコマンド,T・ブレイカー,cip,火力,全体火力,最もパワーの大きい,除去,全体除去,破壊,全体破壊,終音「ん」,レッドゾーン,LEG,レジェンドカード,Mikio Masuda,吉崎観音,Shigenobu Matsumoto,田村由美,進化クリーチャー (デュエプレ),クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),ソニック・コマンド (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),侵略者 (デュエプレ),パワー12000 (デュエプレ),進化 (デュエプレ),進化:火のクリーチャー (デュエプレ),侵略 (デュエプレ),侵略:火のコマンド (デュエプレ),T・ブレイカー (デュエプレ),cip (デュエプレ),火力 (デュエプレ),全体火力 (デュエプレ),最もパワーの大きい (デュエプレ),除去 (デュエプレ),全体除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),全体破壊 (デュエプレ),終音「ん」 (デュエプレ),LEG (デュエプレ),レジェンドカード (デュエプレ),シークレットカード (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),Mikio Masuda (デュエプレ),nuisuke (デュエプレ),otumami (デュエプレ));