#author("2024-06-10T13:51:57+09:00","","")
#author("2024-08-04T02:25:05+09:00","","")
*《&ruby(れいごくせつぞくおう){零獄接続王}; ロマノグリラ&ruby(ゼロせい){0世};》 [#u025e25d]

|零獄接続王 ロマノグリラ0世 KGM 光/闇/自然文明 (11)|
|クリーチャー:ディスペクター/ダークロード/ガーディアン/ナイト 17000|
|''EXライフ''|
|''マッハファイター''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうしたら、その中から1枚を墓地に置き、残りをマナゾーンに置く。|
|このクリーチャーが攻撃する時、コストの合計が、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下になるよう、自分のマナゾーンと墓地からクリーチャーを最大1体ずつ選び、出す。|
|このクリーチャーがタップしていれば、自分は攻撃されない。|

[[DMRP-19]]で登場した[[光]]/[[闇]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[ダークロード]]/[[ガーディアン]]/[[ナイト]]。

[[cip]]で任意の[[マナブースト]]と[[墓地肥やし]]をし、[[アタックトリガー]]で[[墓地]]と[[マナゾーン]]から最大1体ずつ[[コスト踏み倒し]]を行う。
更には[[タップ]]している間自分への[[攻撃]]を封じる[[常在型能力]]を持つ[[マッハファイター]]。

第一に、[[cip]]で[[マナゾーン]]と[[墓地]]それぞれに[[カード]]を置く[[能力]]は[[《ライマー・ドルイド》]]と似ている。
とはいえ、この[[クリーチャー]]自身非常に高[[コスト]]なので、[[マナブースト]]や[[墓地肥やし]]というよりは、もっぱら[[アタックトリガー]]による[[コスト踏み倒し]]の下準備として使うことになるだろう。

第二に、その[[アタックトリガー]]で行う[[コスト踏み倒し]]では、[[マナ]]と[[墓地]]から任意の[[クリーチャー]]を好きな組み合わせで''最大1体ずつ''呼び出すことができる。
0体or1体の何方かを選べるので、[[メタ]]クリーチャーが居るなら出さない選択肢もOK。
[[マッハファイター]]なので、手頃な相手[[クリーチャー]]がいれば出して即[[能力]]を使用可能。
序盤に[[マナゾーン]]に置いた[[クリーチャー]]でも、[[マナ回収]]の手間を挟むことなく活用できるのは嬉しい。

[[cip]]でも[[マナブースト]]が可能なこともあり、普通に[[マナ]]を溜めて[[召喚]]していれば13[[マナ]]、[[ササゲール]]などを使用していても8[[マナ]]程度なら溜まっていることが多く、呼び出せる対象は非常に多岐に渡る。
合成元の[[《邪眼皇ロマノフI世》]]のごとく2体目以降の《ロマノグリラ0世》を連鎖的に呼び出すことも可能であり、[[マッハファイター]]で相手の[[クリーチャー]]を蹴散らしながら強固な布陣を敷くことができる。
何体も並べてから[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]を呼び出すことで[[エクストラウィン]]が狙える。

また、[[ササゲール]]を使用した[[ディスタス]]を自力で再利用できるため、後続の[[ディスペクター]]を呼び出し易くなる。
-「[[出す]]」であるためメジャーな[[コスト踏み倒しメタ]]に引っ掛かりやすい。[[マッハファイター]]があるので単体でも処理はできるが、その場合最初の一回目の[[コスト踏み倒し]]は対処されてしまう。

第三に、合成元の[[《「無情」の極 シャングリラ》]]譲りの[[攻撃制限]]は「[[プレイヤー]]を[[攻撃させない>攻撃できない]]」ものへと変化している。
[[クリーチャー]]への[[攻撃]]は許すものの、[[ダイレクトアタック]]は防ぐことができる。特に''[[EXライフ]]で追加されたシールドに攻撃させなくする事''が強く、「低パワーの相手クリーチャーに[[EXライフ]][[シールド]]を[[ブレイク]]されてから、大型クリーチャーに[[殴り返し]]されてしまう」といった[[ディスペクター]]特有の弱点を克服している。相手からしたら大型クリーチャーで殴るか、デッキスペースを圧迫する除去札の使用を合計2回強いられる羽目になる為、このクリーチャーの除去耐性は更に強固な物となっている。
これがあるため、[[マッハファイター]]と[[アタックトリガー]]が腐ってしまうものの[[タップイン]]効果にもある程度強い。

