#author("2025-03-30T05:27:59+09:00","","")
#author("2025-04-11T10:17:51+09:00","","")
*《&ruby(らいげき){雷撃};の&ruby(めいしょう){冥将};クーゼン/ダーク・ライフ》 [#top]

|雷撃の冥将クーゼン VR 闇/自然文明 (5)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド 6000|
|''<フシギバース>[闇/自然(8)]''(自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(8)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より少なくならない)|
|''マッハファイター''|
|''スレイヤー''|
|''W・ブレイカー''|
|''ラスト・バースト''|
|BGCOLOR(#ccd):|
|ダーク・ライフ VR 闇/自然文明 (2)|
|呪文|
|自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに、もう1枚を墓地に置く。|

[[DM24-EX4]]で登場した[[闇]]/[[自然]]の[[デーモン・コマンド]]と[[闇]]/[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]側は[[フシギバース]]、[[スレイヤー]]、[[W・ブレイカー]]、[[マッハファイター]]、[[ラスト・バースト]]と、[[キーワード能力]]のオンパレード。
[[《ライマー・ダー》]]の[[上位種]]と言える[[スペック]]で、[[名目コスト]]・[[フシギバース]]コスト共に1重くなったかわりに[[パワー]]が5000上がり[[ラスト・バースト]]と[[W・ブレイカー]]が付いた。
[[種族]]も[[デーモン・コマンド]]と優秀で、[[封印]]、[[侵略]]といった従来の[[コマンド]]サポートの他、[[王道篇]]で増加した[[種族サポート]]を受けられる。

呪文側は[[《ダーク・ライフ》]]の[[ツインパクト化]]。

各能力と[[ツインパクト]]の性質がかなり噛み合っている。

まず、初動として呪文側を唱える等で[[墓地]]に置いた後、そこから[[フシギバース]]で[[リアニメイト]]できる。
[[スレイヤー]]と[[マッハファイター]]によって[[ファッティ]]相手にも[[自爆特攻]]で[[相打ち]]を狙えるため、擬似的な[[確定除去]]として機能する。[[自爆特攻]]の後は[[ラスト・バースト]]でまた呪文側を唱えながら再度墓地に移動して[[フシギバース]]を構えるという流れが成立しており、このカード単体で極めて高い[[リソース]]確保能力を獲得している。

[[殴り返し]]や[[自爆特攻]]で[[破壊]]されても[[フシギバース]]で戻ってこれるため、[[手札]]を温存しながら[[除去]]を放ち続けられる。その上[[自爆特攻]]のたびに[[マナ]]と[[墓地]]が肥える。
放置しても[[W・ブレイカー]]の[[デーモン・コマンド]]が残るため、相手からすれば[[破壊]]と[[バウンス]]以外の除去手段がなければ厄介。
それでいて墓地を経由しない[[手打ち]]も視野に入るコスト帯であり、奇襲性にも長ける。現在でも充分通用する[[《ダーク・ライフ》]]に場合によっては[[確定除去]]になり終盤でも腐らないクリーチャー側が付いたと考えるとかなりのカードスペックと言える。

クリーチャー面の[[スペック]]を完全に無視したとしても、[[【墓地ソース】]]では墓地の「クリーチャーの数」を参照することが多いため、[[クリーチャー]]としてカウントできる[[《ダーク・ライフ》]]というだけで結構な強化になっている。

呪文側がコスト2マナブーストになる[[ツインパクト]]は今までも複数種類登場していたが、呪文側は基本的に[[S・トリガー]]抜き[[《フェアリー・ライフ》]]か最高でも[[《鼓動する石板》>《韋駄天モー/鼓動する石版》]]止まり、クリーチャー側も淡白なものが多く性能面では慎重な調整が為されてきた。
しかし、このカードは呪文側が[[環境]]でもたまに見かける現役カードの[[ツインパクト化]]、クリーチャー側も何度も[[スレイヤー]][[マッハファイター]]で[[自爆特攻]]して[[フシギバース]]で復活しながら[[ラスト・バースト]]で[[リソース]]を稼ぐという[[シナジー]]の塊となっており、性能が明確に向上している。

**比較対象など [#b084315c]
-[[フシギバース]]持ち[[ツインパクト]]自体が初の性能。クリーチャーを[[墓地]]に落としながら[[バトルゾーン]]にも踏み台を用意する難しさが課題だった[[フシギバース]]において、[[呪文]]として唱えて墓地に落ちながら[[マナブースト]]で踏み台の下準備もできるというのは非常にスマートな解決であると言えよう。
--[[ツインパクト]]ではないが[[マナブースト]]して[[墓地]]に落ち[[フシギバース]]をするという観点では一応[[《ライマー・ドルイド》]]が似た動きをするが、あちらは[[マナブースト]]と[[墓地肥やし]]以外の能力を持たない上に[[コストパフォーマンス]]も渋め。

