#author("2024-09-25T14:47:05+09:00","","")
#author("2024-09-28T20:02:19+09:00","","")
*《&ruby(りゅうは){龍覇}; ザ=デッドマン》 [#me0153a9]

|龍覇 ザ=デッドマン R 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラグナー 8000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自然のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)|
|コストを支払ってクリーチャーを召喚する時または呪文を唱える時、そのコストを支払うかわりに自分のマナゾーンにある光のカード、水のカード、闇のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ1枚ずつタップしてもよい。|
|W・ブレイカー|

[[DMR-15]]で登場した[[自然]]の[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]/[[ドラグナー]]。

[[自然]]の[[コスト]]5以下の[[ドラグハート]]1枚を[[超次元ゾーン]]から[[バトルゾーン]]に出す[[cip]][[能力]]と、[[コスト]]を支払って[[召喚]]または[[呪文]]を[[唱える]]時に、支払う[[マナコスト]]を[[代替コスト]]として5[[文明]]それぞれ1枚ずつの[[タップ]]に変える[[置換効果]]を併せ持つ。

要するにどんな[[重量級]]の[[クリーチャー]]や[[呪文]]でも、5[[文明]]各1枚ずつ、つまりたった5[[マナ]]分の[[タップ]]で[[コスト]]を支払うことができる[[能力]]である。
[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]とセットで登場した[[ドラグナー]]で、あちらの[[効果]]で[[マナゾーン]]にある[[カード]]を5[[文明]]として扱い、実質5[[コスト]]で[[召喚]]または唱えられるようにする[[能力]]を起動出来るようになる。また、あちらの[[龍解]]で減った[[マナ]]のカバーや回収した[[ドラゴン]]の[[召喚]]をサポートできる[[デザイナーズコンボ]]となっている。

[[ドラグナー]]でありながら[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]である点も優秀であり、各種サポート[[カード]]の恩恵を受けやすい。
たとえば、[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]がある状態で、13[[マナ]]から《龍覇 ザ=デッドマン》を[[召喚]]、[[《始原塊 ジュダイナ》]]を[[装備]]させると、[[マナゾーン]]にある[[ドラゴン]]を残りの5[[マナ]]を[[タップ]]させるだけで出せるようになる。

**ルール [#tee5cbc7]
-「[[コスト]]を支払って[[クリーチャー]]を[[召喚]]する時または[[呪文]]を[[唱える]]時」とあるが正規の[[マナコスト]]を支払うことが出来なくても、[[代替コスト]]さえ支払うことが出来れば[[召喚]]または[[呪文]]を唱えられる。&br;発売直後の暫定裁定では正規の[[マナコスト]]が支払えない状況ならば、[[代替コスト]]を適用できないと言う裁定が出ていた。しかしDASHTVSではヒキョウ番長が正規の[[マナコスト]]が支払えない状況で[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]を[[召喚]]しており、正式回答が下りるまでは混乱を招いていた。

-[[代替コスト]]による[[マナゾーン]]の[[カード]]の[[タップ]]は[[マナコスト]]を生み出しているわけではない。たとえば、[[マナ数]]が0である[[5色]]を[[タップ]]しても1枚にカウントされる。&br;ゆえに[[コスト]]を支払ったことにならず、この[[能力]]によって[[召喚]]または唱えた[[カード]]は[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]や[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]や[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]などの[[コスト踏み倒しメタ]]の[[能力]]に引っかかる。&br;''[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[タップ]]して[[クリーチャー]]を出したかどうかを参照する[[《百発人形マグナム》]]や[[《早撃人形マグナム》]]、[[《ラドン・ベップバーン》]]、[[《モモキング -旅丸-》]]、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]、[[《ツッコミ英雄 マトモくん》]]、[[《D2V3 終断のデッドトロン》>《D2V3 終断のデッドトロン/デッドリー・ビッグバン》]]の[[能力]]はすり抜けることができる''。

-4コスト以下のクリーチャーや呪文を5枚タップして使用することも可能。通常はディスアドバンテージにしかならないが、[[《聖霊王アルファリオン》]]等で通常コストの支払いを増加させられた際には役立つだろう。ただし[[カード]]の[[コスト]]を変化させる訳ではないので[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]などの一定コストのカードの使用を[[ロック]]する能力をすり抜ける訳ではない。

