#author("2024-05-17T01:43:43+09:00","","")
#author("2024-08-15T11:35:40+09:00","","")
*《&ruby(じゃりゅう){邪龍}; ジャブラッド》 [#m68ac40a]

|邪龍 ジャブラッド OR 闇文明 (3)|
|タマシード/クリーチャー:アビスドラゴン/ACE 9000|
|''W・ブレイカー''|
|このタマシードが出た時、または自分のアビスが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。|
|自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。|
|自分のアビスが離れる時、かわりにカードを4枚自分の墓地から選び、シャッフルして山札の下に置いてもよい。|

[[DM22-RP2]]で登場した[[闇]]の[[アビスドラゴン]]/[[ACE]]の[[タマシード/クリーチャー]]。

[[出た時>cip]]と[[アビス]]が[[攻撃]]する時に2枚[[墓地肥やし]]し、自分の[[アビス]]すべてに[[墓地]]のカード4枚を[[山札の下]]に送ることを条件とした[[置換効果]]による[[除去]][[耐性]]を与える。闇の擬似[[シビルカウント]]4を達成するまでは[[クリーチャー]]として扱わない。

[[《深淵の支配者 ジャシン》]]に続き、[[システム>システムクリーチャー]]的な側面を色濃く持った[[アビス]]の[[タマシード/クリーチャー]]。[[【黒単アビスロイヤル】]]における初動の墓地肥やしとして使える。

序盤は[[タマシード]]であるため場持ちが良く、[[除去]]や[[殴り返し]]に左右されることなく確実に[[アドバンテージ]]を稼いでくれる。また[[cip]]でも墓地肥やしができるため返しのターンにすぐに除去されたとしても損にはならず、むしろ墓地に送られる方が都合が良い場面すらある。

[[攻撃]]時に墓地肥やしする効果は、序盤と終盤で持つ意味が大きく変わる。
-序盤においては[[リーサル]]を用意できない状況で[[シールド]][[ブレイク]]することになるため、常に相手に[[手札]]を与えるリスクと天秤にかけながら慎重に墓地を肥やさなければならない。幸いプレイヤー以外への攻撃でも能力は[[誘発]]するので、できれば[[殴り返し]](または[[自爆特攻]])で墓地のカードを増やしたい。

-リーサルを組み終えた終盤においては、攻撃と同時に除去耐性の種を用意できる、まさに鉄壁の能力になる。その頃には擬似シビルカウントを達成しているはずなので、このクリーチャー自身も[[耐性]]持ち2[[打点]]兼さらなる耐性補強役として攻撃に参加できる。
[[山札]]を削って墓地を肥やす[[カード]]の多い[[アビスロイヤル]]においては、[[耐性]]を応用して[[山札回復]]を行えるのも便利。

もちろん[[《アビスベル=ジャシン帝》]]とは極めて相性が良い。
《ジャシン帝》が[[着地]]すれば次のターンから[[アビスラッシュ]]による大量展開が可能になるので、一気にこのタマシードのクリーチャー化が満たしやすくなる。
[[《深淵の三咆哮 バウワウジャ》]]にも言えることだが、[[除去]]を回避するために攻撃の直前まで[[タマシード]]でいたい[[タマシード/クリーチャー]]の性質と、1ターン限定で大量展開できる[[アビスラッシュ]]が噛み合っている。
[[《アビスベル=ジャシン帝》]]の[[能力]]によって1コストの[[W・ブレイカー]]として墓地から召喚できるのも魅力。

このカードの登場によって、たとえ[[《アビスベル=ジャシン帝》]]が2回の除去を受けても、1回目は自前の破壊耐性で手札を捨てて置換、2回目は《ジャブラッド》の能力で捨てたカード含め4枚を山札の下に送って置換、という動きができるようになった。
攻撃の際にも[[G・ストライク]]以外ではそうそう攻勢を崩されないだろう。

-自前で[[アビスラッシュ]]を持たないことと、攻撃可能となる条件が1つ厳しい以外は[[《深淵からの復活 ジャシン帝》]]より性能が高い。もっとも、その《ジャシン帝》は[[アビスラッシュ]]ありきで採用されるためそちらが型落ちになるとは限らない。