総じて広い範囲から[[コスト踏み倒し]]を行う[[アタックトリガー]]を持ち、[[マッハファイター]]によって即時に発動可能であり、さらに自力で[[コスト踏み倒し]]対象をある程度工面できるなど、単体で[[能力]]が綺麗に完結している。
中でも[[パワー12000以上]]に除去耐性を与える[[《龍装者 ジスタジオ》]]と相性が良く、[[《あたりポンの助》]]などで[[無視]]されたり、[[エクストラウィン]]でも狙われない限り無敵の布陣が完成する。

大きな難点としては、[[能力]]の性質上どうしても相手[[クリーチャー]]頼りの運用になってしまうこと。
[[マッハファイター]]・[[攻撃制限]]は共に相手の[[クリーチャー]]がいない局面では即座に効力を発揮できず、[[マナ]]と[[墓地]]を軽く増やすだけの[[ファッティ]]で終わってしまう。
[[コスト]]の高さから「相手[[クリーチャー]]が全くいない」という場面で出すことはほぼ無いだろうが、[[【カリヤドネループ】]]などこの[[クリーチャー]]そのものが[[腐って>腐る]]しまう対面があることは意識しておきたい。

[[マナコスト]]の重さも欠点だが、[[ディスペクター]]ゆえに[[ササゲール]]を利用できる。特に[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]ならば一気に4コストも軽減できる上、[[文明]]も一致している。[[破壊]]されたら[[リアニメイト]]で呼び戻すことができ、非常に相性がよい。同じように[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]も一気に4コスト軽減させることができる。
大量[[マナブースト]]で有名な[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]と組み合わせるのも手だろう。

[[【5色コントロール】]]に入れるとしたら、[[スピードアタッカー]]を呼び出しつつ相手への[[攻撃制限]][[能力]]を活かして雑殴りするというのが1つの使い方になるか。

[[cip]]で[[マナブースト]]ができる[[重量級]]という点から[[【ミステリー・キューブ】]]のような[[デッキ]]にも適性がある。
運よく[[コスト踏み倒し]]に成功すればマナを伸ばしながら[[クリーチャー]]を展開し、さらに[[プレイヤー]]への[[攻撃]]も防いでくれる頼もしい存在となる。

自身の能力を活かして2体から3体並べるのもアリで、そうすると地味にマナも伸びるので後続の展開にも役立つ。
山札掘削を[[《神の試練》]]での[[追加ターン]]獲得に活かすのも悪くない。

-「自分は[[攻撃されない]]」[[能力]]をもつ[[クリーチャー]]には[[《大樹王 ギガンディダノス》]]や[[《ボントボルト》]]がいる。
[[パワー]]50000以上の[[攻撃]]は通してしまう前者や、各[[ターン]][[バトル]]に勝たないと[[能力]]を発動できない後者と違い、[[タップ]]するだけで全[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を阻止できるのがこの[[カード]]の強み。
--逆に言えば、この[[クリーチャー]]を[[タップ]]できない場合はあらゆる[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を素通ししてしまうのは明確な短所と言える。
--なお、どれも[[クリーチャー]]への攻撃を許してしまう共通点がある。この点は、[[《D2S 皇帝ワルスラ》]]や[[《「正義帝」》]]などと組み合わせることで、殴り返しを受けないようにして対策するのも手。これらのクリーチャーを[[アタックトリガー]]で踏み倒しできる点は、上記2種にはないこのクリーチャーだけの利点と言える。

-[[《勇騎恐皇フォルテ》]]をも超える大型[[ダークロード]]のため、[[《大邪眼バルクライ王》]]の[[リアニメイト]]対象としても有力。こちらの[[アタックトリガー]]で《バルクライ王》を[[進化元]]ごと呼び出せるため、相互に踏み倒しての大量展開も可能となる。

-相手の[[《S.Q.QX/5.S.U.》]]がいる場合、[[墓地]]に置けなかったカードは残りのカードとして扱うので、[[マナゾーン]]に置かれる。つまり、見ている3枚すべてが[[マナゾーン]]に置かれる。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40387]]