**環境において [#qe48ba48]
効果判明当初はどんなクリーチャーも継続的に5マナで出せるポテンシャルを評価されて[[【ベートーベン】]]を中心に使われたが、実際に登場した頃には[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]を龍解させるならどうしてもこのカードでなければならないわけではない、そもそもこのカードを出せる時点でほかにいくらでも踏み倒せる手段がある、などから(あくまで環境レベルで言えば)「過大評価であった」とされるようになった。このカードが登場してからしばらくは[[《ミステリー・キューブ》]]が無制限であったこともそれほど評価されなかった要因であろう。

後に登場した[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]との相性は良好。そちらを使って6→13とマナを伸ばせば即座に自身の召喚コストと[[代替コスト]][[能力]]発動用のマナを用意でき、[[《始原塊 ジュダイナ》]]との組み合わせによって13枚あるマナの中から好きなカードを召喚できる。[[ターボ]]によって[[手札]]がカツカツなところでこれができると痒いところに手が届く。

[[超天篇環境]]では稀に[[《始原塊 ジュダイナ》]]と組み合わせされる形で[[【5色蒼龍】]]に投入される。

**他のカードとの相性 [#df3c2b69]
-どんな[[クリーチャー]]でも5[[マナ]][[タップ]]で[[召喚]]扱いで出せてしまうため、各種[[ゼニス]]とは好相性。
--特に[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]との相性はピカイチで、[[マナ回収]]で[[手札補充]]になり更に[[マナ]]が増えるため実質2[[マナ]]で[[召喚]]したことになり更なる展開が可能になる。ただしこの[[クリーチャー]]の主な呼び出し先[[ドラグハート]]である[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]を出してしまうと、そちらの[[cip]]や[[《ピクシー・ライフ》]]で[[マナゾーン]]にある[[無色]][[カード]]を拾えなくなってしまうので注意。
-一方、[[《聖霊王アルファディオス》]]等の[[ロック]]には引っかかるので、そちらも警戒すべき。

-[[DMR-16極]]・[[真>DMR-16真]]にて、同じく[[自然]]の[[コスト]]5以下の[[ドラグハート]]を呼び出すことができる[[ドラグナー]]として[[《恐・龍覇 サソリスレイジ》]]が登場。[[代替コスト]][[能力]]の代わりにそちらの方が[[パワー]]が高く[[ガードマン]]を持ち、[[コスト]]3以下であれば[[自然]]以外の[[ドラグハート]]も呼び出すことができ、[[マナブースト]]の[[cip]][[能力]]も持っている。[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]をメインに呼び出すなら《ザ=デッドマン》、それ以外なら《サソリスレイジ》と使い分けることになるだろう。

**背景ストーリーでの活躍 [#g2df8979]
原初の[[ドラグナー]]にして殆どの[[ドラグハート]]を生み出した張本人であり、レース『[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(背景ストーリー)]]』の裏で暗躍し続けた[[ドラゴン・サーガ]]期のラスボス。

かつて超獣世界に襲来した[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]と[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の戦いを目撃し、己の力不足を知ったデッドマンは力を求めた。しかしドキンダムXが振り撒いた悪意によってデッドマンは目的を見失い、力に溺れていったのだった。

[[《仙界一の天才 ミロク》]]により開催された第1回『デュエル・マスターズ』にて決勝戦まで勝ち残ったザ=デッドマンは、見知らぬ「[[サムライ]]」の[[武具>クロスギア]]の技術を応用し、強力な龍の魂を封じた武具[[ドラグハート]]を作り上げ禁断へ対抗する事を考案する。そしてミロクが去った後に主催を乗っ取り『デュエル・マスターズ』を開催、最強の[[ドラグハート]]を作るべく、歴代優勝者の魂を[[ドラグハート]]に封じ込めていった。

また、以上の経緯に加えてドラグハート研究の過程で[[パンドラ・スペース]]の[[アンノウン]]と接触していた事、龍の魂を封印する事に用いる「龍素」を発見した[[《龍素王 Q.E.D.》]]を最初のドラグハートとした事が[[DM22-EX1]]で語られている。