**その他 [#u9570bf2]
-細長い体の骨に血管が巻き付いているドラゴンの姿なのだが、元々のデザインが複雑な事に加え、姿勢のせいで通常イラストではどういうドラゴンなのか若干分かりにくくなっている。

-[[シークレット>シークレットレア]]版のイラストの元ネタはジャン・オノレ・フラゴナールの『ぶらんこ』。元ネタと同じく木漏れ日の差し込む森の中でジャブラッドがブランコを楽しむという闇文明らしからぬ雰囲気のイラストだが、よく見ると元の絵に描かれていた人物が全て白骨化している。

-名前の由来は「邪」+「ブラッド(英:blood)(血)」だろう。

**背景ストーリーにおいて [#ee1c5a13]
深淵の中のあらゆる負なるものと邪なるものを凝縮し血液とした、[[ジャシン>《アビスベル=ジャシン帝》]]が生み出した[[暴竜爵]]の似姿。

高い再生能力を持ち、名乗りを上げて力を開放した[[ボルシャック・カイザー>《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]の一撃を受けてもすぐに再生してしまう。
しかし、[[仲間の思いで真の力を引き出した>シビルカウント]]ボルシャック・カイザーの連撃によって、二度と再生できないよう粉々に磨り潰された。

-[[背景ストーリー]]における再生能力は[[置換効果]]の[[除去]][[耐性]]として[[テキスト]]に反映されている。
背景ストーリーと同様に、[[《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]の連続[[攻撃]]を受け続けると置換効果を使えなくなり[[破壊]]されてしまう。

**アニメ・漫画において [#xed545f2]
アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』で[[斬札 ウィン]]が使用する[[オーバーレア]]の[[アビス]]カードとして登場。声優は[[山下タイキ]]氏。

かつて数多くの[[アビスロイヤル]]の同胞を食らった恐るべき邪龍。
[[邪神くん]]曰く、[[ボルシャック]]、[[ボルメテウス]]、[[ガイギンガ>《熱血星龍 ガイギンガ》]]といった名だたる[[ドラゴン]]達もこの[[クリーチャー]]の前ではトカゲ同然らしい。
一人称は「俺様」で、[[アビスロイヤル]]の眷属ではない故か、邪神くんに対してもタメ口で話す。

ウィンが「[[カイザ>プリンス・カイザ]]に勝つための新しい切札が欲しい」とつぶやいた直後に復活した直後に邪神くんの城を襲撃し、捕獲作戦に使われたタコさんウィンナーを気に入り、ウィンの新たな切札となった。

デュエマでの初登場は第21話の[[覚知山 ボウイ]]戦(3戦目)で、[[置換効果]]で[[アビスラッシュ]]の[[デメリット]]を無効化し、[[クリーチャー]]の数を維持してボウイの[[《ドラン・ゴルギーニ》]]の[[耐性]][[効果]]を封じた。
--また、ミニコーナーである「今日のカード」としても紹介された。

第23話の[[忍者>カレン]]戦ではウィンの[[デッキ]]に4枚投入されており、すべてが[[バトルゾーン]]に出された。

-[[クリーチャー]]化していない状態では、頭の上の巨大な骸骨だけが[[バトルゾーン]]に現れるが、[[クリーチャー]]化すると骸骨の下に闇が凝縮され、ジャブラッドの本体が現れる演出が取られている。

-主人公が使う[[最高レアリティ>オーバーレア]]カードだが、カイザが使用した[[《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]の方が優先されたためかアニメでの登場は収録パックの発売から一か月後と遅いタイミングでの登場だった。

-続編の『[[決闘学園編>デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』でも引き続き使用した。
背景ストーリーをベースに描いた第29話では意思が殆どない怪物のように描かれている。

