#author("2024-08-13T14:41:04+09:00","","") #author("2024-08-17T12:35:18+09:00","","") *《&ruby(じゃゆう){邪幽}; ジャガイスト》 [#top] |邪幽 ジャガイスト VIC 闇文明 (5)| |クリーチャー:アビスドラゴン 9000| |''ブロッカー''| |''W・ブレイカー''| |このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうしたら、アビス・メクレイド5する。| |各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時、そのクリーチャーのコスト以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。そのターン、そのアビスは相手プレイヤーを攻撃でき、そのターン中に攻撃したら、ターンの終わりに山札の下に置く。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※2024年8月17日付で殿堂入り''| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''| [[DM23-EX1]]で登場した[[闇]]の[[アビスドラゴン]]。 [[手札]]を2枚[[捨て>捨てる]]て[[アビス]]・[[メクレイド]]5できる[[cip]]と、ターン中一度、メクレイドをはじめとする[[リクルート]]によって[[クリーチャー]]が出た時に、[[コスト]]がそれ以下の[[アビス]]・[[クリーチャー]]を1体[[リアニメイト]]し、こうして出た[[アビス]]にそのターン、「[[相手プレイヤーに攻撃できる>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]」[[継続的効果]]と「このターン中に攻撃していればターンの終わりに山札の下に置く」[[遅延誘発型能力]]を与える[[誘発型能力]]を持つ[[ブロッカー]]。 [[メクレイド]]の条件は、[[DM23-RP1]]期の「[[マジック]]・[[メクレイド]]」のデザインと類似している。ただし闇文明かつ[[アビス]]なので、そちらより捨てた手札を利用しやすいだろう。 また、[[メクレイド]]での召喚含め、各ターン一度だけ山札からのクリーチャーの登場を疑似的に増幅することができる。[[リアニメイト]]されたクリーチャーは[[アビスラッシュ]]のようにすぐ攻撃できるようになるが、そちら同様のデメリットも背負う。ただし、攻撃せずターンを終えることでバトルゾーンに残すことができる。 このクリーチャーの[[メクレイド]]で別の《ジャガイスト》を出した場合、コスト5以下の[[アビス]]を2体も[[リアニメイト]]できる。追加で[[メクレイド]]するには手札がさらに2枚必要なので連鎖させるのは難しいが、《ジャガイスト》自身がパワー9000の[[ブロッカー]]であることもあって盤面を制圧するには十分である。 登場時点のカードプールでは、特に[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]が呼び出し先候補として狙い目である。2体並べれば相手に2ハンデスを撃ち込みつつ、こちらは《ジャガイスト》の[[cip]]で捨てた手札を補充できるため、リソース勝負で優位に進められる。 総じて非常に強力なクリーチャーだが、[[コスト踏み倒しメタ]]、[[墓地利用メタ]]、[[手札]]以外[[メタ]]、[[ハンデス]]などこのクリーチャーへの対策手段自体は豊富であり過信は禁物。 また、[[メクレイド]]を外した場合は自分がリソースを失っただけとなってしまうため、[[メクレイド]]の当たりをなるべく多めに採用する[[デッキ]]構築を心がけるべきだろう。非[[アビス]]や6コスト以上の採用枚数はよく吟味したい。 -[[《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》]]とはかなり好相性。[[メクレイド]]で出た時に《ジャガイスト》を[[破壊]]して[[ドロー]]を行い、[[リアニメイト]]能力で《ジャガイスト》を出し直すことで[[メクレイド]]を連鎖させることができる。 -[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]と組み合わせると、[[火]]か[[水]]のクリーチャーを[[召喚]]するだけで即[[リアニメイト]]能力を使用できる。 -[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]にこのクリーチャーの能力を使ったり、このクリーチャーで[[リアニメイト]]したカードを[[革命チェンジ]]などで盤面から離すことで、デメリットを踏み倒すことができる。