本編では[[《青銅の面 ナム=ダエッド》]]の一個体に偽装して身を潜め、[[《龍覇 サソリス》]]の隙を突いて[[《始原塊 ジュダイナ》]]を奪う。それにより[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]を作り上げたデッドマンは『デュエル・マスターズ』に乱入し、各文明と戦闘を繰り広げる。
やがて「デッドマンを倒す」という共通の目的を持った五文明は団結し、最終龍覇に至った[[ドラグナー]]達と最強のドラグハート[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]を操るデッドマンの最終決戦が始まる。その末に、最終の「先」へ至った[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]により《オール・オーバー・ザ・ワールド》とデッドマンは打ち倒され、[[ドラグハート]]に封じられた魂は解放されたのだった。

-[[クロスギア]]から[[ドラグハート]]を考案し開発する技術力、『デュエル・マスターズ』歴代優勝者を出し抜き封印する狡猾さ、さらにドラグハートを持たない時代に[[ウェーブストライカー]]や[[サムライ]]が入り乱れる第一回『デュエル・マスターズ』にて決勝戦まで勝ち残る実力を持つ。総合的な実力は対となる[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]に勝るとも劣らないクリーチャーだと言えるだろう。

-ちなみに、[[DMR-15]]発売前の公式大会「デュエマ甲子園」にて、[[Deadman]]は最近のお気に入り[[カード]]としてしきりに[[《古代王 ザウルピオ》]]を挙げていた。

-[[ドラゴン・サーガ]]シリーズにおける「[[黒幕>《「黒幕」》]]」であり、''[[デュエマ]]史上初の[[自然]][[文明]]の「元凶」である''。今まで[[自然]][[文明]]では事件の「原因」を作った事はあれど([[バーニング・ビースト]]や[[ドリームメイト]]など)、「元凶」は初である。

-一時期[[上位存在]]とプレイヤーの間で囁かれていたが、この説は元々[[Deadman]]が願望から口を付いたことで発せられた出任せであり、Deadmanは「一般クリーチャーと同格」と後に否定している。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=ZJ46l-zFOCs]]

**その他 [#v89ede66]
-通常の[[マナコスト]]の代わりに5色を支払う[[コスト踏み倒し]]能力の元ネタは、[[Magic:The Gathering]]の[[《太陽の拳/Fist of Suns》>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E6%8B%B3/Fist_of_Suns]]か。

-[[超次元ゾーン]]以外からの[[コスト踏み倒し]]能力を持った初の[[ドラグナー]]である。

-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]であるが、恐竜要素は見当たらない、顔全体を無数の触手で覆われた不気味な姿をしている。[[藤異秀明>Hideaki Fujii]]氏による背景ストーリー漫画「デュエル・マスターズSAGA」にて先行登場しており、デザインを手がけたのも藤異秀明氏のようだ。
--その縁から[[DMX-22]]で[[再録]]されたものは藤異秀明氏によるイラストとなっている。また同じ[[DMX-22]]にて[[再録]]された[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]も藤異秀明氏によるイラストとなっており、このカードと絵が繋がるという仕様になっている。
---《ボアロアックス》は本来の[[3D龍解]]を分解した状態で収録されており、[[フレーバーテキスト]]でも「分断され、本来の力を失った」と述べられている。イラストでもそれを再現してなのだろうか、枯れ果てて風化した無惨な姿である。ではそれを把持する《ザ=デッドマン》はどうなっているかと言うと、なんと''白骨化している。''正真正銘、文字通りの「死んだ男」状態…だが、その骸は尚も《ボアロアックス》と共にこちらを睨むような青い光を発しており、魂までは失われていないことが窺える。
--ちなみに、「第一回デュエルマスターズで敗北していた」という情報は初登場からかなり間をおいて明かされたが、「デュエル・マスターズSAGA」にて同様の描写があり、設定は登場当初から存在していたか逆輸入された可能性が高い。