-[[cip]]の[[解決]]時に[[山札]]が2枚以下なら、それらを見ることもできない。当然、「[[そうしたら]]」以降の能力も[[解決]]できない。「そうしたら」以前の能力には「可能な部分のみ実行する」ルールは適用されないため。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41439]]
--場に[[《巡霊者メスタポ》]]や相手の[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいる場合、[[山札]]が3枚以上なら「そうしたら」以降の能力を[[解決]]できる。ただし、[[解決]]に際して参照する「見ているカード」が存在しないため、効果は不発になる。よって、結果的に何もしないことになる。
--相手の[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]がいる場合、[[山札]]が3枚以上あれば、[[山札の上]]を表向きにし、それを[[墓地]]に置く。[[山札]]が2枚以下なら上記の理由でそれらを見ることはできないので、何もしない。

**環境において [#c26af67a]
[[DMRP-19]]で登場するなり、通常の[[【5色コントロール】]]との折衷型[[【5色ディスペクター】]]で活躍。
20マナ近く貯めてから詰めに[[《地封龍 ギャイア》]]を呼び出し、オマケに墓地から[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]を釣るのが常套パターン。派生形の[[【4色ロマノグリラ天門】]]でも需要がある。[[【4色ロマノグリラ天門】]]での活躍は当該記事を参照されたい。

このクリーチャーが出る頃には相手の盤面が更地であることが稀な上に、このクリーチャーを出すためのマナブーストによりマナゾーンも必然と整っているため、重いわりに盤面やマナゾーンに左右されてしまうという登場前の懸念も杞憂に終わった。

