#author("2024-09-24T20:29:20+09:00","","")
#author("2024-09-24T21:44:13+09:00","","")
*《&ruby(りゅうみゃくじゅつ){龍脈術}; &ruby(らくじょう){落城};の&ruby(けい){計};》 [#d488aba7]

|龍脈術 落城の計 C 水文明 (3)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。|

[[DMR-15]]で登場した[[水]]の[[呪文]]。  

[[バトルゾーン]]にある[[コスト]]6以下の[[カード]]を1枚[[バウンス]]する[[カード指定除去]]能力を持つ。

このカードが登場した当時はカード指定除去は数が少なく、[[ドラゴン・サーガ]]環境で登場した[[ドラグハート・ウエポン]]、[[ドラグハート・フォートレス]]を低コスト除去できる貴重な存在であった。直接[[バトルゾーン]]に出す手段のない一部の[[3D龍解]][[フォートレス]]以外はいずれもコスト6以下であるため、ほとんどの[[ドラグハート・ウエポン]]、[[ドラグハート・フォートレス]]を[[除去]]することができる。[[サイキック・クリーチャー]]にも効果覿面であり、卑近な例では[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]が除去の範囲にスッポリ収まる。

それらへのメタカードとしてほかに[[《龍脈術 水霊の計》]]があげられる。そちらは対象のコスト制限はなく、状況に応じて[[ドロー]]ができるため、使い分けが必要となる。しかしこのカードの利点はコストが軽いことであり、主に[[ビートダウン]][[デッキ]]での活躍が見込まれる。

上にあげたようにこのカードの利点はコストが低いということ、[[《龍脈術 水霊の計》]]、[[《トンギヌスの槍》]]と違い自分のカードも対象にとることができることが利点としてあげられる。これにより、軽量[[墓地進化]]獣を対象にし、[[退化]]させることで早期に大型獣をバトルゾーンに出すといったことも可能である。同じような運用ができるカードとして[[《ルナ・ミステリーマンション》]]や[[《センジュ・スプラッシュ》]]があるが、退化で早期召喚を狙うということを考えると、コストが1軽く[[S・トリガー]]まで付いているため、こちらの方がコンボパーツとしてより優秀である。
2ターン目に[[《ダンディ・ナスオ》]]か[[《ジオ・ナスオ》]]からの[[《死神術士デスマーチ》]]が成功すれば、最速3ターンで[[退化]]を行うことが可能。

[[デッキタイプ]]次第では単なる[[バウンス]][[呪文]]以上の活躍が見込める便利な[[カード]]である。

**環境において [#z1a68e25]
同時期に発表された[[カード指定除去]]の中で、唯一自分の[[進化]][[カード]]を対象に取ることができる。[[フォートレス]]が[[除去]]できることが本来の目的だったのだろうが、[[《センジュ・スプラッシュ》]]の裁定変更の流れから、登場から真っ先に[[【青黒退化】]]の[[キーカード]]として組み込まれるに至る。ある意味皮肉じみた結果を産んだ[[カード]]ともいえる。[[【青黒退化】]]は[[革命編環境]]から[[新章デュエル・マスターズ環境]]にかけて活躍した。

-自分の[[カード]]に付いた[[封印]]を外せば[[手札補充]]になる。そのため、[[【赤青レッドゾーン】>【レッドゾーン】]]においては[[禁断解放]]を目指しつつ手札補充を行う役割を与えられており、本来想定されていた用途も合わせて3コストにしてやれることがあまりにも多いカードとして重宝されている。[[S・トリガー]]なのでカウンターでの禁断解放も期待できる。このカードは[[新章デュエル・マスターズ環境]]で【赤青レッドゾーン】がメタゲームに進出した1つの要因であった。

ただ、【赤青レッドゾーン】においては基本的に[[封印]]を外すことありきで採用されるため、負け筋を減らすために[[《禁断〜封印されしX〜》]]を投入しないタイプの【レッドゾーン】ではこのカードも投入される理由の大部分がなくなり、[[《奇天烈 シャッフ》]]がこのカードの枠に回帰するなどということになる。