-名前の元ネタは開発部員の[[Deadman]]から。ちなみに開発者の名前が付けられた[[カード]]は[[《予言者フィンチ》]]等[[デュエマ]]黎明期から存在しており、さほど珍しいことではない。ただしストーリーの元凶という重要な立場に、プレイヤー間でも知名度のある人間の名前がついたことは多くのプレイヤーの話題をさらった。
--後に[[デュエチューブ]]で語られた開発秘話によると、藤異氏が「デュエル・マスターズSAGA」の連載にあたり「レースの実況をするキャラ」として当時新入りであったデッドマンの名前を用いたところ、「そのキャラが一番悪かったという展開をやりたい」と藤異氏から提案があり、そのままラスボスになったという。[[Deadman]]との関連性はあるが、ラスボスになったのは偶然との事((https://youtu.be/0xXQty43Ew4?si=GNYfgoOWUmHojIIV))。
--元ネタが元ネタ故当然なのだが、[[自然]][[文明]]は生命を尊ぶことで知られる[[文明]]でありながら、名前に「死」を意味する言葉が使われるのは珍しい。元ネタはいきいきと励んでいるが。

-アニメ「VS」では[[ギョウ]]が使用。[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]を呼び出し、それとのコンボを決めている。

-アニメ「[[ドラゴン娘になりたくないっ!]]」日常回「カードに閉じ込められてしまった女子高生」ではデュエマで遊ぶ少年の手札にあるのが確認出来る。
--恐らく「ドラゴンを何かに閉じ込めたクリーチャー」繋がりからのチョイスされたのだろう。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#eb3616f1]

|龍覇 ザ=デッドマン VIC 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラグナー 8000|
|ビクトリーアイコン|
|W・ブレイカー|
|バトルゾーンに出た時、自分の超次元ゾーンからコスト5以下の自然のドラグハート1枚をバトルゾーンに出してもよい。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)|
|自分がコストを支払ってクリーチャーを召喚する時または呪文を唱える時、それがコスト6以上で、自分のマナゾーンにすべての文明があるなら、そのコストは[光/水/闇/火/自然(5)]になる。|

[[DMPP-23]]で実装。[[レアリティ]]が[[ビクトリー]]になった。それに伴い[[ビクトリーアイコン]]を獲得している。
入手することで[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]/[[《五邪王 ニガ=ヴェルムート》]]が付いてくる。

[[cip]]の[[ドラグハート]]を出す能力は[[任意]]になった。
[[代替コスト]]能力は細かな違いはあるが、おおむねTCGの強化版として使える。

#region2(違いの一覧){{

|TCG|デュエプレ|h
|[[置換効果]]で、マナを支払わずマナゾーンのカードを5枚タップする|[[常在型能力]]で、カードのコストを別の数字・文明に固定する|
|[[代替コスト]]はアンタップした光、水、闇、火、自然が1枚ずつ必要|[[代替コスト]]は光、水、闇、火、自然の文明の解放が必要|
|[[任意]]で好きなクリーチャーまたは呪文に[[代替コスト]]を適用できる|コスト5以下には[[代替コスト]]を適用できないし、コスト6以上のクリーチャーまたは呪文には[[強制]]|

}}

[[代替コスト]]能力はデュエプレの仕様と非常に相性が良く、極論[[《フェアリー・ミラクル》]]達成と同じ感覚で5文明を確保できれば、他は[[無色]]でも問題ない。コストを支払うようになったため[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]にも引っ掛からなくなった。

-CVは名前の元ネタとなった開発部員の[[Deadman]]が担当している。
ホロライブコラボにてプライズカードが収録された。カードイラストに[[風真いろは]]が描かれており、ボイスも彼女が担当している。

-[[メインストーリー]]では[[EPISODE 23 解放者達のサーガ]]で登場。やはり一連の事件の黒幕であり、[[クリーチャー]]の魂を燃料に[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]を起動させた。想定を上回る力で五文明連合軍を苦しめたが、[[ディー]]の[[返霊]]で魂を抜かれ停止し、本人も[[グレンモルト]]と[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]に討たれた。
--かつて共に研究をしていた[[Q.E.D.]]については「[[先>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が見えていなかったから封じた」と語る一方、「自分を見つけるのは[[グレンモルト]]ではなくQ.E.D.だと思っていた」と一定の評価をしている様子。
--《オール・オーバー・ザ・ワールド》を「来たる[[厄災>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を止めるためのモノ」と語り、その研究は手段はどうあれ世界を守るためのものだった。この点は力に溺れ、目的を見失ったTCG版とは正反対と言える。実際に《オール・オーバー・ザ・ワールド》自体は[[封印]]に無力であるものの、研究物の[[ドラグハート]]自体は[[封印]]されず、対抗策足り得るデザインになっている。
--かつて共に研究をしていた[[Q.E.D.]]については「[[先>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が見えていなかったから[[ドラグハート]]に封じた」と語る一方、「自分の下に至るのは[[グレンモルト]]ではなくQ.E.D.だと思っていた」と一定の評価をしている様子。
--《オール・オーバー・ザ・ワールド》を「来たる[[厄災>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を止めるためのモノ」と語り、その研究は手段はどうあれ世界を守るためのものだった。この点は力に溺れ、目的を見失ったTCG版とは正反対と言える。実際に[[ドラグハート・クリーチャー]]自体は[[封印]]に無力であるものの、[[ウエポン]]、[[フォートレス]]は[[封印]]されず、対抗策足り得るデザインになっている。