-漫画『デュエル・マスターズ LOST ~追憶の水晶~』では第3話で初登場し、同話では「線」の先の世界で[[《メテオ・ドラゴン》]]を捕食した。
-漫画『[[Duel Masters LOST ~追憶の水晶~]]』では第3話で初登場し、同話では「線」の先の世界で[[《メテオ・ドラゴン》]]を捕食した。
第5話ではウィンがクリスタとのデュエルで使用し、[[置換効果]]で[[《ハニー=マーガニー》>《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》]]の破壊を防いだ。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM22-RP2]]の[[ACE]][[タマシード/クリーチャー]][[サイクル]]。''《邪龍 ジャブラッド》''のみ[[オーバーレア]]で、他はすべて[[スーパーレア]]。
-[[《ルベル・ゴルギーニ》]]
-[[《Law儿-怪Hawk》]]
-''《邪龍 ジャブラッド》''
-[[《ボルシャック・バラフィオル》]]
-[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]

**関連カード [#te1ed27a]
-''Next''
--[[《邪魂龍 ジャビビルブラッド》]]

-[[《歓楽龍 ガルザ・ガルザ・ガルザ》]]

**収録セット [#jfcb8817]
-illus.[[akagi]]
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](OR2/OR2)
--[[DM22-RP2X 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」超刺激パック>DM22-RP2X]](OR2/OR2)
-illus.[[akagi]]''(別イラスト)''
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](2S/2)(2B/10)
--[[DM22-RP2X 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」超刺激パック>DM22-RP2X]](2S/2)(2B/10)

**参考 [#b074ec59]
-[[タマシード/クリーチャー]]
-[[アビスドラゴン]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[アビス]]
-[[アタックトリガー]]
-[[墓地肥やし]]
-[[除去置換効果]]
-[[山札の下]]
-[[山札回復]]

----
[[公式Q&A]]

-カード特性について

>Q.自分の''《邪龍 ジャブラッド》''と、他に闇のクリーチャーが3体バトルゾーンにいる状況です。&br;相手の[[《零龍》]]の「零龍卍誕した時」の能力で、自分の''《邪龍 ジャブラッド》''と、他の闇のクリーチャー3体のパワーが0になりました。&br;この4体が破壊される際、「自分のアビスが離れる時、かわりに」の置換効果を適用して''《邪龍 ジャブラッド》''自身のみをバトルゾーンに残しました。&br;他の3体は破壊されますが、''《邪龍 ジャブラッド》''は置換効果で一度バトルゾーンにとどまり、その後他のクリーチャーがいなくなったことでタマシードに戻るのでバトルゾーンに残せますか?
A.はい、バトルゾーンに残せます。&br;自分の闇のクリーチャーまたはタマシードが4つ以上ではなくなったことで、''《邪龍 ジャブラッド》''は自身の常在型能力によりクリーチャーではないタマシードになります。クリーチャーではなくなっている間は、''《邪龍 ジャブラッド》''はパワーが0であっても破壊されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44113]](2023.11.17)

-4つ目の能力について

>Q.自分の墓地にカードが2枚だけある状況です。&br;自分の''《邪龍 ジャブラッド》''と[[《アビスベル=ジャシン帝》]]が同時に破壊される時に、まず[[《アビスベル=ジャシン帝》]]の置換効果で手札を2枚捨ててから、捨てた2枚を含む墓地のカード4枚を山札の下に置いて''《邪龍 ジャブラッド》''の置換効果を使い、両方をバトルゾーンに残せますか?
A.いいえ、''《邪龍 ジャブラッド》''はバトルゾーンに残せません。&br;別々のイベントを置換する複数の置換効果が同時に発生した際、まずそれらのうちどれを実際に適用するか決める必要があります。この際、置換効果によって影響を受けるカードも選ぶ必要があります。&br;この場合、影響を受けるカードとは[[《アビスベル=ジャシン帝》]]で捨てる手札2枚と、''《邪龍 ジャブラッド》''で山札に戻す墓地のカード4枚のことです。&br;影響を受けるカードをすべて選んでから実際に置換効果を処理するので、選ぶ時点では墓地にカードが4枚無く、''《邪龍 ジャブラッド》''の置換効果は適用できません。
#region2(([[総合ルール]] [[609.9.>総合ルール本文#rule609_9]])){{
:609.9. |複数のイベントが同時に発生し、それぞれを別の置換効果が修正することがあります。その場合、各プレイヤーはまず、自分が持つ置換効果をどのイベントに適用するか決定します。すべてのイベントに適用する置換効果を決定し終えたら、それらを同時に適用します。
::609.9a |まずターン・プレイヤーから、どのイベントにどの置換効果を適用するかを決定します。適用する置換効果によってカードの移動や位相の変更などの処理が必要な場合、この時点でその処理によって影響を受けるカードも選ぶ必要があります。ターン・プレイヤーによる置換効果の適用の決定が終わったら、次は非ターン・プレイヤーが同様の手順で適用する置換効果を決定します。
::609.9b |置換効果の処理によって影響を受けるカードを選ぶ際、別の置換効果の適用を決定した際に選んだカードを改めて選ぶことはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42959]](2023.4.10)