-[[デーモン・コマンド]]持ちの再利用可能な初動札という点では、比較対象に[[《従獄の死神シンベロス/「地獄まで我に従え」》]]が存在する。
あちらは[[デーモン・コマンド]]・[[エレメント]]が出るというかなり簡単な条件で[[墓地回収]]できる上、呪文側が[[単色]]であり唱えやすいという点でこちらに勝っている。
その反面、[[フシギバース]]なので最大2[[マナブースト]]が狙える点、クリーチャー側のスペック等ではこちらが勝っている。

-[[墓地肥やし]]として使い回せる[[マナブースト]]としては[[《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》]]も比較対象となる。
とはいえ、両側使って1[[マナブースト]]+5枚[[墓地肥やし]]のあちらに対し、両側使って1回[[自爆特攻]]した時3マナブースト+自身含めて3枚墓地肥やし+1体[[除去]](-1体フシギバースの生贄)となるこちらは[[アドバンテージ]]の上でも遜色なく、使い回せる分継続的に[[アドバンテージ]]を生んでいける。

**他のカード・デッキとの相性 [#x9d8f596]
-従来の[[《ダーク・ライフ》]]の「これ自体がクリーチャーでないため[[【墓地ソース】]]の頭数に数えられない」という大きな問題点が解決され、[[黒緑]]系の[[【墓地ソース】]]にも気兼ねなく採用できるようになった。
また、同じく[[【墓地ソース】]]に入る[[デーモン・コマンド]]である[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]は、[[マナカーブ]]が2→4と繋がるのみならず[[フシギバース]]で適宜場から離して[[ライブラリアウト]]を防げるため相性が良い。

-コストが5とそれなりに大きいため、初動札の[[ツインパクト化]]に有りがちな[[ヨビニオン]]の邪魔になりにくいのもメリット。

-[[パワー]]は[[コスト論]]相応だが、[[《飛翔龍 5000VT》]]による[[バウンス]]と[[ロック]]が効かない点が優秀。

-相手のパワー6000以下の[[耐性]]持ちクリーチャーも、[[耐性]]が一度きりの物なら[[スレイヤー]]により[[除去]]できる。[[《冥土の絆》]]でこのクリーチャーを6000[[パンプアップ]]&相手クリーチャーを6000[[パワー低下]]させるとパワー18000以下の[[耐性]]持ちクリーチャーを処理できるため好相性。
レアケースではあるが相手の場に小粒しか居なくてもとにかく[[マナ]]を伸ばしたいシーンで敢えて相手クリーチャーを[[パンプアップ]]して[[スレイヤー]]で相打ちしにいくという選択肢も取れる。

-[[《カオス・チャージャー》>《混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー》]]で回収できる他、[[《悪夢神バロム・ナイトメア》]]を初めとする[[バロム]]系列の進化元にもなれる。そういう意味では[[【黒緑バロム】>【ターボドルバロム】]]で使っても悪くない。

-「[[マッハファイター]]」「コスト5以上の[[コマンド]]」「[[フシギバース]]」という3点により、[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]との相性が最高。クリーチャー側の攻撃時に[[P侵略]]し、[[cip]]と[[バトル]]でパワー9000以下と11000未満をそれぞれ[[破壊]]できる。ターンが返ってきたら[[進化元]]のこのカードを墓地に置いて[[メテオバーン覚醒]]し、[[《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》]]をマナ送りしてまたクリーチャー側を出せる。結果としては毎ターン2マナで相手クリーチャー最大2体を破壊する緩い[[ロック]]になる。

-このカードの登場により、[[【5軸ガチロボ】]]が[[【8軸】>【8軸ガチロボ】]][[【7軸】>【7軸ガチロボ】]]に次いで[[《フェアリー・ライフ》]]互換呪文を2種持つ軸となった。

**環境において [#e3d0882b]
[[DM24-EX4]]期の[[オリジナル]]では[[【黒緑バロム】>【ターボドルバロム】]][[【5色ディスペクター】]][[【青黒緑フシギバース】>【黒緑フシギバース】]]に採用され、[[CS>チャンピオンシップ]]上位入賞などの成績を残した。

[[《ダーク・ライフ》]]が登場した当時と比べ[[マナブースト]]の[[カードプール]]は飽和しており、[[再現性]]が重要な[[【アーテルマトリクスループ】]]では[[《蓄暗呪文「デスイキル・チャージャー」》]][[《オ:ドユニワ/喰土邪覇》]]などが優先されたとはいえ、それ以外の[[種族]]を活かせるデッキやマナからの踏み倒しで[[フシギバース]]とコンボするデッキでは、既存カードの枠を押しのけて採用されうる。
単純に[[マッハファイター]]が[[《異端流し オニカマス》]]で詰まないようにするお守りとして評価された可能性もある。