***仕様 [#c6df216d]
-代替コスト能力の「コスト6以上」の条件は、カードに書かれた[[名目コスト]]ではなく、コスト軽減能力使用後の[[実質コスト]]を参照する。([[公式Q&A>https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-557]])
--デュエマではコストを見る際に[[名目コスト]]以外を参照する概念は一般的ではない((一切ないわけではなく、[[ガチンコ・ジャッジ]]中に名目コストに修正を加えるカード([[《超無双 ヤマタヘッド 8th G》]]など)はある。))が、[[強制]]で[光/水/闇/火/自然(5)]にしてしまう《龍覇 ザ=デッドマン》が[[コスト加重]]のデメリットにならないようにするための特殊裁定と思われる。
---なので、TCGで[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]が持つ[[コスト軽減]]の[[このQ&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40441/]]や[[このQ&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40442/]]が裁定変更されたわけではないだろう。

-この仕様により、[[置換効果]]ではないにもかかわらず、結果的にTCGの[[ギャラクシールド]]や[[《レディゴ・カリゾミダーマ》]]と同様に[[代替コスト]]に[[コスト加重]]は効かない。([[コスト軽減]]のほうは文明数以下にならないため、この理屈とは無関係に効かない。)
《龍覇 ザ=デッドマン》の効果を厳密にテキスト化するなら次のようになると思われる。
|自分がコストを支払ってクリーチャーを召喚する時または呪文を唱える時、それを使うために支払うコストが6以上で、自分のマナゾーンにすべての文明があるなら、そのコストではなく[光/水/闇/火/自然(5)]になる。|
//(ただし、そうなる前のコストは記憶され計算もされている。使うためのコストが5以下になればこの効果は適用されない)
//注釈いる?

//Ver.3.7.0(2023-12-03、https://x.com/CopyDecker/status/1731181574174195715)
--出した順番によらず、代替コスト条件を満たした自分の《龍覇 ザ=デッドマン》と相手の[[《無限皇 ジャッキー》]]がある場合、自分の呪文を唱えるコストはすべて[光/水/闇/火/自然(5)]になる。コストが無限になる[[コスト加重]]を計算してから、それがコスト6以上なので[[代替コスト]]で上書きされる処理だろう。

***要確認点 [#hb2713fb]
-[[染色]]以外の方法で5文明がマナにそろっており、かつ、《龍覇 ザ=デッドマン》がある状態で、火/自然の多色または単色の[[マナ爆誕]]6以上のマナ爆誕を使うコストが5になっている。(Ver.3.7.0)
--TCGでは代替コストに対して代替コストを適用することはできないルールであり、マナ爆誕持ちをマナゾーンから召喚する際は《龍覇 ザ=デッドマン》の能力を使えない。

-相手の[[《聖霊王アルファリオン》]]と5文明条件を満たした自分の《龍覇 ザ=デッドマン》がある状態で、[[《龍覇 ワルボロフ》]]を手札の[[ファンキー・ナイトメア]]を捨てて召喚する時のコストが3になっている。(Ver.3.7.0)
--《ザ=デッドマン》の能力は、「コスト軽減・加重を計算した後のコストが6以上であるなら、コストが5になる」能力のため、コスト5からさらに下がるのは正しい処理ではないように思われる。仮に[光/水/闇/火/自然(5)]にマイナス2が効いたとしたら、文明数未満のコストにならないデュエプレ共通のルールにも抵触している。

