#author("2024-05-13T21:24:26+09:00","","")
#author("2024-05-13T21:24:45+09:00","","")
*《&ruby(くろまめ){黒豆};だんしゃく/&ruby(はくまいだん){白米男};しゃく》 [#d0964f18]

|黒豆だんしゃく VR 自然文明 (8)|
|クリーチャー:グランセクト/スペシャルズ 12000|
|''T・ブレイカー''|
|相手の、「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|白米男しゃく VR 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。|

[[DMRP-05]]で登場した[[グランセクト]]/[[スペシャルズ]]および[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は「この[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出た時」で始まる[[能力]]を持つ相手の[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出た時、その[[クリーチャー]]を[[マナ送り]]にする[[能力]]を持ち、[[呪文]]面は[[マナブースト]]と[[マナ回収]]が同時に行える。

[[クリーチャー]]面は8[[コスト]]と重いがひとたびバトルゾーンに出れば結構な[[ロック]]性能を発揮する。[[cip]]で[[アドバンテージ]]を取るクリーチャーの導入が[[デッキビルディング]]の鉄則となっている以上、相手によっては[[デッキ]]に搭載した大半の[[クリーチャー]]が[[着地]]したところを狩ることができる。
特に[[cip]]で自己[[付与]]しか行わない相手にはもっぱら強く、[[《超特Q ダンガンオー》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]等は何ら役割を果たせなくなってしまう。[[【ビッグマナ】]]の[[ミラーマッチ]]では立てておくと[[《水上第九院 シャコガイル》]]に有効。

しかし、[[着地]]そのものを防ぐことはできない、すなわち[[cip]]の誘発は許してしまう。しかも、[[マナ送り]]は[[強制]]効果であり、場合によっては利敵行為になりかねない。使いどころはしっかり見極めたい。
//例えば、相手が[[《解体人形ジェニー》]]をデッキに入れていた場合、それが[[ピーピングハンデス]]できる擬似的な[[チャージャー]]呪文のような破格の[[スペック]]になってしまうため、使いどころはしっかり見極めたい。
//↑現在では[[追跡処理]]を行わないため、コメントアウト

[[呪文]]面は3ターンキルが当たり前の[[双極篇]]に合わせたような密度の高い[[呪文]]となっている。
[[【ビッグマナ】]]では序盤は純粋な[[マナブースト]]に使い、[[ビッグマナ]]に到達すれば[[マナ回収]]要因になるため、終始[[腐る]]リスクがない。

初動[[マナブースト]]と[[フィニッシャー]]が一体となっているため、[[山札の上]]からの[[コスト踏み倒し]]においてハズレを極力減らしたい[[【ミステリー・キューブ】]]において合理的な選択肢と言える。

**ルール [#a211248c]
-「[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]」のルールや[[cip]]の違いなどの詳細な解説は[[こちらのページ>「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]で行っているため是非参照してほしい。

-[[マナ回収]]は任意だが[[マナブースト]]は[[強制]]。[[ライブラリアウト]]には注意。

**他のカード・デッキとの相性 [#db55aa01]
-強いて言えば[[cip]]を持たず[[アタックトリガー]]で膨大な[[アドバンテージ]]を取る[[スピードアタッカー]]、例えば[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]には全く無力である。下記のように[[召喚]]時限定[[cip]]には反応しない扱いであるため各種[[ゼニス]]にも耐性が薄く、特に[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]などは場に出て相手全[[バウンス]]で盤面を処理した後に[[常在型能力]]による[[ロック]]で制圧するため、この点では過信は禁物。

-[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]を主軸としたデッキとは相性良好で、序盤の潤滑油になるこのカードをそのまま呼び出し先にも転用できる。このようにデッキの枠を節約でき、《轟破天九十九語》[[デッキ]]の汎用性を上げることができる。