このことから、[[《アビスベル=覇=ロード》]]はとても相性が良い。既にそちらが場にいる状況なら、[[マッハファイター]]と擬似[[アビスラッシュ]]を合わせ、事実上の[[スピードアタッカー]]として扱える。 **ルール [#rule] ***「各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時」の能力について [#u8689a01] -このクリーチャー自身が[[山札]]から出た時も[[誘発]]する。 -[[タマシード/クリーチャー]]が[[タマシード]]として出た場合は[[誘発]]しない。 -[[アビスラッシュ]]との違いは以下の通り。 --''出したターンに[[攻撃]]しなかった場合、そのままバトルゾーンに残る。'' ---ただし、この「攻撃」には[[マッハファイター]]などが付与され、プレイヤー以外に攻撃した場合も含む。 --[[召喚]]ではないので、[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]などの「召喚以外」を参照する[[踏み倒しメタ]]に引っかかる。 --[[タマシード/クリーチャー]]を出して[[攻撃]]した場合、ターン終了時に[[タマシード]]状態であっても[[山札の下]]に置かれる。[[効果]]の対象が「クリーチャー」ではなく「そのアビス」であるため。進化や退化で[[アビス]]を持たないカードになっていたとしても効果は消滅しない(参考:[[ニンジャ・ストライク]]の「このシノビ」の裁定)。 **ループの手順 [#z367a01d] バトルゾーンに[[《漆黒の深淵 ジャシン帝》]]2体、[[《ヨービリン=リリン」》>《ヨービリン=リリン/「……誰を呼びたい?」》]]1体、適当な闇のクリーチャー1体が必要。墓地に[[《百発人形マグナム》]]、《ジャガイスト》1体が必要。 ***ループの準備 [#n62e42ab] +《ジャシン帝》Aの[[アタックトリガー]]で《マグナム》を[[リアニメイト]]。 +《マグナム》ので攻撃中の《ジャシン帝》を[[破壊]]。 +《ジャシン帝》Bの[[アタックトリガー]]で《ジャガイスト》を[[リアニメイト]]。 ***無限メクレイドループ [#o17cf926] バトルゾーンには《ヨービリン》1体、《ジャガイスト》1体、《マグナム》1体があるはずである。「ループの準備」3.で出した《ジャガイスト》の[[cip]]1体分がある状態から始める。 +《ジャガイスト》のcipで2[[ディスカード]]して[[メクレイド]]。適当な[[闇]]の[[アビス]]1体を場に出す。 +《マグナム》で《ジャガイスト》を破壊。 +《ジャガイスト》の[[ターン1]][[能力]]により墓地に置いた《ジャガイスト》をリアニメイト。 +1.で出したクリーチャーを《マグナム》で破壊。 +《ヨービリン》の能力で2ドロー。 +1.に戻る。 ***無限ストックループ [#bfb896f9] 無限メクレイドループによって、《ヨービリン》1体、《マグナム》1体、[[《ド:スモンマー》]]1体という盤面を作る。手札は2枚、山札は残り1枚にすること。成り行き上《ド:スモンマー》のcipが1つ[[解決]]待ちであるはずである。《ジャガイスト》により事実上無限に墓地肥やしできているため、墓地の必要パーツは省略。 +《ド:スモンマー》のcipで墓地から4枚選び、上から《ジャガイスト》→適当なカード→適当なカード→《ジャガイスト》の順番で山札送りに。 +《ド:スモンマー》のメクレイドで《ジャガイスト》Aを出す。 +《ジャガイスト》のcipで2[[ディスカード]]して[[メクレイド]]。《ジャガイスト》Bを出す。 +《マグナム》で《ド:スモンマー》と《ジャガイスト》Aを破壊。 +《ヨービリン》で2ドロー。 +《ジャガイスト》の[[ターン1]][[能力]]により《ド:スモンマー》をリアニメイト。 +《マグナム》で《ジャガイスト》Bを破壊。 +1.に戻る。 これを繰り返すことで《ジャガイスト》のcipとターン1能力が無限にストックされる。 ***フィニッシュループ [#saf43105] バトルゾーンには《マグナム》1体が必要。山札は残り1枚にすること。 +墓地から《ド:スモンマー》をリアニメイト。 +《マグナム》で《ド:スモンマー》を破壊。 +《ド:スモンマー》のcipで墓地から4枚選び、上から[[《モノクル=ドクトール/「すべてを見通す眼だ」》]]→適当なカード3枚の順番で山札送りに。 +メクレイドで《「すべてを見通す眼だ」》を[[唱える]]。お互い2[[山札破壊]]。 +墓地から《ド:スモンマー》をリアニメイト。 +《ド:スモンマー》のcipで墓地から4枚選び、上から[[《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》]]→適当なカード2枚→《ジャシン帝》の順番で山札送りに。 +メクレイドで《キャッシュ》を出す。 +《キャッシュ》でマナゾーンの《モノクル/「すべてを見通す眼だ」》を墓地に置きつつ2ドロー。 +メクレイドで《ジャシン帝》を出す。 +《ジャシン帝》で[[山札の上]]から1枚目を[[墓地]]に置く。 +《マグナム》で《ジャシン帝》、《キャッシュ》、《ド:スモンマー》を破壊。 +1.に戻る。 これを繰り返すことで相手だけをライブラリアウトに追い込むことができる。 **環境において [#gati] 登場早々[[【赤黒テレスコ=テレス】]]や[[【黒単アビスロイヤル】]]で活躍。 [[【絶望神サガループ】]]の現役時代は重さが課題であったが、そちらが消滅すると環境の速度的に重さが弱点になりづらくなった。上手くいけば3ターン目に大量の盤面を用意できるので、その時点で[[【白赤アーマード・サムライ】]]のような[[メタ]][[カード]]が少ない物量系デッキは大体押し切れる。 [[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]で除去されない、[[《我我我ガイアール・ブランド》]][[《“罰怒”ブランド》]]等パワー9000のブランド群と相打ちを取れるなど、パワーラインの高さも評価できる。 [[【黒緑アビスロイヤル】]]の登場以降はそちらにも採用される。このクリーチャーの擬似[[アビスラッシュ]]付き[[リアニメイト]]と[[革命チェンジ]]は相性が良く、展開補佐として採用される。色指定がないため[[ヴェールアビス]]も問題なく踏み倒せるのもポイント。 [[アビス]]の中でも特に飛び抜けた展開力を持ち、通常の立ち回りで4ターン目、最速3ターン目([[《「力が欲しいか?」》>《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]や[[《フェアリー・ギフト》]])で手軽に3面展開できた上に、これを採用していた[[【黒緑アビス】]]が一時期環境を支配していたためか、2024年8月17日付で[[殿堂入り]]した。 //--[[殿堂入り]]発表の同日に新能力[[ヨビニオン]]が公開されており、今以上に展開力や再現性が上がることを危惧された可能性もある。 //コストを見る能力で相性が悪そう。コスト6ヨビニオンはコスト5アビス主体デッキとは相性が良いが《邪闘 シス》と同じ感覚で入れづらい。コスト5ヨビニオンはアビス・メクレイド5とは相性が良いがコスト4以下アビスを呼び出してもちょっと微妙。 **その他 [#t1419c9c] -[[背景ストーリー]]においては、かの[[ジャシン帝>《アビスベル=ジャシン帝》]]に危険視されるレベルの凶悪な(?)[[アビス]]とされる。 //--実際[[《アビスベル=ジャシン帝》]]の[[アビスラッシュ]]付与を[[リアニメイト]]+[[速攻]]化+攻撃した際の[[山札送り]]で擬似的に再現するため《ジャシン帝》の立場を奪うことになるかもしれない(《ジャシン帝》とこのクリーチャーの違いは''[[召喚]]''か''[[コスト踏み倒し]]''かぐらい)。 -ガイスト(Geist)はドイツ語で「霊」の意味。 -もはや驚くことでもなくなった、[[コスト論]]では説明できないパワーのクリーチャー。[[《闇龍 ゲンムエンペラー》]]や[[《深淵大帝 ジャシン》]]よりも一回り大きい。 -[[《邪龍 ジャブラッド》]]に続いて2体目となる[[アビスドラゴン]]。 --ただし、[[DM23-EX1]]版の実際のカードには、[[種族]]に「アビスドラゴン」ではなく「''アビス・ドラゴン''」と書かれている。これについては、公式から[[エラッタ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/316645]]が出されており、「・」は無いものとして扱う。 -超次元関係で無いにもかかわらず、[[ビクトリーアイコン]]がカード下部にある珍しいカード。恐らく[[アビス]]共通フレームの髑髏と被らないようにするための処置だと思われる。 [[アビス]]共通フレームでなくなったシークレット版ではカード上部に移動している。 -アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』ではすでに[[アビスドラゴン]]として[[《邪龍 ジャブラッド》]]がいるからだろうか、全く登場していない。 --漫画版でもデュエル内で登場したことはなく、ジャシン率いるアビスの一体として一度だけ描かれただけである。 -[[デュエチューブ]]の動画で読み上げられた[[射場本正巳]]氏のコメントによると、そのまま場に出した[[クリーチャー]]を[[打点]]としてぶつける[[火]][[文明]]を意識したとのこと。