**関連カード [#zb403c71]
-''Prev''
--[[《邪悪の面 ナム=デッドマン》]]

-[[《青銅の面 ナム=ダエッド》]]
-[[《増強類 エバン=ナム=ダエッド》]]
-[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]
-[[《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》]]
-[[《原始龍覇 ジュラ=デッドマン》]]
-[[《邪帝斧 デッドアックス》]]/[[《真なる邪悪 ザ=デッドマン》]]
-[[《龍覇龍 デッドマン=THE END》]]([[ゲームオリジナルカード]])

-[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]
-[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]
-[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]

***このクリーチャーが描かれているカード [#ec5d14bb]
-[[《フェアリー・ミラクル》]]
-[[《爆流奥義 紅蓮NEXTREME》]]
-[[《邪帝の呪法》]]([[ゲームオリジナルカード]])

***背景ストーリーのラスボス [#wcc8d085]
-''Prev'':[[エピソード3>エピソード3背景ストーリー]]
--[[《無法神類 G・イズモ》]]

-''Next'':[[革命編>革命編背景ストーリー]]
--[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#d23dfb7a]
-[[DMPP-23]]&br;'''フフフ…全てはワレの思い通りダ…。――龍覇 ザ=デッドマン'''
-[[プライズ]]&br;'''風真参上でござる!――[[風真いろは]]'''

**収録セット [#v1969c8e]
***[[デュエル・マスターズ]] [#y929abff]
-illus.[[boyaking]]
--[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]](17/55)
-illus.[[Hideaki Fujii]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](60b/???)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#k7373adf]
-CV:[[デッドマン(押目祥樹)>Deadman]]
-illus.[[boyaking]]
--[[DMPP-23 「双剣王凱旋 -DRAGHEART SOLUTION-」>DMPP-23]]
-CV:[[風真いろは]]
-illus.[[kaNoi]]/[[otumami]]
--[[プライズ]]

**参考 [#r81b344a]
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[ドラグナー]]
-[[cip]]
-[[コスト]]
-[[代替コスト]]
-[[ドラグハート]]
-[[超次元ゾーン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[ウエポン]]
-[[装備]]
-[[クリーチャー]]
-[[召喚]]
-[[呪文]]
-[[唱える]]
-[[代替コスト]]
-[[置換効果]]
-[[マナゾーン]]
-[[タップ]]
-[[W・ブレイカー]]

-[[Deadman]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.クリーチャーを「キリフダッシュ」で召喚する際、''《龍覇 ザ=デッドマン》''の能力を使って、マナゾーンの光文明、水文明、闇文明、火文明、自然文明の5枚をタップして召喚することはできますか?
A.いいえ、できません。「キリフダッシュ」は代替コストです。''《龍覇 ザ=デッドマン》''の2番目の能力も代替コストでの召喚を示しています。代替コストを代替コストで置き換えることはできないので、「キリフダッシュ」のコストをこの能力で置き換えて召喚することもできません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33427]]

>Q.自分の[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]と''《龍覇 ザ=デッドマン》''がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分の[[《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]を召喚する際、''《龍覇 ザ=デッドマン》''の能力でそのコストを支払うかわりに自分のマナゾーンにある光のカード、水のカード、闇のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ1枚ずつタップしました。[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]の能力で、その[[《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]の進化元を墓地から選べますか?
A.はい、進化元を墓地から選べます。''《龍覇 ザ=デッドマン》''の置換効果と[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]の置換効果はそれぞれ別のものを置換しています。代替コストで召喚する場合でも、[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]の効果によって[[《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]の進化元を墓地から選べます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39948]]

>Q.[[《大樹王 ギガンディダノス》]]を「フシギバース」で召喚する際、''《龍覇 ザ=デッドマン》''の能力を使って、コストを支払うかわりにマナゾーンの光、水、闇、火、自然のカードそれぞれ1枚ずつタップして召喚することはできますか?
A.いいえ、できません。「フシギバース」は代替コストであり、''《龍覇 ザ=デッドマン》''の2番目の能力も代替コストです。代替コストを代替コストで置き換えることはできないので、「フシギバース」のコストをこの能力で置き換えて召喚することもできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40173]](2021.9.24)