**環境において [#d5fb1930]
[[双極篇環境]]では[[【5色フェアリー・ミラクル】]]のリペアパーツに使用され、「デュエル・マスターズグランプリ-6th」優勝を果たした3人1組の内の1人が使用した【5色フェアリー・ミラクル】に2枚投入されていた。クリーチャー面が偶数[[コスト]]なので[[【チェイングラスパーループ】]]にも採用された。

[[超天篇環境]]では[[【チェンジザドンジャングル】]]の潤滑油兼サブ[[フィニッシャー]]として活躍。状況によっては当時すでに殿堂入りに指定された[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]に革命チェンジしなくともこれで雑にクリーチャーの[[着地]]を妨害するだけで勝てることも十分にあった。同環境でそこそこ見かけられた[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]を封殺できるという長所も光った。

ただ、マナの伸びるデッキであっても[[【5色蒼龍】]]では呪文面が[[アドバンテージ]]を取りにくい枠潰しと看做され、クリーチャー面もそれほど必要性が高い訳ではないことから採用されなかった。

永らく環境で使用されていたが[[DMRP-11]]で[[重量級]][[マナドライブ]]群が登場するとこのカードよりも2コストマナブーストが重用されるようになり、さらに[[DMRP-12]]で役割が被る上に[[メインデッキ]]の枠を食わない[[《クリスマIII》]]が登場したため、めっきり見かけなくなった。

しかし、超天篇終了に伴い、強力な[[超GR]]メタとなるクリーチャーが多数登場。
[[《クリスマIII》]]も出し辛くなっており、このクリーチャーの需要も回復しつつある。

[[王来篇環境]]では大流行を見せた[[【5色コントロール】]]に偶に採用されることがある。呪文面を使えば勝手に墓地に落ち、それを[[《灰燼と天門の儀式》]]や[[《襲来、鬼札王国!》]]でリアニメイトできるので無駄がない。だが呪文面に関しては、[[《最終龍覇 グレンモルト》]]で[[《始原塊 ジュダイナ》]]を[[装備]]すれば[[ドラゴン]]なら干渉できるため無くてもほとんど困らない。といっても、相手の[[《とこしえの超人》]]が立っており手札以外から[[出す]]のでは困る時に自分の[[マナゾーン]]にあるほしい[[カード]]を[[手札]]に回収できるのは[[《始原塊 ジュダイナ》]]にはない利点。クリーチャー面はロックそのものは悪くないが、[[《襲来、鬼札王国!》]]や[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]といった[[確定除去]]に近い除去が飛び交うので場持ちは過信できない。

また、新型コロナウイルスにより感染拡大を防ぐべく新たなレギュレーション[[リモートデュエマ>リモートデュエマ#Regulation]]が実施された。
当ルールでは[[超次元ゾーン]]・[[超GRゾーン]]の使用が禁止される事になった為、このルールなら存分に活躍できるか。

[[DMEX-17]]期から一定数見られる[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]軸で[[白青緑]]構築の[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]では、登場するなり初動兼コントロール手段として需要を得た。ワンショットプランに使えるのもグッド。

『全国大会2019』日本一決定戦準優勝構築の[[【5色ザーディクリカ】]]に2枚採用されていたことから、幾分か再評価された。[[《灰燼と天門の儀式》]]を使って[[ツインパクト]][[クリーチャー]]を[[リアニメイト]]して[[効果バトル]]を行うことで[[【JO退化】]]対策を行う場合、[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]では若干非力でバトル以上の仕事ができないためである。[[《ドンドン火噴くナウ》]]で捲れた時もこちらの方がより強い。

2022年11月頃になると、[[《CRYMAX ジャオウガ》]]型[[【5色ザーディクリカ】]]において[[1枚積み]]のパターンが多いそちらを回収する手段としての性質が強くなった。

[[DM22-RP2]]期に入ると[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]に[[カウンター]]封じとして1枚から2枚程度投入されるケースが散見されるようになった。