後に[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]が登場すると、事実上の7[[コスト]]の[[クリーチャー]]として[[召喚]]できるようになった。
**その他 [#nd3195cc]
[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]で予告されていた[[ディスペクター]]。
「[[煉''獄''王>《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]」[[《邪眼皇''ロマノ''フI''世''》>《邪眼皇ロマノフI世》]]と“矛盾に満ちたゼロの心”「''零''源王」[[《「無情」の極 シャン''グリラ''》>《「無情」の極 シャングリラ》]]を合成した『接続』[[ディスペクター]]の[[王>キングマスター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《シャングリラ》の竜頭状の下半身に《ロマノフ》が足を組んで座っている。一見すると《ロマノフ》本体は接合されていないように見えるが、よく見ると腰布などに『接続』[[ディスペクター]]特有のビス止めが確認できるため、どうやら姿勢ごと固定して接合されているようだ。冒涜的な改造の多い[[ディスペクター]]の中でもさらに悪趣味な施術に定評のある『接続』[[ディスペクター]]にしては比較的穏当な改造であるが、「姿勢を変えることを禁じる」という、別方面で冒涜的な扱いを受けている((余談だが、「姿勢を完全に固定し動くことを禁じる」という行為は歴とした拷問の一種である))。
--また《シャングリラ》の下半身に当たる竜頭が合成元とは大きくデザインが異なっており、ロマノフが座れるように頭部を変形させている模様。その上、色も黒く変色しており、黒いドラゴンを彷彿とさせるデザインとなっている。
--左右には''複製された《シャングリラ》の頭部''が浮遊している。
--その他、《ロマノフ》の頭に《シャングリラ》の人型部分の頭髪が移植されている、二丁の「魔銃」に《シャングリラ》モチーフの装飾をビス止めしている等、細かく「ディスペクト」式改造を施しているのがわかる。
---これまでの[[ディスペクター]]の[[王>キングマスターカード]]はその多くが合成元の姿からかけ離れた派手な改造を行われていたが、この[[クリーチャー]]の場合は、逆に遠目には改造部の判り難い合成の仕方になっている。「雑合体」と「完全に分解しての再構成」という両極端な改造を行う『接続』[[ディスペクター]]らしい、歪んだ繊細さが感じられる合成と言える。
---なお、《シャングリラ》の人体部は竜頭のいわゆる首の根元から生えていたが、こちらは竜頭に直接《ロマノフ》が座っている。
はじまりの[[ゼニス]]と呼ばれる《シャングリラ》の上に、《ロマノフ》がふんぞり返るその姿は、[[ゼニス]]に対して明らかなディスペクトと言える。
--[[能力]]の面でも、《ロマノフ》によく見られる[[呪文]]に関する[[能力]]を一切持たず、また《シャングリラ》の「[[攻撃]]全てを封じる=争いをなくす」[[能力]]が「[[クリーチャー]]への[[攻撃]]のみ許す=[[争い>バトル]]を認める」[[能力]]に変化しているなど、合成元の2体をかなり「ディスペクト」している。
ただ、攻撃時の[[リアニメイト]]は合成元と縁の深い[[《煉獄と魔弾の印》]]と[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]の存在を考慮すれば「リスペクト」気味かもしれない。
---それでいて[[種族]]には「[[呪文]]との連携」を戦術とする[[ナイト]]と「争いに対する矛盾」から[[ゼニス]]を生んだ[[ガーディアン]]が残されている。
--[[カード名]]「零獄」の内、「獄」は[[DMD-25]]以来《ロマノフ》関連でよく用いられるようになった「煉''獄''」という単語から、「零(0)」はそのまま《シャングリラ》の[[色]]にして重要な要素である「''ゼロ''」からだろう。なお、「0世」という呼び方は意味の成立しない「矛盾」した表現である。
---一応、例えば「従来"1世"と呼んでいた者が実は本当の初代ではなかった」場合に、「1世」というそれまでの呼び名は変えることなく本当の初代に名を与えたいのであれば、2世・3世等との比較から帰納的に「0世」という呼称を定義することは可能である。しかし、当然ながら《ロマノグリラ》が「初代」なはずもなく、この解釈でもやはり「矛盾」した表現であることに変わりはない。
-[[闇]][[単色]]の《ロマノフ》と[[無色]]の《シャングリラ》の合成だが、『接続』[[3色]]に合わせる為[[白黒緑]]という[[色]]構成になっている。
--[[ガーディアン]]自体は一応[[水]]以外の全[[文明]]に[[単色]]の[[クリーチャー]]が存在している。(([[火は少し特殊な事情だが>《開発部の守護者 ミッチー》]]))また、《シャングリラ》登場時には既に[[自然]][[単色]]の[[ガーディアン]]は存在し、《シャングリラ》自身[[聖>光]]と[[邪>闇]]が混じりあった存在とされていることからそこまで突拍子もない[[色]]構成という訳でもない。しかし、[[愛>光]][[憎>闇]]の果てに[[無情>無色]]へと至った《シャングリラ》に再び[[光]]と[[闇]]を割り当てるという行為の「ディスペクト」度合は計り知れない。
なお、《ロマノフ》にとっても[[光]][[自然]]は、それぞれ「魔光([[光]]/[[闇]])」「爆獣([[火]]/[[自然]])」という、自らの「邪眼([[水]]/[[闇]]/[[火]])」と異なる[[ナイト]]派閥の[[色]]である。
---《シャングリラ》の使用者である[[南藻 奈已]]がモデルになったと思しき[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]が[[光]]/[[自然]]の[[クリーチャー]]なので、こちらが由来の可能性もある。
--《ロマノフ》は[[ドラゴン・ゾンビ]]を、《シャングリラ》は[[ゼニス]]を削除されている。なお、4[[種族]][[ディスペクター]]としては4体目。
---[[ドラゴン・ゾンビ]]は[[ロマノフ]]関連[[クリーチャー]]では割と頻繁に削除される[[種族]]である。また、[[ディスペクター]]化された[[ロマノフ]]と言えば既に[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]が存在するが、あちらは[[ゴッド]]と[[ダークロード]]を削除されているものの、「[[呪文]]を扱う[[ナイト]]」という体裁は保てている。
-合成元の2体は意外にも、[[背景ストーリー]]上で、争いの発端となった所で共通している。
--まず《ロマノフ》は、「争いを求めて」戦国武闘会で数々の混乱を招き入れており(当時は[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]が[[《超銀河弾 HELL》]]を乱発したことが発端となっているが、実は《シーザー》は《ロマノフ》が生み出したことが判明。)、次に《シャングリラ》は「争いを無くす」べく[[ゼニス]]を差し向けている(本来は[[ガーディアン]]の思想から[[ゼニス]]を生み出した)。
しかも両者の考えは、共に「争い」に関連する所にあるが、最終的な目的は真逆の位置にあり、「矛盾」している。その2体がディスペクターの『王』として合成元に選ばれるというのは中々な皮肉である。
}}

