#author("2024-03-24T21:57:33+09:00","","")
#author("2024-03-26T21:44:02+09:00","","")
*《&ruby(おにがはおう){鬼ヶ覇王}; ジャオウガ》 [#n615b3c5]

|鬼ヶ覇王 ジャオウガ KGM 闇/火文明 (10)|
|クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 17000|
|''<鬼タイム>''自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。|
|''スピードアタッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーは、召喚されたターン、離れない。|
|このクリーチャーが出た時、クリーチャーをすべて破壊する。|

[[DMRP-13]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[デモニオ]]/[[鬼札王国]]。

コスト10と重いが[[鬼タイム]]が発動すれば5マナで[[召喚]]でき、召喚で登場できればそのターンは一切バトルゾーンを''離れなくなる''。そして[[cip]]では敵味方問わず全てのクリーチャーを''[[破壊]]''する。
序盤から相手のシールドをブレイクしていく[[ビートダウン]]系のデッキとして運用するか、自分のシールドが減ってきたところで召喚してカウンターを狙うのもいい。

[[《逆転のオーロラ》]]との組み合わせも考えられる。シールドが5枚あれば、それらをマナゾーンに置いてそのまま召喚するということも可能。しかし、[[コスト軽減]]の[[メリット]]に対して、シールドの減少と味方破壊のリスクがあまりにも高すぎるため、考えなしに使っては自滅に等しい。《ジャオウガ》に[[火文明]]が含まれている点を利用して[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の登場を狙うなど、ピンチをチャンスに変えていきたい。

召喚されたターンは場を離れない為、このクリーチャー自身は相手の[[除去]][[S・トリガー]]に強く、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]方式の[[コスト踏み倒しメタ]]に狩られることもない。

ただし、自分の他のクリーチャーが根こそぎ破壊されるため、このクリーチャーが出たターンに[[ダイレクトアタック]]まで持っていくことは難しい。
このクリーチャーを召喚した同一ターンに、味方クリーチャーがシールドを[[ブレイク]]してくれる場面は少ないだろう。
それ故、手放しに[[フィニッシャー]]としての性能が高いとは言えない。そして、ターンをまたぐとただのパワー17000の[[T・ブレイカー]]と化してしまう。能力を最大限に生かしたいなら、[[pig]]などを持ったクリーチャーと上手く組み合わせたいところ。


[[フシギバース]]との相性も悪くはないだろう。このクリーチャーは名目コストが高い上に、召喚したターンに[[種]]にすれば、[[マナ送り]]にならずに[[フシギバース]]を使える。

[[【5色フェアリー・ミラクル】]]では[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]で受けて鬼タイムを安全に発動するという運用法が取られ得る。このような使い方に加えて[[【5色ドギラゴン剣】]]では[[汎用性]]を損なわないコスト踏み倒しメタ除去手段として利用されることがある。

-[[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]との相性も悪くはない、2ターン目の[[《一撃奪取 トップギア》]]or[[《虹彩奪取 ブラッドギア》]]から3ターン目の侵略に繋げて総攻撃すれば[[鬼タイム]]発動条件を満たせる。[[コスト軽減]][[クリーチャー]]さえ無事なら4ターン目にこのカードをそのまま鬼タイムで召喚してとどめまで持って行ける。これなら多少の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]では止まりにくい。

-[[耐性]]は召喚時限定なので、召喚せずに[[コスト踏み倒し]]で出すとこのクリーチャー自身も破壊されてしまう。[[【ガチャンコ ガチロボ】]]などの大量展開を行うデッキには向かない[[スペック]]。

-[[《蒼龍の大地》]]での踏み倒し先としても考えられる。色が同じ[[《ドキンダム・アポカリプス》]]とは破壊耐性を持つ相手には弱い一方で不用意に[[山札]]を削らない点、手打ちした際に除去耐性を持つ[[スピードアタッカー]]、[[T・ブレイカー]]として速攻性が高い点で差別化可能。

**背景ストーリーでの活躍 [#c2456bba]
[[鬼札王国]]の[[覇王>キングマスターカード]]。滅んだはずの[[ドラゴン]]を復活させる能力を持つ。強者に戦いを挑み、倒しては一番大事なものを奪っていくことを繰り返している。

[[《大樹王 ギガンディダノス》]]が倒されたと聞き自ら出陣しようとしたが[[《「陰陽」の鬼 ヨミノ晴明》]]に止められた。
その後、[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]と[[《「迅雷」の鬼 ライジン天》]]が倒されたことにより遂に動いた。
単騎で[[鬼札王国]]に乗り込んできた[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と交戦し、《フウジン天》と《ライジン天》を圧倒した強者である《ゲンムエンペラー》をも圧倒し返すが、乱入した[[《勝熱百覇 モモキングReVo》]]に敗れ倒れる。しかし、飛来した[[《一王二命三眼槍》]]が[[ジャオウガの体に突き刺さり……>《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]

