#author("2024-09-28T18:27:36+09:00","","")
#author("2024-10-08T11:37:20+09:00","","")
*《&ruby(うんめい){運命};の&ruby(せんたく){選択};》 [#j7c7eb0f]

|運命の選択 UC 自然文明 (4)|
|呪文|
|自分の手札を1枚表向きにする。|
|それが自然のカードなら、自分の山札を見る。その中から自然のコスト3以下のクリーチャーを1体、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|それが火のカードなら、このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。|
|それが光のカードなら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体アンタップする。|

[[DM-25]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。

自分の[[手札]]を1枚見せ、その[[文明]]によって異なる能力をもたらす。

多色カードを見せれば、該当の文明の能力が重複するので、[[《居合のアラゴナイト》]]や[[《勇王の化身ダイカイザン》]]、[[《龍仙ロマネスク》]]、[[5色レインボー]]など、[[白赤緑]]の文明を持つカードを見せれば、すべての能力が使える。

手札から見せるにしろ、山札から[[リクルート]]するにしろ、[[多色]]カードとは[[シナジー]]し合う。序盤は[[色事故]]で召喚しづらい3コストの3色クリーチャーが手札から見せる要員にでき、[[リクルート]]対象にもなるのはかなりありがたいところ。

[[ビートダウン]]向きの能力が揃っているが、コスト比的には自然の能力が特に優れているため、主に狙っていくのはそれになるだろう。
[[自然]]で[[コスト]]3以下なら[[《緑神龍ドラピ》]]や[[《連鎖庇護類 ジュラピ》]]、[[《界王類七動目 ジュランネル》]]や[[《ルツパーフェ・パンツァー》]]といった大型獣でも[[リクルート]]可能。特に[[《連鎖庇護類 ジュラピ》]]や[[《ルツパーフェ・パンツァー》]]は[[召喚]]できないという[[デメリット]]を補い、更に場合によっては[[スピードアタッカー]]化でそのまま[[攻撃]]できるので相性が良い。

**ルール [#ic81663d]
-なお、呪文は唱えている間は[[保留状態]]になるので、唱えているこの呪文を見せて[[リクルート]]能力を使うことは不可能。

-見せる[[手札]]の[[カードタイプ]]に指定はないため、[[城]]や[[D2フィールド]]を見せても効果は発揮する。

-当然[[敵対色]]のみのカードを見せたり、この[[呪文]]以外に[[手札]]がなければ不発する。

-「[[進化]]以外の」とは書かれていないので、[[進化元]]がいれば[[進化クリーチャー]]を出すこともできる。[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]を呼び出して奇襲する事も可能。&br;また[[進化元]]は必要だが、[[手札]]から[[《超獣軍隊 ベアフガン》]]を見せ、[[《獣軍隊 ベアッサー》]]を[[リクルート]]すればそのまま《ベアフガン》に[[侵略]]できる。

**環境において [#gdc3a1eb]
2021年始の[[チャンピオンシップ]]([[オリジナル]])でこれを4枚採用した[[【青黒緑デッドダムド】]]が4位入賞を果たし話題になった。
[[手札]]から[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]等を見せれば[[山札]]から[[スピードアタッカー]]が付与された[[《天災 デドダム》]]を呼び出すことができ、そのまま《レッドギラゾーン》に[[革命チェンジ]]して《デドダム》を手札に戻せば次[[ターン]]の《デドダム》の再召喚が確約される。
使用後もマナコストが[[《イグゾースト・II・フォー》]]での[[コスト踏み倒し]]による再利用の範囲内でもあるので無駄が無い。
《デドダム》の場合は[[色]]拘束が激しいが、このカードで呼び出す場合は[[自然]][[マナ]]さえあれば[[マナゾーン]]の[[色]]を気にせずに出せるという利点がある。
実際の[[プレイング]]上は[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]で真っ先に[[シールド]]を狙うというビートダウンのような動きを取ることも珍しくない。[[《超奇天烈 ギャブル》]]や[[《イグゾースト・II・フォー》]]を絡めて横並びさせればそのままの流れで4ターンキルすることも十分可能。
[[手札]][[コスト]]としては初動枠が務まる[[《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》]]という選択肢もある。
かつて[[《ミステリー・キューブ》]]が運が良ければ5[[コスト]]で[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]を呼び出せることから「超次元ヴィルヘルム・ホール」と呼ばれたように、このカードも「超次元デドダム・ホール」と揶揄されるようになった。