[[DMRP-19]]の[[CM>https://twitter.com/t2duema/status/1441613681519996930]]では、《ロマノフ》が座している《シャングリラ》部分がレースマシン状に変形し低空飛行している。《ロマノフ》と比して《シャングリラ》が小さく、直前に登場したデコトラ型[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]の存在もあって非常にコンパクトな印象を受ける。

***[[背景ストーリー]]での活躍 [#j2bae09d]
―'''[[高貴>ナイト]]なる[[矛盾>ゼニス]]。[[強欲>《邪眼皇ロマノフI世》]]と[[無欲>《「無情」の極 シャングリラ》]]が[[支配の鉄鋲で留められた>《接続秘伝ドミニオンスパイク》]]存在。それこそが、零獄接続王。'''―
#region2(具体的な活躍){{
魔弾を撃ち込んだ他者に同士討ちを強制し、その者の平和を望む心との矛盾で[[ゼニス]]化させる能力を持つ。
[[レクスターズ]]達と交戦中だった[[《極世接続 G.O.D.Z.A.》]]の中から顕現。[[レクスターズ]]達に同士討ちを強い[[ゼニス]]化させるも、駆け付けた[[ガイアハザード]]及び[[四つの>《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]][[王国の>《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》]][[キング>《月と破壊と魔王と天使》]][[マスター>《大樹王 ギガンディダノス》]]達から「戦いによる相互理解」というヒントを得た事で[[レクスターズ]]は[[ゼニス]]化を克服。
今度は自分が一斉に攻められたことで、「戦いながらも相互理解を試みる者たちが存在する」という矛盾に耐えられず自身が崩壊。「[[煉獄王>《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]」の魂は[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]へと還っていった。
-他者に争いを強い矛盾を利用して第二第三の《シャングリラ》を生み出すという行為、矛盾に耐えきれず崩壊するという最期など、平和と争いの矛盾に対する苦しみの果てに超克を果たしたオリジナルの《シャングリラ》を徹底して「ディスペクト」する活躍を見せている。
また、同族間で無益な戦いを強いる能力は、[[ナイト]]のプライドをかけて[[サムライ]]との戦いに挑んだ《ロマノフ》を侮辱する行為でもあり、やはりこちらも「ディスペクト」されている。
-前弾で世界規模どころか複数の次元に渡る大厄災を引き起こし、死後も[[更なる脅威>《禁断竜王 Vol-Val-8》]]を呼び寄せた[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]と比べると呆気ない幕引きのように見えるが、実際には元[[キングマスター]]含む大勢の[[レクスターズ]]に加え、[[王国>鬼札覇王連合]]の[[キングマスター]]4人と[[ガイアハザード]]4人もの戦力を投入してようやく勝ち取った勝利であったことが窺える。投入された戦力だけなら各章のラスボスにも匹敵するだろう。
また、[[レクスターズ]]の攻撃で破壊されたわけではなく「矛盾によって自己崩壊した」という最期であることから、《ドキンダンテ》同様特殊な手順を踏まなければ打倒は叶わない存在だった可能性もある。
//という、[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]を撃破した時とほぼ同等の戦力で
//全員レクスターズ化してるし一概に比較できない気が・・・あと直後の「各章のラスボスに匹敵」で包含されてる
--原理は不明ながら、平和に興味など無さそうな[[《デ・スザーク》>《テ・ラ・スザーク》]]や[[《ゲンムエンペラー》>《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]まで[[能力の影響を受け>《零魔幻争》]][[ゼニス]]化の危機に瀕していた辺り、強大な権能の持ち主だったのは間違いない。
--[[《ドキンダンテ》>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]はこれまでの[[背景ストーリー]]全体から見ても明らかに抜きん出た力を持つ屈指の強者である。だが、その《ドキンダンテ》ですら[[レクスターズ]]を撃破できなかった事を踏まえ[[《Vol-Val-8》>《禁断竜王 Vol-Val-8》]]の参戦と同時に戦線に現れたとも考えられる。
---[[DMRP-17]]登場の《G.O.D.Z.A.》の内に潜んでいたということは、「王来大戦」の初期から既に襲来していたということになる。ただ、その場合「[[ディスペクター]]の本拠地にいる」という[[《Disジルコン》]]の[[フレーバーテキスト>《Disジルコン》#zdb2e820]]と矛盾する。あるいは、《G.O.D.Z.A.》は字面通りの器ではなく一種の「[[ゲート>リアニメイト]]」ないし触媒だったのかもしれない。
---余談だが、後に[[DM23-BD1]]に収録された[[《大地門ライフ・ゲート》]]では、文字通り「ゲート」に変化し《ロマノグリラ》を呼び出す《G.O.D.Z.A.》の姿が描かれている。
-「戦いによる相互理解」という概念は、奇しくも同年発売の[[DMBD-16]]・[[DMBD-17]]にて提示された物である。
また、[[エピソード1]]以降の[[背景ストーリー]]においては度々戦争終結の一助となっている概念であり、実のところデュエマの[[背景ストーリー]]においてそれ程突拍子もない思想という訳でもない。予め周知されていたからこそのスピード決着だったと言える。
--《シャングリラ》がラスボスを務めた[[エピソード2]]の[[ストーリー>背景ストーリー]]においても、[[鬼>《黄金世代 鬼丸「爆」》]][[丸>《黄金龍 鬼丸「王牙」》]]が[[ライオネル>《「俺」の頂 ライオネル》]]や[[修羅丸>《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]と戦いを通して和解しており、《シャングリラ》自身に対してもその想いに理解を示し受け入れている。矛盾を目に当たりにしての自己崩壊という最期は、あるいは《シャングリラ》の[[抵抗によるもの>《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]だったのかもしれない。
-合成元である[[《邪眼皇ロマノフI世》]]を「強欲」と称しているが、「強欲」という言葉には[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]や[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]が思い当たる。
もっとも、[[ナイト]]の中でも「邪眼」が好戦派であることを踏まえれば、「邪眼」の筆頭たる《ロマノフ》が「強欲」であることには違いないのかもしれない。
}}

