#author("2024-08-08T22:17:10+09:00","","")
#author("2024-08-08T22:19:37+09:00","","")
*《&ruby(ブラック){Black}; &ruby(ロータス){Lotus};》 [#l48dc8f3]

|Black Lotus P(SR) 無色 (0)|
|Mono Artifact|
|このArtifactが出た時、封印を3つ付ける。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)|
|自分のターンのはじめに、このArtifactに付けた封印を1つ、自分の山札の下に置く。|
|このArtifactの封印がすべてなくなった時、これを墓地に置く。このターン中、次にカードを使う時、そのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。|

[[DMEX-08]]で登場した[[Mono Artifact]]。

[[メインデッキ]]に入る[[カード]]としては史上初の[[コスト]]0であり、新しい[[カードタイプ]]「[[Mono Artifact]]」を持つ。

コスト0の[[無色]]なので、[[マナゾーン]]の[[カード]]がたとえ0枚でも、[[手札]]にあれば即座に[[プレイ]]できる。

[[バトルゾーン]]に出た際に自身に封印を3つ付けるが、[[無色]]なので[[コマンド]]を出して[[封印]]を外すことはできない。
また、[[非クリーチャー]]であるため封印されていても無視されず、かつ[[《禁断〜封印されしX〜》]]のように[[離れない]][[能力]]を持っていないので、[[カード指定除去]]に[[耐性]]がないという欠点がある。
一応、除去されても封印は全て墓地に行くので、[[墓地肥やし]]として使うことも視野に入る。

[[ターン開始ステップ]]に自身に付いた封印を1枚山札の下に置き、封印が全てなくなった際に自身を[[墓地送り]]にする。その後、次に[[プレイ]]する[[カード]]を3[[コスト軽減]]できる。

一切[[マナブースト]]しないデッキであっても、4ターン目には7コストのカードが使えるようになる。[[手札]]消費を抑えながら[[コンボデッキ]]の始動に使うのもいいだろう。
さらに[[マナブースト]]と併用すれば4ターン目に10コストのカードをプレイできる。例えば[[【5色コントロール】]]では[[《古代楽園モアイランド》]]の早出しに活かすなどが考えられる。

しかし、4[[ターン]]目に発動するには初手にこの[[カード]]を引いておく必要がある。中盤以降に手札に加わっても3[[ターン]]後には[[ゲーム]]が終わることも多く、[[マナ]]に置いても[[色]]にもならないので、考えなしに積める[[カード]]ではないだろう。
効果は[[強制]]かつ[[ターン]]内の最初に使う[[カード]]限定。よって、妨害を受けて指定ターンに目当ての[[カード]]が使えないと無駄撃ちに終わる難点も抱えている。

[[ファンデッキ]]の域は出ないものの[[【不死鳥モルトNEXT】]]や[[【チェンジザ超次元】]]のパーツとして使われる場合がある。

**ルール [#c22d605b]
-[[カードタイプ]]としては[[バトルゾーン]]に存在できるため、[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]などで[[封印]]を付けるのを妨害された場合、[[バトルゾーン]]に残り続ける。
--相手の[[《とこしえの超人》]]がいれば0コストで3[[ブースト]]することになる。

-封印はどのような方法で剥がしても能力が起動する。カード指定除去で誘発を早めることもできる反面、相手ターン中に封印が全てなくなってしまうと効果が無駄になってしまうので注意。

-封印が付いている状態でこのカードがバトルゾーンを離れた場合、[[封印]]は[[状況起因処理]]で墓地に置かれる。ただし、[[《テック団の波壊Go!》]]で封印とまとめて[[バウンス]]される場合は、封印もバウンスされる。
--封印と《Black Lotus》自身が同時にバトルゾーンを離れた場合、[[コスト軽減]]能力を使うことはできない。