この採用の経緯は、裏を返せば『4マナ払ってまで山札から呼び出す価値のある、3マナ域の自然のクリーチャー』は《デドダム》以前は存在しなかったということでもあり《デドダム》のカードパワーの強烈さが再確認できる。
-無論、[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]のような手札にキープする意味の大きい相性の良いカードの存在もあるので、カードパワーだけで採用されているわけではないが。

**他のカード・デッキとの相性 [#q755d007]
-[[革命チェンジ]]との相性も非常に良い。[[火]]と[[自然]]を持つ[[ハムカツ団]]の[[クリーチャー]]を見せれば、[[リクルート]]してきた[[クリーチャー]]から見せた[[クリーチャー]]に即[[革命チェンジ]]させることができる。&br;特に[[《刀の3号 カツえもん》]]や前述の[[《連鎖庇護類 ジュラピ》]]を呼べば、[[ドラゴン]]を条件としている[[《DXブリキング》]]や[[《宿命のドギラゴン銀刃》]]にもチェンジさせられるのは心強い。

-[[《超奇天烈 ギャブル》]]採用型の[[【青黒緑デッドダムド】]]系統とも好相性。この呪文自身や[[侵略]]によって激しく消費した[[手札]]を[[リソース]]系の[[呪文横取り]]によって回復できる余地がある。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#s639cbb4]

|運命の選択 UC 自然文明 (4)|
|呪文|
|自分の山札からコスト3以下の進化ではない自然のクリーチャーを探索し、1枚をバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|自分の手札に火のクリーチャーがあれば、このターン、自分のクリーチャー1体は「スピードアタッカー」を得る。|
|自分の手札に光のクリーチャーがあれば、このターン、自分のクリーチャー1体は「ターン終了時、アンタップする」を得る。|

[[DMPP-08]]で実装。
TCG版と比べると、メインだった[[リクルート]]に自然のカードを必要としなくなり、更に見せる行為自体不要になって大幅に強化されたが、進化クリーチャーは選べなくなった([[探索]]の3枠にも登場しなくなるため、一概に弱体化というわけでもない)。
[[スピードアタッカー]]と[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]][[能力]][[付与]]の効果は、クリーチャー以外を参照することができなくなったものの、単色をそれぞれ1枚ずつ持っていた場合にも両方の条件を達成した扱いになるようになり、[[ビートダウン]][[デッキ]]では非常に使いやすくなった。

自分の手札に火のクリーチャーがなくとも、元々[[スピードアタッカー]]を持つクリーチャーを出せば、実質自然単色カードの[[《撃墜団長メッツァー》]]として使える汎用性も持つ。
特に[[《居合のアラゴナイト》]]を出して即席1打点を生み出せるのは覚えておきたいプレイングである。

相手に手札を見せるアクションは削除されているが、残り手札が1枚しかないのに両方が発動した=光/火の2色または光/火を含む3色クリーチャーだ…といったように相手に推測される余地はある。

[[【ガントラビート】>【ガントラビート】 (デュエプレ)]]を環境のトップメタまで押し上げた張本人でもある。
「[[アタックトリガー]]のため[[マナブースト]]をするために出してから1ターン待たないといけない」という[[《ガントラ・マキシバス》]]の最大の弱点を、汎用性の高い《運命の選択》で軽減できるようになり、結果として[[《ガントラ・マキシバス》]]入りのデッキパワーを実戦級まで到達させることに成功したといえる。
//フェアリーライフなどのマナブーストを入れない場合、運命の選択からガントラを出しても4ターン目だが強力である

-[[コスト論]]で考えるとやや得している。[[ディスアドバンテージ]]がないスピードアタッカー付与が2コスト(([[《ダッシュ・リピート》]]より))だとすると、3コストクリーチャー踏み倒し+スピードアタッカー付与だけでも5コスト相当の動きをしている。さらに[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]][[付与]]、クリーチャーは多色でも出せる、複数のクリーチャーから状況に合わせて出せることを考えると非常に強力であることが分かる。

-光/火/自然のクリーチャーである[[《居合のアラゴナイト》]]により、スピードアタッカー付与が成功しやすくなっている。また、《アラゴナイト》自身の上方修正により、前述の通り自分の手札に火のクリーチャーがない状態でも山札から《アラゴナイト》を出せばそのまま攻撃できる。