***アニメ・漫画での活躍 [#fcc6269e]
アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では他の[[キングマスターカード]]の[[ディスペクター]]と同様に[[ジェンドル]]が使用。声優は[[堀総士郎]]氏。
#region2(具体的な活躍){{
-第23話にて初登場。
[[切札 ジョー]]が過去の世界で[[ロマノフ>《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]を入手し帰還したところを[[ジェンドル]]が待ち伏せし、既に回収していた[[《「無情」の極 シャングリラ》]]と合成し生み出した。
同話のジョー戦(3戦目)で初使用し、直前のジョーの[[ターン]]に[[S・トリガー]]で場に出ていた[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]を[[ササゲール]]で破壊して4[[コスト軽減]]し7マナで[[召喚]]した。
[[cip]]にで2体目の《ヒャクメ-4》を[[墓地]]に置きつつ[[マナ]]を伸ばし、[[アタックトリガー]]によって[[墓地]]から《ヒャクメ-4》を[[リアニメイト]]し、[[マナゾーン]]から[[《腐聖 ブラッドウ-2》]]を呼び出し[[《パーリギリス》]]を[[バトル]]で[[破壊]]した。
その後は[[タップ]]状態[[能力]]によってジョーの攻撃を牽制したが、返しのジョーの[[ターン]]に「[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]」の連続[[侵略]]によって[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]が[[禁断解放]]し、[[パワー]]を[[マイナス>パワー低下]]99999されて[[EXライフ]][[シールド]]ごと[[破壊]]されてしまった。
-事前に「《ロマノグリラ0世》のダイレクトアタックによって切札 ジョーが敗北する」というビジョンとして登場していたものの、実際の初戦では[[ダイレクトアタック]]を担うどころか《モモキングダムX》の[[禁断解放]]に敗れるという展開となってしまった。
--なお、デュエマ自体は[[S・トリガー]]で発動した[[《ヘブンズ・ゲート》]]によって降臨した[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]と[[《極世接続 G.O.D.Z.A.》]]によって[[ジェンドル]]が逆転勝利している。
---[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]では「《G.O.D.Z.A.》を割って降臨」した《ロマノグリラ0世》だが、アニメでの初戦は「《ロマノグリラ0世》が破壊された後に《G.O.D.Z.A.》の力で勝利する」という皮肉な展開となった。