[[【緑単ループ】]]に使用される[[《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》]]を返しのターンで除去することのできるカードとしてもその地位を確立していた。[[【赤青レッドゾーン】>【レッドゾーン】]]では、その[[ビートダウン]]力でも手に負えない速度で[[ループ]]に入ろうとする相手を止めるという、環境に大きくマッチしたカードとして実績を残している。また、[[侵略]]先を再利用することで[[cip]]を使い回すことも可能。[[シールド]]残り1枚まで追い詰めてから次のターンにこのカードで[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]を再利用することで、他に[[クリーチャー]]がいなくても[[ダイレクトアタック]]まで持っていくことが可能。

しかし[[双極篇環境]]になると【赤青レッドゾーン】が[[【白青赤ドギラゴン剣】]]や[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]の速度に付いていけないことと、そのデッキが依存していた[[《異端流し オニカマス》]]が腐りやすくなったことから環境から姿を消し、採用先を1つ失った。

[[超天篇環境]]では低[[コスト]]が多い[[GRクリーチャー]]への対策として名前が挙がったが、[[《“轟轟轟”ブランド》]]や[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]が範囲外であるのが痛く、ここに来て[[汎用性]]の低さを露呈してしまった。ところが[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期に[[【青黒緑デッドダムド】]]が成立すると、そちらに入る[[封印]]外し、[[【青魔導具】]]対策として注目され、[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞構築にもまた姿を見せるようになった。

[[DMBD-13]]・[[DMBD-14]]期には[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]や[[《希望のジョー星》]]対策として[[【カリヤドネループ】]]に入るケースが目立った。

[[【青黒緑退化】]]が流行すると、[[《死神術士デスマーチ》]]呼び出し用の[[《戯具 ヴァイモデル》]]、このカードと[[《ロイヤル・ドリアン》]]の退化手段8枚体制でカウンターを構える光景が環境における風物詩となった。事故があまりにも酷い場合は[[《ロイヤル・ドリアン》]]で退化することを念頭に置いて、これで[[《天災 デドダム》]]を再利用してパーツを集めることまである。

**その他 [#cdfd4250]
-龍脈術の一派が完成させたと思われるが、水霊の計に比べてコストが低いためか、ソクラテスという名前からしてメディアクリエイターの一派であろうクリーチャーが学ぼうとしている。実際の環境でも、あちらが龍脈術の一派などによって呪文サポートを使わないと使いにくいのに対してコチラなら幅広い水文明デッキに投入しやすい。

-ちなみに''[[封印]]も対象にできる''。この為、[[文明]]を持たず[[封印]]を外す事のできない[[無色]][[クリーチャー]]の[[封印]]を剥がす事のできる数少ない[[カード]]である。

-[[DMEX-01]]にて再録された[[カード]]のルビをよく見ると、''りゅみゃくじゅつ''となっている。[[《超神龍ザウム・ポセイダム》]]と[[《蒼神龍ザウム・ポセイダム》]]とは異なり、こちらはれっきとした誤植であり同名[[カード]]として扱うとのこと。また、あくまでこの[[カード]]の読みは''りゅうみゃくじゅつ''である。
--新規イラストで狙われているのは[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]。[[フレーバーテキスト]]とやっている事が矛盾している。というより、協力するという意味なら「力を併せる」は間違いで「力を''合わせる''」が正しい。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#a990d974]

|龍脈術 落城の計 UC 水文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。|
|バトルゾーンにあるコスト6以下のエレメントを1枚選び、持ち主の手札に戻す。|

[[DMPP-24]]で実装。[[レアリティ]]が[[アンコモン]]になった。
また、[[エレメント]]指定になり、[[P'S封印]]を除去できないことになった。
TCGのように、進化クリーチャーの一番上だけを戻す[[退化]]手段には使えず、[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]を解体したりもできない。

//[[《龍脈術 水霊の計》]]の例に漏れず、デュエプレ版のこのカードは「どんなカードタイプでも選べるオブジェクト指定バウンス」である。
//TCGのように、進化クリーチャーの一番上だけを戻す[[退化]]手段には使えず、[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]を解体したりもできない。

[[退化]]はできないが、自分のコスト6以下のクリーチャーを手札に回収することはできる。

***2024年9月26日メンテナンス前のテキスト [#ccaa81ea]

|龍脈術 落城の計 UC 水文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|コスト6以下のカード1枚を持ち主の手札に戻す。|