-[[スピードアタッカー]]と[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]][[付与]]は、[[リクルート]]した[[クリーチャー]]とは別の自分の[[クリーチャー]]も選べる。元々それらの[[能力]]を持つ《アラゴナイト》を出したときは別の[[クリーチャー]]を選ぶと無駄がない。[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]で唱えこれを行うことで、[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]][[能力]]持ち[[スピードアタッカー]]を2体瞬時に作り出せる。

-[[【ガントラビート】>【ガントラビート】 (デュエプレ)]]での活躍を評価され、第2回[[トライアル・ディビジョン]]では使用禁止カードに指定された。

-コスト3に調整された[[《驚天の超人》]]とは[[デザイナーズコンボ]]を形成していた。4コストで[[スピードアタッカー]]の[[T・ブレイカー]]が飛んでくるのは運営の統計上ゲームバランスを壊す勝率を叩き出したため、[[《驚天の超人》]]のコストが6に調整され、シナジーは消滅した。
--TCG版の「[[超次元ヴィルヘルム・ホール>《ミステリー・キューブ》]]」「超次元[[デドダム>《天災 デドダム》]]・ホール」から連想して「超次元アメージング・ホール」とも呼ぶ人もいたらしい。

-時期的に偶然のことだが、TCGで注目され始めた矢先にデュエプレで登場となった。

-[[DMPB-04]]に収録されたことで[[New Division]]に復帰した。イラストには[[《居合のアラゴナイト》]]、[[《霊騎幻獣ウルコス》]]、[[《ガントラ・マキシバス》]]が描かれている。《ウルコス》は微妙だが《アラゴナイト》と《ガントラ》は[[【ガントラビート】>【ガントラビート】 (デュエプレ)]]の主力である。[[フレーバーテキスト]]の元ネタは[[デュエマシティの日常の2周年特別編>デュエマシティの日常#anniv2nd]]から。
--当時の経験者としては[[《驚天の超人》]]が不在であることにツッコミを入れたくなる人もいるだろう。現在では消滅した[[【驚天トリガービート】>【驚天トリガービート】 (デュエプレ)]]も《運命の選択》の使い手だった。

-[[プライズ]]版のイラストは[[WIXOSS]]のタマ、ピルルク、ウリスになっている。
--タマ、ピルルク、ウリスは[[WIXOSS]]ではそれぞれ[[白>光]]、[[青>水]]、[[黒>闇]]を主に担当しており、《選択》が関連する文明とは[[白(光)>光]]が被るのみである。
恐らく[[WIXOSS]]アニメ第一期の「''selector'' infected WIXOSS」並びに第二期の「''selector'' spread WIXOSS」にちなんだ選出だろう((selectorは「選択者」、「選ぶ人」という意))。
--完全に余談だが、第2弾WIXOSSコラボ終了3日後の2024年3月31日に、アニメの続編として「selector loth WIXOSS」が発表された。

**[[フレーバーテキスト]] [#xa1cb788]
-[[DMPP-08]]
'''これもまた、神の啓示なのかもしれないな。――[[霊騎幻獣ウルコス>《霊騎幻獣ウルコス》]]'''
-[[DMPB-04]]
'''「私は[[闇を司る守護者>ルカ]]・・・。選ぶのは当然・・・[[ガントラ>【ガントラビート】 (デュエプレ)]]ね」「なんでもアリですね・・・」ーー[[デュエマシティでの日常>デュエマシティの日常#anniv2nd]]的な会話'''
-[[プライズ]]
'''オープン!'''

**収録セット [#wae79dba]
***[[デュエル・マスターズ]] [#m96fde58]
-illus.[[Katsuhiko Kojoh]]
--[[DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」>DM-25]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](280/???)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#ve4782ee]
-illus.[[Katsuhiko Kojoh]]
--[[DMPP-08 「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」>DMPP-08]]
-illus.[[KOUSAKU]]
--[[DMPB-04 「LEGEND OF PLAY'S 2024」>DMPB-04]]
-illus.[[Asao Urata]]
--[[プライズ]]

**参考 [#l75547ab]
-[[手札]]
-[[見せる]]
-[[自然]]
-[[カード]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[コスト]]
-[[クリーチャー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リクルート]]
-[[シャッフル]]
-[[火]]
-[[光]]
-[[友好色]]
-[[バトルゾーン]]
-[[ターン]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]
-[[ターンエンド]]
-[[アンタップ]]]
-[[アンタップ]]
-[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]]
-[[カティノカード]]

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