>Q.自分の[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分が[[《ウマキン☆プロジェクト》]]を出すにあたり、その「バズレンダ」コストを2回の4コストとし、合計8コストを支払うかわりに、自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップして召喚できますか?&br;類似例:''《龍覇 ザ=デッドマン》''
A.いいえ、できません。自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップしてから、「バズレンダ」の追加コストを支払います。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40625]](2021.12.17)

>Q.[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]の「このクリーチャーの攻撃の終わりに」の能力でカードを使う際、[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]の「自分がカードを使う時、そのコストを支払うかわりに」によって、自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップして使えますか?&br;類似例:''《龍覇 ザ=デッドマン》''
A.はい、使えます。[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]の能力でカードを使う際も、代替コストを支払うことができます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40930]](2022.02.18)

>Q.自分の[[《新世界王の創造》]]と[[《新世界王の破壊》]]が手札やマナゾーンにある状況で、自分は[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]の「自分がカードを使う時、そのコストを支払うかわりに」によって、自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップして[[《新世界秩序》]]を唱えられますか?&br;類似例:%%%《新世界王の闘気》%%%→[[《Volzeos-Balamord》]]&br;類似能力:''《龍覇 ザ=デッドマン》''
A.いいえ、唱えられません。キング・セルは合体させてコストを支払うまで、セルとして扱います。セルはそれぞれ単独では使うことができませんので、[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]の代替コストで支払うことができません。
#region2((総合ルール 812.1)){{
:812.1. |キング・セルとは、それ単独では使用できないカードです。指定されたカード名を持つキング・セルが手札かマナゾーンにある場合にのみ、合体したカードとして使用できます。
::812.1a |キング・セルはそれ単独でコストとサブタイプを持たず、コストを参照する場合は0として扱います。
::812.1b |キング・セルは、それぞれマナシンボルの色の文明を持ちます。合体している状態でも、カード単体が参照される際は、その文明のみを持つものとして扱います。
::812.1c |キング・セルを合体したカードとして使用する場合、合体した状態の左上に記載されたマナコストを支払う必要があります。この時、キング・セルは、コストの支払いが完了してからどこでもないゾーンへ移動し、合体します。&br;例: 《Volzeos-Balamord》を合体させて召喚する場合、5文明のマナを含む9マナを支払う必要があります。&br;例: 手札にある《新世界王の権威》とマナゾーンに置かれた《新世界王の思想》《新世界王の闘気》を合体させて《Volzeos-Balamord》を召喚する際、マナゾーンの《新世界王の思想》《新世界王の闘気》からもそのマナコストを支払えます。
::812.1d |クリーチャーを構成するキング・セルのうち一部がバトルゾーンを離れた場合、残りのキング・セルはバトルゾーンに存在できず、即座に墓地に置かれます。
::812.1e |キング・セルがバトルゾーンを離れた場合、それはクリーチャーが離れたものとして扱いません。ただし、クリーチャーが離れる時に適用される置換効果は、キング・セルがバトルゾーンから離れる時にも適用されます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40948]](2022.02.18)

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト8,ジュラシック・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ドラグナー,パワー8000,cip,コスト5以下,ドラグハートサポート,コスト踏み倒し,召喚する時,唱える時,置換効果,代替コスト付与,マナタップ,コスト踏み倒し (召喚扱い),W・ブレイカー,デッドマン,背景ストーリー:ラスボス,終音「ん」,R,レア,boyaking,Hideaki Fujii,クリーチャー (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト8 (デュエプレ),ジュラシック・コマンド・ドラゴン (デュエプレ),コマンド・ドラゴン (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),ドラゴン (デュエプレ),ドラグナー (デュエプレ),パワー8000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),cip (デュエプレ),コスト5以下 (デュエプレ),ドラグハートサポート (デュエプレ),コスト踏み倒し (デュエプレ),召喚する時 (デュエプレ),唱える時 (デュエプレ),コスト6以上 (デュエプレ),すべての文明が揃っていれば (デュエプレ),代替コスト付与 (デュエプレ),終音「ん」 (デュエプレ),VIC (デュエプレ),ビクトリー (デュエプレ),ビクトリーアイコン (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),boyaking (デュエプレ),kaNoi (デュエプレ),otumami (デュエプレ));