-[[新章デュエル・マスターズ>新章デュエル・マスターズ]]開始時点で、[[世界>並行世界]]に[[ドラゴン]]が存在しなかった原因でもある。目的は「龍の歴史と鬼の歴史はいつか激突する」というのを予知したジャオウガが、対抗されうる龍の力を削ぐためだった。
--[[ドラゴン・サーガ世界>並行世界]]においては、[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]と[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の決戦の末にドラゴンが滅んでいる。「歴史上の大きな出来事はその原因となる存在がいなかったとしても何らかの形で強制的に起こる」法則に則った、この2体の新章世界における[[パラレル存在]]といえるかもしれない。

**アニメ・漫画での活躍 [#kecfca73]
-アニメ『[[キング>デュエル・マスターズ キング(アニメ)]]』では[[鬼札 アバク]]が使用する最初の切り札であり[[キングマスターカード]]として使用。声優は[[白石兼斗]]氏。
主に[[スペシャルドロー>今引き]]である「鬼札ドロー」で引き当てることが多い。シールドをブレイクする際にはキックで攻撃する。
主に[[スペシャルドロー>今引き]]である「鬼札ドロー」で引き当てることが多い。
召喚時は強化前と同様に神輿に乗って登場する。
シールドをブレイクする際にはキックで攻撃する。
--初登場は第2話の[[モヒ男]]戦で、この時は詳細は省かれたが、[[全体除去]]を放った後[[シールド]]をトリプルブレイクしていたようであり、止めは[[《コクヨウ童子》]]に譲った。
--本格的にデュエマシーンでの活躍が描かれたのは続く第3話の[[キラ]]戦で、[[《鬼寄せの術》]]で[[鬼タイム]]を発動しつつ[[コスト軽減]]し、1マナで召喚され、[[《「非道」の鬼 ゴウケン齋》]]と[[《コクヨウ童子》]]の[[耐性]]を活かしてキラの[[クリーチャー]]だけを全滅させ、止めは前回と同様に[[《コクヨウ童子》]]に譲った。
--第17話のアバンで行われた雷鳴のガリュウ戦ではカードのみで登場して[[ダイレクトアタック]]を決めた他、第26話のアバンで行われたデュエマでは久し振りにCGで登場した。
--第17話では[[メガネ]]が[[切札 ジョー]]戦(2戦目)でアバクから渡されたデッキ(勝手に持ち出した可能性がある)に入っていたこのカードを切り札として使用。
[[スペシャルドロー>今引き]]である「メガドロー」で引き当てて[[鬼タイム]]発動中に[[コスト軽減]]し、5マナで召喚され、[[《コクヨウ童子》]]と[[《「陰陽」の鬼 ヨミノ晴明》]]の[[破壊]][[耐性]]と組み合わせてジョーの[[クリーチャー]]だけを全滅させるコンボを披露し、[[シールド]]をトリプルブレイクした。
しかし、アバク本人ではなくメガネが使用したためかジョー達から「アバクのジャオウガなのに迫力が無い」や「勝手に持ち出した奴にカードは力など貸さない」と評されていた。
事実、このデュエマでのジャオウガはどこかやる気の無さそうなモーションをしていた。
--その後はアバクが[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]を経て[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]を使用し始めたため長らく再登場しなかったが、最後の登場となった第42話で[[コニー]](鬼化)が[[切札 ジョー]]戦で別のカードを使用。スペシャルドローで引き当てて[[鬼タイム]]発動中に[[コスト軽減]]し、5マナで召喚され、[[《「修羅」の鬼 アシュラ天狗》]]の[[耐性]]と組み合わせてジョーの[[クリーチャー]]だけを全滅させた。
この時はメガネに召喚された時とは異なりアバクに召喚された時と同様の迫力があるモーションになった。
---第1期オープニングテーマ「キンキラKING!」およびエンディングテーマ「みんながいるから」の映像では[[《大樹王 ギガンディダノス》]]と共に登場した。
---第3期エンディングテーマ「スタート!」の映像では[[《勝熱英雄 モモキング》]]と戦っている様子を見せている。
---第17話のBパート開始前のアイキャッチでは「だるまさんがころんだ」の鬼役として[[《コクヨウ童子》]]と[[《「陰陽」の鬼 ヨミノ晴明》]]と遊んでいたが、[[《百鬼の邪王門》]]の手前にいた為に捕食された。