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=PhevtJ4imFU]] -[[アビス]]のシークレットカードのイラストは名画がモチーフになっているが、このクリーチャーはその法則に当てはまっていない。 -[[アビス]]からの殿堂入りはこれが第1号。 //**関連カード [#card] //-[[《》]] **収録セット [#pack] -illus.[[akagi]] --[[DM23-EX1 「大感謝祭 ビクトリーBEST」>DM23-EX1]](4/84) -illus.[[douzen]] --[[DM23-EX1 「大感謝祭 ビクトリーBEST」>DM23-EX1]](㊙︎2a/㊙︎6)(㊙︎2b/㊙︎6)(㊙︎2超/㊙︎6) **参考 [#reference] -[[アビスドラゴン]] -[[ブロッカー]] -[[W・ブレイカー]] -[[cip]] -[[ディスカード]] -[[アビス]] -[[メクレイド]] -[[ターン1]] -[[リクルート]] -[[リアニメイト]] -[[殿堂入り]] ---- [[公式Q&A]] -3つ目の能力について >Q.自分の手札が1枚の状況です。&br;''《邪幽 ジャガイスト》''の「出た時」の能力で自分の手札を1枚捨て、「アビス・メクレイド5」できますか? A.いいえ、できません。&br;手札が2枚以上なければ、それらを捨てようとすることもできませんので、「そうしたら」以降の効果も解決できません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43487]](2023.7.21) -4つ目の能力について >Q.[[《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]の呪文側を唱えて、「メクレイド」で山札から''《邪幽 ジャガイスト》''を召喚しました。&br;この時、自身を出したことで''《邪幽 ジャガイスト》''の「各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時」の能力はトリガーしますか? A.はい、トリガーします。この能力は、自身が山札から出た時にもトリガーします。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43588]](2023.8.4) >Q.自分の''《邪幽 ジャガイスト》''と相手の[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分が山札からクリーチャーを出した時、''《邪幽 ジャガイスト》''の「各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時」の能力はトリガーしますか?&br;類似例:[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]] A.はい、トリガーします。&br;他のクリーチャーが山札から出て能力がトリガーしているので、[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]の能力の影響を受けません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43766]](2023.9.8) >Q.''《邪幽 ジャガイスト》''の「各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時」の能力で墓地から[[《ア:エヌ:マクア》]]を出しました。&br;[[《ア:エヌ:マクア》]]は「マッハファイター」を持つので、そのターン中に相手のクリーチャーを攻撃したのですが、ターンの終わりに山札の下に置きますか? A.はい、山札の下に置きます。''《邪幽 ジャガイスト》''の効果で出たクリーチャーは、そのターン中に相手クリーチャーを攻撃した場合でも、そのターンの終わりに山札の下に置きます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43862]](2023.10.11) &tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト5,アビスドラゴン,アビス,ドラゴン,パワー9000,ブロッカー,W・ブレイカー,cip,ディスカード,アビス・メクレイド,アビス・メクレイド5,メクレイド,メクレイド5,各ターンに1度だけ,山札からクリーチャーが出た時,cip付与,コスト参照,アビスサポート,リアニメイト,アビスラッシュ付与,殿堂入り,VIC,ビクトリー,akagi,douzen);