[[アドバンス]]でも[[DM24-EX4]]発売翌日に2枚採用した【青黒緑バロム】が3位入賞した。

[[DM24-EX4]]発売2週間後には、[[【アバク墓地ソース】]]で100人参加のオリジナルCS3位入賞が確認された。
**その他 [#note]
-初の非[[不死樹王国]]の[[フシギバース]]でもある。

-[[カード名]]の由来は[[《地獄の冥将ゼツゴ》]]と合わせて、頭文字が「[[地雷>《地雷冥土The World Is Mine》]]」、カタカナ部分が四字熟語の「空前絶後」だろう。

-後継能力として作られた[[メガ・ラスト・バースト]]の方ではなく、元祖の[[ラスト・バースト]]の方の久々の新規カードである。
仮に[[メガ・ラスト・バースト]]だった場合、[[フシギバース]]による[[マナ送り]]に反応して[[メガ・ラスト・バースト]]で[[墓地]]に戻って再び[[フシギバース]]を構えることができ、このカード同士による有限ループができた。
また、相手視点でも同様に多くの[[除去]]に反応して[[墓地]]に戻って[[フシギバース]]を再度構えられるようになり、有効な[[除去]]がかなり限られる対処困難なカードになっていた。

-紙面の都合で[[テキスト]]を短くされやすい[[ツインパクト]]には珍しく、[[クリーチャー]]側の能力がてんこ盛りのカードであるため、[[テキスト]]がかなり詰め込まれている。
[[フシギバース]]の[[注釈文]]はあるが[[ラスト・バースト]]の[[注釈文]]はない。
--デュエチューブの開発秘話で語られた話によると、当初は[[ラスト・バースト]]を持つ[[DM24-EX4]]のカードは《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ》のみになる予定だった。しかし、開発終了直前になって《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ》には[[ラスト・バースト]]の[[注釈文]]が追加するスペースがないことが発覚。[[キーワード能力]]の[[注釈文]]が記載されたカードがセット中に1枚も存在しないのはまずいと判断された結果、このカードのかわりに「他のカード」に[[注釈文]]を付けることが決まり、[[《分析妖精レモングラス/グラス・トラップ》]]が[[ラスト・バースト]]を持つことになった。((https://youtu.be/-lasULQH-Z0?si=kRKCaPdHO3WXQw4K&t=1089))

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM24-EX4]]にて[[コラボ>コラボカード]]したにじさんじ所属VTuber10人のうち1人ずつが描かれた[[ベリーレア]]の[[2色]][[クリーチャー]]の[[サイクル]]。
-[[《審罰の精霊ロイヤル・パニッシャー》]]([[リゼ・ヘルエスタ]])
-[[《悪魔聖霊ザオバーク/テジナ・チャージャー》]]([[夜見れな]])
-[[《ボルテール・ミラー・ドラゴン/ミラー・チャージャー》]]([[加賀美ハヤト]])
-[[《大地の精霊龍 ボンボヤージュ》]]([[フレン・E・ルスタリオ]])
-[[《偽りの月 インデペンデンス/月を継ぐもの》]]([[月ノ美兎]])
-[[《爆裂英雄 B・I・G》]]([[イブラヒム]])
-[[《学識妖精サイクリル》]]([[社築]])
-[[《轟血鬼 ザ・ヴァンプ》]]([[葛葉]])
-''《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ》''([[花畑チャイカ]])
-[[《勇気のリュウセイ・ブレイブ》]]([[壱百満天原サロメ]])

**関連カード [#related]
-[[《地雷冥土The World Is Mine》]]
-[[《冥土の絆》]]
-[[《型破の兎》]]
-[[《地獄の冥将ゼツゴ》]]

-[[《ダーク・ライフ》]]

-[[《ライマー・ダー》]]
-[[《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》]]
-[[《従獄の死神シンベロス/「地獄まで我に従え」》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM24-EX4]]&br;'''フレーバーテキスト'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[DAI-XT.]]
--[[DM24-EX4 「にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い」>DM24-EX4]](39/100)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[ツインパクト]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[フシギバース]]
-[[マッハファイター]]
-[[スレイヤー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ラスト・バースト]]
-[[マナブースト]]
-[[墓地肥やし]]

-[[ツインパクト化]]

-[[コラボカード]]
-[[花畑チャイカ]]

&tag(ツインパクト,クリーチャー,闇文明,自然文明,黒緑,2色,多色,コスト5,デーモン・コマンド,コマンド,パワー6000,フシギバース,フシギバース8,マッハファイター,スレイヤー,W・ブレイカー,ラスト・バースト,呪文,コスト2,マナブースト,墓地肥やし,終音「ん」,《ダーク・ライフ》,・,コラボカード,VR,ベリーレア,DAI-XT.);