-「封印がすべてなくなった時」は[[誘発型能力]]かつ、自身が墓地に置かれるのは単なる処理であり必要な条件ではないため、同時でない《Black Lotus》の除去は[[コスト軽減]]ができるケースがある。
--[[《勝熱と弾丸と自由の決断》]]で[[カード指定除去]]を2回選び、1回目で最後の1枚の封印を山札送りにして、間髪入れず2回目で《Black Lotus》を山札送りにする。この場合でも次に使うカードを3軽減することが可能。[[追跡処理]]しない裁定により、山札にある《Black Lotus》を山札から直接墓地に置くといったことはする必要がない。

-封印が付いても無視されないため[[《革命類侵略目 パラスキング》]]によって[[5色]]化でき、[[コマンド]]が出るごとに[[封印]]が外せるようになる。

-次の使う1枚に[[コスト軽減]]が働いている間、無色でコスト0の《Black Lotus》や[[《ゾンビポンの助》]]などを使おうとしても、「最大3''少なくしてもよい''」という[[任意]]のため、軽減効果を破棄することで下限に上書きされてしまうことを防げる。テキストの後半部分の「ただし、コストは〜」の指定は直前の効果を適用していた場合のみ反映される。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40363/]]
--「[[使う]]」扱いでコストを支払わない[[代替コスト]]には[[コスト軽減]]を計算する瞬間はない。例えばコスト3の[[《パラダイス・アロマ》]]を[[G・ゼロ]]経由でコストを支払わずに召喚する場合、下限で1に増えてしまうということは起こらない。しかし、「次にカードを使う」という予約を食いつぶしてしまうため、[[G・ゼロ]]の次に使おうとするカードは[[コスト軽減]]が消えている。

**その他 [#ga1a1264]
-[[《ギガタック・ハイパー・トラップ》>《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]でこの[[カード]]の[[封印]]をすべて外してコスト軽減を利用することはできない。複数枚同時に除去を受けたカードは同時にバトルゾーンから離すという裁定なので、封印がすべて外れた状態でバトルゾーンに残るタイミングがそもそも存在しない。
--一方で、これは裏を返せば「このカードを[[封印]]ごと吹っ飛ばせば0マナで4枚のアドバンテージを得られる」と言うことでもある。例えばこれと封印6枚が残っている[[《禁断〜封印されしX〜》]]がいる状態で先述の《ギガタック》を使えば、封印を全てマナにして(Lotusも含めた)計10マナを稼ぎつつ[[禁断解放]]によって[[全体除去]]を放てる。この時に[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]が手札にあれば[[勝利>エクストラウィン]]が確定し、なくても増えたマナから[[《無双と竜機の伝説》]]のような重量級カードを出しに行ける。

-初出の[[DMEX-08]]では[[コスト軽減]]の下限についてのテキストが異なっていた。全文は以下の通り。
|このArtifactの封印がすべてなくなった時、これを自分の墓地に置く。このターン中、次にカードを使う時、そのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0よりは少なくならない。|
--元からコストがマイナスになることはないにもかかわらず、意味のない制限が掛けられていた。

//事実以外の独自考察は削除。「違和感がある」「今までエラッタが出されていそうで出されていなかった」「無色には0コスト到達可能を意図したのなら《ゼロ・ルピア》と同じく無記入にする以外ありえない」あたりを根拠に話を広げるのは、執筆者の主観が過ぎる。

-このカードはノーコストで[[プレイ]]することになるが、このカードに反応する[[コスト踏み倒しメタ]]はかつて存在しなかった。また、何らかの手段で[[カード]]の[[コスト]]が上げられてしまった場合、上がった分の[[マナ]]を[[タップ]]しなければならないが、このカードのコストを上げるカードも[[十王篇]]時点では存在しない。それどころかこのカードのプレイを妨げるカードも存在しない。手札にさえあれば、どんな状況下でも[[メインステップ]]でプレイできる。
--一応[[《ジェイ-SHOCKER》]]の[[Jトルネード]]で[[《ゾンビポンの助》]]を対象に取った場合、このカードを出したり[[使う]]ことはできなくなる。
--後に[[エレメント]]という概念が登場し、「コストを支払わずに/マナゾーンのカードをタップせずにエレメントが出た時」で理論上反応するようになった。
//初はアビス・レボリューションの《ゼンツー》がある。