[[P'S封印]]が登場する前であり、[[エレメント]]と[[P'S封印]]を区別する必要がなかったため、カードを指定するテキストになっていた。
-[[DMPX-01]]までのデュエプレのカードを指定するテキストは、[[《龍脈術 水霊の計》]]の例に漏れず、「どんなカードタイプでも選べるオブジェクト指定バウンス」である。

**関連カード [#q7d75abd]
-[[《スパイラル・スライダー》]]
-[[《堕呪 エアヴォ》]]
-[[《罪無 ズゴブ垓/堕呪 バケドゥ》]]

-[[《龍脈術 水霊の計》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ob11cfa1]
-[[DMR-15]]、[[DMPP-24]]&br;'''この術をマスターすれば、[[フォートレス>ドラグハート・フォートレス]]を攻めるのも容易い! ---アクア研究者 ソクラテス'''
-[[DMEX-01]]&br;'''力に取り憑かれ、[[ドラゴン]]を[[ドラグハート]]に封印していった[[ザ=デッドマン>《龍覇 ザ=デッドマン》]]。それに立ち向かうために、各[[文明]]の[[ドラグナー]]が力を併せる。'''
-[[DM24-RP2]]&br;'''プールは泳ぐところ、海は遊ぶところばい。 — [[蒼斬しのぶ>《斬隠蒼頭龍バイケン》]]'''

**収録セット [#p422ce89]
***[[デュエル・マスターズ]] [#o924ff1e]
-illus.[[SHURIKEN]]
--[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]](41/55)
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](超26/超40[2014])
-illus.[[shosuke]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](65/80)
-illus.[[Miyamoto Satoru]]
--[[DM24-RP2 「王道篇 第2弾 カイザー・オブ・ハイパードラゴン」>DM24-RP2]](TD3/TD3)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#z7895422]
-illus.[[SHURIKEN]]
--[[DMPP-24 「龍魂超決戦 -NEXTREME SAGA-」>DMPP-24]]

**参考 [#o4a19d32]
-[[S・トリガー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[コスト]]
-[[カード]]
-[[バウンス]]
-[[退化]]
-[[【青黒退化】]]
-[[【青緑退化】]]
-[[【青黒緑退化】]]
-[[【白青黒退化】]]
-[[カード指定除去]]
----
[[公式Q&A]]

>Q.封印の付いた[[《Black Lotus》]]を''《龍脈術 落城の計》''などのカードを選ぶ効果により手札に戻しました。この場合、[[《Black Lotus》]]に付いていた封印はどうなりますか?
A.墓地に置かれます。[[《Black Lotus》]]のみが手札に戻り、封印は単体でバトルゾーンに存在できないため、状況起因処理によって墓地に置かれます。[[《Black Lotus》]]が他のゾーンへ移動した場合も同じで、封印は墓地に置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33232]]

>Q.自分は呪文を既に2枚唱えています。バトルゾーンに[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]がある状況で自分の[[《混沌紳士 トリックスタァ》]]の「出た時または攻撃する時」の能力で3枚の呪文を墓地に置き、1枚目で''《龍脈術 落城の計》''を唱えて[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]を手札に戻しました。この場合、選んだ2枚目、3枚目の呪文は唱えられますか?
A.はい、唱えられます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34241]]

>Q.''《龍脈術 落城の計》''で[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]のサイキック・セル1枚を選べますか?
A.はい、選べます。サイキック・セルのコストは0として扱うので、''《龍脈術 落城の計》''の効果で選べます。セルが離れる時にも「リンク解除」が適用されますので、[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]の持ち主はそれを構成するサイキック・セルのうち1枚を超次元ゾーンに戻し、残りを裏返します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40691]](2021.12.17)

>Q.''《龍脈術 落城の計》''のように、カードを対象とした効果で進化クリーチャーのカードが離れ、再構築でクリーチャー以外のカードが残った際、進化クリーチャーにクロスされていたクロスギア、装備されていたウエポンはどうなりますか?
A.クロスギアは外れてバトルゾーンに残り、ウエポンは超次元ゾーンに置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41116]](2022.4.8)

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