[[DM22-EX2]]で登場した[[《ブレイン・スラッシュ》]]とも、[[リアニメイト]]範囲に入るという事で好相性。こちらの枚数を増やせば[[リアニメイト]]も安定して行いやすくなる。

[[DM23-RP1]]期になると、これを1枚積みした[[【青黒赤緑邪王門】]]が散見されるように。

[[【アカシック3】]]が登場すると、真っ当な初動から無限マナブーストループの要までを務める札としてそちらに[[4枚積み]]されるようになった。勿論[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]などの大量詠唱メタなどのせいでループできない時は雑に[[フィニッシャー]]として使うこともある。

[[DM24-RP1]]で[[【黒緑アビスロイヤル】]]が[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]を獲得すると、そちらで釣りあげる型も見られるように。
[[DM24-RP1]]で[[【黒緑アビスロイヤル】]]が[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]を獲得すると、そちらで釣り上げる型も見られるように。

[[青黒緑]]型の[[【アーテルマトリクスループ】]]が確立すると、回収から雑殴りプランにまで役立つ枠として2枚程度挿されるケースも見られるように。
**その他 [#j37d486f]
-何故か名前が「だんしゃく」と「男しゃく」で表記揺れしている。これは応募作品にそう表記されていたためと思われる。
--なお、下記のアニメではどちらも「男爵」表記のクレジットであった。

-[[《ブラッサム・シャワー》]]、[[《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》]]、[[《ガーデニング・ドライブ》]]はこのカードの呪文面のほぼ[[下位互換]]になってしまった。クリーチャー面を持たない点でなんとか差別化はできなくもないかもしれないが、[[汎用性]]ではこのカードに圧倒的に劣る。

-このカードはツインパクトであるが、イラストコンテストに原画が出品された時点ではツインパクト登場前であった。『デュエル・マスターズ 双極篇フルコンプリートBOOK』でその事実が明かされている。
--絵師のTutui Misaは「『男爵なのでお金持ちっぽく仕上げなくては』と思った」「原画を描いた子はどういう思いで描いたのか」と[[公認グランプリ]]「DMGP8th」のテキストカバレージで思うところを語り、自分が手掛けたカードの中の思い出の1枚と位置付けた。

-「黒豆」だんしゃくという名前だが、イラストは黒豆と言うより茄子に近い。

-[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]のイラストでは、2人揃ってゴルフを楽しんでいる。

-アニメ「デュエルマスターズ!」では1話から数回登場している。黒豆だんしゃくが[[自然]][[文明]]の世界にやってきた[[切札 ジョー]]を豆料理で歓迎したが、白米男しゃくを調理されたことで激怒しデュエマを挑む。作中で初めて使われた[[ツインパクト]]カードであり、白米男しゃくはマナと手札調整に使われ、黒豆だんしゃくは[[切札 ジョー]]が出した[[cip]]持ちの[[《バイナラドア》]]と[[《ゲラッチョ男爵》]]をマナ送りにする活躍を見せた。
--このカードを初めて使った時、ジョーは「[[ツインパクト]]カード!?いいなぁ。オレも欲しい!」と羨んでいたが、「デュエルマスターズ(2017)」48話で[[ツインパクト]]の[[《ガンバG/ガガン・ガン・ガガン》]]を手に入れていたため違和感がある。
--[[フレーバーテキスト]]では黒豆だんしゃくと白米男しゃくはライバル同士とあるが、アニメでは兄弟の設定になっていた。

-アニメ「[[ドラゴン娘になりたくないっ!]]」ショート動画「どうやったらそんなの作れるの!?」では調理実習で[[真久間メガ>《真久間メガ》]]と[[サーヴァ・K・ゼオス>《サーヴァ・K・ゼオス》]]が作る料理の食材に使われていた。