-元ネタは[[Magic:The Gathering]]黎明期に登場した同名のカード、[[《Black Lotus》>http://m.mtgwiki.com/wiki/Black_Lotus]]。本家もコストが0のカードで、生贄に捧げるだけで無条件で好きな色のマナを3つ生み出すことができる。MTG黎明期に猛威を振るったカード群『パワー9』の1つである。
--[[デュエル・マスターズ]]のルールで見ても強力な能力であり、さすがにそのままの再現はされていない。「効果が発動するまで3ターンかかる」という[[調整>調整版]]の仕方は[[《睡蓮の花/Lotus Bloom》>http://m.mtgwiki.com/wiki/%E7%9D%A1%E8%93%AE%E3%81%AE%E8%8A%B1/Lotus_Bloom]]を元にしていると思われる。
--カードタイプのMono Artifact(モノ・アーティファクト)は、1ターンに1回しか起動できない能力を持つアーティファクトの事を指す。
黎明期にのみ存在した用語であり、94年以降は全てアーティファクトに統一されているため現在のルール上は存在しない。デュエマでのコラボにおいては、オリジナルにならった表記をとっている。
--MTGでは、後に「ブラック・ロータス」という日本語名が付けられたが、デュエマでのルビは「ブラック ロータス」と「[[・]]」が付かない表記になっている。

-イラストはMagic Onlineの特殊セット「Vintage Masters」のもの。MtGでは現物化されていない為、デュエルマスターズが初の現物化となった。
--[[デュエチューブの開発秘話:https://youtu.be/BvNUARfxXZY?si=aMSzj0l8CuBNYex-&t=1010]]によるとMTG最初期のイラストを使わないことがデュエマに収録するための条件だったとのこと。

**関連カード [#m8d15bfa]
-[[《フェアリー・ギフト》]]

-[[《精神を刻む者、ジェイス》]]
-[[《ニコル・ボーラス》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#m8d15bfa]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#idb6be91]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Chris Rahn]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](20/???)
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](S1/S15)

**参考 [#ha5246d4]
-[[Mono Artifact]]
-[[cip]]
-[[封印]]
-[[山札の下]]
-[[墓地]]
-[[コスト軽減]]

----
[[公式Q&A]]

-カード特性について

>Q.封印の付いた''《Black Lotus》''を、カードを選ぶ効果で選ぶことは出来ますか?
A.はい、出来ます。封印の付いたクリーチャーは無視されますが、これはクリーチャーではないので無視されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33224]](2020.2.10)

>Q.封印の付いた''《Black Lotus》''を、[[《龍脈術 落城の計》]]などのカードを選ぶ効果により手札に戻しました。この場合、''《Black Lotus》''に付いていた封印はどうなりますか?
A.墓地に置かれます。''《Black Lotus》''のみが手札に戻り、封印は単体でバトルゾーンに存在できないため、状況起因処理によって墓地に置かれます。''《Black Lotus》''が他のゾーンへ移動した場合も同じで、封印は墓地に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33232]](2020.2.10)

-1つ目の能力について

>Q.[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がバトルゾーンにいる時に''《Black Lotus》''をバトルゾーンに出した際、封印を置けなかった''《Black Lotus》''はどうなりますか?
A.バトルゾーンに置かれたままになり、コスト軽減も発生しません。''《Black Lotus》''が持つ「このArtifactの封印がすべてなくなった時」の能力は、最後の封印が外れた時にのみ発動します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33235]](2020.2.10)

-3つ目の能力について

>Q.[[《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]の呪文側を唱えて、封印の付いた''《Black Lotus》''をマナゾーンに置いた場合、「このArtifactの封印がすべてなくなった時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。付いていた封印と''《Black Lotus》''が同時にバトルゾーンを離れるためです。
#region2((総合ルール 400.7)){{
:400.7. |バトルゾーン以外のいずれかのゾーンに複数のカードが移動する時、それらはすべて同時に移動します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40843]](2022.02.18)

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