-第32話のジョー戦(4戦目)で再び登場。
[[《ドンドン水撒くナウ》]]の[[効果]]で[[手札]]に加わりつつ[[コスト]]4の[[《ガヨウ神 <シューマッハ.Star>》]]を[[バウンス]]し、[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の[[能力]]で唱えた[[《獅子王の遺跡》]]によって増えた潤沢な[[マナ]]を使用して正規の11マナで[[召喚]]された。
[[《下町のナポレたん》]]を[[破壊]]しつつ[[アタックトリガー]]で[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]を[[リアニメイト]]したが、返しのジョーの[[ターン]]に[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]が[[禁断解放]]したことにより、《ドルファディロム》共々またも[[パワー]]を-99999されて[[EXライフ]][[シールド]]ごと[[破壊]]されてしまった。

-これ以降は[[ジェンドル]]の[[マナゾーン]]や[[手札]]としての登場に留まった。

--CGモデルがモデリングの為の簡略化を兼ねてか[[カードイラスト]]とはデザインがかなり変わっている。
---具体的には、《ロマノフ》の足が靴から[[DMC-58]]版を思わせる竜足に変わり、座乗している竜頭のデザインがほぼ元の《シャングリラ》と同じになっている。
また、《ロマノフ》のマントを貫く棘が無くなり、上記のビジョンでは竜頭の上に膝立ちしているなど、[[カード>カードイラスト]]版以上に接合箇所が見当たらなくなっているのが分かる。

--また、第32話ではBパート開始前のアイキャッチや[[召喚]]時などで《ロマノフ》と竜頭が別々に並んで描写されており、''二者が完全に分離している''。
どうやら、アニメのCGモデルにおいては「《シャングリラ》の竜頭に《ロマノフ》が騎乗している」という解釈でデザインされているようである。
---なお、アイキャッチで見せたCGでは《ロマノフ》が竜頭の頭を撫でているようなポーズが取られている。
}}

漫画『キング』でもアニメ『キング!』と同様に[[ジェンドル]]が第21話から第22話での[[ザキラ]]戦で使用。
また、アニメ版とは異なり[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]と同様にジョーと戦わなかった[[キングマスターカード]]の[[ディスペクター]]である。

**関連カード [#mfed0b72]
-[[《邪眼皇ロマノフI世》]]
-[[《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]
-[[《「無情」の極 シャングリラ》]]

-[[《ライマー・ドルイド》]]
-[[《邪狩!不死樹MAX》]]
-[[《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》]]

-[[《極世接続 G.O.D.Z.A.》]]
-[[《邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフI世》]]

-[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]
-[[《煉獄大帝 キング・ロマノフ》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》]]
--[[《大地門ライフ・ゲート》]]([[DM23-BD1]])

**収録セット [#aa396e57]
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMRP-19 「第3弾 王来篇 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]](KM3/KM3)、(3S/20)、(3B/20)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](M14/M40)
--[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]](12/60)

**参考 [#v0b69f39]
-[[白黒緑]]
-[[ディスペクター]]
-[[ダークロード]]
-[[ガーディアン]]
-[[ナイト]]
-[[EXライフ]]
-[[マッハファイター]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[墓地肥やし]]
-[[マナブースト]]
-[[アタックトリガー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]
-[[タップ]]
-[[攻撃されない]]
-[[【4色ロマノグリラ天門】]]

-[[キングマスターカード]]

----
[[公式Q&A]]

-4つ目の能力について

>Q.自分の[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]がバトルゾーンにいて、自分の山札が3枚の状況で、自分は''《零獄接続王 ロマノグリラ0世》''をバトルゾーンに出しました。「EXライフ」によって山札が2枚になったのですが、「出た時」の能力でその山札2枚を見れますか?
A.いいえ、山札が3枚ない場合、見ることはできません。山札を見れなかったので、「そうしたら」以降の効果も解決できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41568]](2022.7.22)

-5つ目の能力について

>Q.''《零獄接続王 ロマノグリラ0世》''の「攻撃する時」の能力は、可能な限り墓地とマナゾーンの両方からクリーチャーを出す必要がありますか?
A.いいえ、どちらか片方からだけクリーチャーを出すこともできますし、墓地からもマナゾーンからもクリーチャーを出さないこともできます。&br;例えば、自分のマナゾーンにあるカードが9枚である場合に、墓地からコスト9のクリーチャーを1体だけ出すこともできますし、墓地からコスト4、マナゾーンからコスト5のクリーチャーをそれぞれ出すこともできます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40195]](2021.9.24)

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