-さらに続編の『[[キングMAX>デュエル・マスターズ キングMAX]]』では第4話の回想で登場。
また、アバクの父がこのクリーチャーに変化したことから「彼が転生した姿ではないか」と言われている。

-漫画『キング』でもアニメ版と同様に[[鬼札 アバク]]が使用し、こちらの場合は最初の切り札であった[[《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》]]に差し替わる形で初使用した。
[[ゼーロJr.]]戦では破壊された恨みから鬼の魂がジャオウガの死体に集う事で[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]に進化した。
特別編では[[森々 マスオ>マスオ部長]]戦で使用し、詳細シーンは無いものの[[ダイレクトアタック]]を決めた。
単行本第8巻に追加された第31話での最終決戦後を描いたシーンではこの姿に戻り、アバクに別れを告げて消滅し亡き兄弟達の元に旅立った。
--なお、セリフはカタカナと漢字を合わせたものになっている。
--第7話の[[キャップ]]戦ではアバクが鬼エンドと追加ターンを宣言しているため、[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]を使用した可能性があるが召喚していたのはこのクリーチャーであり、その回の連載時点では《エンド・ジャオウガ》の情報は出ていなかったのでネタバレを防止した可能性もある。

**その他 [#l76bcf38]
-書籍『デュエル・マスターズ 十王篇フルコンプリートBOOK』では[[革命0トリガー]]との相性の良さについて触れられている。

-[[デュエチューブ]]および『デュエル・マスターズ 20thパーフェクトボックス』に付属している書籍「松本大先生厳選イラスト&超極秘設定資料集」によると初期構想では両腕が金棒になっているという設定だったが、最終的に両足に変更となった。
--後に両腕が金棒になっている[[《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》]]が登場した。

**関連カード [#ddefd2fe]
-''Prev''
--[[《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》]]
-''Next''
--[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]

-[[《鬼札アバク&ジャオウガ》]]
-[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《襲来、鬼札王国!》]]([[DMSD-15]]版、[[DMRP-13]]版、[[DM22-EX2]]版)
--[[《鬼槍の一撃》]]
--[[《コダマダンス・チャージャー》]]([[DMEX-10]]版)
--[[《滅砕!鬼札MAX》]]([[DMRP-14]]版)
--[[《コブシ童子》]](P47/Y19版)
--[[《鬼寄せの術》]](P49/Y19版)
--[[《百鬼の邪王門》]](顔の部分が扉にある)
--[[《鬼札の伝説》]](銅像として)

**収録セット [#sc777199]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMRP-13 「十王篇 第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ!!!」>DMRP-13]](KM2/KM3)
--[[目指せ! キングマスターパック]](P5/Y19)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](M8/M40)
-illus.[[Mikio Masuda]]/[[otumami]]
--[[DMRP-13 「十王篇 第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ!!!」>DMRP-13]](秘6/秘15)
--[[DMEX-14 「弩闘×超ファイナルウォーズ!!!」>DMEX-14]](秘8/秘12)

**参考 [#rd55c80a]
-[[デモニオ]]
-[[鬼札王国]]
-[[鬼タイム]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[召喚]]
-[[離れない]]
-[[cip]]
-[[全体除去]]

-[[キングマスターカード]]

-[[【赤黒ジャオウガ】]]
----
公式Q&A
>Q.''《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》''の「召喚されたターン、バトルゾーンを離れない」という能力は常在型能力ですか?
A.はい、常在型能力です。この能力は、《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》が召喚されたターン中は常に有効です。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33418]]

>Q.''《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》''の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力は、このクリーチャー自身も破壊の対象に含まれていますか?
A.はい、含まれます。ですので、召喚以外の方法でバトルゾーンに出ていた場合、この能力によって''《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》''自身も破壊されます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33418]]

>Q.自分と相手のシールドの数が合計6つ以下になっており、「鬼タイム」が発動している状態の時、[[《インフェルノ・サイン》]]を唱え、召喚コストが5少なくなった''《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》''を墓地からバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。''《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》''の能力は、召喚する際にコストを5少なくできるだけです。何らかの能力によってコストを参照する際には、カードの左上に書かれた元のコストが参照されます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33436]]

>Q.自分と相手のシールドの数が合計6つ以下になっており、「鬼タイム」が発動している状態の時、''《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》''を5コスト少なく召喚しました。この時、[[《追憶人形ラビリピト》]]の「コスト8以上のクリーチャーを召喚した時」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。召喚コストが5少なくなっていたとしても、元のコストである10コストのクリーチャーが召喚されたことになります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33437]]

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