**プレイヤーとしての戦績 [#t23111f7]
***デュエル・マスターズ! [#zf28c0d0]
-通算戦績:2戦0勝2敗
|話数|対戦相手|勝敗|デッキ名|h
|1話|[[切札 ジョー]]|敗北|マメな衝撃|
|39話|~|~|コメな衝撃!|

**関連カード [#y5303214]
-[[《地封龍 ギャイア》]]
-[[《ア:ニーオ:マクア》]]

-[[《審絆の彩り 喜望/キーボード・アクセス》]]

-この呪文側の効果の[[下位互換]]
--[[《ブラッサム・シャワー》]]
--[[《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》]]([[エグザイル・クリーチャー]]がないと[[マナ加速]]と[[マナ回収]]を両立できない)
//↑エグザイルがいる状況だと、マナ加速を「任意で」スキップしてマナ回収だけできるのでそっちのほうが立ち回りの幅が広い
//-[[《アラーム・ラディッシュ》]]
--[[《ガーデニング・ドライブ》]]
//--[[《ウィザード・リザレクション》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]
--[[《宙番龍 オービーメイカー Par001/奇跡の一打》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#e82f7830]
-[[DMRP-05]]&br;'''黒豆と白米はライバル同士。だがどんな勝負も引きわけでおわる。'''

**収録セット [#r08ac0c0]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Tutui Misa]]
-Design 荻原玲
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」>DMRP-05]](9/93)
--[[DMEX-12 「最強戦略‼︎ ドラリンパック」>DMEX-12]] (12/110)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](14/68)
--[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]](18/60)
-illus.[[otumami]]
-Design 荻原玲
--[[DM23-RP2 「アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱武」>DM23-RP2]](TR9/TR9)

**参考 [#neeef48a]
-[[グランセクト]]
-[[スペシャルズ]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]
-[[マナ送り]]
-[[マナブースト]]
-[[マナ回収]]
-[[ツインパクト]]

----
[[公式Q&A]]

-クリーチャー側2つ目のの能力について

>Q.自分のバトルゾーンに''《黒豆だんしゃく》''がいる時に、相手が「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」で始まる能力を持つクリーチャーを出した時どうなりますか?
A.「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」は以前の表現方法で、テンプレート改正により「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」として統合されています。同じものとしてマナゾーンに置いてください。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31715]]

>Q.自分のバトルゾーンに''《黒豆だんしゃく》''がいる時、相手が[[《アクア・サーファー》]]をバトルゾーンに出し、その能力で自身を手札に戻した場合、手札に戻した[[《アクア・サーファー》]]はマナゾーンに置かれますか?
A.いいえ、置かれません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32405]]

>Q.自分の[[《ア:ニーオ:マクア》]]がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分のターン中、相手のシールドを2つブレイクした時、相手は「S・トリガー・プラス」で[[《水雲の聖沌 5u170n》]]を召喚しました。&br;[[《水雲の聖沌 5u170n》]]は通常は「このクリーチャーが出た時」の能力は持ちませんが、「S・トリガー・プラス」で「このクリーチャーが出た時」の能力を持ちます。&br;この時、[[《ア:ニーオ:マクア》]]の「相手の「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーが出る時」の置換効果を適用し、[[《水雲の聖沌 5u170n》]]をマナゾーンに置かせることはできますか?&br;類似例:[[《地封龍 ギャイア》]]''《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》''&br;類似能力:「スーパー・S・トリガー」
A.はい、できます。&br;「S・トリガー・プラス」の条件を満たしている状況で[[《水雲の聖沌 5u170n》]]が出ようとしている場合、それは「このクリーチャーが出た時」の能力を持つクリーチャーとして扱われます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44197]](2023.12.15)

&tag(ツインパクト,クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト8,グランセクト,スペシャルズ,パワー12000,cipメタ,cip付与 (相手),除去,単体除去,マナ送り,単体マナ送り,呪文,コスト3,マナブースト,マナ回収,VR,ベリーレア,Tutui Misa);