>Q.自分の[[《フォーク=フォック》]]と''《邪龍 ジャブラッド》''が同時に破壊される際、''《邪龍 ジャブラッド》''の置換効果を使い、両方をバトルゾーンに残すことにしました。&br;置換効果の適用は同時に行われますが、墓地のカードはどのような手順で山札に戻せばいいですか?
A.墓地のカードを4枚シャッフルして山札の下に置いた後、再度墓地のカードを4枚シャッフルして山札の下に置いてください。&br;同時に発生した置換効果は同時に適用されます。ただし、物理的なカードの移動には順番が存在します。&br;ゲームの処理上、これら8枚のカードは同時に山札に加わった扱いになりますが、実際にはプレイヤーが好きな順番で4枚ずつ移動させることになります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42961]](2023.4.10)

>Q.相手が[[《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]の呪文側を唱えて、コスト3のカードを選びました。&br;これにより自分の''《邪龍 ジャブラッド》''1体が山札の下に置かれる際、「自分のアビスが離れる時、かわりに」の置換効果を適用しました。&br;[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]で山札の上から表向きにした3枚と、''《邪龍 ジャブラッド》''の置換効果で墓地から選んだ4枚は、どういう風に山札の下に戻しますか?
A.好きな順番で山札の下に置きます。&br;表向きにした3枚を先に戻してから''《邪龍 ジャブラッド》''の効果で選んだ4枚を戻してもいいですし、逆の順番で戻すこともできます。&br;ただし、7枚を混ぜてばらばらに戻すことはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43447]](2023.7.21)

>Q.[[《ジョーカーズの心絵》]]の「出た時」の能力で、自分の''《邪龍 ジャブラッド》''を山札の下に置く際、「自分のアビスが離れる時、かわりに」の置換効果を適用し、かわりに山札の下にカードを4枚置きました。&br;この時、[[《ジョーカーズの心絵》]]の効果で自分がシールド化する枚数はどうなりますか?
A.山札の上から4枚をシールド化します。&br;置換効果は効果の発生源を変更しません。''《邪龍 ジャブラッド》''の置換効果を適用した結果、[[《ジョーカーズの心絵》]]の効果によって山札に4枚のカードが加わりましたので、4枚シールド化します。
#region2(([[総合ルール]] [[110.5>総合ルール本文#rule110_5]])){{
:110.5. |効果の発生源は、それを生成した能力を持つカードです。待機状態にある誘発効果の発生源は、誘発型能力を持つカードです。
::110.5a |いったん誘発したら、効果はその発生源とは独立して待機状態の効果となります。その後、その効果の発生源となる能力を持つカードが別のゾーンに移動しても、効果がなくなることはありません。ただし、いくつかの効果はその効果が直接何かをするのではなく、その効果の発生源に何かをさせることに注意してください。チェックする時点で発生源が既に元あったゾーンにない場合でも、発生源がその処理を行ないます。&br;例: 相手のクリーチャーの合計パワーを効果の発生源であるクリーチャーのパワー以下になるように選ぶ場合、発生源であるクリーチャーがすでにバトルゾーンにいない場合は、そのカードがバトルゾーンからいなくなる直前のパワーを参照します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43448]](2023.7.21)

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